2012/01/25 - 2012/02/08
398位(同エリア1173件中)
tymyさん
ペルー・ボリビア七転び八起きの一人旅!① (ぎりぎりアメリカ脱出編)からの続き。
アメリカはマイアミで巻き込まれた「パスポート紛失事件」も何とか乗り越え、いよいよ始まったペルー・ボリビア一人旅。
早速向かうは世界的観光地のマチュピチュ遺跡。
天気とお金の心配をしながらも、何とかたどり着いたマチュピチュ。
ワイナピチュに登ったまではいいことばかりだったのに、気付かぬ間に少しずつ旅の運気は下がっていたのです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 25万円 - 30万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
ペルー・ボリビア七転び八起きの一人旅!? (ぎりぎりアメリカ脱出編)からの続き。
http://4travel.jp/traveler/tymy/album/10647310/
早朝5時に目覚め。昨晩はいつの間にか寝てしまったようだ。
シャワーを浴びたら早速出発の準備。
天気は...雨。 -
大きなバッグはホテルで預かってもらい、小さなバックパック一つもって出発。
中には水2本、折り畳み傘とカッパ、カメラにタオル、Tシャツ1枚。
マチュピチュは飲食禁止のため、宿でしっかりと朝食も済ましてきてます。
雨は少し弱まってきた感じ。 -
バス乗り場に行くと長蛇の列。皆さん朝早いですね。
マチュピチュ遺跡までのシャトルバスは往復$17。意外にも片道切符を買う人が多いように思いました。帰りは歩いて帰るのかしら?
体力と時間がない僕は迷うことなくバスですね。 -
九十九折りの山道を登りきるといよいよマチュピチュ遺跡入り口です。
バスに乗っているときには少し降っていた雨も、高い場所に来たからか止んでいるようです。
パスポートと入場券をみせて入場します。
朝早い時間はまだ靄がかかっているので眺めはそんなに良くないのです。 -
まずはワイナピチュを目指します。ワイナピチュ入場ゲートは遺跡の一番奥にあります。朝靄の遺跡の中を突っ切ってゲートに到着。
7時からの入場を前に早くも行列。僕は事前にNETで予約をしていましたが、入り口で入れてくれと交渉する人の姿も見られました。残念ながら彼らは入れませんでした。
念のため着ていたカッパの上着も、この待ち時間に脱いでバッグにしまい込みました。 -
登りはじめて数分で足にきました。普段の運動不足が思い切りたたります。
きついからつい下を向いて歩いてしまうのですが、ふと周りを見れば雲も少しずつ晴れてきている!青空もちらりと顔を出してる!いい感じだ!
日が昇るにつれ気温も少しあがってきます。水を片手に歩け歩け! -
思いの外、きつい登りなんです。
見知らぬ人と声を掛け合い、お互いを励まして頂上を目指します。
バッグの中身、捨てようかと思い始めたのはこの頃です。 -
もう少しもう少しと心の声が連呼して、悲鳴を上げる心肺機能を何とかもたせます。
上がらなくなってきた足も縺れながらもまだ動く!
やっとの事で階段状の山道を進みます。
ふと下をみると座り込む人の姿も見受けられます。自分だけでなく他の人もキツイのだと自分を慰めラストスパート。 -
最後の難関。
この岩をくぐれば頂上です。
リュックを背負ったままだとここはくぐれません。
苦労を共にしてきたであろう異国の見知らぬ人同士、荷物を受け取りあいながらくぐり抜けます。 -
大きな岩に登り下を見れば、おぉ〜!マチュピチュ遺跡が朝靄の一瞬の隙を突いて姿を見せます。
岩の上には各国からやってきたであろう人々がすずなりです。
皆カメラを手に靄が晴れるのを待っているのです。 -
しばらく岩に座っていると徐々に明るくなってきて靄もどんどん晴れていきます。
お互いのカメラを交換し写真の取り合いです。
日本人も数多く来ています。 -
霧が晴れてマチュピチュ遺跡がはっきりと眼下に見下ろせます。
最高の眺め!来てよかったぁ〜!
旅の神様がアメリカでの事件を可哀想に思ってくれて、この天気を僕に与えてくれたのか!
この時期に一度も傘やカッパ使わず済むのはやっぱラッキー! -
頂上では予定していた時間を大幅に上回る時を過ごしてしまいました。それ程までに素晴らしい眺め。
後ろ髪を引かれる思いで帰路につきます。
しかしガイドブックには「月の神殿」も行ってみてはいかが?の文字が。
ガイドによると約40分で行けるとの事。
それ位で行けるなら折角なので行ってみよう! -
急な下り坂をしばらく歩いている内に不案になってきました。
こんなに下りたら又登るんじゃないの?嫌な予感ほど当たるんです。
こんな階段まであるし!大丈夫なんでしょうか。
しかし引き返す訳にはいきません。もうだいぶ来てしまってるんですから! -
長ーい階段を下りると遺跡らしき建造物が!
ここが月の神殿?
下りばかりで楽チンだろなんて考えてましたが全っ然です。
ヒザの負担が大きくて足ガクガクです。 -
結局40分どころか1時間以上かかりました。
しかも川のせせらぎが聞こえてきます。どんだけ下に来てしまったのだろう。
肝心の月の遺跡。「まぁ...こんなもんかな...」正直な感想です。
そうは言ってもせっかく来たし、遺跡前広場でしばしの休憩。
そして水を飲もうとした時に気付きました。水の残量約100cc。
ワイナピチュ登るのに結構消費していたようです! -
再び歩き始めて悪い予感が的中したことに気がつきます。
目の前には遙か上までつながる階段が待っていました。
これは何の罰ゲームなんだ。
ワイナピチュでほとんどHP無くしてるので数歩歩いただけで
もう休憩。階段に座り込みます。
水もほとんど底をついてます。
足元にある標にはマチュピチュまで1h30mとありました。 -
足動きません。
1分歩いて5分休む、それ位ヤバイ感じ。
後ろから来た人に「シャワーでも浴びたのかい?」と言われる程の汗の量。
そして水はといえば、ボトルにあと2cmほど残すだけ。
もうダメと座り込んだ時、視界の隅にチラッとマチュピチュ遺跡が見えました! -
往きに通った道標発見。通常のルートと合流です。
あともう少しでマチュピチュ!
と、ここでワイナピチュ頂上で会った日本人の方と再会。
僕よりも1時間以上あとに出発しても追いついた彼ら。
若さと体力うらやましい。
彼らにも励まされて最後の登り道、何とか登りきりました。 -
マチュピチュ遺跡に戻り振り返るとそこにはワイナピチュ。
普通に往復すればよかったとすこし後悔。
大きな岩の上に寝転び、疲れた身体を休めます。 -
マチュピチュ遺跡に帰ってきたのは13時過ぎ。
遺跡を見て回れる時間はあと1時間有りません。
列車の時間は14時45分。
急いで遺跡を見て回ろう!って足が...足つった!
足を引きずり遺跡をウロウロ。
感動も半減、少し残念なマチュピチュ観光です。 -
足を引きずりながらも、マチュピチュを見下ろす一番のビューポイントまでたどり着きました。
リャマもいるよ!
一番有名なココからの眺め。実際に自分が立っていることに感動。
疲れも癒されます。 -
リャマと戯れていると、ここでタイムアップ!
まだまだ見たかった〜!
バス乗り場に向かう道中、何度も振り返りながら泣く泣く坂を下ります。 -
マチュピチュ村まで戻って来ても列車の発車時間が迫るため、急いで駅に向かいます。
宿に預けてあったバッグを受け取り、駅まで小走り。 -
マチュピチュ駅に着いて、チケットを見せると係員から一言。
「あなたの乗る列車は18時30分に変更になりました。17時30分に改めて来て下さい」
ハァ?何いってんの?マジですか!
マジでした。
いま14時30分ですけど。
それならマチュピチュ遺跡もっと見たかった!すんごい損した気分!
3時間も何してろっちゅうの! -
騒いでも仕方ないので駅前に広がる土産物屋を見て回ります。
そしてレストランでビール!インカコーラ!
でもまだ1時間以上有る。
再び駅に向かいターミナルで発車を待ちます。
するとそこには昨日食事をした姉妹の姿。
待ち時間も楽しくなったので、まぁ良しとしましょう。 -
予定より4時間近く遅れての出発。
出発してすぐに辺りは暗くなってきました。
オリャンタイタンボまでは半分寝ているうちに到着。
バスに乗り換えクスコに向かいます。 -
バスがクスコに到着したのは夜も遅い23時。
ホテルにチェックインし、着替えるまもなく堕ちるように眠りにつきました。
ペルー・ボリビア七転び八起きの一人旅!③ (クスコで息切れプーノで頭痛!編)に続く。
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