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コインブラ滞在中の週末には<br />日帰り、または1泊で行ける所へ出かけました。<br /><br />さらに、水曜日には大学主催の有料の“遠足”があり<br />希望者は授業に出ず、それに参加することができました。<br />3回行われ、私は3回とも参加するつもりでしたが、<br />結局最初の1回しか参加できず、<br />非常に後悔しました…。(自分が原因だったので文句言えず…)<br /><br />滞在中出かけた先は<br />コインブラ近郊、ポルト、リスボン、シントラ、ロカ岬です。<br /><br />

初めてのポルトガル滞在と欧州旅行(3)~コインブラからの(極)小旅行

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1985/06/28 - 1985/09/05

307位(同エリア328件中)

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33

かとくみ

かとくみさん

コインブラ滞在中の週末には
日帰り、または1泊で行ける所へ出かけました。

さらに、水曜日には大学主催の有料の“遠足”があり
希望者は授業に出ず、それに参加することができました。
3回行われ、私は3回とも参加するつもりでしたが、
結局最初の1回しか参加できず、
非常に後悔しました…。(自分が原因だったので文句言えず…)

滞在中出かけた先は
コインブラ近郊、ポルト、リスボン、シントラ、ロカ岬です。

  • 8月最初の週末の土曜日。<br />モンデーゴ川の対岸へ出かけました。<br /><br />町じゅう坂だらけなのに、<br />ツルツルに磨き上げたような石畳で<br />歩くのに苦労しました。<br /><br />前に見えているのは、ポルタージェン広場。<br />モンデーゴ川も見えています。

    8月最初の週末の土曜日。
    モンデーゴ川の対岸へ出かけました。

    町じゅう坂だらけなのに、
    ツルツルに磨き上げたような石畳で
    歩くのに苦労しました。

    前に見えているのは、ポルタージェン広場。
    モンデーゴ川も見えています。

  • サンタクララ橋を渡って、対岸にやってきました。<br /><br />まずは、「Portugal dos Pequenitos」。<br />「ミニ・ポルトガル」とでもいうのでしょうか。<br />旧ポルトガル植民地や、ポルトガル国内各地の家が<br />ミニサイズで作られています。<br />

    サンタクララ橋を渡って、対岸にやってきました。

    まずは、「Portugal dos Pequenitos」。
    「ミニ・ポルトガル」とでもいうのでしょうか。
    旧ポルトガル植民地や、ポルトガル国内各地の家が
    ミニサイズで作られています。

  • この日は何しろ暑くて、<br />日陰を求めて歩いていました。<br />暑くて、冷たい石の建物に涼を求める友人Sと私。<br /><br />左には、怪訝そうに撮影者友人Sを見つめる<br />男の子。キミもシャツ全開だね!

    この日は何しろ暑くて、
    日陰を求めて歩いていました。
    暑くて、冷たい石の建物に涼を求める友人Sと私。

    左には、怪訝そうに撮影者友人Sを見つめる
    男の子。キミもシャツ全開だね!

  • 「涙の館」(Quinta das Lagrimas)。<br /><br />現在ではホテルになっているようです。<br />当時は入口で魔女のようなおばあさんに<br />入場切符をチェックしてもらって入り、<br />このふる〜い建物を外から眺めるだけでした。<br /><br />でもお庭は散策OK。<br />イネスとカストロの悲劇の舞台と伝えられる場所で<br />庭の泉の底にある赤い石は<br />「殺されたイネスの血で染まったんだよ」と<br />たまたま居合わせた英語を話すオジサマが<br />教えてくれました。<br /><br />隣の草地では羊が草を食むのどかな場所でした。

    「涙の館」(Quinta das Lagrimas)。

    現在ではホテルになっているようです。
    当時は入口で魔女のようなおばあさんに
    入場切符をチェックしてもらって入り、
    このふる〜い建物を外から眺めるだけでした。

    でもお庭は散策OK。
    イネスとカストロの悲劇の舞台と伝えられる場所で
    庭の泉の底にある赤い石は
    「殺されたイネスの血で染まったんだよ」と
    たまたま居合わせた英語を話すオジサマが
    教えてくれました。

    隣の草地では羊が草を食むのどかな場所でした。

  • 旧サンタクララ修道院。<br />(Mosteiro de Santa Clara a velha)<br />壁は既になく、足元にはモンデーゴ川の<br />水が迫り、ほとんど廃墟でした。<br /><br />イネスの遺体は、アルコバッサに安置される前は<br />この修道院に安置されていたそうです。

    旧サンタクララ修道院。
    (Mosteiro de Santa Clara a velha)
    壁は既になく、足元にはモンデーゴ川の
    水が迫り、ほとんど廃墟でした。

    イネスの遺体は、アルコバッサに安置される前は
    この修道院に安置されていたそうです。

  • おそらく帰り道に撮影した、<br />川の対岸から見たコインブラの町。<br /><br />丘の上の大きな建物がコインブラ大学です。

    おそらく帰り道に撮影した、
    川の対岸から見たコインブラの町。

    丘の上の大きな建物がコインブラ大学です。

  • 翌日曜日。<br /><br />長距離バスに乗って、ファティマ(Fatima)へ。<br /><br />のちにカトリック教会により公認された、<br />「聖母マリア出現の奇蹟」が起きた場所に<br />建てられたバジリカです。<br /><br />スピーカーからミサ曲(?)が常に流れていて<br />独特な雰囲気が漂っていました。<br />この広大な広場を入口からずっとひざまずいて<br />バジリカに向かう信者を見かけました。<br />ひざ当てをしていたとはいえ、<br />相当困難なことでしょう。<br />それだけ信仰心が篤いんですね。

    翌日曜日。

    長距離バスに乗って、ファティマ(Fatima)へ。

    のちにカトリック教会により公認された、
    「聖母マリア出現の奇蹟」が起きた場所に
    建てられたバジリカです。

    スピーカーからミサ曲(?)が常に流れていて
    独特な雰囲気が漂っていました。
    この広大な広場を入口からずっとひざまずいて
    バジリカに向かう信者を見かけました。
    ひざ当てをしていたとはいえ、
    相当困難なことでしょう。
    それだけ信仰心が篤いんですね。

  • 最初の水曜日の第1回「遠足」。<br />コインブラ近郊をバスで巡りました。<br /><br />写真はコニンブリガ(Conimbriga)のローマ遺跡。

    最初の水曜日の第1回「遠足」。
    コインブラ近郊をバスで巡りました。

    写真はコニンブリガ(Conimbriga)のローマ遺跡。

  • 美しいモザイクタイル。

    美しいモザイクタイル。

  • コインブラの北東約14キロにある<br />ペナコヴァ(Penacova)という小さな町です。<br /><br />モンデーゴ川が渓谷を刻んでいます。<br /><br />

    コインブラの北東約14キロにある
    ペナコヴァ(Penacova)という小さな町です。

    モンデーゴ川が渓谷を刻んでいます。

  • 眺めのいい町。

    眺めのいい町。

  • 緑深い森の中にたたずむ<br />ブサコ(Bucaco)のお城。<br /><br />ポルトガルの最後の国王マヌエル2世が<br />狩猟用の離宮として建てさせましたが、<br />完成直後に革命が起きて<br />王が使用することはなかったとのことです。

    緑深い森の中にたたずむ
    ブサコ(Bucaco)のお城。

    ポルトガルの最後の国王マヌエル2世が
    狩猟用の離宮として建てさせましたが、
    完成直後に革命が起きて
    王が使用することはなかったとのことです。

  • 現在はホテルになっています。<br />私が訪れた当時はレストランがあるのみでした。

    現在はホテルになっています。
    私が訪れた当時はレストランがあるのみでした。

  • 周囲にはバラの花が咲いていました。

    周囲にはバラの花が咲いていました。

  • 8月2回目の週末、友人Mとポルト(O Porto)へ1泊旅行。<br />もう一人の友人Sは下宿の人たちと<br />海水浴へ出かけてしまいました。<br /><br />ポルトの大聖堂の回廊です。<br />この写真では見づらいですが<br />回廊内壁などがアズレジョ(azulejo:ブルーの絵タイル)で<br />装飾されています。

    8月2回目の週末、友人Mとポルト(O Porto)へ1泊旅行。
    もう一人の友人Sは下宿の人たちと
    海水浴へ出かけてしまいました。

    ポルトの大聖堂の回廊です。
    この写真では見づらいですが
    回廊内壁などがアズレジョ(azulejo:ブルーの絵タイル)で
    装飾されています。

  • ドウロ川に架かるドン・ルイス1世橋。<br />かなり高くてコワゴワ渡りました。<br />車もびゅんびゅん走る普通の橋なんですけどね。

    ドウロ川に架かるドン・ルイス1世橋。
    かなり高くてコワゴワ渡りました。
    車もびゅんびゅん走る普通の橋なんですけどね。

  • 川に浮かんでいるのはワイン運搬用の帆船。<br />上流から運ばれてきたワインは<br />ここで樽詰めされるとのことです。<br /><br />でも、この船、現役?それとも演出?<br /><br />遠くに見える橋はアラビダ橋。<br />ポルトガル国鉄が渡る橋です。

    川に浮かんでいるのはワイン運搬用の帆船。
    上流から運ばれてきたワインは
    ここで樽詰めされるとのことです。

    でも、この船、現役?それとも演出?

    遠くに見える橋はアラビダ橋。
    ポルトガル国鉄が渡る橋です。

  • 向こうに見えているのは、長い名前ですよ〜<br />「ノッサ・セニョーラ・ダ・セーラ・ド・ピラール修道院」。<br />(Mosteiro de Nossa Senhora da Serra do Pilar)<br /><br />「ノッサ・セニョーラ」はフランス語では「ノートルダム」<br />すなわち聖母マリアのことです。

    向こうに見えているのは、長い名前ですよ〜
    「ノッサ・セニョーラ・ダ・セーラ・ド・ピラール修道院」。
    (Mosteiro de Nossa Senhora da Serra do Pilar)

    「ノッサ・セニョーラ」はフランス語では「ノートルダム」
    すなわち聖母マリアのことです。

  • 美しくない人物入りの写真ばっかりで<br />恥ずかしいのですが、<br />なぜこの写真を掲載したかというと、<br />ドン・ルイス1世橋が上下2段ある<br />珍しい橋だということを示したかったからです。<br /><br />が、下段はちょび〜っとしか写ってない…。

    美しくない人物入りの写真ばっかりで
    恥ずかしいのですが、
    なぜこの写真を掲載したかというと、
    ドン・ルイス1世橋が上下2段ある
    珍しい橋だということを示したかったからです。

    が、下段はちょび〜っとしか写ってない…。

  • クレリゴス教会の塔をバックに撮影。

    クレリゴス教会の塔をバックに撮影。

  • ポルトの大通り。<br />通りの名前はわからない〜。<br />

    ポルトの大通り。
    通りの名前はわからない〜。

  • 8月3回目の週末。リスボンへ1泊旅行。<br />その初日、土曜日です。<br /><br />テージョ川にかかる4月25日橋。<br />私たちが立っているのは<br />「クリスト・レイ」(Cristo Rei:巨大なキリスト像)の足元です。<br /><br />効率的に回りたかったのでタクシーで観光しました。<br />左端がそのタクシーの運転手さん。<br />帰国後、この写真を運転手さんに送ったことから<br />そのお嬢さんと文通が始まりました。<br /><br />後にリスボンで実際に会って<br />おうちに泊まらせてもらっこともありました。<br />文通は私が結婚して奈良に来てからも<br />1、2回やり取りがありましたが<br />いつのまにか自然消滅してしまいました。

    8月3回目の週末。リスボンへ1泊旅行。
    その初日、土曜日です。

    テージョ川にかかる4月25日橋。
    私たちが立っているのは
    「クリスト・レイ」(Cristo Rei:巨大なキリスト像)の足元です。

    効率的に回りたかったのでタクシーで観光しました。
    左端がそのタクシーの運転手さん。
    帰国後、この写真を運転手さんに送ったことから
    そのお嬢さんと文通が始まりました。

    後にリスボンで実際に会って
    おうちに泊まらせてもらっこともありました。
    文通は私が結婚して奈良に来てからも
    1、2回やり取りがありましたが
    いつのまにか自然消滅してしまいました。

  • 足元から見上げたクリスト・レイ

    足元から見上げたクリスト・レイ

  • その台座はこんな感じで<br />この中にエレベーターがありました。<br /><br />お土産屋さんもあって<br />ポルトガル特産のコルクでできた<br />葉書を買ったのを覚えています。

    その台座はこんな感じで
    この中にエレベーターがありました。

    お土産屋さんもあって
    ポルトガル特産のコルクでできた
    葉書を買ったのを覚えています。

  • 海のように広いけれど、川です。<br /><br />岬のように突き出たあたりは<br />リスボンの旧市街。<br />黒ずんで見えるのはサンジョルジェ城かな。

    海のように広いけれど、川です。

    岬のように突き出たあたりは
    リスボンの旧市街。
    黒ずんで見えるのはサンジョルジェ城かな。

  • テージョ川に突き出すようにして建つ<br />「発見のモニュメント」(Padrao dos Descobrimentos)<br />。<br /><br />ポルトガルの過去の栄光である<br />大航海時代を讃えたモニュメントで、<br />先頭の像はエンリケ航海王子です。<br />かの時代、ここから未知の世界に<br />乗り出していったのです。<br /><br />ナナメにカメラを構えて撮影しているので<br />ややこしい写真になってしまいました。

    テージョ川に突き出すようにして建つ
    「発見のモニュメント」(Padrao dos Descobrimentos)


    ポルトガルの過去の栄光である
    大航海時代を讃えたモニュメントで、
    先頭の像はエンリケ航海王子です。
    かの時代、ここから未知の世界に
    乗り出していったのです。

    ナナメにカメラを構えて撮影しているので
    ややこしい写真になってしまいました。

  • テージョ川の中に建つ「ベレンの塔」。<br />(Torre de Belem)<br /><br />16世紀に建てられた要塞。<br />初層は河の干満を利用した「水牢」だそうです。

    テージョ川の中に建つ「ベレンの塔」。
    (Torre de Belem)

    16世紀に建てられた要塞。
    初層は河の干満を利用した「水牢」だそうです。

  • ポルトガルの紋章や地球儀などの<br />装飾がほどこされています。

    ポルトガルの紋章や地球儀などの
    装飾がほどこされています。

  • ジェロニモス修道院。<br />(Mosteiro dos Jeronimos)<br /><br />回廊と中庭が美しいことは聞いていましたが<br />この時は回廊は閉鎖されていて<br />見学できませんでした〜。<br /><br />そのせいかどうか、まともな写真もなく…。

    ジェロニモス修道院。
    (Mosteiro dos Jeronimos)

    回廊と中庭が美しいことは聞いていましたが
    この時は回廊は閉鎖されていて
    見学できませんでした〜。

    そのせいかどうか、まともな写真もなく…。

  • 翌日曜日。<br /><br />ロシオ駅から電車でシントラ(Sintra)<br />にやってきました。<br />下調べもろくにしていなかったので<br />よくわからず、とりあえず「王宮」を見学。<br />見学者を10人以上まとめて案内されました。<br />あまりよく覚えていません。<br /><br />町中にも緑がたくさんあって瑞々しい印象でした。

    翌日曜日。

    ロシオ駅から電車でシントラ(Sintra)
    にやってきました。
    下調べもろくにしていなかったので
    よくわからず、とりあえず「王宮」を見学。
    見学者を10人以上まとめて案内されました。
    あまりよく覚えていません。

    町中にも緑がたくさんあって瑞々しい印象でした。

  • その後、シントラのタクシー運転手と交渉して<br />ペナ城とロカ岬を巡ってもらいました。<br /><br />ペナ城から見えた隣の山の城壁(わかりにくいですが)。<br />7〜8世紀にモーロ人(=ムーア人:北西アフリカに住む<br />イスラム教徒)によって建設されたものです。<br /><br />ペナ城の写真もマトモなのがありません…。

    その後、シントラのタクシー運転手と交渉して
    ペナ城とロカ岬を巡ってもらいました。

    ペナ城から見えた隣の山の城壁(わかりにくいですが)。
    7〜8世紀にモーロ人(=ムーア人:北西アフリカに住む
    イスラム教徒)によって建設されたものです。

    ペナ城の写真もマトモなのがありません…。

  • ロカ岬(Cabo da Roca)の灯台。<br /><br />ロカ岬はポルトガルの最西端、すなわち<br />ユーラシア大陸の最西端なのです。

    ロカ岬(Cabo da Roca)の灯台。

    ロカ岬はポルトガルの最西端、すなわち
    ユーラシア大陸の最西端なのです。

  • ポルトガルの国民的詩人カモンイスの詩、<br />「地果て、海始まるところ」の碑です。<br /><br />極東の一女子、極西に到達して喜ぶの図。<br />

    ポルトガルの国民的詩人カモンイスの詩、
    「地果て、海始まるところ」の碑です。

    極東の一女子、極西に到達して喜ぶの図。

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