2012/02/27 - 2012/02/27
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ソフィさん
2012年2月27日(月)
イギリス統治の香港は、三つのステップを踏んで地域を拡大した。
先ずアヘン戦争を受けて結ばれた、1842年の「南京条約」。
結果は香港島の、永久割譲であった。
次いでアロー戦争を受けて結ばれた、1860年の「北京条約」。
その結果、香港島の対岸九龍の一部が、永久割譲地域に加えられた。
そして1898年、九龍の永久割譲地域の北部、中国大陸側シンセン川以南の、99年間租借である。
この最後のステップで加えられた地区は「新界(ニュー・テリトリー)」と呼ばれ、面積的には香港の9割、人口も約半分を占めている。
かつては田園色豊かな、静かな郊外だったが、最近地下鉄網拡大でニュータウンの建設が進み、モダーンな高層アパート群へと急速に変貌している。
今日は、今回の香港訪問の最初の目的地として、新界の屯門を選んだ。
1988年に開通した屯門のLRT(軽快電車)が、その後どんな発展を遂げているか。
あるいは、LRTにより、地域がどれほど発展しているかを、自分の目で確かめたかったのだ。
このLRTを訪ねたのは、開業後間もなくのころだった。
20世紀に入り、世界随所に広がったトラム(街路電車)は、1930年ごろから自動車の時代を迎え、減少傾向がみられた。
だが自動車による都市環境の悪化などから、1970年ごろにLRT(軽快電車)として、再び増加に転じる。
香港の新界に生まれた「軽鉄」もその一つであり、私は日本におけるLRTの可能性を考えたいと、香港を訪れたのだった。
関連の写真を、「ソフィさんの旅行ブログ」http://4travel.jp/traveler/katase/に掲載しております。
文章だけならば、「片瀬貴文の記録」http://blog.alc.co.jp/d/2001114の活字が大きく、読み易いと思います。
どうぞお訪ね下さい。
(2012年5月6日 片瀬貴文)
- 旅行の満足度
- 3.5
- 交通
- 3.5
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