2011/09/10 - 2011/09/13
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てつさん
洛陽旅行2日目。
この日は洛陽の北にある済源市へと向かいました。
しかし、この日は朝からずっと本降りの雨。しかも寒い!
洛陽に着いてから知ったのですが、ちょうど八月後半から一ヶ月ほどは雨季なんだとか。
雨と寒さに震えながら回ったのは、四涜の一つである済涜廟と、奉僊観・陽台宮という二つの道観。
そこで面白い体験もしました。
済涜廟
住所:済源市済涜大街
入場料:30元
奉僊観
住所:済源市荊梁北街
陽台宮
住所:済源市王屋山
入場料:15元
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済涜廟は正式名称を済涜北海廟といい、四涜の一つ、済水の源流に建てられています。四涜とは済水と黄河・長江・淮河を呼んだもので、いにしえには、五穀豊穣を山水の神に祈っていました。
隋開皇二年に時の朝廷が祭祀のために廟を建てたのが、済涜廟の始まりだそうです。
現在でも北宋・元・明代の建築物が残っている河南省最大規模の古建築群の1つです。 -
清源門。これは明代に建てられた木造の門です。
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こちらは明洪武詔旨碑。明の太祖朱元璋が各地の名山大川の神号を統一して聖旨を頒布した旨が書かれたもので、明洪武三年(1370)に碑が立てられました。
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明洪武詔旨碑の贔屓。贔屓はもともと中国の伝説で龍が生んだ九頭の神の一つで、姿は亀に似ていて、重いものを負うことを好むことから、中国では碑の台座部分に用いられることがとても多いです。
日本語の「ひいき」の語源でもあるそうです。 -
淵徳門。明代中期に建てられ、清代に修築されたもの。
ここから済涜廟の中心区に入ります。 -
古漢柏。樹齢1800余年の大木です。この柏には西王母にまつわる伝説が残っており、済水の精気を吸収して成長したと伝えられています。
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寝宮。済涜神を祀る建物です。北宋開宝6年(973)に建てられたもので、河南省現存の最も早い宋代木造建築だそうです。
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ここで、同行者2名が道士につかまって、中国のばかでかい線香を買わされました。
「買う」と言っても功徳料ですから、値段が決まっているわけではありません。
いくら払おうか迷っているとすかさず道士が「紅的、紅的(赤いの)」と言ってきます。
「赤いの」とは、すなわち赤い色のお札100元(約1200円)。こっちの物価ではかなりいいお値段です。
言い方があからさますぎてあきれてしまいました。さすがは現世利益を追求する道教! -
龍亭。歴代朝廷が北海神を祭祀するための場所です。こちらも宋代に建てられました。
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龍亭の中から北を撮った写真です。北に北海神の神殿があったそうですが、今は残っていません。(写真に写っている建物は霊淵閣という建物)
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龍亭にいた女性の像(1枚前の写真にも写っています)。
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これが北海神殿遺址。
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霊淵閣。
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角度が悪くて見づらい写真ですが、霊淵閣にある石勾欄(宮殿の廊下などにある先端のそり曲がったてすり)です。これは中国で唯一残っている宋代の石勾欄だそう。
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白虎亭。こちらは清代。
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白虎亭の中には井戸がありました。この井戸にも伝説があって、目の病を患っている人がこの井戸の水を汲んで目をすすぐとすぐに治るんだとか。そのため「眼光池」とも呼ばれているそうです。
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長生閣。名前の通り長寿を祈るための建物。清代建造。
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玉皇殿。清康煕年間重建。
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道教の神様。
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済涜廟の次に訪れたのは、奉僊観。唐垂拱元年(685)に創建された道観です。
済涜廟からほど近いので、済涜廟へ行った人はぜひ奉僊観へも足を伸ばしてみてください。
写真は玉皇大帝を祀る玉皇殿。 -
(多分)玉皇大帝。
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こちらは三清大殿。金大定24年(1184)重建。
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この建物は柱や梁の木材に特徴があり、梁は柿と荊、柱は桑と棗を使っています。
写真は荊の梁。
また不思議なのは殿内には8本の支柱があるにも関わらず、梁は2本しかないんだとか。 -
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ここでも1名が犠牲に!(線香を買わされた)
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午後は王屋山麓にある陽台宮へ。
土砂降りで雨が滝のように流れる中、陽台宮へと足を踏み入れます。 -
陽台宮は唐開元十五年(727)、玄宗皇帝が道士司馬承禎に命じて創建したもので、開元二十三年に落成しました。
玄宗は自分の妹玉真公主を陽台宮にやり、道教を学ばせたそうです。 -
龍爪柏。これも唐開元年間に植樹されたと伝えられています。
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明代鉄カク〔金偏に獲の旁の部分〕(あしのない大きなかなえ、大鍋)。数百人分のご飯が作れるそうです。
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大羅三境殿(三清大殿)。河南省現存では最大規模の明代木造建築。
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大羅三境殿内の壁画。
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彫刻が施された柱。道教神話にちなんだ絵が彫られているんだそう。
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ここで私もつかまりました。
私の場合は線香ではなくて、手相。
難しい言葉を使って説明しているらしく、半分ぐらいしか聞き取れなかったのですが、これが当たる当たる!
現在のことはほとんど当たっていたので、未来予想も当たるかも。
ちなみに89歳まで長生きするそうです。
しかし、ここでもやっぱり高額を要求されました。 -
大羅三境殿の裏手の高台にある玉皇閣。
工事中だったのですが、建物の外観は見学することができました。
この玉皇閣は河南省最大の清代楼閣建築だそう。
(どうでもいいけど、どこ行っても河南省最大とか最古ばっかり。どういうこっちゃ?) -
八角形の礎石。これは明代の遺物で雲龍丹鳳、花鳥禽獣、神仙人物の故事などが彫られているそう。
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石柱のレリーフ。
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玉皇殿の中。多分神仙の方々でしょう。
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この人だけ何故裸?
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2日目の道観めぐり、これにて終了です。
とにかく一日中雨で、ジーンズは膝下までぐっしょり濡れるし、靴も完全に水を吸い込んで、歩く度にグシュグシュいうし。
しかも旅行の直前までは毎日最高気温20度以上あったのが、突然10度近く下がって、寒いのなんの!
9月に洛陽近辺を旅行される方、ぜひ雨対策と寒さ対策をして行ってください。
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