2011/09/16 - 2011/09/19
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アルデバランさん
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雍正帝が「ワシは清東陵は好かん」とワガママ言ったおかげで、
我々後から参観する人たちはわざわざ北京の東から西に移動しなければなりません。
雍正帝は一か所にまとまってる明の十三陵を見に行かなかったんですかねえ。
世界遺産なのに…
なに?清西陵も世界遺産…
ということで、雍正帝が決めた万年吉地は北京の西、120キロにある河北省易県郊外
永寧山の麓、規模宏大にして、環境幽雅、林茂景美な場所です。
ここに雍正帝、嘉慶帝、道光帝、光緒帝の皇帝陵4座ほか皇后陵3座、その他7座計14座の一大陵墓群が180年かかって形成されました。
清東陵よりもアプローチは簡単そうです。
では行って見ましょう。
北京から西方面に行く長距離バスセンターの麗澤長途汽車駅から出発です…
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 2.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- タクシー
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-
昨夜は夜遅かったし、前日は濃い一日でぐっすり眠ったためか目覚めたら6時過ぎ。
やば!朝寝坊だ!
ということで、取るものの取り敢えず宿の前からタクシに飛び乗り「麗澤長途汽車駅!、カイディアル…」
起きてから約30分でつきました。道が空いてよかった -
ダメかと思った易県行きの始発(6時50分)になんとか間に合いました。
-
しかも、かなり良いバスです。
ギリギリだったのでかなり後ろの窓側にすわります、チケットの座席番号を無視して… -
昨日買った桃とか梨の残りをデイバックに放り込んでよかった。
朝飯代わりにかじっていると、出発して15分で永定河を渡ります。
あ、あそこに見えるのは盧溝橋ではありませんか! -
対岸では高速道路工事です。
中国の高速道路網の整備の速さと言ったら目をみはるものがあります。
これからさらに発展するために人の移動や物流で欠かせないんでしょうね。 -
睡眠が足りなかったのかウトウトしいるうちに1時間50分で易県のバスセンターにつきました。
北京行きの最終バスが4時ということを確認して… -
さて、これからが問題です。
易県から清西陵まで10キ弱
9路のバスに乗れば清西陵に行けるのですが… -
8時50分
進行方向に向かって歩きますがバスも来ないしバス停もありません。
市内なのでバスがくればバス停でなくとも止まってくれるはずですが…
「必要なときにはなかなか来ない」のはマーフィーの法則かなあ、など思ってしまいます。 -
バスはあきらめ通りかかったタクシに乗りました。
清西陵の領域は清東陵同様広いので、行き先はまた大紅門を指定しました。
タクシは許可証の写真と違う女性ドライバーで父ちゃんの代わりのアルバイトなのか地理に詳しくなく、
我輩の持っている地図を頼りに運転します。
しかも、携帯で料金はどのくらいもらうのか確認しながら。
オイオイ…
9キロごときをと心配でしたが15キロぐらい走って大紅門の前まで30分で無事到着。
25元。 -
横から入って、降りたところは大紅門と経徳神功碑亭のちょうど中間でした。
さてと。
足を探さなくっちゃ… -
まだ9時過ぎなので観光客はまばらです。
一人でうろうろしていると白い帽子をかぶった女性が近づいてきてガイドはいかが?ときた。
「言葉がわかんないのでガイドはいらないけど、足を探してる。端から端までどのくらいあるか」
聞くと「6キロ」だという、歩いて歩けない距離ではないが時間がない。 -
そうこうしていると土産物屋のこのおばちゃんが「歩いて回るのは無理だから車を呼んでやる」ときた。
一日いくらか聞くと200元だとのこと。
ずいぶん安いんで、大丈夫か心配だったけど、お願いすることに。 -
車が来るまでの間、近辺を散策
現在神道の中間に入るので、まずは大紅門方面を一直線の神道を入口方面に戻ります。
皇帝、后妃、臣公が陵墓に参拝する際の正式門ですが、左右に陵園を囲むように壁が伸びています。 -
陵園の正門にして最高格式の単檐無殿式大屋根と三つの門洞、そして両翼は壁が展開し領域を取り囲んでます。
また、手前の両側にはカイチがお座りして参拝客を出迎えています。 -
子供にとってはちょっと大きいペットです。
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大紅門の壁にはこれみよがしに世界遺産のマークも…
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大紅門を逆にくぐって手前には大きな石牌坊です。
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五門六柱十一楼の雕刻精美、很有気勢、堂々たる姿です。
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しかも、珍しいことに左右が向かい合って合計三座。
(左の向き合っている石牌坊までは入りません…) -
おっ!刈払い機だ!
行って見よっと
周りは草が相当伸びており、係員が刈払い機で草刈してました。 -
紐の刈払機ですね。
完全防備で刈ってますが、周りは草が相当伸びており、紐だと効率がわるそうです。
刃の刈払機ならあっという間に刈れるのに… -
石牌坊の先(手前)は石橋ですが、その中間あたりから振り返ります。
-
その七孔橋
見てお分かりのとおりかなり離れておりスケールの大きさがくみ取れます。 -
石橋の石も立派なのを使ってます…
-
橋を渡ったここが正面入り口です。
タクシの運ちゃんに神道の途中にある大紅門を指定したため、ここまで往復する羽目に…
でも、足を確保したからいいや。 -
入り口は入場券売り場以外、何もなくて殺風景です。
看板を見るとぶどう園があるようです。 -
行ってみるとオバチャンがいたんで、
「ぶどう園撮らせてくださーい」
日本のワイン用のブドウと同じような感じですね。 -
戻って、ほれぼれする石牌坊
-
周りは松林ですが日当たりがいい為、
下草が結構でてそれで先ほどのように草刈をするんですね…
分かりにくいけど、相当草が伸びてます。 -
右側は先ほどの土産物屋さんのオバチャン。わざわざ迎えに来ました。
準備ができたのかと思ったら、ガソリンを調達しているので少し時間がかかるそうです…
タクシーで降りた地点まで戻ったけどもう少しかかるので、反対側も見ろとオバチャンが案内します。 -
堂々たる経徳神功碑亭。
通称大碑楼です。
四方から洞があいて中は双碑となっているはずですが戸が閉まっています。 -
足元のレンガ敷は相当ヤレて味が出ています。
周りにレンガが山積みされていたけど華表の端のほうを補修してました。 -
やがて七孔拱橋
-
この橋にかかる石板は凸凹に波打って凄い事になっていました。
-
七孔拱橋を超えると神道はさらに真っ直ぐ伸びてやがて右に迂回します。
-
そして、両側には石像です。
清東陵のメインである孝陵の神道の石像は18対で雄大でしたが、
清西陵の孝陵の石像は小規模になって5対です。 -
まわりも松林で、スケールは大分落ちます。
その分一体一体の像は精緻になっています。 -
武官文官もお約束どおり並んでいます。
-
ニーハオ…
この先、神道は右に大きく迂回するようにカーブしてます。
どの神道でも迂回しているのね…
そろそろ引き返します。 -
七孔拱橋の横には平橋がかかっており、目を凝らすと…
-
なにやら魚釣りでもしているのでしょうか。
おもしろそ!
オバチャンに「ちょっと見てくるね」とことわって見にゆきます。 -
逆に平橋から見た先ほどの七孔拱橋
優美です -
一匹一匹釣るのではなく一網打尽のようです…
-
しかも、投網が見れること思ったら橋脚にそって網を仕掛けます。
どの位獲れるのか興味があったけどいつまでも見てるわけにも行きません。
戻ります… -
戻るのとほぼ同様に向こうからやってきました…
まさかと思いましたが、今日一日お世話になる車(3輪バイク)です。
どうも、オッチャンは土産物屋さんの旦那さんのようでずいぶん時間がかかったけど
どこからかガソリンを満タンにして颯爽とやってきました。 -
いかにも人が好さそうなオッチャンです。
よろしく… -
そしてこれが…
これが今日一日荷台に乗ることになる三輪車
風通し良さそうです -
-
張家口、石家荘への街道を車に追い越されながらもガタビシ走って…
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おっ!落花生を干してます。
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看板もありました。
街道からこの道に入れば陵墓に行けそうです。 -
どうやら道光帝の慕陵に着いたようです。
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