2011/01/15 - 2011/01/17
128位(同エリア189件中)
よしべぃさん
2011年1月。雪降る青森に行った。この前月に東北新幹線が新青森まで開通したので、記念に乗車してみることとした。
そして、今回の旅のキーワードは、「灯」と「炎」
新幹線で青森に到着後、県内はレンタカーで移動した。
まず、ランプの宿として有名な青荷温泉に行き、雪深い宿で温泉とランプの灯を楽しむ。
そして、津軽平野では、津軽鉄道に冬期間登場するストーブ列車に乗車し、石炭ストーブの炎を見ながら雪原と汽笛の音を愛でる。
そんな2泊3日の小旅行を計画した。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー 新幹線
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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新青森駅は、青森駅から南に4kmほど下った地点で奥羽本線に接続して建設された。ガラス張りの現代建築の駅舎内には、青森が生んだ偉大な芸術家、棟方志功の生誕100年を記念して、棟方志功の版画の作風とと青森の風土をイメージして作成した大壁画(タイル張り)があった。
開業1か月あまりの新幹線は、この日、架線事故で大幅に遅れて青森に到着した。 -
弘前経由でレンタカーで青荷温泉に向かった。この降雪時期、青荷温泉は一般車両の乗り入れは禁止で、最寄りの国道沿いの駐車場に車を置き、宿の送迎車で約30分、山道を上り下りして雪に埋もれた青荷温泉の1軒宿に到着した。
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闇の迫る室内は、ランプの灯りでボゥーっと浮かび上がっていた。
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ランプの下での夕食。雪深い宿であっても食卓には皿が並んだ。注文したイワナの骨酒が冷えた身体に浸み渡った。
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外は深々と降る雪
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「ランプの宿」をイメージして、何点か並べてみた。
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ランプと津軽三味線
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あかり
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凍る
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明け方
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宿には何か所か露店風呂があったが、この雪と気温のため、相当ぬるく感じる。すぐに内風呂に逃げ込んだ。
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内風呂
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この露店風呂はほとんど水風呂のようだった。
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翌朝、至る所につららが。
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毎朝、従業員がランプを回収し、このランプ小屋でススを取り、油を給油し、掃除をして今夜に備える。
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宿の周囲を散歩してみる。
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宿の裏を流れる小川
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宿のフロント
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宿の玄関には「よぐきたねし」の出迎えの言葉が。
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宿から国道に戻る途中の峠道から、晴天のはるか彼方に岩木山が見えた。
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まず、向かったのは、黒石市。旧市街には「こみせ(小見世)通り」が江戸時代からの面影をそのまま今に伝えている。ちなみに「日本の道百選」にも選ばれたという。
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雪で覆われたこみせ通り。先人の知恵を感じる。
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国の重要文化財である高橋家の周辺
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バス停にも小屋根が葺いてある。
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八甲田山の伏流水が湧き出る井戸「小見泉」。かすかに甘みを感じるような美味しい水だ。
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そして、B級グルメで一躍黒石を有名にした、「つゆ焼きそば」も食してみた。こみせ通り近くのつゆ焼きそばののぼりを立てた小さな店に入ってみた。まずは、そのまま食べて、次にトッピングのカヤクを乗せてつゆをかける。懐かしい味がした。
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その後、雪降る国道339号線を五所川原に向かう。市内のホテルにチェックインし、車を駐車場に止めて五所川原駅に行く。JRの駅に隣接する小さな駅舎で切符を買い、その売店で名物の食材を買い込み、列車の到着を待つ。
やがて、機関車に引かれた列車が入線した。 -
ディーゼル機関車で引っ張る。
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ストーブ列車の外観。80年ものだという。この列車の後ろには、ストーブなしの普通の客車も連結されている。こちらは住民の「生活の足」ということで、乗車券のみで乗れる。そう、ストーブ列車は別に料金が必要なのだ。
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昭和初期の雰囲気そのままの車内。
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係りの人がだるまストーブに石炭をくべる。ストーブの周囲は暑くて「ガマン大会」のようだ。
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早速、売店で買い込んだ「スルメイカ」を焼く。美味そうなにおいが車内いっぱいにに漂う。
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そして、雪景色にはこんな飲み物が良く似合う。外から石炭ストーブの炎で暖められ、体の中から地酒で暖められる・・・。列車のゴトゴトに揺られ、極楽gokuraku・・・。zzz!
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金木町で列車を降り、街中を散策する。太宰治の生家「斜陽館」。以前、6月に来たときとは趣を変え、静かに佇んでいる。
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近くにある「津軽三味線会館」には、各種の三味線や三橋美智也のステージ衣装なども展示してあり、ホールでは三味線ライブを行っていた。この日は2人の女流演奏家の出演だった。
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金木町で時間を過ごし、帰りもストーブ列車に乗り込んで、五所川原に向かった。
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五所川原の夜は、夕食を兼ねて、あらかじめ調べておいた津軽三味線のライブが楽しめるお店「だだん」に行ってみた。市内にありホテルからは雪道を歩いて10分程度の距離だ。
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2人の演奏だったが、音が太く、音圧も高く、堪能した。
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ここでは、津軽の名物を食べた。これはしじみ汁。
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ホタテとジャガイモが入ったマヨネーズ味噌焼き。美味い。
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翌日は、青森駅まで行き、駅に隣接して10日ほど前の1月5日に新規オープンしたばかり、という「ねぶたの家 ワ・ラッセ」に行ってみた。外観はガラス張りと木製(青森ひばか?)の組み合わせのしゃれた建物。
中は回廊になっていて、らせん状に歩きながら中央の展示室に向かう。 -
何台ものねぶたが展示してあった。
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そして、最後は、やはり青森駅前の商業施設「アウガ」の地下にある新鮮市場に行ってみた。そこにあるカウンター席のみで10席ほどの食堂に入り、丼物で腹ごしらえを済ませ、新青森駅から帰りの東北新幹線に乗り込み、冬の青森を楽しんだ3日間を終えた。
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