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 これから留学を考えている人も多くいらっしゃると思いますが、留学するにあたって、どこへ行くか?どの大学にするか?という問題と並んで、どこに住むか?というのも重要な問題のひとつです。寮か?ホームステイか?どちらのほうが良いと言うことはできません。それぞれの長所と短所があります。<br /><br /> ホームステイは、現地のロシア人の生活を身をもって知ることができます。ホストファミリーにもいろいろな人がいるので、一般的なロシア人の生活を全体的に把握できるというよりは、むしろその家族の一員にすっかりなってしまうといった感じのようです。同じ時間に起き、たくさん食べ、テレビシリーズを見る・・・というふうに、ロシア人化の最短のステップのような気がします。このような同化になじめない人はちょっと辛いかも知れません。毎日夫婦喧嘩の絶えない家にホームステイしていた友人はとても辛そうでした。(これは稀なケースだと思いますが・・・)<br /><br /> 寮でしばらく生活してある程度慣れた後で、ホームステイを始めるのがベストでしょう。だいたいは、知人、友達の紹介だとか後釜だとかで見つけることが多いようですが、住む場所によって値段はかなり違ってきます。例えばモスクワでは、環状線内の家になると、やはり月300ドル以上かかります。環状線の外であれば、月200?250ドル食事つきであります。しかしながら、モスクワの都市部では住宅が慢性的に不足しており、ロシア人でも部屋を借りるのが大変なようで、自力でステイ先を探すのはけっこう大変です。<br /><br /> 寮の魅力は何といっても、世界中の留学生と交流できることでしょう。ロシアに留学しに来た学生には、ある種独特の連帯感のようなものがあるように感じます。文化の違いや生活習慣の違いなどで問題が起こることも、日常茶飯事ですが、そこで培った友情は、後々人生に大きな影響を与えるものであるといえます。世界中に友達を作っておけば、あとでその国へ遊びにいけるという特典もついています。その逆も然り。友達を日本に呼んで観光に連れて行ってあげましょう。<br /><br /> わたしはモスクワに約1年間留学していましたが、その間はずっと寮で生活していました。寮は13階建てで、階ごとに7階8階はロシア人、6階はベトナム人・・というふうに何となく住み分けがされていました。1階にバーがあり、ビリヤードやインターネットができました。2階に小さな売店があり、4階、10階にネットカフェがありました。あとは、学生が個人的に自分の部屋を電話屋さんやアジアン・フードショップに勝手に仕立て上げたりして生計を立てていました。エレベーターは4つあり、相当古かったので、しょっちゅう壊れていました。私も何度か閉じ込められたので、なるべく階段を使っていました。キッチンは各階にひとつだけ。4口電気コンロが2台あって、一番大きいコンロは電気代節約のためか必ず壊れていました。<br /><br /> わたしのルームメイトは3人のポーランド人。この子たちとは今でもメールでやり取りをしています。最初は、お互い初めて会うポーランド人、もしくは日本人といった感じで、どういう態度をとっていいのかわからない様子でした。ここは思い切って仲良くなるきっかけを作ってみようと思い、部屋におしかけてみました。彼女たちは、わたしより1週間ほど遅く来ましたが、ロシア語はもうぺらぺらで、なんで来たんだろうと思うほどでした。実は、彼女たちは、40名ほどの団体で、大学の単位取得のために3ヶ月の予定で来ていたのでした。彼女たちは興味を持って私の話を聞いてくれて、好奇心がすごく旺盛でした。<br /><br />「ドラゴンは日本に本当にいるの?」「日本の芸者って何をしているの?」<br /><br />といろいろ質問攻めにされて困ったことがよくありました。自分の語学力の至らなさにもいらいらしましたが、けっこう自分って日本について知らないんだなぁと逆に気づかされたこともあります。<br /><br />お互いの部屋に招待して、お茶会を重ねるうちに、打ち解けてきて、何でも話せる仲になりました。わたしの住んでいた階のほとんどはポーランド人が占めていて、夜になると誰かしら廊下でお酒を飲んだりタバコをすったり、歌を歌ったりしていました。みんなフレンドリーで、楽しい人たちだったと思います。朝になるとよく廊下にビール瓶がごろごろ転がっていました。<br /><br />代々韓国人が住んでいるという部屋もあり、韓国人の部屋にはなぜか必ずテレビ・ケーブルと電話線がありました。全ての部屋にテレビ・ケーブルと電話線があったわけじゃなかったので、(むしろ有る方が珍しかった)、よく電話を借りに行ったものでした。彼らも、快く電話を貸してくれて、韓国料理をよくごちそうになりました。学校で同じクラスの子が寮に住んでいたりすると、宿題を教えあったり、教科書をかしてもらったりしに行きました。<br /><br />毎週金曜と土曜の夜は、大学の食堂がディスコになり、いつも売店のイラン人のおじさんがDJになりました。1階のバーに受付が設けられ、入場料に20ルーブル(約80円)取られます。そこで夜な夜な友達とロシア・ビールを飲んで朝までおしゃべりするのがいつのまにか習慣になっていました。わたしの寮生活はこんなふうに過ぎていったわけです。寮に住んで、他人と生活を共にするということは、私自身初体験で、いろいろ大変なこともありましたが、これだけいろいろな国の人たちと交流できるのもめったにないチャンスなので、自分から積極的に友好の輪を広げていくことをお勧めします。<br />

わたしのロシア体験 --どこに住むか--

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2004/04/01 - 2005/01/31

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JIC旅行センター

JIC旅行センターさん

 これから留学を考えている人も多くいらっしゃると思いますが、留学するにあたって、どこへ行くか?どの大学にするか?という問題と並んで、どこに住むか?というのも重要な問題のひとつです。寮か?ホームステイか?どちらのほうが良いと言うことはできません。それぞれの長所と短所があります。

 ホームステイは、現地のロシア人の生活を身をもって知ることができます。ホストファミリーにもいろいろな人がいるので、一般的なロシア人の生活を全体的に把握できるというよりは、むしろその家族の一員にすっかりなってしまうといった感じのようです。同じ時間に起き、たくさん食べ、テレビシリーズを見る・・・というふうに、ロシア人化の最短のステップのような気がします。このような同化になじめない人はちょっと辛いかも知れません。毎日夫婦喧嘩の絶えない家にホームステイしていた友人はとても辛そうでした。(これは稀なケースだと思いますが・・・)

 寮でしばらく生活してある程度慣れた後で、ホームステイを始めるのがベストでしょう。だいたいは、知人、友達の紹介だとか後釜だとかで見つけることが多いようですが、住む場所によって値段はかなり違ってきます。例えばモスクワでは、環状線内の家になると、やはり月300ドル以上かかります。環状線の外であれば、月200?250ドル食事つきであります。しかしながら、モスクワの都市部では住宅が慢性的に不足しており、ロシア人でも部屋を借りるのが大変なようで、自力でステイ先を探すのはけっこう大変です。

 寮の魅力は何といっても、世界中の留学生と交流できることでしょう。ロシアに留学しに来た学生には、ある種独特の連帯感のようなものがあるように感じます。文化の違いや生活習慣の違いなどで問題が起こることも、日常茶飯事ですが、そこで培った友情は、後々人生に大きな影響を与えるものであるといえます。世界中に友達を作っておけば、あとでその国へ遊びにいけるという特典もついています。その逆も然り。友達を日本に呼んで観光に連れて行ってあげましょう。

 わたしはモスクワに約1年間留学していましたが、その間はずっと寮で生活していました。寮は13階建てで、階ごとに7階8階はロシア人、6階はベトナム人・・というふうに何となく住み分けがされていました。1階にバーがあり、ビリヤードやインターネットができました。2階に小さな売店があり、4階、10階にネットカフェがありました。あとは、学生が個人的に自分の部屋を電話屋さんやアジアン・フードショップに勝手に仕立て上げたりして生計を立てていました。エレベーターは4つあり、相当古かったので、しょっちゅう壊れていました。私も何度か閉じ込められたので、なるべく階段を使っていました。キッチンは各階にひとつだけ。4口電気コンロが2台あって、一番大きいコンロは電気代節約のためか必ず壊れていました。

 わたしのルームメイトは3人のポーランド人。この子たちとは今でもメールでやり取りをしています。最初は、お互い初めて会うポーランド人、もしくは日本人といった感じで、どういう態度をとっていいのかわからない様子でした。ここは思い切って仲良くなるきっかけを作ってみようと思い、部屋におしかけてみました。彼女たちは、わたしより1週間ほど遅く来ましたが、ロシア語はもうぺらぺらで、なんで来たんだろうと思うほどでした。実は、彼女たちは、40名ほどの団体で、大学の単位取得のために3ヶ月の予定で来ていたのでした。彼女たちは興味を持って私の話を聞いてくれて、好奇心がすごく旺盛でした。

「ドラゴンは日本に本当にいるの?」「日本の芸者って何をしているの?」

といろいろ質問攻めにされて困ったことがよくありました。自分の語学力の至らなさにもいらいらしましたが、けっこう自分って日本について知らないんだなぁと逆に気づかされたこともあります。

お互いの部屋に招待して、お茶会を重ねるうちに、打ち解けてきて、何でも話せる仲になりました。わたしの住んでいた階のほとんどはポーランド人が占めていて、夜になると誰かしら廊下でお酒を飲んだりタバコをすったり、歌を歌ったりしていました。みんなフレンドリーで、楽しい人たちだったと思います。朝になるとよく廊下にビール瓶がごろごろ転がっていました。

代々韓国人が住んでいるという部屋もあり、韓国人の部屋にはなぜか必ずテレビ・ケーブルと電話線がありました。全ての部屋にテレビ・ケーブルと電話線があったわけじゃなかったので、(むしろ有る方が珍しかった)、よく電話を借りに行ったものでした。彼らも、快く電話を貸してくれて、韓国料理をよくごちそうになりました。学校で同じクラスの子が寮に住んでいたりすると、宿題を教えあったり、教科書をかしてもらったりしに行きました。

毎週金曜と土曜の夜は、大学の食堂がディスコになり、いつも売店のイラン人のおじさんがDJになりました。1階のバーに受付が設けられ、入場料に20ルーブル(約80円)取られます。そこで夜な夜な友達とロシア・ビールを飲んで朝までおしゃべりするのがいつのまにか習慣になっていました。わたしの寮生活はこんなふうに過ぎていったわけです。寮に住んで、他人と生活を共にするということは、私自身初体験で、いろいろ大変なこともありましたが、これだけいろいろな国の人たちと交流できるのもめったにないチャンスなので、自分から積極的に友好の輪を広げていくことをお勧めします。

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