2012/01/25 - 2012/02/07
24位(同エリア114件中)
tymyさん
ペルーといえばマチュピチュやナスカの地上絵等遺跡や歴史あるクスコの街並みなど見所たっぷりの国。
この国を2週間の休暇をフルにつかって廻ってみようと決めたのは3ヶ月前のこと。しかしチチカカ湖のあるプーノまでいくとすぐそこはボリビアの首都ラパス。
ボリビアと言えばウユニ塩湖!雨期の時期に見られる全面鏡張りの壮大な眺め。ここまでいくなら見てみたい。
予定を変更してウユニまで行く事決定!でも休暇はのばせない。
結局駆け足の予定を組んで旅立ったが、途中マイアミで重大事件発生・・・。
何度もこころが折れそうになった今回の旅。でもくじけず進んだ先には想像以上の景色が待っていました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 観光バス 徒歩 飛行機
- 航空会社
- アメリカン航空 JAL
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
1月25日成田発JAL10便でまずはシカゴへ。
シカゴからマイアミを経由し、ペルーの首都リマに着くのは同日23時頃の予定。
待ち時間を含めると25時間以上かかるけど、日付変更線をまたぐ為カレンダー上は同日に地球の裏側まで行けてしまうのだ。
到着前に出たAIR肉まん美味しかった。 -
シカゴに着いてとりあえずアメリカ入国。
アメリカは入国チェックが厳しくて時間がかかる。経由するだけなんだから早くせいっ!とこの時は少々毒づいておりました。
アメリカン航空は定刻より1時間遅れている模様。スタバで時間つぶして次なる経由地マイアミへ。
マイアミに着いたのは15時過ぎ、リマ行の便まで約3時間。
ここからは国際線の為、一つ上のフロアへ移動です。
ここで事件が!エスカレーターに乗っていると少し上にいたご婦人が、バランス崩して転がり落ちてきたのです。
どわーっ!キャー!僕の声と彼女の悲鳴が響き渡り、かろうじて彼女を止めることができました。女性は身体をうったのかなかなか起き上がれません。
ようやく彼女が起き上がる頃にはエスカレーターも上のフロアにたどり着いておりました。
お礼を言われ「ユァウェルカム」とかえしてチェックインカウンターに向かいます。 -
カウンターでパスポートプリーズと女性係員が笑顔で催促。
え〜と内ポケットに入れて・・・ごそごそ・・・あれ??
カバンに入れたかな?・・・・・無いっ!
ちょっと待って!え?落とした?いや!下のフロアで確認してるし!
完全パニック状態です。係員のどうしたの?という顔もだんだん曇ってきました。
あ!ああっ!さっきのエスカレーター!あの野郎っ!
スリでした。
頭の中真っ白。係員も察してくれたのか警察官を呼んでくれました。
色々調書とって、そして最後に係員から一言。
「You can't go to LIMA」
...終わった、いや始まってないしっ!
警察官が日本領事館に連絡してくれて、気がつけばマイアミの青い空の下、タクシーに乗っておりました。 -
タクシーの中では、このままマイアミに滞在するのか、アメリカを回って休暇を消化するか。明日以降予約してある飛行機や汽車どうするか色々考えました。
そうこうしている内に在マイアミ日本領事館に到着。
電話で事情は説明してありましたが、係の方から言われたのはうれしい一言。「FAXで謄本を日本から送って頂ければ即日再発行します」
即日!マジで!
すぐに日本の実家にTEL。日本はまだ夜の為、朝一番で送ってもらう様お願いし、マイアミで一泊して待ちます。
翌朝領事館に行くと、無事FAXは届いていた。Thanks 親父!すぐに手続きしてもらいパスポートGET!
昨夜NETで手配したTACA航空に乗る為、空港に向かいます。 -
本来乗るはずだったアメリカン航空のチケットは、交渉したが結局無効。
それでもここまで来てスゴスゴ帰るわけにも行かず、約$900払ってリマに向かいます。
本当はこの日ナスカの地上絵を観に行く予定でしたが、それは泣く泣く諦めました。
でも明日以降は予定通り行けそうです。
どうなることかと思いましたが、いよいよ旅が始まります。 -
ペルーはリマへ到着したのは夜の11時過ぎ。
事前に予約した宿へ迎えも頼んでいたので特に問題もなくチェックイン。
パスポート事件のことはメールで宿の主人にも知らせていた為、色々と心配してくれかえって恐縮してしまいました。
遅い時間でしたが宿の目の前の食堂でこの旅最初のまともな食事。
明日から気を取り直して、ガ〜っと行くぞと自分に言い聞かせて就寝。 -
早朝スターペルー航空にてクスコに向かいます。
リマ−クスコ間は観光路線として非常に乗客も多く、空港は朝から混み合っています。日本人の姿も多く見られました。
1時間ほどの短いフライトですが、バスで行くとなると道も悪い上に山岳地帯の為一日がかりなのです。 -
クスコに到着するとその足でバスに乗りマチュピチュに向かいます。
僕は以前の経験から高山病になりやすい体質ということが分かっていました。いきなり標高の高いクスコ(標高3,200m超)に行くと高山病になる可能性が高い為、標高の低いマチュピチュに一気に行ってしまい身体を慣らそうという作戦です。
イメージではマチュピチュはかなり高い所にありそうですが、実際はクスコから約800mも標高が低い所にあるのです。
まずはバスでウルバンバへ向かいます。約1時間とちょっとの路線バスの旅。 -
ウルバンバのバスターミナルで昼食を済ませ、オリャンタイタンボ行きのバスを探します。でもすぐに乗り場は見つかりました。到着側から建物を挟んだ向こう側がオリャンタイタンボ行きのバス乗り場だったのです。
バスといっても写真にある小さなバンです。これに10数名が乗り込むんです。荷物は屋根の上ね。さらにその上にも人は乗りますよ。
ここから4〜50分でペルーレイルの駅があるオリャンタイタンボです。 -
オリャンタイタンボは山に囲まれた小さな町です。
ペルーレイルは雨期の時期クスコからオリャンタイタンボまでの区間列車の運行を止めています。
マチュピチュまで列車で行く人は何らかの方法でこの町まで来なくてはならないのです。 -
早朝のリマからここまで休む間もなく来ましたが、ようやくのんびりできる時間ができました。
作戦が功を奏したのか高山病の気配もありません。
列車の発車時間までまだ4時間以上あります。ここはのんびり町歩き。
小さな商店で水を買い、ついでに荷物もしばらく預かってもらうことにして身軽に散歩です。 -
町外れの山の斜面にはオリャンタイタンボ遺跡があります。
時間もたっぷりあるので当然見物に足を運びます。
遙か昔、スペイン軍にこの遺跡まで追い詰められたインカ軍。石と斧では勝てるはずもなく早々に撤退します。その際に破壊の限りを尽くされ、残っているのは畑と残骸だけのこの遺跡。 -
この村の標高は約2800m、高山病は大丈夫そうな高さですが、無理をすると息切れします。
階段状の遺跡となれば登りたくなるのは必然。はやる心を抑えて無理せずゆっくり時間を掛けて登りました。 -
遺跡をみて町を歩き、もうやることが無くなってしまいました。列車の時間まであと1時間と少し。駅に向かうことにします。
町の中心部から駅までは少々歩かされます。
ここであのバイクに荷台の付いたタクシーを利用するのだと納得。
しかし時間はあるが金のない僕はしっかりと歩きます。
しばらく行くとオリャンタイタンボ駅が見えてきました。
そこにはリマからクスコへの飛行機で一緒だった日本人姉妹の姿も。同じ列車に乗るようです。 -
プラットホームには大勢の列車を待つ人がいました。
どこから来たのか日本人観光客の多いこと。オリャンタイタンボの町では日本人と全く会わなかったのに。
オリャンタイタンボの駅で「緑茶」の看板発見。
しかもこんな山の中でもwifi使えるなんて、時代は進んだなぁ。
う〜むと感心していると後ろから「ポワァ〜ン」と汽笛が聞こえてきました。
ペルーレイル、ビスタドームの到着です。 -
列車が到着すると、待ちわびた乗客達は記念撮影のため群がるむらがる。
ご多分に漏れず僕も連結器に座ってポーズ!
すぐに注意されました。
準備が整いようやく出発。座席は窓側、気分は盛り上がります。 -
濁流のウルバンバ川。
去年(2010年)に氾濫し、川沿いを走る線路が崩れて橋も落ち、路線は数カ所で寸断されました。マチュピチュ観光客が村に取り残され帰れなくなるという事がありました。
確かにこの激流はちょっと怖い感じもしますね。 -
マチュピチュ村(旧アグアスカリエンティス)が見えてきました。
帰路の列車とすれ違い、我々の乗った列車はマチュピチュ駅に到着です。
空を見上げると小雨がぱらつく暗い雲。少々寒さも感じます。 -
村は世界中からマチュピチュに向かう為に訪れた観光客で賑わいます。
僕の泊まる宿は線路沿いにある小さなホテルに決定。
wifi完備で朝食付トイレシャワー付$20でした。
バッグをおろし休憩したら村へ繰り出します。 -
ペルーレイルで一緒になった姉妹とお食事。
アルパカやペルー料理、クスコのビールに舌鼓。
彼女たちはマチュピチュの後リマへ戻り、その後ボリビアのラパスに行く模様。
縁があればボリビアで又会おうとお約束。 -
この夜は雨が降り続いています。
明日は晴れてくれるのか?NETでみた天気予報は雨の一日と予報されてました。
自称晴れ男の僕のパワーで雲よ消えろと念じつつ早めの就寝です。
(やっぱマチュピチュすげえっス編につづく)
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