1985/06/28 - 1985/09/05
1903位(同エリア2655件中)
かとくみさん
コインブラ大学でのサマーコースを7月31日に終え、
8月1日には西欧旅行を始めるべく、コインブラを出発。
ところが、またハプニング。
同行の友人2人とコインブラA駅で待ち合わせたのですが…
来ない!しかも二人とも!
乗る予定にしていた列車も発車してしまってから
ようやくやって来ました。
一人は下宿から乗ったトロリーバスが大幅に遅れた、
一人は純粋な(?)大遅刻…。
仕方ないので列車利用をあきらめて
コインブラB駅近くのターミナルまで歩き、
長距離バスでリスボンへ向かいました。
気を取り直して。今後約1ヵ月間、スペインからスタートして
3人で西欧を巡ります。
日本で買っておいた「ユーレイルパス」は
スペインの次の予定訪問国フランスから使用します。
根無し草の貧乏旅行。どうなりますことやら。
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8月1日。
夏ということもあり、大半の荷物は船便で日本に発送しておき、最小限の着替えと貴重品、日記帳くらいしか持たない、デイパック1個の身軽さでした。まあ、だんだん荷物は増えていくのですが…。
リスボンに着くと、国立古美術館(Museu Nacional de Arte Antiga)、グルベンキャン美術館(Museu Calouste Gulbenkian)を見物。
国立古美術館は7月に見ることができなかった「南蛮屏風」(biombo=ビオンボ、日本語から入ったポルトガル語です)を見たかったのですが、2回目の訪問でも展示されていませんでした。
写真はグルベンキャン美術館前庭の木陰で、昼食兼おやつのパンなどをかじる私と友人S。 -
リスボン・サンタ・アポローニア駅から
夜行列車「ルジタニア特急」に乗りました。
発車は21時。夕焼けが美しかったのと
テージョ川がやけに広かったのを覚えています。
写真は、これまた美しくなくて恥ずかしいのですが
真夜中に到着したスペインの国境駅です。
確か、「バレンシア・デ・アルカンタラ」といったような。
客車内にまで警察犬が乗り込んできて…
ヤバイ物がないかチェックしていたんでしょうね。
私たちも真夜中にパスポートコントロールを受けました。 -
8月2日。
夜が明けると、一面のひまわり畑。
もうすぐマドリッド・アトーチャ駅に到着です。 -
マドリッドに到着して、一番驚いたのは
日本人観光客の多いこと!
ポルトガルではまず出会わなかったので…。
それと、都会だな〜、と思いました。
もちろん東京なんかに比べれば知れたものですが
なにしろコインブラから出てきた者にとっては
大都会です。
アトーチャ駅の観光案内所で宿をとりましたが
その際に前金と手数料が必要と言われました。
スペイン通貨(当時はペセタ)を持っていなかった私たち。
1人が駅で荷物番をし、あとの2人が銀行に走りました。
宿はオスタル・レジデンシアで
中心街グラン・ビア沿いのビルの6階にありました。
写真はその部屋から見た風景です。 -
マドリッドと言えば、ここでしょ。
プラド美術館。
誰に撮ってもらったんだろう? -
街中を歩いていたら
宮殿のような立派な建物があったので
おのぼりさん状態の私たちはすかさず撮影。
後で調べたら、中央郵便局でした〜。りっぱっ! -
街中を歩いていたら
通りの真ん中に立派な門があったので
おのぼりさん状態の私たちはすかさず撮影。
後で調べたら、「アルカラ門」でした。
国王の首都への入場を記念して造られた門だそうです。
1778年完成。 -
8月3日。
アトーチャ駅から電車でトレドへやって来ました。
アトーチャで切符を買った際、私だけおつりが少ないことに気づき、「お釣りが足りんっ!」と文句を言うと、対面販売の男性係員は気まずそうにニヤけながら、ポケットからお金を出しました…。
気を取り直して。(こればっか?)
赤茶けた町、トレドに入るアルカンタラ橋(13世紀)。
橋を渡った後、ものすごい急坂をあえぎながら登り、
町の中心部に入ります。
橋の下を流れるのは、テージョ川の上流。
スペインでの呼称は「タホ川」。 -
トレドのある通りで。
遠くにかすんで見えるのは、大聖堂の塔。 -
暑くて暑くてたまりません…。
ここ「グレコの家美術館」の日陰でひと休み。
トレドに住んだ画家エル・グレコの「トレド風景」という
絵を見たくてこの美術館に来たのですが、
「その絵はニューヨーク・メトロポリタンにある」と
係員に言われてがっくり…。下調べが足りないんだなあ。 -
教会のような、美しいトレド駅。
時計の時刻、4時40分か8時20分か、どっちだろ?
8時20分なら遊びすぎ〜。 -
この馬蹄形アーチはイスラム文化ですね。
一日中歩き回って、暑いし、くったくたの私たち。 -
この列車でマドリッドに戻ります。
列車が入線する前に
ホームの端に座って足をブラブラさせながら
アイスクリームをかじっていたとき、
最高に気持ちよかった! -
マドリッド〜トレド間は列車で約30分。
その間の風景もこんな荒涼とした感じ。 -
今日も暑いぜ8月4日。
宿を12時にチェックアウト、と日記帳に書いてある…。
どんだけのんびりしてるんだろう、私たち?
何しろ暑くて、コンタクトレンズも乾きそうなくらい
暑くて、移動するのがイヤになっていたので
ここ、スペイン広場に根っこをはやしてゴロゴロしていました。
後ろの像はロシナンテにまたがるドン・キホーテと
サンチョ・パンサ。 -
ドン・キホーテとサンチョを見下ろしているのが
作者、セルバンテス。
この後、オエステ公園へ行きましたが、
とにかく暑くてやる気ゼロ。
カフェに入って時間つぶしたりして、アトーチャ駅へ。
そこでは冷房のきいているカフェの隅っこの床に新聞紙を敷いて、日記帳を書いていました。今から考えると、すごい根性してたなあと思います。
今夜は夜行列車でグラナダへ向かいます。
グラナダはマドリッドよりさらに暑い、車のボンネットで目玉焼きが作れる、なんてハナシも聞きました。これよりまだ暑いなんて、どうしよ〜〜?!
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