2011/09/16 - 2011/09/19
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アルデバランさん
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北京の北郊外、八達嶺や司馬台、金山嶺は雄大な長城で有名ですが天津市のはずれ、薊県と河北省との境の山岳地帯にある交通の要所、「黄崖関」にも長城があります。
清東陵の主だった所を回って少々時間があったので、数十キロ寄り道になるが行って行けないことはないとのことなので、急遽黄崖関長城へ…
スケールの点では若干ながら見劣りするも、急峻な山々の尾根筋に城壁はうねうねと続き、なかなか侮れません。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー
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-
途中、クルミでしょうか、それともクリでしょうか。
バイクでずだ袋に入れた出荷風景をよく見かけました。 -
清東陵域を抜けるとこんな感じのどこにでもある田舎の道路をひた走りに走ります。
-
街道から少し入るとこのように村が点在してます。
薊県下営鎮。宿もあるようです。
模範農家院…
なんのこっちゃ -
あと6キロ…
黄崖関に行くには興隆を目指せばよいようです。
その160キロ先には承徳が。 -
道は空いており快調に飛ばします。
-
八達嶺のように近づくにつれ山の端に城壁らしきものが見えてきました。
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急峻な山のあちこちに城壁です。
-
黄崖関の1キロほど手前で右折すると長城の一方の入口の太平塞への登りが始まります。
車の場合、太平塞まで登って長城を下ってくるという方法もありますが。
張さんは黄崖関の駐車場目指して進みます。 -
清東陵を出て45分で着きました。
八達嶺ほどは標高は高くないですが、居庸関同様、両側に山が迫る谷間に街道の要所の黄崖関はありました。 -
ちょうど2時半です。
運転手の張さんは今日中に北京に帰るならば、最終バスの時間に間に合わせるためには少し余裕を見て、
4時半までには絶対に戻って来いとくどい様に念を押して、車で待ってるから行って来いと励まします。 -
2時間しかないので入場料(50元!)を払って急ぎます。
でも、どこがどこだかさっぱり。
あの楼閣に登ってみよっと… -
どうやら寺院のようです。
城壁はかなたにあります。 -
寺院の横でここを真っ直ぐ行けば城壁に行けるか聞くと「行けるよ」とのことです。
「まあ、拝んでいきなさい」という勧めを丁重に断って先を急ぎます。 -
なかなか城壁までたどり着けません。
わしゃあ城壁めぐりをしているのであって寺院めぐりをしてるのではない!と言い聞かせながら
どんどん進みます。 -
寺院の甍の向こうにそれらしきものが見えてきました。
2時間あるので「1時間たったら引き返す」という大方針に基づき行けるとこまで行きます。 -
うーむ…
鉄でできてるから鉄砲には違いないけど。 -
城壁にあがるまで寺院の間を15分も使ってしまいました…
張さんが「急げ」と言った訳が分かりました。 -
どんどん登ります。息がきれます。
休憩を理由にちょいと振り返ると…
関所のこちら側のほうが崖は緩やかです。 -
で、対面をズームしてみると。
山のてっぺんまで城壁が連なってます。 -
駐車場の方角。
かなり登りましたが、ここまで来て、どうやら黄崖関の城壁のメインは対面であると気がつきました。
よーしっ!方針変更!
対面の城壁を行けるところまで行くことに(きつそうだけど) -
一番下の街道の上まで降りてきました。
ここの城壁は壊してしまったようであとから繋げたのか造りが違ってます。 -
登り返します。
最初は城壁ではなくただの階段です… -
だいぶ登りました。
空身だし、足元もジョギングシューズなので軽くて助かります。 -
興隆への街道は川に沿って谷の奥に続きます。
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しばらく登ると休憩所があらわれました。
かなり簡易な休憩所ですが、登ってきてちょうど疲れがでる絶妙のところにあります。 -
ここで山道から城壁に上がります。
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途中から城壁に上がる理由は下の方は未整備で危険だからでしょうか。
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このあたりの壁は最近モルタルで整備したような石の積み具合です。
上から重い荷物を背負った老人が降りてきました。 -
かごの中はイガ付きの栗でした。
下りとはいえお疲れ様です… -
荷物を背負って、こんな急坂を下るのは容易ではありません。
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今度はでかい一眼レフを担いだ2人組が坂に陣取って夕暮れのシャッターチャンスを狙ってましたので撮ってもらいました。
なんせ逆光で難しそうだったから… -
城壁の幅はこんなに狭くて高さもあまりありません。
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あらら、また山道になってしまいました…
岩山の頂は断崖絶壁になっており、城壁も省略しているようです。
山道が巻くようについてます。 -
また復帰して今度はここをひと登り。
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登った甲斐があり、山の上は展望が開けて彼方まで見えます。
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先ほど巻いた岩山です。
-
山の向こう側。
更にこの先は当然のことながら彼方まで城壁が続いてます。
左右に分岐する狼煙台が見えます。
そろそろ1時間が経過しますが、帰り道は下り坂なんでもっと先までいって見ます。
どこまで行けるか?
まさか右側のあのてっぺんの先まで行くとはこの時思いませんでした -
少し下って鞍部の所に居ました!
馬が数頭。
下までどのくらいで行くのか聞くと30分だそうで、100元とのこと。
ということで、帰りはこれを利用することに。
まだ時間があるのでさらに先に行きます。 -
ひと登りすると左右に分岐する狼煙台です。
-
狼煙台を右に行くと、城壁は更に登っています。しかもあんな急坂!
城壁も先ほどの石を積み上げただけの状態とは雲泥の差です。 -
息がきれますがあの烽火台まで何とか行かなくっちゃ…
-
胸突き八丁です。
最後の急坂を登ります。
息も絶え絶えです。 -
立ち止まり休憩もかねて来た道を振り返ります。
正面が分岐の狼煙台
左の城壁の下の方に馬が繋がれており、別ルートで降りれます。
右側はどうも行き止まりのようです。 -
こんな遠くまで、しかも高いところまで来てしまいました。
雄大です。 -
で、先はと言うと…
太平塞はいったいどこでしょう?
この先にあるはずなんだけど。
まだまだ続きますが、時間も体力も限界です…
きりがないのでそろそろ引きかえそっと。
こんな坂を登り返す元気はありません。 -
下りは登りより注意が必要です。
左端の低くなったところから馬に乗れます。 -
くだりは膝が笑うもののやっぱラクちんです。
一番下の人が固まっているところが馬乗り場です。
あと一息… -
こちらの馬は小型なんで乗りやすいです。
-
皆の注目の的でちょっと恥ずかしかったけど出発します。
-
途中、少し下ったところでもう一集団、運営会社が違うのか別な人たちがいました。
その人たちを追い越して下ります。 -
馬が小さいので高さは感じませんが、いかんせん急坂をくだるので、できるだけ後ろにのけぞって乗ります。
-
この道は地元の人が使う道のようで周りは栗等も植わっており、畑仕事からの帰りの人も追い抜いて下ります。
城壁に上るならこの急坂を上ってくれば入場料はいらないことになります。 -
急坂のうえに足元もすごく悪くなりましたが、さすが四足です…
上手に下ります。 -
下に降りました。やれやれ…
彼方に城壁が見えます。
上り口は駐車場からすこし外れた下の方にあります。 -
後からも続々と降りてきます。
どうやら、彼らは上りも馬で上がった、往復客のようです。 -
河原を行く馬集団
-
道端にはこのように沢山の馬がつながれてました。
徒歩で登る時間と疲労を考えると中腹まで馬で上がるという手はなかなかいいアイディアです。
最初からこれで行けばもっと奥の太平塞まで行けたのですが… -
車で待ってる張さんのところに、約束の4時半に戻ることができました。
-
一路薊県の長途バスセンターを目指します。
薊県と興隆の間には路線バスがあるようです。
きっと新しい長途バスセンターではなく市内の昔からのバスセンターから出ているのでしょう。 -
山の上からも見えたダム湖までやってきました。
結構おおきいです。 -
45分で薊県の市内近くに戻ってきました。
信号の形がずいぶん違ってます。 -
薊県の長途バスセンターに着きました。
とても、立派です。きょうもほとんど人がいないけど… -
今日一日大変お世話になった張さん。
チャーター代を払ったのでニコニコ顔です
このあと、早く切符を買えとせかされて、北京行きのバスチケットを購入。
バスは6時ちょうどですが、どうやらバスセンターの窓口が5時30分で閉まってしまうので、張さんは黄崖関からあせっていたようです。 -
バスの出発時間まで30分あるので、改札で何時までに戻ればいいか確認して西大街で三輪バイクを捕まえて、2元で昨日の市場に…
-
バスの中で食べる梨と桃を仕入れます。
考えてみたら、今日は昨夜のスーパーで買ったバナナチップ、菓子類以外、何も食べてません… -
ブドウも安くて、美味そうだったけど皮の始末に困るのでパス…
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食料も仕入れたし、バスセンターに戻って出発直前のバスに乗り込みます。
途中でさらにお客を乗せて満員状態で北京市内にもどります。
今日も長い一日でした…
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この旅行記へのコメント (1)
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- 尖椒土豆絲さん 2013/05/12 00:59:02
- 清東陵、行って来ました!
- アルデバランさん他、皆さんのブログを参考にして清東陵に行って来ました。
清東陵は、観光カートのシステムが導入され、タクシーや三輪バイクのチャーターが必要無くなっていました。
ほんの少し時が過ぎただけでも、どんどん中国の事情は変わって行きますね。
尚、アルデバランさんのブログに載っていた、包車タクシーの張さん、私も薊県長途汽車駅で会いましたよ。
少々痩せていましたね。
それと、鶏鳴駅や宣化の旅行記、楽しく拝見させて頂きました。
また、いつの日か、中国旅行に行きたいと思っています。
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