2012/02/08 - 2012/02/08
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mas98765さん
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スペイン広場に行きます。
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- ツアー(添乗員同行あり)
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前の旅行記から続きます。
トレヴィの泉を出発して、ガイドさんに連れられて歩きます。ただし、ガイドさんの説明は忘れてしまったので後で調べて写真に説明を加えます。14時16分、前方に柱のようなものが見えてきました。 -
見上げると、こんな感じです。
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左手にはこのような建物があって、旗が掲げられています。
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よく見ると、スペインの旗です。
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ここにスペイン大使館があるため、ここの広場はスペイン広場なのだそうです(スペイン広場と一続きですが、この辺りは厳密にはミニャネッリ広場と呼ばれているようです)。今もこの建物はAmbasciata Di Spagna Presso Santa Sedeという名前でスペイン大使館らしいですが、大使館はボルゲーゼ宮というところにもあるようです。
※スペイン広場周辺の地図はこちら
http://maps.google.co.jp/?ll=41.905559,12.483644&spn=0.004527,0.010568&t=m&z=17&brcurrent=3,0x0:0x0,1 -
向こうに人がたくさん集まっています。行ってみると、
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このような噴水があります。船の形をしていて「舟の噴水(Fontana della Barcaccia)」といいます。ローマ教皇ウルバヌス8世の依頼で、1629年にピエトロ・ベルニーニ(Pietro Bernini)と息子のジャン・ロレンツォ・ベルニーニ(Gian Lorenzo Bernini)が共同で作りました。息子のベルニーニの方はとても有名な人で、後で訪れるサンピエトロ広場や大聖堂内部、あちこちの有名な噴水を手がけました。ローマを流れるテヴェレ川(Tevere)はその昔よく氾濫し、特に1598年の氾濫ではスペイン広場の辺りも1mも水につかって、水がひいた後に小船が広場内に残されたそうです。そんな話があることから、ここに沈みかけた小船の形をした噴水を置いたようです。
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噴水の部分はこんな感じで、
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前から見ると、ひっくり返った魚のようにも見えます。
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ここで先ほどの柱の方を振り返ります。こちら側が正面のようで、
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柱のてっぺんには聖母マリアの像があります。この柱は「聖母マリアの無原罪の宿り」記念柱といいます。何だか難しい言葉なのですが、聖母マリア(イエスの母)はイエスを宿したときではなく、アンナ(マリアの母)の胎内に宿ったときから原罪を免れていた、というカトリックの教義です。これは1854年12月8日にピウス9世という教皇が公布したのですが、その公布の記念としてこの記念柱を建てました。柱自体はもっと昔に作られたものを再利用したようです。今でも毎年12月8日は祝日で、ここで特別な行事が行われるようです。
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さて、舟の噴水のところで東の方向に目をやると、向こうに広くて大きな階段があります。これがスペイン階段です。階段の上にはトリニタ・デイ・モンティ教会(Chiesa della Trinita dei Monti)があります。この教会はフランス人がローマに巡礼する拠点として、フランスのルイ12世が建てました。かつては崖の上にありましたが、下町との行き来を楽にするために、フランスがお金を出して階段を作りました。でも、当時この辺りを実質的に支配していたフランスの人たちを人々はよく思わず、たまたまこの辺りに無難なスペインの大使館があったことから、ここの階段をスペイン階段、広場をスペイン広場と呼ぶようになったようです。
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教会には双子の塔があって、手前にはオベリスクがあります。ポポロ広場にあるラムセス2世のオベリスクを真似たもので、1世紀に私邸の庭園用に作られたものをピウス6世の命令でここに移しました。
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スペイン階段の辺りは賑わっていて、馬車があってグラディエーターもいます。
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ガイドさんの説明を少し聞いた後の14時半過ぎ頃、自由時間になりました。階段を上ってみます。
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階段はこんな感じです。
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階段を上がって振り返るとこんな感じです。
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広場の向こうにはコンドッティ通り(Via Condotti)というブランド街がのびています。
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正面を見るとまだ上があるようなので、
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今いたところを振り返りながら上っていくと、
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このような場所があって、
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下を見下ろすことができます。1つ前の写真に写っている人だと思うのですが、ニイハオと声をかけてきたので、Sono giapponeseと言うと、イタリア語が話せるのかということになって、Un pocoと答えると、色々と尋ねてきてしばらく初歩的なイタリア語の会話をしました。ここでterremotoという言葉が出てきて、聞き覚えがあったのですがしばらく思い出せなくて、しばらくして思い出して、You mean the earthquake?(何故か英語)というと、そうだ、と叫んでハイタッチをしてきました。でもその瞬間、もう一方の手にカラフルなヒモのようなものが見えたので、これはミサンガ売りのお兄さんだと直感し、Noと言って立ち去りました。個人的にはいいイタリア語会話のレッスンでした。
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正面を見ると、教会までもうすぐですが、
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更に上にのぼる階段があって、
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上っていくと
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やっと教会とオベリスクがある場所にたどり着きました。
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ここからの眺めはこんな感じで、
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このようなクーポラが見渡せて、この後訪れるサンピエトロ大聖堂かと思いきや、ずっと手前のSanti Ambrogio e Carlo al Corsoという名前の教会です。位置的に、このクーポラのすぐ右の塔に隠れてシルエットのように見えているのがサンピエトロ大聖堂だと思います。
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先ほどミサンガ売りがいた場所を眺めます。
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広場の様子も再度眺めます。
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オベリスクを見上げるとこんな感じです。
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教会に行ってみることにします。実は、教会に入れるということが頭になかったので、ここまで時間を無駄に使ってしまいました。
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階段を上って中に入ります。
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手前には簡単な案内図がありました。
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正面を見ると、こんな感じです。正式名称は分からないのですが、フェンスのようなものがあります。左右には小さな礼拝堂が7つずつ並んでいます。
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フェンスの手前の部分で左を眺めると、こんな感じです。ここに写っているのは2番目と3番目の小礼拝堂です。先ほどの案内図によると、左側はthe descent from the cross(英語の名前を書きます)の礼拝堂です。詳しく見ていないので雰囲気だけになってしまいますが、名前の通り、キリスト降架を表す絵があります。右側はthe Immaculate Conceptionの礼拝堂です。先ほどの広場の記念柱のところでお話した無原罪の宿りという意味です。写真には撮りませんでしたが、これらよりも左側の案内板のあった辺りには1番目の礼拝堂があってthe Pietaという名前になっていました。
(参考)キリスト降架の絵(Wikipedia)
http://it.wikipedia.org/wiki/File:Descentfromthecross.jpg -
今度はフェンス手前の右側です。ここに写っているのはやはり2番目と3番目の礼拝堂です。案内図によると、右側(2番目)はSt Francis of Paolaの礼拝堂です。左側(3番目)はthe Assumptionの礼拝堂で、ここにはAssumption of the Virgin(聖母マリアの被昇天)の絵があります。この絵はミケランジェロの弟子がかいたもので、先生のミケランジェロの姿を右側に描いているそうです。写真には撮りませんでしたが、これらよりも右側には1番目のSt John the Baptist(洗礼者ヨハネ)の礼拝堂があります。
(参考)マリアの被昇天の絵(Wikipedia)
http://en.wikipedia.org/wiki/File:Trinita_dei_Monti_assumption_of_the_virgin.jpg -
今度はフェンスの内側の左手です。ここに写っているのは4番目と5番目で、案内図によるとそれぞれSt Joseph、Mary Magdalenの礼拝堂です。
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その更に右手には6番目の礼拝堂が見えていて、the Sacred Heartの礼拝堂ということになっています。向こう側には7番目のthe blessed Virginの礼拝堂があるようですが、先の方には進みませんでした。
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今度はフェンス内側の右手で、ここに写っているのはやはり4番目と5番目の礼拝堂です。案内図では、右側はthe Sepulcheと書かれていて、キリストの埋葬の絵もあるようですが、正面に見えているのはPassion of Christ(キリストの受難)の絵のようです。左側はthe Nativityということで、キリスト降誕の絵があります。
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その左の6番目の礼拝堂はthe Ascensionということで、キリスト昇天の絵があります。その向こうの7番目はholy magdalan Sopphie Baratと書かれていましたが見ていません。
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正面はこんな感じです。誰も前に進んでいかなかったので行きませんでした。
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天井はこんな感じです。さて、もう集合時間の14時50分です。絵をもっと詳しく見たかったのですが、切り上げて走って戻りました。今回に限ってはわたしがびりです。
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またガイドさんに連れられてバスに戻ります。歩道はまだ、ところどころ凍っていました。
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傍らにゴミ置き場があって、ゴミ収集車が来ていました。
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この収集車はゴミ箱ごと持ち上げてひっくり返し、中のゴミをあけて回収していて、皆さん結構感動していました。一旦バスに乗って、ヴァチカンのサンピエトロ大聖堂に向かいます。次の旅行記に続きます。なお、旅行記の索引はこちら。
http://mas98765.yokinihakarae.com/index.html
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