がんばれ福島！冬の旅 岳温泉編

2011/12/15 - 2011/12/16

会津若松の城下町歩きを終えて、車で二本松インターまで移動。
今日のお泊りは、岳温泉の「空の庭プチホテル」です。
岳温泉の旅館の並ぶメインストリートからは離れていますが、
そこは こじんまりとした、手作り感のあるかわいいホテルでした。

食事もおいしく、それにお値段も安くて、コスパがよろしいホテルです。
女性向だったので、今度はマダムの旅行で絶対来るぞ〜と。
なんだか今回の1泊旅行はマダム旅行の下見みたい(笑）

翌日は、いきなりの雪にもびっくり。
あっと言う間に積もってきて、東北の雪は油断できないですね〜。
ホテルの一泊を”岳温泉編”として記載します。

エリア 岳温泉(福島)

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 自家用車

到着した時はもうすっかり暗くなっていました。
道路から入ると手前にショップやレストランの建物があり、
奥に宿泊施設のプチホテルが別棟であります。

木や建物がライトアップされています。

ツインのお部屋です。
ベランダのついたお部屋で、ペンションのお部屋より少し広いかな？と思います。

椅子にはかわいい柄のひざかけが用意され、ブラケットは天使がついていたり、
お茶用のカップやグラスも柄のかわいいものが置いてありました。

このホテルはインテリアにラスティック調のものが多く取り入れられています。
シンプルな鏡もラスティックスタイルにデコレイション。
ミラーの下に木製のシェルフを取り付け、自然のままの枝を使って、手作り感いっぱいのナチュラルテイストです。
こんなディスプレイは まねっこできそうですね。
インテリアや雑貨も大好きなまりも母なので、
こういうのを見るのは楽しいです。

クローゼットのハンガーバーも本物の枝が使われています。
自然な枝のカーブがいい感じです。

お部屋から出た廊下の様子です。
ペンションほど、オーナーの好み出まくり〜という感じではないですが、
プチホテルならではの手作りっぽいディスプレイがあったかかわいいです。
ドアのハンドルも木の枝に変えられています。
高級な感じではありませんが、私はこういうのが好きです。

ペンダントも素敵です。
自分のおうちにあってもいいと思うようなデザインのもので、
インテリアの参考にもなりそう。
こういうのは 友達の家を見せてもらう時のようなワクワク感があります。

食事は1階の食堂ではなく、隣にある別の建物でになります。
車で入ってきた時、明るい店内が見えて、何の建物だろう？と思いました。
その時はここもホテルの関連の施設だとは判らなかったのですが、
一般に方も利用できるレストラン「自然レストラン」とセレクトショップ「地球市場」それに結婚パーティーが出来るホールが入った建物でした。

中はどんなな風になってるのだろう？と期待感の高まるすてきなエントランス。
食事の時間より少し早く建物に来て、二階のショップを見てみる事にしました。
ドレスが飾ってあるのは、ウエディング用のホールの案内のものです。

螺旋階段を上がると二階がショップです。
傾斜地なので、道路からショップに入る入り口もあります。
マダムが好きそうなかわいい雑貨、ウエア、バック、アクセサリーなどがいっぱい売っています。
もう、閉店時間に近く、お客さんは誰もいませんでした。

こういうお店って、本当に女の人は好きなんですよね〜。
今日はダンナとの旅行だから、そんなにいつまでも見ていられませんが、
マダムの旅行だとこういうお店って、かなり長居しちゃうんです。
いや〜こんなお店もあるなんて〜ますますマダムにぴったんこ。

二階にはもうひとつ大きいお部屋があり、
そこは結婚披露パーティーができるホールになっていました。
屋根裏がむき出しのお部屋なので、ゴージャスなのとはちょっと違うかもしれませんが、
飾りつけによって、素敵なパーティーにアレンジできるんでしょうね。

先月、友達の娘さんの結婚パーティーのデコレーションを担当したばかりのまりも母、興味深々で眺めてしまいました。

1階奥のレストランもプチホテルやパーティー会場と同じように、小物やディスプレイがかわいいお部屋でした。

広いスペースなので、ストーブも置かれています。

テーブルにメニューが置かれています。
軽い感じのコース料理です。

飲み物はロゼのスパークリングワインをミニボトルでオーダーしました。
なんか、ロマンチックじゃない？でも一緒にいるのは長年連れ添ったダンナだけど・・・。

スモークサーモン サラダ仕立て

温玉付きです。盛り付けがきれい。

スープはミネストローネ

真鯛のポアレ ブールブランソース
魚に良くあう、バターソース。

お料理の味はなかないけますです。

国産豚ロースソテー 和風ソース

これは ご飯でもよさ気なお味。
ラフなコースメニューですが、お魚とお肉が出ます。
フレンチのコースの普通のものでも男性や若者には量が足りないって言われますが、
今回のお料理 私たち夫婦には充分でございます。
うちはダンナも小食な方ですからね。
おなかいっぱいになってきた〜。
お料理の出るタイミングも丁度良いです。

デザートは
自家製なめらかプリン果実添え＆コーヒー

この白い器のプリンは、すご〜くやわらかいのです。
おいしいよ〜。
クレームドブリュレみたいなとろとろ食感。
どうやら、プリンは一押しのおススメメニューっぽいです。

あ〜超まんぷくちゃん。

このプチホテル、お部屋もかわいいし、お料理もおいしかった。
料金もかなり安くて、言う事無し！と言いたいけど、
非常に残念な事に、お風呂が温泉じゃないんです・・・。
岳温泉にあるのに・・・。
ミネラル豊富な地下水を沸かしたものなんだって。
ここだけがマイナスポイント。

最上階に 男女別の大きなお風呂と屋上部分に露天風呂があって、
露天風呂では寝湯ができるようになってました。
星空を眺めながらののんびり入浴は、首までお湯に浸かれるから12月でも寒くなくてよかったけど。

徒歩5分ほどの所に系列の「空の庭RESORT」の宿泊施設があり
そこの温泉も利用できます。
そちらは本物の温泉で、大浴場と露天風呂。タオルも借りられます。
（宿泊者は無料）
朝、そちらの温泉に入りましたが、露天風呂かなり熱かった〜。
あ〜移動は車でしましたよ。5分も歩いたら湯冷めしちゃう。

画像はプチホテルのお部屋のベランダにあるプライベート露天風呂。
まぁ、普通の一人用の浴槽があって、自由に入れるってやつなのですが、
春〜秋はともかく、冬は相当寒さが厳しいですな・・・。
全室ではないですが、このようなプライベート露天風呂のあるお部屋がいくつもあります。
（バスルームは別にユニット式のがあります）

朝食はホテル1階のラウンジで、と案内されていました。
アンティークっぽい家具が置かれたシックなお部屋です。
スリムなクリスマスツリーが置かれていました。

ピンクでまとめた大人っぽいクリスマスツリー。

朝食は卵・ベーコン料理のお皿にサラダ、パン。
コーヒーや紅茶、ミルクはセルフで好きなものを取ってきますが、
オレンジジュースは絞りたてのフレッシュジュースが運ばれてきました。

食事をしているうちに雪がチラついてきました。
見ているうちにどんどん積もってきてしまいました。

今回はノーマルタイヤで来てしまっていたので、宿泊も会津若松よりは二本松の方がいいかと、こちらにしたのですが、
今年は12月から けっこう寒い日が多いので、ヤバイか〜？と心配になってきました・・・。

心配と言えば、この二本松あたりも、福島第一原発の事故の影響で放射線量が高めなんですよね・・・。
お風呂の脱衣所に近隣の空間線量の計測値が貼られていました。
岳温泉1丁目地内は0.21と0.20μSV/hとなっていますが、
石井住民センター、という場所は1.20と1.02と1μSV/hを超えてますからね・・・。
子供の住む環境としては厳しいんじゃないでしょうか・・・。
あ〜あ、こんな広範囲、除染なんて無理じゃね？
マジあり得ない原発事故。
やっぱ原発やめてもらいたい。
電気は他の方法で作ろうよ〜。

帰りの荷物をまとめている間に こんなに積もってしまいましたよ・・・。
昨日夕食を食べた「自然レストラン」セレクトショップ「地球市場」の前もお店の方が雪かき始めてます。

これは、念のため持ってきたタイヤチェーンつけるしかないかなぁ？
と考えていたら、だんだんに雪は小降りになってきました。

階段ホールにはこんなオブジェも飾られています。

もうほとんどの宿泊者の方はチェックアウトされたみたいです。
雪が降ってきたから急いでお帰りになったんですね。

ラウンジには誰も居なくなっていました。
雪は止んで、少し明るくなってきました。

レストランのある建物はすっかり雪景色になっていました。
雪が止んで、しばらくすると道路の雪はすぐに溶け出したので、タイヤの心配はなくなってよかったです。
だけど、もう12月の中旬。次にまとまった雪が降れば、福島は冬の季節にどっぷりと突入ですね。

ホテルから車を出して、岳温泉の中心温泉街をぐるっと廻ってみました。
2007年の5月 マダム旅行で来て、初めてフォートラベルの旅行記を書いたのがこの岳温泉でした。

12月 平日の午前中ですが、なんだか温泉街はひっそりとしていました。
原発事故の影響も無い訳はないですよね・・・。
営業をやめてしまったらしい旅館もありました。

がんばれよ！岳温泉！
暖かくなって雪の心配がなくなったら、マダムのお友達連れてまりも母もう一回来るからね！！　I`ll be back！