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今回の、“国立美術館無料開放にありがたく乗っかる企画”、<br />本日のクリュニー中世美術館とエクアン・ルネッサンス美術館を<br />以って有終の美を飾ります。<br /><br />後編<br />10日目メニュー<br />・クリュニー中世美術館(パリ5区)<br />・ルネサンス美術館(エクアン)<br />・オペラ座ガルニエ、バレエ“椿姫”

アパルトマンの窓から’08夏 10日目 無料でアート後編、クリュニーの中世からエクアンのルネサンスへ

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2008/06/28 - 2008/06/28

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さんしぇ

さんしぇさん

今回の、“国立美術館無料開放にありがたく乗っかる企画”、
本日のクリュニー中世美術館とエクアン・ルネッサンス美術館を
以って有終の美を飾ります。

後編
10日目メニュー
・クリュニー中世美術館(パリ5区)
・ルネサンス美術館(エクアン)
・オペラ座ガルニエ、バレエ“椿姫”

旅行の満足度
4.0
同行者
一人旅
交通手段
鉄道 高速・路線バス 徒歩
  • クリュニー中世美術館。<br /><br />いにしえの1,2世紀の頃造られた浴場跡地に、時代<br />下った15世紀にはクリュニー会の修道院へ、やがて<br />中世美術館へと変遷を見せ、今もその敷地の一角には<br />浴場遺構を留めています。<br /><br />そのかつてのお風呂のあったとおぼしい、高さのある<br />石造りの中、点々と据えてあるのが、こうした柱の<br />上部を飾るレリーフ。<br /><br />どう言った経緯か、教会にあったパーツをここに移した<br />模様です。<br />因みに11世紀、パリ、サン・ジュヌヴィエーヴ教会<br />(現サン・テチエンヌ・モン教会)の石柱。<br />グレープフルーツと葡萄の絵柄。

    クリュニー中世美術館。

    いにしえの1,2世紀の頃造られた浴場跡地に、時代
    下った15世紀にはクリュニー会の修道院へ、やがて
    中世美術館へと変遷を見せ、今もその敷地の一角には
    浴場遺構を留めています。

    そのかつてのお風呂のあったとおぼしい、高さのある
    石造りの中、点々と据えてあるのが、こうした柱の
    上部を飾るレリーフ。

    どう言った経緯か、教会にあったパーツをここに移した
    模様です。
    因みに11世紀、パリ、サン・ジュヌヴィエーヴ教会
    (現サン・テチエンヌ・モン教会)の石柱。
    グレープフルーツと葡萄の絵柄。

  • ここでは、美しいステンドグラスを目の高さで見る事の<br />できる一画があります。<br />その昔、多くは文盲であった庶民の為に、聖書を目で<br />理解できる形に発展したのがステンドグラスだそう<br />ですが、いかんせん門外漢には理解が及びません。<br />

    ここでは、美しいステンドグラスを目の高さで見る事の
    できる一画があります。
    その昔、多くは文盲であった庶民の為に、聖書を目で
    理解できる形に発展したのがステンドグラスだそう
    ですが、いかんせん門外漢には理解が及びません。

  • 聖女、12世紀。<br />木をそれほど細工せずに素朴な仕上がり、手のひらを<br />こちらに見せた特異なかたち。<br /><br />マリアが受胎告知を受けた際、告知した大天使ガブリ<br />エルに向かって「承知しました。」と受諾した場面に、<br />こうした形が見られると聞いた事がありますが、さて。<br />

    聖女、12世紀。
    木をそれほど細工せずに素朴な仕上がり、手のひらを
    こちらに見せた特異なかたち。

    マリアが受胎告知を受けた際、告知した大天使ガブリ
    エルに向かって「承知しました。」と受諾した場面に、
    こうした形が見られると聞いた事がありますが、さて。

  • キリスト 12世紀 オーヴェルニュ地方。

    キリスト 12世紀 オーヴェルニュ地方。

  • サバ(シバ)の女王、1100年頃。<br />サン-ドニ修道院の正面扉の彫像部分。<br /><br />昨日ギメで見たシバ神はインド・ヒンドゥーの<br />最高神、こなたはサバ(シバ)国の女王様。<br />

    サバ(シバ)の女王、1100年頃。
    サン-ドニ修道院の正面扉の彫像部分。

    昨日ギメで見たシバ神はインド・ヒンドゥーの
    最高神、こなたはサバ(シバ)国の女王様。

  • 由来不詳。

    由来不詳。

  • サント・シャペルの聖人3体。

    サント・シャペルの聖人3体。

  • 象牙の聖母 1800年<br />暗い画像が続き失礼します。

    象牙の聖母 1800年
    暗い画像が続き失礼します。

  • モン・サン・ミッシェルの巡礼符。<br /><br />その昔、モン・サン・ミッシェルをお参りし、<br />このお札(バッジ)を買い求め帰途に着いたとか。

    モン・サン・ミッシェルの巡礼符。

    その昔、モン・サン・ミッシェルをお参りし、
    このお札(バッジ)を買い求め帰途に着いたとか。

  • ロンシャン修道院の聖母

    ロンシャン修道院の聖母

  • 他にもクリュニーと言えば一角獣という位、見事な<br />このタペスリーなど、中世の美術品の一切がここに。<br /><br />そして、今から訪れるエクアンのルネサンス美術館<br />には時代下ったルネサンス期のもの、と分けて収蔵<br />するのもフランスならではでしょう。

    他にもクリュニーと言えば一角獣という位、見事な
    このタペスリーなど、中世の美術品の一切がここに。

    そして、今から訪れるエクアンのルネサンス美術館
    には時代下ったルネサンス期のもの、と分けて収蔵
    するのもフランスならではでしょう。

  • さて、そのエクアンへ。<br /><br />パリ北駅からERE D線に乗って、パリから15km、<br />エクアン城の最寄駅、Garges Sarcelles駅に到着。<br />更に駅前から269番のバスに乗り継ぎ、郊外の城へと<br />向かいます。<br /><br />街並みは、パリとは大きく異なり、低層の規格集合<br />住宅や、個建ても多く並ぶものの、どこか長屋のようで、<br />街全体に少々荒んだ風情を感じます。<br /><br />このバスの利用客層は、ほぼ半数が黒人や浅黒いいわ<br />ゆる有色人種で、こちらもパリの街中のバスの車中が<br />整然と静かなのに比べ、見知った者同士が賑やかで、<br />どこか傍若無人な親しさに満ちています。<br /><br />いつしか、日本でもお馴染みの郊外の車道沿いの雰囲気<br />に様変わりし、更に行く事意外や40分ほども掛かり、<br />いい加減遠いなあと退屈した頃、前方左手にこんもり<br />した森が現れ、集落に向かう辺りでようやくシャトー・<br />エクアン停。<br /><br />道を戻る形でやがて。

    さて、そのエクアンへ。

    パリ北駅からERE D線に乗って、パリから15km、
    エクアン城の最寄駅、Garges Sarcelles駅に到着。
    更に駅前から269番のバスに乗り継ぎ、郊外の城へと
    向かいます。

    街並みは、パリとは大きく異なり、低層の規格集合
    住宅や、個建ても多く並ぶものの、どこか長屋のようで、
    街全体に少々荒んだ風情を感じます。

    このバスの利用客層は、ほぼ半数が黒人や浅黒いいわ
    ゆる有色人種で、こちらもパリの街中のバスの車中が
    整然と静かなのに比べ、見知った者同士が賑やかで、
    どこか傍若無人な親しさに満ちています。

    いつしか、日本でもお馴染みの郊外の車道沿いの雰囲気
    に様変わりし、更に行く事意外や40分ほども掛かり、
    いい加減遠いなあと退屈した頃、前方左手にこんもり
    した森が現れ、集落に向かう辺りでようやくシャトー・
    エクアン停。

    道を戻る形でやがて。

  • お城正門。<br /><br />存外こじんまり、ちょっとしたお屋敷な感じ。

    お城正門。

    存外こじんまり、ちょっとしたお屋敷な感じ。

  • お花咲き乱れるロータリーを経て、右へ更に行きます。

    お花咲き乱れるロータリーを経て、右へ更に行きます。

  • 駐車場にやって来たなと思ったら、前方でなんだか<br />人だかり。<br /><br />すると人垣の中から、今しがたお式を挙げたばかりと<br />思しいカップル。<br />花婿は軍人さんでしょうか、どこのお国かは参列者に<br />伺ってもさっぱり聴き取れず。<br /><br />この日、6月も最終週末、駆け込み“ジューン・ブラ<br />イド”なのか、フランスにもいわゆる大安吉日がある<br />のかさだかではありませんが、パリ市でまたこのお城<br />敷地でも挙式カップルを複数見かけました。

    駐車場にやって来たなと思ったら、前方でなんだか
    人だかり。

    すると人垣の中から、今しがたお式を挙げたばかりと
    思しいカップル。
    花婿は軍人さんでしょうか、どこのお国かは参列者に
    伺ってもさっぱり聴き取れず。

    この日、6月も最終週末、駆け込み“ジューン・ブラ
    イド”なのか、フランスにもいわゆる大安吉日がある
    のかさだかではありませんが、パリ市でまたこのお城
    敷地でも挙式カップルを複数見かけました。

  • やがてお屋敷どころでない、堂々たるお城が。

    やがてお屋敷どころでない、堂々たるお城が。

  • ここがかつてのアンヌ・ド・モンモランシー(フラン<br />ソワ一世の時代の大元帥)の城であり今は仏内のルネ<br />サンス美術・工芸の結集したその名も国立ルネサンス<br />美術館。<br /><br />午前中に見た中世美術館の時代が、キリスト教の絶対<br />的価値観の世界とすれば、そこから解放されて再び<br />古代の芸術の価値を見出したのが、ル(再)ネサンス<br />(生)の時代の人々であったとのこと。<br /><br />ここでは合わせて科学の発達を示す、時計や羅針盤の<br />コレクションもあるそうです。

    ここがかつてのアンヌ・ド・モンモランシー(フラン
    ソワ一世の時代の大元帥)の城であり今は仏内のルネ
    サンス美術・工芸の結集したその名も国立ルネサンス
    美術館。

    午前中に見た中世美術館の時代が、キリスト教の絶対
    的価値観の世界とすれば、そこから解放されて再び
    古代の芸術の価値を見出したのが、ル(再)ネサンス
    (生)の時代の人々であったとのこと。

    ここでは合わせて科学の発達を示す、時計や羅針盤の
    コレクションもあるそうです。

  • 入り口ではジオラマがお出迎え。<br />

    入り口ではジオラマがお出迎え。

  • すぐがチャペル、今日土曜日はオルガンの奏楽がある<br />との事、それまで1時間余り見て回りましょう。<br />

    すぐがチャペル、今日土曜日はオルガンの奏楽がある
    との事、それまで1時間余り見て回りましょう。

  • “節制”と題された浮き彫りも美しいほうろう引き<br />陶器のメダイヨン(円形装飾)。<br />

    “節制”と題された浮き彫りも美しいほうろう引き
    陶器のメダイヨン(円形装飾)。

  • ダフネ 16世紀<br /><br />ルネサンスとは、イタリアで花開いた文化ですが、<br />装飾美術が新たな性格を持った時代でもあったと。<br /><br />それまで王侯貴族は安全のためもあり、領土の視察を<br />兼ねて各地を移動しながら生活するのが常でした。<br /><br />よって家具調度品も、主に櫃形のものなど、持ち運び<br />のしやすいものが多く見られたのが、ルネサンス期に<br />なると、居城に腰を落ち着ける、という風潮が生まれ、<br />そのために室内をより快適にするための装飾芸術が<br />発達して行きます。

    ダフネ 16世紀

    ルネサンスとは、イタリアで花開いた文化ですが、
    装飾美術が新たな性格を持った時代でもあったと。

    それまで王侯貴族は安全のためもあり、領土の視察を
    兼ねて各地を移動しながら生活するのが常でした。

    よって家具調度品も、主に櫃形のものなど、持ち運び
    のしやすいものが多く見られたのが、ルネサンス期に
    なると、居城に腰を落ち着ける、という風潮が生まれ、
    そのために室内をより快適にするための装飾芸術が
    発達して行きます。

  • この城が、ロワールの城やフォンテーヌブローとは<br />大きく違うのが、当時の様子を再現したと言うよりは、<br />ルネサンス期の暮らしの美学を展示した点だと。<br /><br />伊仏は勿論、トルコの陶器や、琺瑯(ほうろう)細工、<br />タピスリと、あらゆる形態の工芸品を鑑賞できます。<br /><br /><br />こちらはイタリア製の床用タイル、城主モンモラン<br />シーの命により焼かれたもの。

    この城が、ロワールの城やフォンテーヌブローとは
    大きく違うのが、当時の様子を再現したと言うよりは、
    ルネサンス期の暮らしの美学を展示した点だと。

    伊仏は勿論、トルコの陶器や、琺瑯(ほうろう)細工、
    タピスリと、あらゆる形態の工芸品を鑑賞できます。


    こちらはイタリア製の床用タイル、城主モンモラン
    シーの命により焼かれたもの。

  • イズニック(オスマントルコ帝国下の技術、赤の発色が<br />特徴(・・の筈が赤はどこ?)の皿群。<br /><br />

    イズニック(オスマントルコ帝国下の技術、赤の発色が
    特徴(・・の筈が赤はどこ?)の皿群。

  • フランソワ一世のあぶみ。<br /><br />モンモランシーとフランソワ一世、幼少期から共に<br />教育を受け、長じてフ一世及び息子のアンリ二世を<br />軍事、政治そして文化的側面から支えました。<br /><br />文芸庇護者としてのモンモランシーの卓見がこの<br />城の建築面からも見られます。

    フランソワ一世のあぶみ。

    モンモランシーとフランソワ一世、幼少期から共に
    教育を受け、長じてフ一世及び息子のアンリ二世を
    軍事、政治そして文化的側面から支えました。

    文芸庇護者としてのモンモランシーの卓見がこの
    城の建築面からも見られます。

  • 最後に、この美術館の誇る傑作を。<br /><br />「ダヴィデ王とバテシバ」(大きさ、暗さからサイトより<br />借用)<br />旧約聖書に書かれた物語をタピスリ(タペストリー)<br />に織り上げました。<br /><br />ユダヤの王ダヴィデが、部下の妻バテシバを横恋慕し<br />一計を案じた王、バテシバの夫を危険な戦場へ送り<br />まんまと戦死させてしまい、彼女を自分の妻にした、<br />という逸話。<br /><br />この作品の作者は定かではないものの、まず製作は<br />当時タピスリー制作がさかんであったブリュッセル。<br /><br />依頼者は、カトリックで禁止されている離婚問題で<br />法王と対立していた、イングランドのヘンリー8世、<br />自身の姿をダヴィデ王に重ね、世間に離婚を認め<br />させるために注文した、と推定されているそうです。

    最後に、この美術館の誇る傑作を。

    「ダヴィデ王とバテシバ」(大きさ、暗さからサイトより
    借用)
    旧約聖書に書かれた物語をタピスリ(タペストリー)
    に織り上げました。

    ユダヤの王ダヴィデが、部下の妻バテシバを横恋慕し
    一計を案じた王、バテシバの夫を危険な戦場へ送り
    まんまと戦死させてしまい、彼女を自分の妻にした、
    という逸話。

    この作品の作者は定かではないものの、まず製作は
    当時タピスリー制作がさかんであったブリュッセル。

    依頼者は、カトリックで禁止されている離婚問題で
    法王と対立していた、イングランドのヘンリー8世、
    自身の姿をダヴィデ王に重ね、世間に離婚を認め
    させるために注文した、と推定されているそうです。

  • パイプオルガンの演奏に合わせチャペルに戻って<br />来ました。<br /><br />上を見れば、城主アンヌ・ド・モンモランシーと、<br />妻マドレーヌ・ド・サヴォワのイニシャルが。<br /><br />

    パイプオルガンの演奏に合わせチャペルに戻って
    来ました。

    上を見れば、城主アンヌ・ド・モンモランシーと、
    妻マドレーヌ・ド・サヴォワのイニシャルが。

  • ゴシック様式の天井、こちらには城主と夫人の紋章が<br />見られます。<br /><br />

    ゴシック様式の天井、こちらには城主と夫人の紋章が
    見られます。

  • ポジティフオルガンと言われるこれは持ち運び自在な<br />オルガンだそうで、据え置きと違い足鍵盤が無い為、<br />この様に立ったままの演奏が可能なのでしょう。<br /><br />その昔は、ふいごで風を送る職人が居たそうですが、<br />現代はモーターでその役を果たしています。<br /><br />それでもこの楽器が“風=空気”の力で発音する事が、<br />その素朴な味わい深い音色でよく理解できました。<br />

    ポジティフオルガンと言われるこれは持ち運び自在な
    オルガンだそうで、据え置きと違い足鍵盤が無い為、
    この様に立ったままの演奏が可能なのでしょう。

    その昔は、ふいごで風を送る職人が居たそうですが、
    現代はモーターでその役を果たしています。

    それでもこの楽器が“風=空気”の力で発音する事が、
    その素朴な味わい深い音色でよく理解できました。

  • 来た道を戻ると、またもや。<br /><br />結婚式の長い車列が延々行くのを、見送るのも楽しい。<br /><br />

    来た道を戻ると、またもや。

    結婚式の長い車列が延々行くのを、見送るのも楽しい。

  • 列席のご一家。<br /><br />お子さん方、あまりに可愛らしいので素顔<br />お許しを。

    列席のご一家。

    お子さん方、あまりに可愛らしいので素顔
    お許しを。

  • パリに戻りやがて19hもまわり、バス停に向かいます。<br /><br />さすがに20hからの催しに腰を上げるのはなんだか<br />新鮮、この感覚は日本の普段の田舎暮らしからは、まず<br />味わう事が無いでしょう。<br /><br />そして、この季節の日の長さはよく判ってはいても、<br />手元の時計と明るい屋外とのギャップを感じるのは<br />こう言う時です。<br /><br />さて、まっすぐオペラ座前、今日も大階段の辺り、<br />思い思いに腰を降ろす人々で華やいだ雰囲気です。<br /><br />そして、チケットをもいで貰い入場、中央階段を行く。

    パリに戻りやがて19hもまわり、バス停に向かいます。

    さすがに20hからの催しに腰を上げるのはなんだか
    新鮮、この感覚は日本の普段の田舎暮らしからは、まず
    味わう事が無いでしょう。

    そして、この季節の日の長さはよく判ってはいても、
    手元の時計と明るい屋外とのギャップを感じるのは
    こう言う時です。

    さて、まっすぐオペラ座前、今日も大階段の辺り、
    思い思いに腰を降ろす人々で華やいだ雰囲気です。

    そして、チケットをもいで貰い入場、中央階段を行く。

  • 2階から上は、舞台の上手下手左右に分かれ孤を描く<br />階段のどちらかを更に行きます。<br />そうしながら刻一刻気持ちが高まっていき、やがて<br />私のボックスは今日は6番のこちら。<br /><br />ボックスも3階(日本式)サイド席前方ともなると<br />30ユーロもせずに入手できます。<br />安い席には深〜い訳があるのをやがて実感する事と<br />なるのですが・・。<br /><br /><br /><br />

    2階から上は、舞台の上手下手左右に分かれ孤を描く
    階段のどちらかを更に行きます。
    そうしながら刻一刻気持ちが高まっていき、やがて
    私のボックスは今日は6番のこちら。

    ボックスも3階(日本式)サイド席前方ともなると
    30ユーロもせずに入手できます。
    安い席には深〜い訳があるのをやがて実感する事と
    なるのですが・・。



  • 部屋の中、チケットをお譲りしたYさんが既に座って<br />おられるのが、窓ガラスから覗えました。<br />Yさんに中から扉を開けてもらっても良かったのですが、<br />折りよく現れた係りのマダムに開錠して頂き、首尾良く<br />入室できました。<br /><br />同室のお客さんのいらっしゃらない内に、連写。<br />コート掛けや反対側には鏡があって身嗜みも万全。^^

    部屋の中、チケットをお譲りしたYさんが既に座って
    おられるのが、窓ガラスから覗えました。
    Yさんに中から扉を開けてもらっても良かったのですが、
    折りよく現れた係りのマダムに開錠して頂き、首尾良く
    入室できました。

    同室のお客さんのいらっしゃらない内に、連写。
    コート掛けや反対側には鏡があって身嗜みも万全。^^

  • 6名定員のボックス、結局この日は同室のお客さんが<br />来られず、我々二人占め。

    6名定員のボックス、結局この日は同室のお客さんが
    来られず、我々二人占め。

  • ステージを見下ろせば、開演前に既に幕が上がって<br />こんなしつらえがされています。<br /><br />今日の「椿姫」の初っ端がこのシーン。<br /><br />ヒロイン椿姫が亡くなり、屋敷の調度などが競売に<br />付される、その場に我々観客も巻き込もうと言う<br />演出でしょう。

    ステージを見下ろせば、開演前に既に幕が上がって
    こんなしつらえがされています。

    今日の「椿姫」の初っ端がこのシーン。

    ヒロイン椿姫が亡くなり、屋敷の調度などが競売に
    付される、その場に我々観客も巻き込もうと言う
    演出でしょう。

  • お約束のシャガール。<br /><br />3階のこのボックス、さすがに天井に近い。^^<br /><br />今日土曜日のソワレは、イタリア・ミラノ座からの客演、<br />ロベルト・ボッレ氏のアルマン、若い彼を迎えるのは<br />オペラ座バレエ団の今や円熟のエトワール、ルテステュ<br />椿姫。<br /><br />他にも多数のエトワールを潤沢に投入、水も漏らさぬ<br />布陣です。

    お約束のシャガール。

    3階のこのボックス、さすがに天井に近い。^^

    今日土曜日のソワレは、イタリア・ミラノ座からの客演、
    ロベルト・ボッレ氏のアルマン、若い彼を迎えるのは
    オペラ座バレエ団の今や円熟のエトワール、ルテステュ
    椿姫。

    他にも多数のエトワールを潤沢に投入、水も漏らさぬ
    布陣です。

  • これは二幕、田舎の別荘の場。<br />マルグリット(椿姫)とアルマンの束の間の幸せを、<br />白いコスチュームが象徴するような刹那な場面です。<br /><br />お部屋によそ様が居られないのをいい事に、反則撮影、<br />ゴメンナサイ。<br /><br />この右手の影、これはボックスの柱。<br />つまり身を乗り出しても、右上手際で展開するシーンは<br />全く見られません。<br /><br />後日、TV放映されて初めて見ることの出来たあれこれが<br />如何に多かった事か。<br />と、事ほど左様に安い席には訳があったのであります。

    これは二幕、田舎の別荘の場。
    マルグリット(椿姫)とアルマンの束の間の幸せを、
    白いコスチュームが象徴するような刹那な場面です。

    お部屋によそ様が居られないのをいい事に、反則撮影、
    ゴメンナサイ。

    この右手の影、これはボックスの柱。
    つまり身を乗り出しても、右上手際で展開するシーンは
    全く見られません。

    後日、TV放映されて初めて見ることの出来たあれこれが
    如何に多かった事か。
    と、事ほど左様に安い席には訳があったのであります。

  • こうしてみると、男性陣の充実振りはさすがオペラ座<br />バレエ団でしょうか。<br />ブラヴォーの止まぬ中、一期一会のステージに居合わ<br />せた幸せをかみ締めました。<br /><br />

    こうしてみると、男性陣の充実振りはさすがオペラ座
    バレエ団でしょうか。
    ブラヴォーの止まぬ中、一期一会のステージに居合わ
    せた幸せをかみ締めました。

  • 暮れなずむオペラ座前、Yさんは明日帰国との事、<br />帰路のご無事を祈りながら、後日のメールを約束し、<br />メトロへバスへとそれぞれお別れしたのでした。<br /><br /><br />いよいよ最終日の明日はパリの東60kmの<br />モレ・シュル・ロワンへ。(未掲)

    暮れなずむオペラ座前、Yさんは明日帰国との事、
    帰路のご無事を祈りながら、後日のメールを約束し、
    メトロへバスへとそれぞれお別れしたのでした。


    いよいよ最終日の明日はパリの東60kmの
    モレ・シュル・ロワンへ。(未掲)

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