2011/04/29 - 2011/05/06
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maldororさん
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ずっと行きたくて機会を狙ってた国、ウズベキスタン。しかしなかなか縁が無く。
今度こそは、と思い動き出したものの、生憎直行便は満席。遅かったか・・・と諦めモードに。
ところが、間近になって「空きが出た」との一報が。これは縁があるに違いない!とすぐに手配へ。
そうして訪れた彼の国では沢山の出会いに恵まれ、とても印象深い旅となりました。
「〜スタン」の国は危なそう、というイメージが強いと思いますが、少なくとも観光対象としてのウズベキスタンは平和そのものでした。
この旅行記を通じて、シルクロードの、そして中央アジアの素晴らしい風景を皆さんにお届けできれば幸いです…。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 3.5
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 航空会社
- ウズベキスタン航空
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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さて、今日はブハラまでシルクロード特急・シャルク号に乗って6時間半(!)の大移動です。距離にして、500km以上あるのかな。
朝食はホテル1Fのレストランにて。前日に朝食の希望時間を伝えておけば、early check-out客用に個別に用意してくれます。ありがたい!
写真の通り、盛り沢山の内容で申し分無し。 -
これは、ナッツに砂糖をまぶした菓子で、多分中東あたりでもよく見られるものかと。ついついつまんでしまうんよな、これ。
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朝食後、早々にチェックインをし、ホテル傍のメトロ(タシケントにはメトロが通っており、便利です)駅、アミール・ティムール・ヒヨボニ駅へ。この駅にはチランザル線とユーヌサバッド線という2つの路線が通っており、タシケント駅に行くには後者に乗ると近かったのですが、知らずに前者に乗ってしまった小生。遠回りルートを取ることに。
巨大なスーツケースをえっちらほっちら転がしながら駅構内に入る小生は余程不審だったのか、駅員のおばちゃんとポリに呼び止められ、しまいにはスーツケースまで開けさせられてしまう始末(汗)。携帯の充電器を訝しげに見るポリ。小生は残念ながら充電器というロシア語を知らず(今google翻訳で調べたところ"зарядное устройство"というらしいですが…)、「ドリャー・モビーリニカ…(携帯用の…)」と説明。すると、駅員のおばちゃんが「携帯の充電器でしょ(と多分言った)」と助け舟を出してくれたのでした。
結局何事も無く(当前!)、おばちゃんに「ロシア語上手ねぇ、タシケント駅へはパフタコール駅で乗り換えるのよ!」とか言われて一件落着。
ふぃー、しかし賄賂とか要求されんで済んで助かったぜ。。。
(旧ソ連国でよくあるように、この国も官憲は腐敗しているそうです。)
で、おばちゃんの指示通りパフタコール駅でウズベキスタン線に乗り換え、タシケント駅へ。地上に上がって少し行くと、ウズベキスタン国鉄のタシケント駅に到着。
そうそう、タシケントのメトロは、やっぱりエスカレーターは高速だったし、電車のドアはやっぱり恐ろしく激しく閉まりました(苦笑)。モスクワのも、キエフのも、タシケントのも、全部旧ソ連時代の同じ仕様を継承しているんやろな、多分。 -
駅前は、タクシーの客引き、これから何処かに旅立つ旅人、そして地元通勤客等で結構ゴタゴタ。
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小生が乗り込むシャルク号。
これまで色々な国を旅してきましたが、一人で長距離列車に乗るのは初めてなのです。
(この旅行では、タシケント→ブハラ、ブハラ→サマルカンド、そしてサマルカンド→タシケントと全て電車で移動します。ウズベキスタン航空の国内線を使う手もあったのですが(なんと成田⇔タシケントの航空券に、タシケント発の国内線一往復分が無料で付いてくる!)、毎日便があるわけではなく、しかも不便な時間の発着だったりして、諦めざるを得なかったのです。)
因みに、シャルクとはウズベク語で「東」を意味するらしい。確かに、ブハラはタシケントから見れば東に位置している。 -
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少し早めに車内へ。小生の座席は、車両最後尾の二人掛け席通路側。その隣には、日本人の青年(小生とそんなに歳が変わらなさそう)が座ったのですが、まぁ小生によくある様に、結局ほとんど会話を交わさず。。。はい、人見知りするんです(汗)。
今思うと勿体無いことしたなぁと思。 -
旅行前に色々な方のウズベク旅行記を読む中でしばしば登場した、悪名高い(?)車内テレビ。皆さん口を揃えて「音量が爆音で非常にうるさい」と仰っていましたが、小生の時はそんなに気になりませんでしたよ?
乗客なのかバイト乗務員なのかよくわからない少年?青年?がチャンネルや音量の操作をしていました。
ウズベクのメロドラマ(ウズベク語なので全く内容がわからない)か歌謡番組が延々と流。 -
車内のお世話は、恐らく各車両についているのであろう車掌さんが行ってくれます。発車後しばらく経つと、乗客から注文を受けてお茶やコーヒーの給仕、ゴミ回収、切符拝見と慌しく動き回ります。小生は、この飲物はてっきり無料サービスだと思い込み、確かめもせずミルクティーをオーダーしたのですが・・・。
ちゃんと後で請求されました(汗)。いくらぐらいだったかな。日本円にして数十円程度だったかと。迂闊。まぁしかし美味しかったからいいや。 -
ウズベク国鉄は高速化に向けて工事を進めており(これを書いている時点で、タシケント-サマルカンド間の新幹線が開通済)、その影響で途中おもいっきり徐行する区間があり、その所為でブハラまで6時間半で到着するはずが7時間以上かかってしまいました。
しかしながら、不思議と全然退屈しなかったです。そりゃ、ずっと座りっぱなしで疲れはしましたが、うとうととする間に車窓を眺めたり、車内での現地人との交流があったり、「歩き方」でブハラの予習をしたり、とやることは何かしらあったのです。
写真は、小生の暇つぶしに多大なる貢献をしてくれた幼女。というか赤ちゃん。お母さんに名前を聞くと、「デルフーズ」と言った。というか、そう聞こえた。一歳だという。 -
小生のことが気になる様ですが、ずっと見つめると泣いてしまう(汗)。これを何度か繰り返していたのですが、泣いても笑っても、何をしてても可愛く、飽きずに見ていました。
そうそう、この親子をはじめ、電車の発車間際に乗り込んできた何人かの現地人達は、正規の席にではなく、空きスペースに板を渡してベンチにしたところに座っていました。先述の車掌さんが手際よく組み立てていたんで、不正なものでは無さそうですが、何なのでしょうか。
こうやって座ると、正規の料金より安くなるとか、そういうのかなぁ…? -
途中で売り子がお菓子やジュースの販売をして回ります。
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かぶりつきで車窓を眺める幼児。
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タシケントから3時間ぐらい経った頃かな。最初の停車駅、サマルカンドに到着。最初の停車駅、と言っても、ブハラまでにはここともう一駅にしか停車しないのですが。
(というか、実はサマルカンド〜ブハラの間でもう一駅に停車する事を知らず、ちょっと慌てる事態になったのですが、それは後程…。) -
停車時間は10分ぐらいあったかな。結構長め。
気分転換に車外へ出てみました。 -
電車が着く時間に合わせて、地元のおっちゃん・おばちゃんらが色々な商品を携えてプラットホームで待機。そして乗客が降り出すと、一斉に売り込み開始。
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お菓子やジュース、そして手作りのナンやピローグ(揚げピロシキ)、ブリャーシ(焼きピロシキ)が山ほど。
小生はピローグを2つとファンタオレンジを買って、簡易ランチにしました。
このピローグ、油が回ってるわ、具がほとんどないわ、イマイチでした。そして軽い胸焼けに襲われ…(汗)。 -
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再び車輪を動かすシャルク号。車窓は、茶色の世界が続く。
何時間か経った後、徐にその足を遅め、そして大きな駅に停車。
乗客らがいそいそと下車の準備を始めるので、小生(そして横の日本人青年)はてっきりブハラに着いたのだと思い、スーツケースを引っさげて車外へ。でも何か様子が違う。駅の方を見ると「навоий(ナヴォイ)」とある。もしや、ここはブハラではなくナヴォイという駅なのか…?
すぐさま「ここはブハラなの?」と車掌さんに聞くと、「切符を見せろ」とのジェスチャー。それに従って見せると、「乗れ」とのジェスチャー。
あ、やっぱりここじゃなかったのね。。。
というわけで、小生とその横の日本人青年は、気まずい感じで車内に戻るのでした。。。
車内は、ほとんどの乗客がナヴォイで降りたせいで、閑散。
ナヴォイ駅から1時間だか2時間だか走って、今度こそようやくブハラ駅に到着。
いやー、ごっつい長旅やったわ〜。 -
横の日本人青年は現地のガイドさんにピックアップされていきましたが、小生は例の如く自力でホテルまで行かないといけない。
刺す様な日差しの洗礼を受けつつ、重いスーツケースを引きずり駅の外へ。
見つけたタクシーの運ちゃんに、「メフタル・アンバール(小生が泊まるホテル)はわかる?」と聞くと、「わかるわかる、ラビハウズ(ホテルのすぐ傍にある、ブハラ旧市街地の拠点となるオアシス)のところだろ?」と言うので、そのまま乗り込む。
道中色々な話をしたのですが(そしてやはり地震や原発のことを心配された)、小生のブハラ滞在中は大きなフェスティバルが開催されているらしく、良い時に来たねぇ、と言われ。
全然そんなことは知らなかったので(しかし「歩き方」をよく読むと、欄外に小さく触れられていた)、棚から牡丹餅気分でした(笑)。
15分だかそこら走ったところで、「フェスティバルのせいで通行止めになっている。ホテルはここから100mぐらい歩いたところだから」と言って、通りの入口で降ろされることに。この通りが、ブハラ旧市街地を貫通する主要通りであるバハウッディン・ナクシュバンディ通りであることは、この時はまだ知らず。 -
そしてここから1時間近くに渡る灼熱下の放浪が始まることに。。。
何でって、いやね、ホテルが全っ然見つからないのですよ。小生の中では、ホテルにはその名を名乗る看板が出ている、という認識があるので、「メフタル・アンバール」という看板を探してバハウッディン通り、そして裏道のメフタル・アンバール通りを右往左往。糞暑いし、荷物は重いし、疲れているしで、募るイライラ。。。
祭り期間中ということもあってか、街中にポリがいて、その中の一人に「メフタル・アンバールホテルを探しているんですけど…」と尋ねるも、知らないと言う。その人が同僚の所まで行って確認してくれたのですが、やはり知らないと。メフタルアンバール通りはこっちだけど…と教えてくれたものの、いや、さっきからそこ通ってるし、という話で(汗)。
幻のホテルなのか?それとも名称が変わったのか?いや、そんなはずはないよなぁ。。。
こうなったら、それらしい建物を片っ端から当たっていくしかない、と覚悟を決め、地図を頼りに歩き回り、何軒か的を外した後、ようやく到着。
「ここ、メフタル・アンバールですか?」「そうよ!」
いえっっっす!!!!
つか、これ、ぜっっっっったいにわからんから!!!
後の写真で分かるように、外見からしてまずホテルとは識別できない。そして看板も無い。
ホテルとしてやる気あるんですか?という感じですよ(苦笑)。
ブハラでの滞在先手配は、今回の旅行の中で一番手こずったんですよね。後から思うと、祭りの時期だったからなのですが、予約しようとするホテルが全部満室で。旅行会社の人(というか昨日のハイルロさん)がようやく見つけ出してきたのがこのホテルだったので、まぁ知る人ぞ知る、といった感じなのでしょうか。
古い民家をキッチュに改装したB&B(Bed & Breakfast、まぁランク的には民宿みたいなもんですかね)で、さっき「そうよ」と言った若いお姉さんが早口のロシア語で対応してくれました。英語は通じたっけかな?忘れた。結局英語使わなかったから(と言っても、ロシア語もよくわからなかったので、雰囲気とジェスチャーでゴリ押ししたまでなのですが…)。
ホテル入口の門を潜ると、中庭があって、それをぐるっと囲む様に2F建ての客室棟が建っています。小生が案内されたのは1Fの奥の部屋。
エアコンは一応備えられているのですが、不思議なことに、エアコンを付けずとも室内は物凄く涼しい。石造りの建物って、こんなに涼しいんですねぇ。酷暑の砂漠地帯に住む人の知恵か。 -
テレビは残念ながら全然映りません(汗)。部屋は十分広いかな。埃っぽいというか砂っぽいのがちょっと気になったけど、まぁ小奇麗にされております。
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ユニットバス。電気は付いているけど、ごっつ暗い。。。(室内も然り。) シャワーの水圧は当然の如く弱い。お湯は一応出ました。
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小生の部屋の入口。
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ホテル外観。
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同じくホテル外観。ね、これ、絶対わからんでしょ?(汗)
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ブハラはシルクロードのオアシス都市として栄え、2500年以上(!)の歴史があるそうですが、9世紀頃から12世紀頃にかけては、イスラム世界の文化的中心地となったそうです(以上、「歩き方」による)。
オアシス都市の象徴である水路がバハウッディン通りと並走して、旧市街地を貫通。
これはホテルの前を流れる水路にかかる小橋から、空港の方角を向いて。 -
同じく、ラビハウズの方角を向いて。
さぁ、いよいよブハラ散策に繰り出します!
(その2へ続く)
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