2011/09/11 - 2011/09/21
41位(同エリア342件中)
明石DSさん
1909年ハルピン駅1番ホームで伊藤博文は暗殺された
その102年後の2011年西明石駅3番ホームから
俺様はこれから大連経由延吉へ行くぞ!
リュック担いでハイキングとちゃいまっせ・・・フフフ。
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1日目:9月11日(日):晴
関空〜大連〜瀋陽〜延吉
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2011/平成23年9月11日(日)
■午前10時過ぎに我が家を出発
日曜日の朝、61歳の25回目の海外旅行はこのところ毎年続いている満洲へ。最近はハルビン経由が多かったが、今回は大連経由延辺朝鮮族自治州、延吉(えんきち)・琿春(こんしゅん)・図們(ともん)・龍井(りゅうせい)となった。今回のメーンは張鼓峰事件の戦跡を訪ねること。
その他、戦跡こそ多くはないがWeb頁他での満洲時代に関する情報が多いので行く場所は多い。でも距離的には近く、今ままでとは違った旅に期待の一歩を踏み出した。
といってもいつもの緊張感と不安も大いにある。「旅は修行」との気分で出発。家内は「気をつけてね〜」との一言と顔には「アンタが留守なのでゆっくり出来るわ〜」との隠せぬ笑みを浮かべて早々に出勤。見送りもなく無事に生きて帰国が出来るように頑張るぞ!と、気合をいれて。
10キロのバックを担ぎ、駅前で西明石⇔三ノ宮:割安往復切符(900円→800円)を買い
午前10時29分(発)快速に乗り10時56分着。
そして、これまたいつものように三ノ宮⇔関空往復リムジンバス割引切符を購入
(片道¥1,900→往復¥3,000円)。
両方で儲けは100円+800円=計900円也!フフフ。復路の切符が無駄にならぬよう祈り、財布にそっとしまう。11時20分三ノ宮発のバスで関空へ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
三ノ宮阪急沿いの食堂街
もうすぐ昼時で活気付くだろうけど
やっぱり食い物は日本のが一番美味い -
また今年も目標達成!二度目の海外旅行
いつまでもこのバスに乗れるように頑張ろう!
行くぞ満洲、赤い夕日に照らされて。
哀愁溢れる軍歌こそ日本人の心に響く。 -
何で俺と同じ日に同じ便で同じ所に行くんや??
一期一会ってホンマ不思議なり
この飛行機で運命を共にする連中か・・・それにしては冴えんな?
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■関空(発)14:20:CZ638→大連(着)
例年の如く空港到着後、中国南方航空のカウンターに行き大連までの搭乗券をもらう。そして今回は背負っているバックを初めて預けた。大連乗り換えで延吉だから早く出る必要もなくというのがその理由。身軽になって3Fのソバ処「そじ坊」で「ねぎみぞれそば」¥730円を食す。味はまあまあかなァ〜。毎年のように満洲に行けば行動パターンも同じようになってくる。何故って?同じ人間ゆえ。なるほど。
ソバを食べ出国手続きをし搭乗ゲートへ。午後2時20分着席、いよいよ大連へCZ638は離陸した。真ん中通路の左右三座席、満員ではなく窓側の私の横は空席だった。離陸後30分ほどで早速食事タイム。といってもボリュームはそれほどない寿司とパン、おかず一品。そのつもりでソバ一杯だけの昼食だったので美味しかった。そして2時間ほどのフライトで大連着陸。
飛行機を降りバスに乗ってターミナルへ、さあ延吉への乗継だ。乗り継ぎの案内板を見て歩くとその先は工事中。やっぱし・・・こんなことは十分に想定内ハハハ。改めてウロウロしながら国内線ターミナルへ。そして中国南方航空のカウンターで無事に延吉までの航空券を手にし、一安心。
その時にまだ搭乗するまで30分ちょっと時間があったので、帰国時に延吉から夜の11時半に大連に着いて、宿泊予定の飛行場近くの国際机場賓館を確かめておこうと空港を出て向かった。
二人ほどの小姐に聞いたがいずれも「直ぐそこだ」と言う感じで指し示してくれたが、その方向に歩けど見当たらず。途中でまた二人ほどに聞いてやっとわかった。それでもそこがホテル裏側だったので、正面玄関は見ずじまい。そこまでで搭乗時間が近づいたので中途半端に引き返した。
でもこの時私が歩いたのは裏道で当日20日の深夜、真っ暗な中来た時にホテル玄関が分からずちょっと焦った。中途半端はやっぱり中途半端な結果をもたらすということを思い知った。以後気をつけよう。 -
今日のは薄味すぎたけど、まあええわ
旅立ち前の緊張感もあり、フムフム複雑なり -
南方航空は経営難と聞くが整備は万全なりや?
墜落してもすぐに埋めることなかれ
幾ら、それがそなたの国の慣習と言えど、最早大衆は黙ってはおらん
故に、また掘り起こすのは面倒なれど
ここにしかと忠告す -
入ります。地獄の入り口でないことを祈りつつ
飛行機は幾ら乗っても好きにはなれぬ
顔はすましているが何故か我が心臓はすましておれぬ
これを小心者というなら、申し開きは出来ぬ、ムムム -
なんやねん、寿司か?
味は如何な物か?格安料金で文句は言えぬ
こそっと完食す -
着いた大連へ、平成17年以来6年ぶりの大連
といっても空港より離れること叶わず
気持ちは国内線乗り換えと向う -
久々に又来たぞ満洲大連へ
NHKドラマ「坂の上の雲」放映によって
日本からの観光客も増えるだろう
日露戦争かく戦えり!日本人の誇りだ! -
帰国前日の20日深夜の宿
大連国際机場賓館を探して歩く
17:20分(発)大連→延吉
搭乗時刻を気にしつつウロウロと -
初の延吉へ!いざ飛び立とう
延辺朝鮮族自治州と如何なるところなりや?
八年前に図們へ行った、ハングルが街に溢れいてた
抗日匪賊馬賊は?
我行かん間島省局子街へ -
この時は
サラバ大連一路延吉と思っていた・・・が。
それが、それがそうではなかった
キツネの嫁入りでもなかった
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■大連から延吉と思っていたら瀋陽経由だった。
無事に延吉行きの飛行機に乗りホッと一息。17時20(発)CZ6683便は、定刻より若干早く飛び立った。そして、ほどなく月餅を配ってくれた。なるほど中秋節か・・・まったく私の意識はなかった。中国はこの9月10日(土)11日(日)12日(月)の中秋節の三連休の期間中だった。後から延吉の旅行社の崔さんが「休日期間中だからタクシーのチャーター料も高い」と言われた。この時はそんなことも知らずに月餅を食っていた。
そして驚いたのがあっという間に着陸体制になり・・・「えっ、なんで?」航空券の手配書には大連17:20→20:10延吉となっていて2時間50分も掛るはずなのに?と、ホンマ能天気だった。
なんで関空→大連、2時間10分で大連→延吉2時間50分?なのか。そんな遠いのかと何度も地図を見て首をひねっていた私だが、この便が瀋陽経由とは思いもしなかった。 -
おう!月餅が出て中秋を知る
しかしながらこの時もまだ
中国が中秋節で、今日が三連休の中日だとは露知らず
一個食う、二個食えば腹が膨れるので、お持ち帰りとする -
雲海に沈み行かんとする太陽を写す
ああ我満洲の空を飛ぶ -
美しいなぁ〜
写真ではこの感動は伝えられないし・・・。
悪いことしたら罰当たります、合掌 -
大連離陸したと思ったら、もう延吉?ではなく
奉天とはこれいかに?聞いてないで、知らんかったでェ
これやったら関空→瀋陽→延吉にしたのに
離陸着陸離陸着陸離陸着陸=1日6回もイヤヤでぇ -
我奉天入城
奉天会戦
1905年3月1日から3月10日
3月10日は陸軍記念日です!
記憶に留めよ!試験に出ます
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■瀋陽から延吉へ
と言うわけで瀋陽に着陸。飛行機嫌いなのに何で一日三回×2回=計6回の離発着をしないといけない羽目になるとは。このままこの座席に坐って待つのか?一旦出るなら荷物はどうするの?バックはすでに大連から機内に持ち込んでいるので、そんなことも分からない。
客室乗務員の小姐に聞いたら私の中国語が意味不明なのか?「ハァ〜、何あんたしょうもないこと聞いてんの?」というようなメチャ嫌な顔をされた。でもなァそこまで顔に出してどうすんの。あァこれが中国って訳か。分かっていても気分は悪い。
大連から40分ほどで瀋陽に着き、荷物はそのままで一旦全員外に出て搭乗口で待たされて再入場。18時50分くらいに延吉に向け離陸した。そして丁度1時間後、すでに真っ暗になった延吉到着は19時50分。 -
「イエンジ、イエンジ(延吉)」と姑娘の叫ぶ声
「イエンジ行くやつここにおれ、うろうろするな!」
姑娘が優しくそう言ってました -
貴重品以外の荷物はそのまま
席もそのまま
ゆえに無論飛行機もそのまま
邪魔臭い -
暖かいホットドック
やっとこれで延吉へ行ける
でも宿に着くまで油断は出来ぬ
宿は境浦旅館、タクシーも知らん丸秘旅館なり -
朝の10時過ぎから10時間かけて
着いたところは満洲局子街(延吉)
「間島は危ないから、行くのはよせ」・・・と
誰からも注意無く -
みんな延吉に来ました
それぞれに来た理由は違います
それぞれの財布の中味も違います
互いの今後の健闘を祈る
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■延吉到着
崔さんには大連到着時に電話をし、再度延吉でタクシーに乗る時、携帯で電話をするように言われていた。それは今夜の私の宿が延辺日中文化交流センターの階下の「境浦旅館」で、タクシーの運転手は旅館の名前では分からないので崔さんが電話で直接説明してくれることになっていた。
そして私は延吉空港を出てタクシーが待ち構える乗り場に向った。早速何人かから声を掛けられながら、やはりそこにも仲間内の力関係があるのか?そう見える“おっちゃん”に引き寄せられるかのように捕まった。そして私は携帯で崔さんに電話をし、その運転手に代わった。
場所が分かり私は車に乗り込み、そこで初めて「要多少銭?」と聞けば「50元」と言う。「えっ、そりゃあ高いやろ!確か地球の歩き方には空港から市内まで20元程度と書いてあったはずなのに・・」と思ったが、崔さんと話しをしていることだし、ぼったくりの確証もなく、夜だから??と思いながら諦めた。この“おっちゃん”後部座席にちゃんと相乗りの女性も確保していた。
しかししかし中国旅行は少々経験を積んでいる私だ。「明日一日貸切、いくら?」「どこ行くの?」「延吉市内と龍井市内の二ヶ所」「三百元、一日貸切」「なら延吉から一眼望三国往復は?」「600元」「ふ〜ん、600元か・・・」「内、活動費100元」「名刺持ってる」「有るよ」と言って即座に名刺をくれた。
そしてあっという間に目的地に着いたが、旅館らしき看板もなく私はホンマにここかいな?と焦ってもう一度崔さんに電話をし運転手と代わった。崔さんのいう場所に来ているらしく、もうすぐ崔さんがここに来るという。直ぐ来るからというのでタクシーを降り運転手に50元を払ったら20元の釣りをくれた。
ハハハ私が包車(貸切)の値段を聞いたから?おまけに名刺をくれって言ったから?それに期待しての値引きだろう。まあそれでも帰国時は19元だったから10元分は高いけど、一矢を報いた・・・この辺が旅の面白さでもある。
崔さんが走って来る姿が見えた。“地球の歩き方”に写真の載っている崔さんであり、いろんなWeb頁でも写真で見ているので崔さんだとすぐに分かった。中秋節三連休の中日、日曜の午後8時過ぎ、家族団らんの途中を抜けて来てもらってホント申し訳ない。関空で買った心ばかりの土産のチョコレートを渡してちょっと喜んでもらったけど。
そしてさっそく3Fの境浦旅館の318号室で崔さんと明日の打ち合わせをし、その時に今が中秋節の休日であることを初めて知った。延吉市内と龍井市内の満洲旧跡、そして帽子山と琵岩山の一松亭などに行きたいと頼んだ。
そして三連休なのに今日も休まず仕事をしていた専属の運転手に電話をしてもらい了解を得た。崔さんは「明日の客は日本人で中国語が出来る」と私をのことを紹介していた。それと19日に延吉に戻った時の柳京飯店の予約もしてもらった。運転手と崔さんは、今日も瀋陽の日本人領事館の人たちを案内していたそうで休みなく仕事のようだ。
50分くらい打ち合わせに時間を費やしてもらい、多くの情報を得た。そしてちょうど旅館の下にコンビニがありそこで果物ナイフ購入まで付き合ってもらって別れた。明日朝、またこの4階の延辺日中文化交流センター事務所で会う約束をして。
明日の延吉・龍井巡りとホテルの予約だけで、他は勝手な一人旅の私。旅行社にあんまり貢献していない私に、多くの時間を費やしてもらって申し訳なかったけど助かった。結局その他にも17日の中朝国境沿いとのドライブと20日の延吉での半日ガイドも頼むことになったが。いざとなったら携帯で連絡できる崔さんの存在は旅行を通じて心強かった。延辺朝鮮族自治州旅行の日本人は、これからも崔さんに世話になる方が多いだろう。是非安心してご利用を!
境浦旅館は朝鮮族経営の旅館で、一泊160元だった。高級ホテルとは程遠いが部屋も広くて綺麗で、パソコンが完備されインターネットが自由に使えた。今回は旅を通じてパソコンを使ったのはここに泊まった二日間だけとなった。途中网ロ巴にも行かず、日本の情報は家内との携帯メールだけだった。
大概海外旅行の一日目と最終日はほとんど移動で費やす。でも移動こそが旅そのものなのだろうけど、日本からの出国と他国への入国によって意識せずとも緊張感は増しているはずだ。一人旅は話す相手もいない。言葉が堪能ならば不安も少ないだろうが、旅行言語から進歩しない私にとって、入国以後はスムーズに日程を消化し無事帰国が最大の目標だ。とんでもないトラブルが起きないように最善の注意を払いながら・・・。
さあ、明日からいよいよ始まる。 -
脱兎の如く先頭グループで入国手続きを終え
タクシーに乗る前に崔さんに電話をして・・・と
頭を巡らせながら足はタクシー乗り場へと -
境浦旅館無事到着
部屋への土足厳禁は初めてだった
4F「延辺中日文化交流中心」事務所の階下(3F)
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