1985/06/28 - 1985/09/05
5768位(同エリア6918件中)
かとくみさん
「暑い」が合言葉のようなスペイン。
マドリッド以上に暑いらしいと聞いていたグラナダ…。
アトーチャからの夜行列車でたどり着いてみると
暑さはマドリッドよりマシでした。よかった~。
グラナダでは有名なアルハンブラ宮殿を堪能。
隅々まで及ぶ装飾の細かさに圧倒されました。
グラナダからはまた夜行列車でバルセロナへ。
地中海に面した海辺の街、ガウディ設計の
あの奇怪な建築物がある街。楽しみです。
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8月5日。
マドリッドから夜行「シエラネバダ特急」で早朝にグラナダ着。
名前はステキなのですが、なんと寝台列車ではありませんでした。
直角の座席で座って寝る、というキビシー状況。
当然ほとんど眠れず、グラナダで宿をとって
次に乗るバルセロナまでの夜行列車の切符を買ってから
ガーガー昼寝しました。
RENFE(スペイン国鉄)の営業所の事務作業が
許せないほど遅くて無駄な時間がかかり
この日は街中をどこも見物せずに終わりました…。 -
8月6日。
やって来ました、アルハンブラ宮殿。
(最近では現地の発音どおり「アランブラ」と言うようです。)
この堅牢な門は「裁きの門」といったかな。
この門のアーチ上部に右手だったか左手だったか
なにしろどちらかの手が刻まれていて
それは回教の5つの教えを表している、と
ガイドブックで読みました。 -
向かいの丘を遠望。
旧市街「アルバイシン地区」です。
残念ながらアルバイシンへは行けませんでした。 -
もう大昔のことなので名称も忘れがち…。
これはどうしても思い出せず、調べたところ
「パルタルの庭」でした。そうだったそうだった…! -
アルハンブラ宮殿でもっとも有名な
「ライオンのパティオ」。
庭中央の噴水を支えているのが
“にゃ〜”とでも鳴きそうな
かわいいライオンです。 -
「アベンセラッヘスの間」という建物の天井近くを撮影。
鍾乳石のように垂れ下がる装飾がすごい!
細かい凹凸がこれでもかと迫っています。
これは「スタッコ(Stucco)装飾」というそうで、
日本語にすれば「化粧漆喰」、すなわち壁や天井を仕上げる際、
塗料に石膏を混ぜて様々な模様や像を彫刻する手法だそうです。 -
これはなんという名前の部屋でしょうか…?
とにかく装飾の細かさに圧倒され続けました。 -
アルカサバの塔の屋上で
シエラネバダ山脈をバックに撮影。
「シエラネバダ」(Sierra Nevada)とは
雪をいただいた山、という意味ですが
さすがに真夏、雪はありません。 -
塔から町を展望。
赤い寺院のような建物が見えます。
勝手に「イスラム寺院!」と思い込んでいましたが
実際のところは不明。 -
2枚の写真をつなげてみました。
赤茶けた色の町。 -
8月7日。
グラナダ駅からバルセロナに向かう寝台列車の中で。
コインブラで買って履いていた靴が擦り切れていたので
グラナダで新しいサンダルを買って嬉しがる私。
靴底も麻のような生地で…
エスパドリーユって言うのかな?
明日からはこのサンダルで歩くぞ! -
車窓から見えた、荒涼たる風景。
-
または一面のヒマワリ畑。
-
地平線に日が沈んだ後。
この時初めて地平線というものを見ました。 -
8月8日。
無事、バルセロナ・サンツ駅に到着後、
宿をおさえ昼食をとって向かった先は…
動物園。
ほかに行くとこあるだろ、と今になれば思うのですが
この時はやはり浮かれていたのでしょうか。
背景に小さく写っている白ゴリラを見に行きました。 -
立て続けに見苦しい写真でスミマセン。
バルセロナの宿は旧市街にあるオスタル。
その部屋の小さなバルコニーが面している裏通りの
雰囲気が気に入りました。
オスタルを経営するオジサマも優しくて感じがよく、
2回目にバルセロナを訪れた時も利用しました。 -
ピカソ美術館前にて、友人Mと。
ピカソの絵は見てもよくわかりませんが
美術館の建物はすてきでした。 -
8月9日。
バルセロナの港。
高いところにいる像はコロンブスです。
アメリカの方角を指さしているとのこと。 -
サンタマリア号。
コロンブスはこの帆船に乗って大海原へ。
もちろんレプリカです。 -
この方角から見た方が
指さすコロンブスさんがわかりやすいかな。 -
さて、やってきました、サグラダ・ファミリア(聖家族教会)。
この時点で完成まであと200年かかると言われていましたが
現在はどのくらいまで建設が進んでいるのでしょうか。
エレベーターに乗って高いところまで登ってきました。
どのくらい高いかというと… -
このくらいで〜す。
ひえ〜!オシリがムズムズする!
上の写真にある手すりだけが頼り。 -
中央に塔を結ぶアーチがありますね、
その少し下にV字型の階段があります。
そこまで登ったのです。非常に怖かったです。
友人Mは半べそ状態で動けなくなりました。
が、当時の日記によると
ワタクシはこの階段でパンをかじっていたらしいです! -
このときは教会の壁部分しかできていなくて
入口をくぐると青空、がらんどうでした。 -
サグラダ・ファミリアでかなり疲れてしまったのですが
友人Sが行きたいというので、地下鉄と歩きで
グエル公園にやってきました。
もう夕方近く。
地中海とサグラダ・ファミリアの尖塔が見えました。 -
グエル公園もガウディの設計です。
曲線を多用した奇妙なデザインに
トカゲやカエルなどの生き物を配置。 -
8月10日。
真っ黄色のフニクラに乗って
モンジュイックの丘にやってきました。
そこにあるジョアン・ミロ美術館。 -
ミロの作品はカラフルでオモシロイ。
でも意図するところは皆目わかりません。
これはフォークですか?農機具ですか?
握っているふりをしていますが
実は触っていませんヨ。
ピカソといい、ミロといい、
カタルーニャは理解し難い芸術家を育てる風土が
あるのでしょうか。そういえばダリもこの地方で
制作していたんですよね? -
カタルーニャ美術館前から
スペイン広場を見下ろす。
日記には「わりと楽しみにしていたのに
午後休館で入れず」と書いてあります。
何を楽しみにしていたのかは不明…。 -
背後の立派な建物がカタルーニャ美術館。
-
今日はスペイン滞在=イベリア半島滞在の
最後の日で、今夜、夜行でパリに向かいます。
時間つぶしに立ち寄った「スペイン村」。 -
スペイン各地の建築物がサイズを縮小して
集められていました。
スペインの国境駅 Port-Bou と
フランスの国境駅 Cerbere は
短いトンネルで隔てられていただけでした。
どちらかの駅でRENFE(スペイン国鉄)から
SNCF(フランス国鉄)に乗り換えたもよう。
アディオス、エスパーニャ!
ボンジュール、フランス!
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この旅行記へのコメント (2)
-
- パルファンさん 2012/01/11 10:52:25
- 懐かしい光景
- かとくみさん
2012年、遅ればせながらのご挨拶です。
ご家族の皆様にとって良い年でありますように・・
旅行記、とってもほほえましい写真もあり楽しみにみてます。
今回も・・
動物園に行ったなんて〜 まだまだ若かったんですね!
まるで、自分の若い頃をみているような(かなりの年代の差が
あるのに!)懐かしい光景で楽しませて頂きました〜
今年もよろしく
パルファン
- かとくみさん からの返信 2012/01/11 22:05:08
- RE: 懐かしい光景
- パルファンさん
こちらこそどうぞよろしくお願いいたします。
ご訪問と投票、ありがとうございました。
ゴリラの写真を掲載するのは迷いましたが
まあ、浅はかさも見ていただこうということで…。
「若い」というより「コドモ」ですね。お恥ずかしいです。
当時は旅行期間が長かったこともあり
「見ておかなきゃ」という焦りみたいなものは一切なく、
旅をのんびり楽しんでいました。
それはそれでとてもおもしろかったのですが、
もうちょっとおりこうに巡ればよかったのに、
とも今さらながら思います。
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