ポルトガル縦断ドライブ旅行（５）-ケルース＆セトゥーバル

2011/12/22 - 2012/01/03

ポルトガル3日目は、クリスマス・イブ。シントラを離れて、ケルース、セトゥーバルを経て、エヴォラに向かいます。本格的に高速道路を走ってドライブする日になります。イブであれば、クリスマスの日と違い、まだ観光地は営業していると思っていましたが、思惑と違う日となってしまいました。

最初のケルースでは、ポルトガルのヴェルサイユと言われるケルース宮殿を楽しみにしていたのですが、何と「館長の判断により休館」。本来であれば営業のところを休みにしたということです。

仕方がないのでセトゥーバルへ、足を進めます。イエスの教会は何とか開いていましたが、それ以外はあまり観光できませんでした。

クリスマス・イブに結構多くの観光名所が閉まっているのは誤算でした。

エリア セトゥーバル(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 3.0

• 同行者: 家族旅行
• 交通手段: レンタカー

3日目の朝、クリスマス・イブ。ホテルを出発して、ケルースへ。ナビに従い、高速を降りて、一般道に。ケルース宮殿の標識が見えました。後はこれを追いかけ、見えました宮殿らしきものが。ところが駐車場はどこと思っているうちにケルースのダウンタウンに。Ｕターンしようにも一方通行だらけで全く元に戻る方向がわかりません。道を探しているうちにどんどん遠くへ。ついには高速道路まで。ここまで来れば１区間だけ再び乗り、元のところに何とか帰ることができました。

ようやくついたケルース宮殿、まだ早いせいか、あまり人気がありません。ジョギングしている人がちらほらいます。

向かい側はポザーダ、Pousada de Dona Maria I。ケルース宮殿を建てたマリア１世の名前がつけられています。宮殿の使用人の宿舎だったとか。

広場にはマリア１世の像が立っています。

まだ開いていないように思え、営業時間を確かめに入り口と思しきところに行ってみると、何か紙が張られています。

「館長の判断により、24日から31日までは休館いたします」

○○の歩き方では、開いているはずだったのに・・・。館長、お客が少ないので、店じまいしてしまったのでしょうか。

（想像の中）
（従業員）「館長、あまり観光客も来ないので、休みにしましょう。」
（館長）「それもそうだな。よし明日はクリスマス・イブだし、どうせ年明けまでお客も来ないだろうから、年明けまで休み。決定。」

やられました。

仕方がないので、次のストップ予定地、セトゥーバルまで車を飛ばします。バスターミナルの近くに駐車スペースを発見し、無事駐車に成功。マヌエル様式発祥の地と言われる「イエスの教会」まで歩いて行きます。

町は落書きだらけで、景気が悪そうに見えました。

イエスの教会、ありました。門が開いています。

入ってみましょう。

マニュエル様式の特徴、三つ編みのようなねじれた柱のデザインです。カメラのフラッシュが自動で光ったら、フラッシュ禁止と怒られました。

アズレージョもあります。おじさんが怖そうなのでそこそこに出てきてしまいました。

車に戻る途中に、ボカージェ広場を通って、サン・ジュリアン教会に行ってみることに。

ボカージェ広場、陽が当たると暖かいです。

サン・ジュリアン教会です。開いているのか閉まっているのか、よくわかりません。が、入り口のところにホームレスの人が陣取っていて近寄り難い状況になっており、断念。

この時点で11時。セトゥーバルでモンゴウイカのフライを食べると心に誓っていたので、サン・フィリペ城に行ってみることに。

しばらく車を走らせると、それらしいものが見えました。

サン・フィリペ城は、現在ポザーダになっているので、ポザーダはこちらという標識の方に歩いていきます。

トンネルをくぐって出ると城の中です。

サン・フェリペ城から眺めるセトゥーバルの町はなかなかきれいでした。

ポザーダからも絶景を楽しめそうです。○○の歩き方には、城内の礼拝堂のサン・フィリペの生涯を描いたアズレージョが見事と書いてあるので、礼拝堂に行ってみると・・・完全に閉まっていました。

クリスマスはほぼどこも閉まっていることを予想していましたが、イブも結構閉まっています。

何かついてないなあと思いつつ、気を取り直して、いざモンゴウイカのフライ（Choco Frito）を食べにレストランへ。事前の調べによれば、モンゴウイカのフライは、セトゥーバルの名物なので、あちこちに"Choco Frito"の看板を掲げたレストランがある、とのこと。迷わないように前もって調べておいたレストランを目指すことに。

しかし、見事に休みでした・・・。

仕方がないので、近くのレストランに適当に入ることに、といってもイブのせいか、あまり開いているところはありません。頭の中がモンゴウイカのフライで一杯になっているため、レストラン探しに時間を費やせないので、開いているところに入ることにしました。

前菜は持って来られても、原則パン以外は返していましたが、シーフードを持って来られるとついつい手が出てしまいます。エビをゆでたものとイカのマリネ。つまみながら、モンゴウイカのフライを待ちます。

後で支払いのときに気がつきましたが、このエビ、4.5ユーロもしました。イカのマリネは、イカのフライを食べるので、結局食べきれず残しました。やはり、いやしんぼうは、良くないようです。

シーフードのあまり好きではない娘は、ここでも肉です。豚肉とフライドポテト。

そしてついに来ました。モンゴウイカのフライ。レモンをギュッと絞って、いただきます。あつあつのほくほくで、おいしいです。ビールが飲みたいところ、エヴォラまでの運転があるため、ぐっとこらえました（泣）。

でもひたすらイカのフライを食べ続けるのは途中で飽きてきました。

他のお客さんは魚の塩焼きを頼んでいます。メニューにアジの塩焼きがあったので、イカのフライは半分にして、アジの塩焼きも頼んでおけば良かったと思いましたが、後悔先に立たず。イカのフライだけでお腹いっぱいになってしまいました。

お腹も一杯になったところで再び高速に戻り、エヴォラを目指します。