2012年2月千葉ロッテマリーンズ石垣島キャンプ

2012/02/12 - 2012/02/13

2月はプロ野球キャンプの季節。沖縄と南九州の各地で、12球団の選手たちがペナントレースに向け始動します。

選手にとって鍛練と研鑽の場であるキャンプですが、ファンにとっては選手たちを近くから観察できるめったにない機会ということで、私の贔屓球団の一つである千葉ロッテマリーンズのキャンプを見学に行ってきました。

ロッテのキャンプ地は石垣島、12球団で最も東京から遠い場所でのキャンプになります。

エリア 石垣島(沖縄)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 高速・路線バス 船 タクシー ANAグループ 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

石垣空港から市街地方面に歩き、一つ目の角を右に曲がります。
向こうの方に、千葉ロッテマリーンズがキャンプを張る石垣市中央運動公園が見えてきました。

未舗装の農道を進むと、目の前に運動公園の第2球場が。

スコアボードの上に、マリーンズの球団旗がはためきます。
ついにマリーンズファンにとっての聖地に来たのかと思い、胸が熱くなりました。

第2球場では唐川侑己投手がランニングをしていました。
昨季はチームトップの12勝をマークし、今年の沢村賞が期待される投手です。

第2球場近くの道路沿いに並ぶ、地元協力会の幟。

裏口にある第2球場から、メイン球場のある石垣市中央運動公園の正門に移動します。

マリーンズのエンブレムに並んで、地元企業の幟がたくさん。
離島でのキャンプは、地元の人々の大きな協力によって成り立っています。

正門の近くには、八重山地区限定のファンクラブ「1SHIGAKI26」の入会受付ブースやグッズ販売所、軽食やスイーツの屋台が軒を連ねていました。

キャンプ地の案内マップ。

メイン球場の入り口には「本日の練習メニュー」が掲示されていました。
背番号を見れば、誰がどこで練習しているかが分かる優れものです。

メイン球場ではこの日のメインイベントである紅白戦を開催中。
途中からですが、観戦することにします。

携帯のQRコードでも、今の選手の状況が分かります。

客席に入ると白組の攻撃中。打席には角中勝也外野手が立っていました。
昨年終盤の多くの試合で起用され、チームが不振の中数多くの安打を放ち気を吐いた期待の若手です。

西村徳文監督とコーチ陣が両軍のナインを見守ります。

本来は外野手登録の大松尚逸選手が、一塁の守備に就いていました。
右は大塚明コーチ。

小川ヤクルトの快進撃を支えたジョシュ＝ホワイトセル内野手が打席に入ります。この後、見事なヒットを放ちました。

正遊撃手の座が期待される細谷圭内野手。

白組のピッチャーは今季2年目を迎える小林敦投手。

細谷と並ぶ正遊撃手候補の1人、渡辺正人内野手。

この日は千葉からマスコットのマー君がはるばる駆けつけてくれました。

一昨年の怪我から復活を期したい早坂圭介内野手。

地元宮古島出身の伊志嶺翔大外野手。新加入の昨季は打撃に守備に目覚ましい活躍を見せつけ、西武の牧田投手や楽天の塩見投手と新人王を争いました。

昨季途中、サブロー外野手とトレードで巨人からやってきた工藤隆人外野手。
シーズン終了後、そのサブロー外野手もロッテに戻って来ました。

一昨年日本シリーズで好打を連発し、下剋上の立役者になった清田育宏外野手。
昨季怪我で残念だった分、今年は大暴れして欲しいです。

紅組のピッチャーが、古谷拓哉投手から松本幸大投手に交代しました。
久しぶりに一軍で観たいピッチャーです。

過去2度の日本シリーズ制覇の立役者となり、今季からキャプテンに就任した今江敏晃内野手。
私と同い年、昭和58年会を代表する選手でもあります。

連日の神業守備で、ゴールデングラブ賞に輝いた岡田幸文外野手。

自慢の足を活かした盗塁も魅力です。

白組のピッチャーが、上野大樹投手に代わりました。

昨季先発ローテの一角に食い込み、4勝を挙げた期待の投手です。

以前西武ドームと京セラドームで生観戦した時に先発していましたが、堂々とした投球ぶりでした。

13年目、ベテランの域に入った塀内久雄内野手。

岡田がヒットで塁に出ました。ここぞとばかりに2塁を狙います。

残念ながら、白組の好守に阻まれ盗塁はなりませんでした。

紅組の投手が、服部泰卓投手に交代しました。

大松が服部から豪快な打球を放ちます。打球は見事ライトスタンドに飛び込みました。

サヨナラホームランを打った大松を迎える白組の選手たち。

紅白戦は2-1で白組が勝利しました。

紅白戦の後は「1SHIGAKI26」主催のサイン会が開かれます。

サイン会の前に、かき氷で腹ごしらえ。個性的なネーミングのメニューが多く迷います。

マンゴーとハワイアンの「石垣サンライズ」を注文。

長い行列に並びサイン会の開始を待ちます。

サイン会は１〜５の番号が書かれた整理券を1人につき1枚受け取り、整理券と同じ番号のレーンで待っている選手からサインをもらう方式でした。

私が並んだ3番レーンには、ドラフト1位の新人・藤岡貴裕投手がいました。

藤岡選手にはサインのほか、握手もしていただきました。

後援会に寄付した人には、抽選で選手のサイン入りグッズが当たります。

ファンに囲まれ、記念撮影に応じる今江選手。

球場に戻ると、紅白戦のヒーロー大松選手が内野守備の練習に励んでいました。

清田選手が高橋ヘッドコーチのマンツーマン指導のもと、打法改良に取り組んでいました。

ブルペン。

室内練習場。

室内練習場横の自動販売機も、マリーンズ仕様。

（左）西村監督（中）大塚コーチ

この後、大塚コーチからサインをいただきました。

運動公園の中で見つけたガジュマルの木。

沖縄の翼・日本トランスオーシャン航空もキャンプのスポンサーです。

この日は18時過ぎに運動公園を後にしました。

2日目は帰りの飛行機に乗る直前に、少しだけ運動公園に寄ることに。

メイン球場では主力選手たちが練習に励んでいました。

吉鶴憲治コーチ。

里崎智也捕手がバッティング練習に励んでいました。
まだまだ正捕手として活躍して欲しい選手です。

里崎選手の元気そうな表情を見て、安心して空港に向かいます。

初めて観たプロ野球のキャンプは、思っていた以上に収穫が盛りだくさんでした。来年もロッテの他、いろいろなチームのキャンプを観に行ければなあと思います。