2011/11/04 - 2011/11/04
707位(同エリア1468件中)
京妓さん
京都開催の 「国民文化祭2011」 の
小倉百人一首競技かるた大会に参加するついでに、
ゆかりの地で歌碑巡り。
〔第1首/天智天皇〕
秋の田の かりほの庵の とまをあらみ
わが衣手は 露にぬれつつ
- 交通手段
- JALグループ ANAグループ JRローカル 私鉄
PR
-
【近江神宮】
お正月の名人戦・クイーン戦ほか、
多くの百人一首大会が開催される近江神宮。
競技かるたをしている人にとっては
聖地みたいな場所(なんだかオタクっぽい表現…)。
ここには第1首、天智天皇の歌碑もあります。
京都からは、JR湖西線大津京まで行き、
京阪石山坂本線に乗り換えて「近江神宮駅」下車。
そこから少し歩きます。 -
【近江神宮】
広い森の中を進み、 -
【近江神宮】
お手水で清めて、本殿へ。 -
【近江神宮】
「ちはやふる」 を読んだ方ならご存知の階段。
第4巻で瑞沢高校のメンバーが女帝とともに参拝に訪れ、
千早と詩暢ちゃんが初めてすれ違うあの階段です。
第12巻では、新と詩暢ちゃんがすれ違ったものの、
詩暢ちゃんの激太りの後の激やせ姿に
一瞬誰だかわからない…あのシーンがここ。 -
【近江神宮】
-
【近江神宮】
-
【近江神宮】
本殿。 -
【近江神宮】
拝殿。 -
【近江神宮】
本殿への階段を上がって振り返ると、
←こんな眺め。 -
【古代火時計】
日時計ならぬ火時計。
これは実際に使ってる所を見てみたい! -
【古代火時計】
←詳細はこちら。 -
【北海道の下の句かるた】
本州から北海道へ移り住んで、
文化や習慣の違いに驚くことが幾つかありました。
←コレもその1つ。
百人一首が本州とは全く別物!
全国的にもかなり珍しいから、
わざわざ近江神宮にも奉納されているのかな? -
【北海道の下の句かるた】
北海道の百人一首は、
下の句を読んで、下の句の札を取ります。
上の句不在!
だから、北海道では、
下の句しかしらない人も多い… (@_@;)
和歌は五七五七七の三十一文字で、
成り立っているんだよぅ。 -
【北海道の下の句かるた】
そして、取り札が木の板。
句によっては崩し字がダイナミックすぎて読めません…。
「山の奥」 が読めるので、これは↓
〔第83首〕
世の中よ 道こそなけれ 思ひ入る
山の奥にも 鹿ぞ鳴くなる -
【北海道の下の句かるた】
「きり立」「秋」 が読めるので、これは↓
〔第87首〕
村雨の 露もまだひぬ 槇の葉に
霧たちのぼる 秋の夕暮れ -
【北海道の下の句かるた】
「山」「風」「嵐」 が読めるので、これは↓
〔第22首〕
吹くからに 秋の草木の しをるれば
むべ山風を 嵐といふらむ
山+風=嵐 の言葉遊びですね。
この辺りまでは何とかなるけど… -
【北海道の下の句かるた】
100首全て知っている私でも、
手がかりの文字から推測できない札がわんさか。
←どの歌だ、こりゃ?
1列目2列目が全く読めないけど、
3列目が 「秋」「あら」 と読める?
〔第23首/大江千里〕
月見れば 千々に物こそ 悲しけれ
わが身ひとつの 秋にはあらねど
かな?…たぶん。 -
【北海道の下の句かるた】
・・・ハイ?
ギブアップです。 -
【天智天皇の歌碑】
百人一首を知らない人でも、
天智天皇は知っていますよね。
中臣鎌足と共に蘇我氏を滅ぼして
大化の改新をおこなった、
あの中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)です。
小倉百人一首の第1首は、
天智天皇の歌から始まります。
〔第1首〕
秋の田の かりほの庵の とまをあらみ
わが衣手は 露にぬれつつ -
【近江勧学館】
神宮境内の何てことないこの白い建物は、 -
【近江勧学館】
お正月に名人戦・クイーン戦が行われる場所。
(他の百人一首大会もいろいろ開催してます) -
【近江勧学館】
お願いしたら、中を見せてくれました。
係の女性いわく 「ただの和室ですよ〜」
…って、そのただの和室を見たいんです! -
【近江勧学館】
確かに競技をしていなければ、ただの和室(笑) -
【近江勧学館】
でも、ここで名人とクイーンが決まるんですね。 -
【近江神宮】
この時期、境内はどんぐりがいっぱい。
おばあちゃんと女の子が
どんぐり拾いをしていました。
微笑ましい♪ -
【近江神宮】
次は、
〔第10首〕
これやこの 行くも帰るも 別れては
知るも知らぬも 逢坂の関
の詠み人である蝉丸ゆかりの神社へ向かいます。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (4)
-
- とりのそらねさん 2014/09/16 15:51:21
- 下の句かるた
- 下の句かるたの字は独特ですね
散らし方といい崩し方といい、江戸時代っぽい雰囲気を感じさせます。
(平安調の美しさとはまた違った、豪快さというかなんというか・・・)
コリノリさんがギブアップした最後の5枚目は素性法師(いまこ)ですね
崩し字を普通に読み書きする私にもちょっと難しかったです。
ちょっとチャレンジしてみてください(下に解説を載せておきます)。
ちなみに、右は「なゐに(尓)水くゝるとは(八)」とあるので業平ですね。
平安風だと連綿を大事にして行ごとで散らすことが多いのですが(光琳かるた)、
江戸になると、字ごといろんなところに配置するような感じです(『ちは』でいうと八の下に尓があったり・・・)
待有
出ち
る 月明
か の
な
を
有明の月を(越)待ち出るか(可)な(那)
- 京妓さん からの返信 2014/09/23 10:09:19
- RE: 下の句かるた
- 私は大人になってから、本州から北海道へ転居してきたので、
最初に下の句かるたを見た時には衝撃でした。
かるたでは上の句の存在は無視、
花見では桜の下でジンギスカンを焼く、
結婚式は会費制なので受付で包んでいない現金を出す、
お通夜では香典に領収書が発行される、
などなど、同じ日本なのに津軽海峡を渡ると文化がかなり違います。
本州との違いにも今ではほとんど慣れてしまいましたが、
唯一馴染めなかったのは下の句かるた…(^_^;)
-
- marsyさん 2012/01/06 15:56:13
- はじめまして
- コリノリさんはじめまして、marsyといいます。
百人一首の歌碑めぐりをされておられるようですね。
そして、この近江神宮は、書かれておかれる通り競技かるたの
聖地とも呼べる場所ですね。
で、私も「ちはやふる」読みました。今15巻まで出ているのかな?
今アニメもやってるみたいですね。
関東地方では10月頃から放送しているみたいですが、
私の住む地域では今度の月曜日からの放送開始となるみたいで、
かるたのシーンがどのようにされているのか楽しみにしています。
滋賀県なので、近江神宮は行ったことがありますが、
その時はまだ読んでいなかったのでここまで深く回りませんでした。
また今度ゆっくり行ってみようかな。
では失礼いたします。コリノリさん旅行記にポチッとな。
- 京妓さん からの返信 2012/01/07 01:49:27
- RE: はじめまして
- marsyさん
はじめまして。メッセージと投票、ありがとうございました!
marsyさんは滋賀の方なんですね。今回、初めて滋賀県にお邪魔しました。
日程の関係で、メジャーどころをスルーして、
近江神宮、蝉丸神社、逢坂の関だけで帰ってきてしまいましたが、
いずれ機会があれば、比叡山延暦寺や三井寺なども訪れてみたいです。
そして、滋賀では、ちはやふるのアニメが今度から放送されるんですね。いいなぁ。
北海道は、旅行記にも書いた通り、下の句かるたの文化で、普通の(?)百人一首を
やっている人が数える程度しかいないせいか、放送される気配はありません…。
滋賀県といえば、今回参加した国民文化祭の競技かるた大会で準優勝でしたよ。お強い!
コリノリ
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
京妓さんの関連旅行記
大津(滋賀) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
4
26