北京の冬～短期語学留学記②頤和園

2011/12/10 - 2011/12/24

世界遺産でもある、頤和園に行ってきました。
頤和園は、歴代皇帝達に、夏の宮殿として利用されてきたところです。
Summer palaceと呼ばれてたりします。
中国に現存する最大の歴史庭園ということで、とても広く見どころもたくさんあります。
個人的には、北京で一番美しいと思った場所です。

エリア 北京(中国)

頤和園に入る前に見かけた焼き芋屋さん。
留学先のおじさんが美味しいと言っていたので、試しに買ってみました。
一つ二元(30円)

街中では、こうした焼き芋屋さんや、甘栗屋さんをよく見かけます。

おいしい！真っ黄色で甘い！

門を入ってすぐのところにあった蘇州街。
名前のとおり、蘇州を真似た街並みになっています。
川の部分が完全に氷っています。

今は完全なシーズンオフですが、お土産もの屋さんや、飲食できる場所もあるみたいです。

岩山を登って行くと、見えてきました、知恵海。

ここですごく面白かったのが、おばさんが花文字の実演をしていたこと。
花文字とは、中国で演技のいいものをモチーフに使って書く文字のことです。
熟練の技術で、おばさん、すらすら書き上げてしまいます。

これが私の名前の花文字。
なんと書いてあるかは言えませんが、
竹や船、鳥などを使ってめでたい感じに仕上げてくれました！

壁が印象的な智慧海。

そこからちょっと行くと、仏香閣。
万寿山の上の部分に位置します。

なんといっても、素晴らしかったのは、ここから眺める昆明湖の眺め。
黄金の連ねる屋根から、美しい湖へと続きます。
私が杭州でその美しさにとても感動してしまった、西湖。
昆明湖は、その西湖に似せて造られたと言われています。
この湖といい、蘇州街といい、内陸の北京の人には、水郷地帯への憧れがあったのでしょうか。。

遠くに塔みたいのが見える。

長廊。
文字通り、かなり長い廊下です。
色々とデザインが凝っています。

頤和園は、夏の時期には、はすの花で有名。
残念ながら今は冬で、枯れ果てています。

そんなはすの死骸でも、夕陽が照らす氷上で見ると、どこか趣あるように見えます。

公園内で、おじさんが、床に水で習字をしてました。
中国ではどの街でもよく見かける風景で、こんなお寒い北京でもやっぱりやってました。

友好的なおじさんで、何処から来たかと聞かれて、日本と答えたら、日本学生と書いてくださいました！
正直、もう学生ではありませんが、よいでしょう（笑）

仏香閣から見る昆明湖が美しければ、
昆明湖から見る仏香閣の美しさもまたしかり。

夕陽に染まる湖があまりに美しくて。。
通りがかりの外国人観光客が、one of the most beautiful place と言っていました。

ああ、こんなとこで、漢詩でも読んでみたいものだ。。

夕闇が迫ってきました。

獅子がたくさん！
この獅子、一つ一つ違うようで、そんなとこにもこだわりが見てとれます。

十七孔橋。

氷の上に乗るな(請勿氷上活動)と書かれてある看板の横で、氷は厚いから大丈夫、俺のソリに乗れと商売をするおじさん。
こういうとこが中国らしくて、好きです（笑）

大した保険にも入ってないので、おじさんの誘いは断りました。
たしかにおじさんの言うとおり、氷が厚くはった昆明湖でした。

この旅行記へのコメント （2）

• 内蒙古人さん 2012/04/16 23:52:44

  水はダイアモンド

  　めくっぺさん、初めまして！
  
  　そうですよね！日本は水に恵まれていますから、
  ありがたさをあまり感じないですよね！
  　この内蒙古では、雨が降ったら人々が喜びます。
  もっとも、長くて２０分くらいのスコールですが。
  　語学留学をされたとのこと。私は経験がないので
  いまだに流暢な会話までは至っていません。
  　頑張ってください！
  
  　では、良い旅を！

  めくっぺさん からの返信 2012/04/17 21:17:27

  RE: 水はダイアモンド

  内蒙古人さん
  
  はじめまして。
  やはり水のあるところは美しいところが多いですね、日本もそうだと思います。
  内蒙古人さんは、ずいぶん長いこと内モンゴルにいらっしゃるのですね。
  中国好きの私にも、未知の世界です。
  現地からの旅行記、楽しみにしています！