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中秋節の連休を利用して行った河南省洛陽。目的は北宋皇帝陵の調査(見学?)でしたが、今回は昨年冬の西安(旅行記準備中)と違って、同行者の多くが初洛陽だったおかげで、皇帝陵以外にもいろいろ見学することができました。<br />私は同行者たちより1日遅れで洛陽入り。空港でピックアップしてもらい、まず向かったのは古墓博物館。北魏宣武皇帝景陵の地に1992年オープンしたこの博物館は、洛陽にあった各時代の主要な墓を移築し公開しています。<br /><br />住所:洛陽市飛機場路<br />入場料:記憶が定かではありませんが、たしか無料だったような・・・。

2011.09洛陽:お墓と石窟と道教の旅~その1.古墓博物館~

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2011/09/10 - 2011/09/13

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てつ

てつさん

中秋節の連休を利用して行った河南省洛陽。目的は北宋皇帝陵の調査(見学?)でしたが、今回は昨年冬の西安(旅行記準備中)と違って、同行者の多くが初洛陽だったおかげで、皇帝陵以外にもいろいろ見学することができました。
私は同行者たちより1日遅れで洛陽入り。空港でピックアップしてもらい、まず向かったのは古墓博物館。北魏宣武皇帝景陵の地に1992年オープンしたこの博物館は、洛陽にあった各時代の主要な墓を移築し公開しています。

住所:洛陽市飛機場路
入場料:記憶が定かではありませんが、たしか無料だったような・・・。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
その他
航空会社
中国東方航空
旅行の手配内容
個別手配

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  • 北魏宣武皇帝(483−515)景陵。墳丘は円形でこの地下部分に墓室がある。

    北魏宣武皇帝(483−515)景陵。墳丘は円形でこの地下部分に墓室がある。

  • 神道に立つ石人。ただし、古墓博物館のパンフレットなどを見ると、どうやら発掘されたものではない模様。(発掘されたのは頭部が欠けた石翁像1体だけらしい)

    神道に立つ石人。ただし、古墓博物館のパンフレットなどを見ると、どうやら発掘されたものではない模様。(発掘されたのは頭部が欠けた石翁像1体だけらしい)

  • 墓室へと降りる墓道。

    墓室へと降りる墓道。

  • 墓道及び墓室は磚を積み重ねて造られています。

    墓道及び墓室は磚を積み重ねて造られています。

  • 墓室の前に立つ武人像。

    墓室の前に立つ武人像。

  • 東漢出行図壁画墓。<br />前堂の南壁・西壁・北壁に墓主が車騎にて出行する場面が描かれています。南壁・西壁部分は先導の騎馬。

    東漢出行図壁画墓。
    前堂の南壁・西壁・北壁に墓主が車騎にて出行する場面が描かれています。南壁・西壁部分は先導の騎馬。

  • 北壁部分に描かれているのは墓主が乗る車。

    北壁部分に描かれているのは墓主が乗る車。

  • 東漢天象神獣壁画墓。<br />前室墓頂及び壁に壁画が描かれています。<br />墓頂には天象・太陽・月・彩雲と飛鳥が、墓頂後部には朱雀、墓頂前部には白虎が描かれています。写真は影になってわかりにくいですが、白虎。

    東漢天象神獣壁画墓。
    前室墓頂及び壁に壁画が描かれています。
    墓頂には天象・太陽・月・彩雲と飛鳥が、墓頂後部には朱雀、墓頂前部には白虎が描かれています。写真は影になってわかりにくいですが、白虎。

  • 前室壁。何が描かれているがよくわからないですが、パンフレットの説明を見ると、どうやら珠樹らしいです。

    前室壁。何が描かれているがよくわからないですが、パンフレットの説明を見ると、どうやら珠樹らしいです。

  • 曹魏正始八年(247)墓。<br />この墓は前堂に鉄帷帳構(テントの骨組みのつなぎ目部分?)が発見されています。写真は鉄帷帳構を復原して組み立てたもの。

    曹魏正始八年(247)墓。
    この墓は前堂に鉄帷帳構(テントの骨組みのつなぎ目部分?)が発見されています。写真は鉄帷帳構を復原して組み立てたもの。

  • 唐安菩夫婦墓。<br />さすが唐代!副葬されている俑が三彩です。写真に写っているのは、右から武官・文官・鎮墓獣・駱駝(あとはよくわからない)。

    唐安菩夫婦墓。
    さすが唐代!副葬されている俑が三彩です。写真に写っているのは、右から武官・文官・鎮墓獣・駱駝(あとはよくわからない)。

  • 北宋宋四郎墓。<br />北宋になると、墓がゴージャスになります。写真は墓門ですが、まるで富家宅の大門のような造りです。

    北宋宋四郎墓。
    北宋になると、墓がゴージャスになります。写真は墓門ですが、まるで富家宅の大門のような造りです。

  • 門の上部に「宋四郎家外宅墳、云々」と書かれた銘磚があります。(ただし写真は拓本)

    門の上部に「宋四郎家外宅墳、云々」と書かれた銘磚があります。(ただし写真は拓本)

  • 墓室内も家のような造りです。しかもまだ彩色がきれいに残っている!

    墓室内も家のような造りです。しかもまだ彩色がきれいに残っている!

  • 墓室内は八角形で、墓門と向かい合う第四壁には「夫婦対飲図」とか「開芳宴」と呼ばれる夫婦が飲食する姿が描かれています。

    墓室内は八角形で、墓門と向かい合う第四壁には「夫婦対飲図」とか「開芳宴」と呼ばれる夫婦が飲食する姿が描かれています。

  • こちらは北宋磚室墓。棺も造りが豪華になっています。

    こちらは北宋磚室墓。棺も造りが豪華になっています。

  • 金代鄒〔王+復の旁〕墓。<br />こちらは金代の墓で、壁に線刻画が描かれています。写真は西壁の「雑劇図」。太鼓など楽器を演奏する人や、背の低い人(子供?)が舞う様子が描かれています。パンフレットによれば、雑劇は北宋時代に出現したのだそう。

    金代鄒〔王+復の旁〕墓。
    こちらは金代の墓で、壁に線刻画が描かれています。写真は西壁の「雑劇図」。太鼓など楽器を演奏する人や、背の低い人(子供?)が舞う様子が描かれています。パンフレットによれば、雑劇は北宋時代に出現したのだそう。

  • こちらは北壁。卓の上に置かれているのは果物でしょうか。

    こちらは北壁。卓の上に置かれているのは果物でしょうか。

  • 同じく北壁。「大金承安四年六月 云々」と北壁の中央に題刻されています。

    同じく北壁。「大金承安四年六月 云々」と北壁の中央に題刻されています。

  • 上記で紹介した以外にもまだまだたくさんの墓が移築されて展示されています。時代ごとに並べられているので、墓の変遷が辿れるのも面白いです。洛陽の空港から近いので、空港への行き帰りのついでにでも、ぜひ立ち寄ってみてください。

    上記で紹介した以外にもまだまだたくさんの墓が移築されて展示されています。時代ごとに並べられているので、墓の変遷が辿れるのも面白いです。洛陽の空港から近いので、空港への行き帰りのついでにでも、ぜひ立ち寄ってみてください。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • 一歩人さん 2012/06/06 08:52:21
    不老長寿を理想とする道教ですよね
    てつさんへ
    ふ、ふ、最近、近所の骨董屋さんで宝玉作の鍾馗の人形を買いました。
    そこで、旅行記を検索し、訪問させていただきました。とさ。
    ふ、ふ、日本橋の三井記念美術館でも3年前に道教の世界展が開かれました。
    私は、孔子ファンで、御茶ノ水の聖堂へよく通いました。
    と、つれづれなるままに。

    ありがとうございました。
    失礼しま〜す♪

    てつ

    てつさん からの返信 2012/06/08 22:08:17
    RE: 不老長寿を理想とする道教ですよね
    一歩人さんへ

    書き込みありがとうございました。
    そうです。目指せ仙人!の道教です。
    道観は派手なものが多いので、見ていて飽きません。
    三井記念美術館の道教の世界展、見に行きたかったです!
    私も儒教にも興味があるので、文廟(孔子廟)もよく見に行きます。


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