ベネルクス旅行　７

2011/08/19 - 2011/08/19

2011年8月13日〜20日

ヨーロッパ・ベネルクス三国を巡る旅。

8月18日（金）
アムステルダム　⇒　（電車）　⇒　ケルン　⇒　フランクフルト空港　⇒　（飛行機）

CA936 フランクフルト　19:20　上海　12:20(+1)

エリア ケルン(ドイツ)

８月１６日（金）
　アムステルダムを去り、ドイツ・ケルン経由で、ドイツフランクフルトへ。アムステルダム中央駅8：04発のフランクフルト行きへ乗る、、、はずだった。時刻表にも確かに、8：04発のフランクフルト行きは書いてあった。だが、待てども待てども、フランクフルト行きがこない。時間になっても来ない。行き先表にその電車が表示すらされない。

　さすがにおかしいなあと思って、駅のインフォメーションに問い合わせてみる。

　「工事の関係でその電車は運休で、代わりに9:41発のフランクフルト行きになっています」

　一時間半以上、待ちぼうけ。何のための早起きだったのか。宿の朝食もパスしたのに。やる事も無くただひたすら列車を待つ。

　なんか、どこが指定席でどこが自由席か分からず座っていて、途中駅にて、座っている座席を予約しているっぽい人が現れ、泣く泣く席を譲る。重い荷物を持って、他の車両に移動する。

　どうも、座席のオンライン予約システムが故障しているらしく、とりあえず予約している人が来ない事を願って、適当に空いている座席に座る。

　いまどき珍しい、食堂車つきの車両。日本ではなくなったような。

とりあえず、ドイツ国鉄の車両だったみたいなので、何となくドイツっぽいものを頼む。ジャガイモにサワークリームソースをかけたもの。案外美味しい。食堂車も、結構いいものである。

　どうも工事の関係で列車が迂回しているらしく、本来のデュッセルドルフ経由ではなく、アイントホーフェン経由。余計に時間がかかり、ケルン中央駅到着は13:12。

　駅の構内にロッカーがある。なんか、立体駐車場みたいなシステムになっているみたいで、二時間までが2ユーロで、それを過ぎると5ユーロ。まあ二時間以内に戻るようにしようっと。フランクフルト空港行きの列車が15:28発なので、ちょうどいい。

　噂のケルン大聖堂が、まさかの駅前。噂には聞いていたけど、本当に駅前にあるとは。ちょっとビックリ。駅を降りて見上げると、巨大な聖堂。

　駅前には普通にスターバックスコーヒーとかあって、日常の光景である。周りは普通に駅前の繁華街である。その中に、浮いているように佇む大聖堂。ちょっと異様でもあり、その異様さがまたいい感じでもある。都会でもあるけど、市を挙げての懸命な努力により、駅周辺の高層建築が規制された甲斐もあって、中世の独自の建物が、21世紀にも残っているのである。

　初代は4世紀、2代目は9世紀に完成し、現在のは13世紀に建築が開始された3代目とか。そして、ゴシック様式の巨大な塔が建築されたのは、1880年。高さ157mの塔は、当時は世界最高層の建築物だったとか。すぐにワシントン記念塔に抜かれたらしいけど。600年の歳月をかけて完成され、その間中失われる事無く町のシンボルであった大聖堂、色々な意味で偉大である。

　第二次世界大戦でケルンの町は空爆を受け、大聖堂自体も爆撃を受けたが、建物の構造自体は無事で、更に修復工事が行われた。

　700年以上の歳月をかけて、継ぎ足され、修復され、という建物も珍しい。

　例によって、頂上まで登ってみる。さすがにこの高さは、かなり体力的にきつい。頂上からケルンの街を見てみる。とにかく眺めがよい。

　駅に戻り、フランクフルト空港駅へ。ちょっとしたトラブルがあって、空港でロストバッゲージしかけたけど、無事に荷物を回収する。どう考えても税関職員の手違いに近いが、それを頑なに認めようとしないのが、無性に腹が立った。お国柄なのだろうか。国の印象って、その人が出会った人で変わるので、その職員がドイツ人全体の印象を悪くしている、という気もするけど。とにかく疲れがどっと出た。

　19：20フランクフルト発、CA936便の上海行き。まだ日も明るいが、フランクフルト、そしてヨーロッパに別れを告げる。最後はとにかく走りまくって、疲れた。