![ポルトガル旅行6日目は、コニンブリガにあるローマ時代の遺跡を見学し、コインブラの町を歩いて、ポルトまで向かう計画。しかし朝からハプニングが。<br /><br />朝食の前に荷物を車に載せようと思い、ホテルのエレベーターに荷物とともに乗り、1Fに降りようとしたところ、数秒後に扉が開いたので見ると、そこにはロビーではなくコンクリートの壁が。そして扉は閉まってしまい、そのまま静止状態。1Fのボタンを押しても、3Fのボタンを押しても、エレベーターは微動だにせず、反応なし。緊急連絡用のインターホンらしきものを鳴らすも、誰も反応せず。間を置きながら、何度かインターホンを鳴らすも、誰も反応せず。仕方がないので誰かが通るのを待つしかないかと思い、しばしじっとしていたところ、誰かが部屋から出て近くを通る様子。Hello〜と声を出したところ、運よく相手は奥さんと娘で、私がエレベーターに閉じ込められているのを理解。しかし、どうしようと相談をし始めた途端、エレベーターは突如動き出し、なぜか3Fに到達し、無事に扉がオープン。奥さんは、昨日の夜も同じようにインターホンを鳴らす音が聞こえていたと語っており、どうやらときどき同じ症状が発症している模様。ホテルに5分ほどエレベーターに閉じ込められたと状況を説明した上で、朝食を食べに行き、帰ってくると、「もう直したから大丈夫」とホテルの人は語っていたが、本当に大丈夫か?さすがポザータで快適に過ごしていただけに最後のトラブルは残念。<br /><br />気を取り直してコニンブリガのローマ遺跡を目指してレンタカーを走らせることに。しかし、ナビにはコニンブリガの遺跡は登録されていない模様で見つけることができず、とりあえずコニンブリガまで行って見ることに。コニンブリガまで到達すると、出ていました標識。あとは標識を頼りに遺跡に到達。<br /><br />コニンブリガ遺跡、ローマの辺境の地の遺跡なのであまり期待をしていませんでしたが、どうして、どうして。鮮やかなモザイクが残っており、イタリアの遺跡に比べれば小規模ながら、人々の生活の息吹が感じられる遺跡でした。全体の15%程度しか発掘されていませんが、当時のローマの地方都市のイメージを知るにはとても良い遺跡でした。思った以上に遺跡に魅せられ、はっと気がつくと予定時間を30分ほどオーバーしてしまい、慌ててコインブラに向かうこととなりました。<br /><br /><br />](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/10/64/05/650x_10640594.jpg?updated_at=1327804060)
2011/12/22 - 2012/01/03
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shiraok4563さん
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ポルトガル旅行6日目は、コニンブリガにあるローマ時代の遺跡を見学し、コインブラの町を歩いて、ポルトまで向かう計画。しかし朝からハプニングが。
朝食の前に荷物を車に載せようと思い、ホテルのエレベーターに荷物とともに乗り、1Fに降りようとしたところ、数秒後に扉が開いたので見ると、そこにはロビーではなくコンクリートの壁が。そして扉は閉まってしまい、そのまま静止状態。1Fのボタンを押しても、3Fのボタンを押しても、エレベーターは微動だにせず、反応なし。緊急連絡用のインターホンらしきものを鳴らすも、誰も反応せず。間を置きながら、何度かインターホンを鳴らすも、誰も反応せず。仕方がないので誰かが通るのを待つしかないかと思い、しばしじっとしていたところ、誰かが部屋から出て近くを通る様子。Hello〜と声を出したところ、運よく相手は奥さんと娘で、私がエレベーターに閉じ込められているのを理解。しかし、どうしようと相談をし始めた途端、エレベーターは突如動き出し、なぜか3Fに到達し、無事に扉がオープン。奥さんは、昨日の夜も同じようにインターホンを鳴らす音が聞こえていたと語っており、どうやらときどき同じ症状が発症している模様。ホテルに5分ほどエレベーターに閉じ込められたと状況を説明した上で、朝食を食べに行き、帰ってくると、「もう直したから大丈夫」とホテルの人は語っていたが、本当に大丈夫か?さすがポザータで快適に過ごしていただけに最後のトラブルは残念。
気を取り直してコニンブリガのローマ遺跡を目指してレンタカーを走らせることに。しかし、ナビにはコニンブリガの遺跡は登録されていない模様で見つけることができず、とりあえずコニンブリガまで行って見ることに。コニンブリガまで到達すると、出ていました標識。あとは標識を頼りに遺跡に到達。
コニンブリガ遺跡、ローマの辺境の地の遺跡なのであまり期待をしていませんでしたが、どうして、どうして。鮮やかなモザイクが残っており、イタリアの遺跡に比べれば小規模ながら、人々の生活の息吹が感じられる遺跡でした。全体の15%程度しか発掘されていませんが、当時のローマの地方都市のイメージを知るにはとても良い遺跡でした。思った以上に遺跡に魅せられ、はっと気がつくと予定時間を30分ほどオーバーしてしまい、慌ててコインブラに向かうこととなりました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- レンタカー
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遺跡に到着しました。ブースでチケット(1人4ユーロ)を購入して遺跡の方に向かいます。奥に城壁が見えます。右側は、美しいモザイク画が残るThe House of the Fountains(泉の家)です。
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泉の家は、2世紀前半に建てられた当時の貴族の家で、内部に水を湛えた中庭があったことにその名前は由来する模様。
3世紀に敵の侵入から町を守るために城壁が造られた際にその材料とするため取り壊されたようです。 -
床にはモザイク画があしらわれており、当時の貴族の暮らしぶりが伺われます。馬に乗って狩りをする人が描かれています。
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こちらは見事に獲物を仕留めた人が描かれています。
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泉の家の反対側にも遺跡が見えます。
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手前から順に、The House of Swastika(まんじの家)。モザイクの模様に由来するようです。
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続いてThe House of Skeletons(骨の家)。後にここに墓地が造られたことに由来するようです。
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モザイクの床も見事です。
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さらにその奥には、お風呂の遺跡がありました。ローマ人はお風呂好きのようです。
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城壁を隔ててお風呂の反対側には、元々あった住居を改造して建てられた6-7世紀ごろの教会の跡がありました。この教会は西ゴート王国時代の異端とされた教派のものだったようです。
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教会の隣には、The House of Cantaber(Cantaberの家)。当時の貴族の大豪邸です。1世紀半ばから2世紀半ばに建てられたもので、西ゴート族に襲われたCantaberという貴族がこの豪邸に住んでいたものと推測されており、それが名前の由来になっています。
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大きな支柱もある当時の大豪邸です。
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遺跡の南側には大きな浴場の跡がありました。城壁の中の大浴場です。
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円形のところはサウナだったようです。
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大浴場の北側の集合住宅跡。
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さらにその北側にも集合住宅が続きます。
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中央広場の西側にも集合住宅の跡がありました。
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そしていよいよ中央広場と神殿跡です。奥に見える復元された支柱のあるところが神殿になります。ここが政事の中心地で、かつては中央広場は有名人の石像が設置されていたとか。
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神殿跡の下には、ローマ人以前の住居跡も残されています。
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中央広場・神殿の北側には円形劇場の跡もあります。円形劇場もやがては防護用の城壁の材料となり、破壊されてしまいました。
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水道橋の跡のところにも集合住居跡がありました。
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Cantaberの家を北側から眺めたものです。
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続いて遺跡に併設されている博物館を見学しました。
コニンブリガ遺跡から発掘された数々の陶器。 -
調理用具などの日用品も出土しています。
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これは泉の家からの出土品でしょうか。
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中央広場・神殿の模型です。
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モザイク画の床、見事なパターンです。
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当時の人の墓石と思われます。
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ライオン像や
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当時神と讃えられたローマ皇帝の彫刻像も出土しています。
気がつくと予定時間を大幅に超過してしまいました。
急いで次の予定地コインブラに向かいます。
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