ヴェローナ【1２】アルゼンチンの友と交わりながら・・（イタリアを夢見て【Ｆ１２】）

2011/09/29 - 2011/09/29

２０１１年９月２９日（木）

店の楽しい雰囲気を味わっているうちに次第に落ち着き、客たちの様子が感じられるようになってきた。

目に着くのは、高齢の女性だ。

カジュアルだが、上品に着飾った人は、地元の人だろう。


独り暮らしと思われる人も、少なくない。

だがみんな、落着いて、明るい顔をしている。


スポーティな服装は、旅行者だろう。

外国からやって来た人も、少なからず混じっているだろう。

見かけるところ、年金生活の夫妻同伴が多い。


私のような男一人があまり見かけられない。

と言うことは、男はこんなカジュアルな雰囲気に馴染まないからと推測する。


総じて、ヴェネッチアの華やかさはなく、シッポリとした温かさに包まれている。

これはこのレストランだけではなく、街全体のムードなのかも知れない。


話し相手がほしくて、人の良さそうな隣席の年配夫婦に声をかけてみる。

「Ｆｒｏｍ？」

「アルゼンチン」

「へー、遠くからやって来たんだ」


アルゼンチンは、日本から見るとちょうど地球の裏側。

「ブエノスアイレス？」

「ヤー、ジャスト」


「タンゴ？」

「ヤー、毎晩二人で踊ってるヨ、こんな具合にサ」

と、わざわざ立ち上がって、ステップを踏んで見せてくれる。

彼らも、イタリア旅行の楽しさに酔っ払い気味のようだ。


デザートのイチゴの新鮮さ！

本場のジェラートと混じり合って、絶妙の風味を感じた。


関連の写真を、「ソフィさんの旅行ブログ」http://4travel.jp/traveler/katase/に掲載しております。

文章だけならば、「片瀬貴文の記録」http://blog.alc.co.jp/d/2001114の活字が大きく、読み易いと思います。

どうぞお訪ね下さい。


（２０１２年３月７日　片瀬貴文）

エリア ベローナ(イタリア)

• 旅行の満足度: 4.0
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

レストランの領収書

シティ・サイトシーング・バスの
経路

窓外の景色

夫婦で
楽しい食事

レストラン「イッポポターモ」
支払いを終えて立ち去ろうとしたら
私の頭に
このような王冠を被せてくれた