シルクロードの旅（５）～天山南路～

1991/10/31 - 1991/11/02

学生時代に旅した中国「シルクロード」の旅の記録です。
ウルムチから天山山脈を抜けてクチャに向かいます。

＜日程＞
　10/15　神戸→鑑真号（泊）
　10/16　鑑真号（泊）
　10/17　鑑真号→上海着
　10/19　上海→列車泊
　10/21　列車→嘉峪関着
　10/22　嘉峪関
　10/23　嘉峪関→敦煌
　10/27　敦煌→柳園→列車泊
　10/28　列車→トルファン
★10/31　トルファン→ウルムチ
★11/2　ウルムチ→バス
　11/3　バス→クチャ
　11/6　クチャ→バス
　11/7　バス→カシュガル
　11/8～16　カシュガル
　11/16　カシュガル→飛行機→ウルムチ
　11/18　ウルムチ→列車
　11/21　列車→上海　
　11/23　上海→鑑真号
　11/25　神戸着

エリア 烏魯木斉(中国)

トルファンからウルムチまでバスで向かいます。バスの中はウイグル人一色で、皆帽子をかぶっていました。若者や中年男性は鳥打帽、老人は中央アジア特有の帽子をかぶっており、なかなか壮観でした。写真に撮っておけばよかった。
４時間ほどでウルムチに到着し、新疆飯店のドミトリーにチェックイン。

翌日、帰りのウルムチから上海までの硬臥の予約をし、その後新疆ウイグル博物館に向かい、楼蘭の美女（ミイラ）を見に行きました。その帰りに、紅山公園に立ち寄りました。

ウルムチに２泊した後、３日目にクチャに向かいます。早朝、闇の中をバスターミナルまで歩いていき、クチャまでのバスを待ちますが、あまりの寒さに凍え死にそうでした。

道路がコールタール塗り立てなのか、太陽に照らされて真っ白に光っていました。

左手にボゴタ山脈の連なりが見えてきました。

風力発電機。

オアシスに入り食事休憩。

ボゴタ山脈を抜けて渓谷に入っていきます。

両側には草木一本も生えていない地平線が広がっていました。

天山山脈の山道に入っていきます。

大渓谷が広がっています。

当時は一部の区間が未舗装であったため、対向車が通るたびに土煙がもうもうと上がり、前方の視界がゼロに近くなります。よくこれで運転できるなと感心してしまいますが、そんな運転手に命を預けていることに恐ろしさを感じます。

天山山脈の真ん中でトイレ休憩。

小高い丘をかけあがると、素晴らしい眺望が開けていました。

しばらくしてまたトイレ休憩。

夕暮れも迫ってきています。

平原に沈む夕陽がとても美しく、陽が落ちてからの夕焼けは空を真っ赤に染め上げて実に感動的でした。夕飯を取った後、夜中に焉耆の町のホテルに到着し、すぐに就寝。

翌朝、闇の中をバスは出発しクチャに向かいます。ウルムチ同様、無茶苦茶寒すぎます。コルラの街を過ぎ、３時頃クチャにようやく到着。