2011/09/30 - 2011/09/30
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ソフィさん
2011年9月30日(金)
パドヴァ人には「大博士」と言う別称があるだけあって、パドヴァの大学は街と馴染み、その中心部にある。
ただしここにあるのは、世界初と言われる円形階段状教室などを含む古い部分だけで、学生数6万人に近いキャンパスは、徒歩か自転車で行くことのできる距離にあり、街に混じり合っている。
駅からほぼ真っすぐに南に歩くと、落着いた感じの大学の建物を、左に発見する。
不案内のままに構内に入り、建物の中に入ってゆくと、パドヴァ大学グッズの店があり、学生アルバイトらしい可愛いお嬢さんが、ニコニコと迎えてくれた。
彼女は「この大学はイタリアでも2番目に古いのですよ」と、誇らしげに話してくれる。
一番古いのは、一昨日訪ねたボローニャ大学で、世界一古いとのこと。
「じゃぁパドヴァ大学は世界で何番目に古いの?」
と訊ねてみたら、「多分三番目でしょう」と応える。
「二番目はどこなの?」と訊いてみたら「ソルボンヌかなぁ」と、自信なさそうだった。
調べてみれば、ボローニャ大学創設1088年、ソルボンヌ大学創設(1150〜1170年)と、記録されている。
パドヴァ大学は1222年だから、彼女の記憶している設立の順番は正しいのだが、ただその間に、オックスフォード大学(1096年)、ケンブリッジ大学(1209年)が、挟まっている。
私は由緒ある大学訪問記念にと、彼女からパドヴァ大学ネーム入りの、野球帽と腕時計を買う。
私にとって、人口20万人の都市に、東京大学のほぼ2倍に当たる、学生数6万人の大学があることは、不思議だった。
その理由の一つは、イタリアの大学数が2桁台で、日本の700校台より1桁少ないこと。
その結果、一つの大学の規模が大きくなるのではないだろうか。
パドヴァ大学はレベルが高くて、人気があるようだ。
理工系は、全国一を争うレベルとも言われている。
全国一斉の、高校卒業資格試験にさえ合格すれば、どこの大学に行くかは、本人の選択らしい。
もしそうならば、人気の大学に学生が集中するのは、自然なことだ。
関連の写真を、「ソフィさんの旅行ブログ」http://4travel.jp/traveler/katase/に掲載しております。
文章だけならば、「片瀬貴文の記録」http://blog.alc.co.jp/d/2001114の活字が大きく、読み易いと思います。
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どうぞお訪ね下さい。
(2012年4月10日 片瀬貴文)
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