『RAILWAYS2』のロケ地めぐり。富山地鉄で宇奈月温泉郷へ

2012/01/07 - 2012/01/08

北陸旅行の2日目は富山。
むしろこちらがメインです。

お目当ては、2011年末に公開された映画『RAILWAYS2〜愛を伝えられない大人たちへ〜』のロケ地となった富山地方鉄道沿線を回ること。
本数が少なく行ける場所は限られましたが（というかほとんど行ってない！？）、映画の感傷には浸れたので良しとします。

映画自体は若者を対象としたテーマじゃないですが、
ほのぼのとさせられるので私は好きです。

エリア 宇奈月・黒部峡谷(富山)

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 新幹線 JR特急 JRローカル 私鉄 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

金沢観光を終えたその足で、高速バスにて富山へ移動。
しかし到着した途端に吹雪に遭遇し、ホテルまでの徒歩移動中コートが雪で真っ白に。。
金沢でたらふく食べていたため、ホテルにチェックインした後は一歩も外に出ませんでした。

翌朝の朝食は富山名物ますの寿司、ホタルイカの佃煮、かに汁。
ホタルイカがご飯との相性抜群で気に入りました。

富山の市街地には路面電車が走っています。
古い車両も散見されますが、たまに新しい車両が通っていました。

終点の南富山駅で下車。
映画で、勤務を終えた主人公の徹が自転車に乗って自宅に帰るシーンで登場した駅です。

映画では自販機の前あたりに駐輪場があった気がしますが、ロケのために特別にセットされたようで、実際は設置されていないとのこと。

南富山駅 駅

ポスターが貼ってありました。

ここから徒歩約15分。さっそく昼食です。
国道沿いにある「氷見きときと寿司　太郎町店」。

道沿いにあるのかと思いきや、少し奥まったところに店舗がありました。

氷見きときと寿し 黒部店 グルメ・レストラン

富山駅周辺には回転寿司の店がなく、何処かへ出掛けて行かねばなりません。
簡単にネットで調べたらこの店舗の評判が良く、南富山駅からも徒歩圏内だったので行ってみることに。

オープンとほぼ同時に入店したので、何も回ってません。。
ということで、食べたいものを指定して順番に握ってもらうことになりました。

富山名物の寒ブリ！
身が厚くてデカい。食べ応えがあります

東京ではなかなか食べる機会の無い白エビ。
寿司が大好物の自分は際限無く食べてしまうので、朝のバイキングで意図的に満腹にしてから来たのですが、結局12皿3,000円弱食べましたｗ

北陸の回転寿司はレベルが高いと聞いていましたが、十分満足です^^

路面電車で富山駅へ戻りますが、途中電気ビル前で下車。
5分ぐらい歩いたます寿司の店へ。

ここは食べログ富山県第1位のお店なのですが、家族経営の小さな店で、予約しないと売り切れることもザラだとか。
ということで8時過ぎにホテルから電話予約し、取りに行きました。

案の定12時過ぎに着いた時には「本日は売り切れました」。
本当だ。。

電気ビル前停留場 駅

ます寿司を受け取り、富山駅まで徒歩移動。
市電までRAILWAYS仕様になってます。

余談ですが、東横インJr富山駅前というのを見て
何がジュニアなんだろうかと2〜3分悩んでしまいました

電鉄富山駅・エスタ前停留場 駅

電鉄富山駅へ。
映画のポスターが大量に貼られてます

電鉄富山駅 駅

旅人向けにノートを置いてある観光地はよく見受けますが、黒板を置いているのは初めて見たかもしれません。

なかなか人前では書きづらいかと。

改札口でも映画の宣伝がされていました

駅ビル2Fはホテルのフロントとなっており、そのロビーで映画の撮影パネル展をやっているというので見学。

どれも主要シーンで、見覚えがありました

個人的にこのポスターは好きですね。
500円ぐらいで売っていれば買って帰りたいぐらいでしたが、見つかりませんでした。

ちなみに、撮影場所は映画のラストシーンで登場した月岡駅だそうです。
後ろには立山連峰。
ここへも行ってみたかったですが、地鉄の本数が少なすぎて時間の調整ができず断念。

月岡駅 駅

3番線から発車の特急に乗り込みます。

冬場は特定列車に限って、何と運賃タダで乗れます。
映画を劇場で見たときにこのタダ券（引換券）をもらったのも、富山訪問を思いつく1つのきっかけでした。

ちなみに正規料金は1,790円です。特急料金は200円。
高っ！乗車時間は1時間程度なのに…

発車して間もなくすると、雪化粧をまとった北アルプスが遠く前方に見えます。

そして気付くとその北アルプスはすぐ目の前に接近しており、終点間近になるとその山の間を通り抜けて行くような感覚です。

写真は終点到着間際に撮影した車窓からの風景。
すごいところだな…

宇奈月温泉駅へ到着。

宇奈月温泉駅 駅

富山市街も雪は積もっていましたが、ぱっと見ただけでもそれとは比較にならないほどの積雪量です。

近くの休憩所でパンフレットを仕入れました。
足湯もあったのですがあいにく混雑していて入れず…

外には全然人影もないのに！怒
というか予想以上に寂れています…宇奈月温泉郷。。
オフシーズンとはいえ3連休の真ん中ですし、ちょっと予想外でした。

宇奈月温泉 温泉

「ほしのふるまち」というコミックの舞台が富山県氷見市なのだそうで。
昨年映画化されたそうですが、まだ映画鑑賞に目覚めてなかったので名前も聞いたことありません。

こんなところで知ったのも何かの縁なので時間ができたら見てみたいと思います。

屋外にある足湯。

店は閉まってるし、それで行くところがないので足湯は既に人で埋まってるしで、時間のつぶしようがありません。

仕方がないので日帰り入浴することに。
即席で調べて「ホテル黒部」へ行くことにしました。
トロッコの駅のさらに奥のようです

トロッコ鉄道の起点となる駅。
冬場は運行していません。
この豪雪では無事に運行できるかも危ういし、何より寒すぎて観光客が来ないので採算も合わないでしょう

トンネルの上にスキー場があるのは初めて見ました。
リフトが急斜面に設置されています

少し高台から見下ろしたトロッコ鉄道の線路。
いやはや、改めてすごいところに来ちゃったな〜と痛感。

こういう景色は幼少時代から見る機会が少ないのでテンション↑↑です

枝の上に大量の雪が積もってます。
風が吹いてバランスを崩したら一気に落ちてきそう…

駅の目の前だと思ったら、意外と遠かったです。
登って下ってを繰り返すので

ようやく到着。
玄関のある直前で一気に下るのですが、それでもここは3F。

大浴場は1Fにありました。
タオルも貸してくれないのに日帰り入浴\1,050。
まぁ温泉地へ来たのに温泉に入らず帰るのもアレなので、必要経費とみなしましょう

15時過ぎだったのでガラガラだろうと思いきや、連泊しているらしい宿泊客が占拠していて、非常に居心地が悪かったです。。
ただしお湯は評判通り透明感があって気持ち良かったですよ。

帰り道に撮影。
改めて凄い場所だな〜と

駅前にある温泉の噴水。

温泉でくつろいだおかげで丁度いい感じの時間になりました。
16:03発の普通電車で帰路につきます

宇奈月温泉駅のホーム。
映画で、主人公の徹が退職日最後に運転する電車の出発駅として登場しました。

宇奈月温泉駅 駅

帰りは魚津でJRに乗り換えました。
この方が運賃も安く時間も早いので…。

魚津といえば大正時代の米騒動の発端となった場所ですね

富山駅へ17時過ぎに到着。残り時間は2時間弱です。
さて何をするか。

富山駅 駅

駅前のビルで最後に何か食べることにしました
回転寿司があれば2度目もよかったのですが前述の通り駅周辺には店がありません。

ということで、B級グルメの「富山ブラックラーメン」を試してみました。
東京ラーメンショーで何度も大賞を受賞している店のようです

結論は明快で、あまり好きになれない味でした。。

チャーシューは旨かったけど、それを求めて来てるわけじゃないです。
肝心のスープがちょっとしょっぱいだけで味は正直薄っぺらいし、付け合わせにライスを頼むほどの濃さではなかったです。

ネギ＆味玉乗せ\950＋大盛り\150＋ライス\180＝\1,280。
一般論としてラーメンに出す金額じゃないとはいえ、それでも旨ければまあいいのですが、これは失敗です。

富山駅でお土産を物色。
白エビ天丼の店がありました。夕食はここでもよかったかも。。

宇奈月地ビールがあったので1本買いました。
しかし1本\380とはなかなか高価ですね。
青いラベルに「モーツァルト仕込み」と書いてあるのですがどういう意味でしょう？

富山駅 駅

18:59発のはくたかで富山を出発。
終点の越後湯沢（新潟県）から上越新幹線で埼玉の大宮まで戻るというルートです。

北陸新幹線が開通すると長野経由で金沢へ直通となるため、越後湯沢ルートは実質消滅するとか。
富山駅は新幹線開通に備えた全線高架化工事の真っ最中で、改札口も変な場所に移っていました。

富山駅 駅

次に来るとしたら、黒部のトロッコ鉄道かアルペンルート制覇のどちらかかなぁ。

（おまけ）
食べログ1位の小さなお店で買ったます寿司は、帰宅翌日の昼食と相成りました。

（おまけ）
身が超ぶ厚い！これは確かに美味しいです。
地酒のおつまみとして食べたら合うだろうなぁ。

地方発送もやっているようです。
→http://r.tabelog.com/toyama/A1601/A160101/16000559/