2010/06/02 - 2010/06/20
478位(同エリア610件中)
れむさん
この日は終日ヴェローナに滞在して市内観光。古代ローマの遺跡からロマネスク様式の教会と観光スポットを巡りながら、世界遺産の街並みを歩きまわる。
夜は立ち読みのミシュランガイドで見つけたホテル近くの美味しいレストランでヴェローナの地元のグルメを満喫。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 航空会社
- ルフトハンザドイツ航空 スイスインターナショナルエアラインズ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ヴェローナで滞在したホテル「Residence Antico San Zeno」では、朝食を部屋まで運んでくれて、部屋での朝食。シンプルな朝食だけど、ハム・チーズ・ヨーグルトと一通りはそろっている。カフェは事前に希望のものを伝えておく仕組み。朝食がルームサービスというのも珍しい。
-
朝食後、まず向かったのはホテルのすぐ近くにある、サン・ゼーノ・マッジョーレ教会。
残念ながら正面ファサードは修復中で覆いがしてあったが、11〜12世紀に建てられたロマネスク様式の建物で、ヴェローナの中心の教会という。ロマネスク様式は欧州各地の有名な大聖堂に見られるようなゴシック様式の
ひとつ前の時代の教会で、大きさは小さいながらも独特の雰囲気を醸し出す教会が多いそうです。 -
内部は広く、正面の奥に主祭壇が、その下には地下礼拝堂が広がる二重構造になっていて複雑な造り。ロマネスク様式のがっちりとした素朴な感じが印象的。
ガイドブックによれば、主祭壇に飾られているマンテーニャ作の祭壇画がこの教会の一番の見どころだという。 -
地下礼拝堂は主廊部分と完全にはわかれておらず、半地下構造のような形になっている。
アーチ状の支柱が幾本も並び上部主祭壇を支えている。それが独特の雰囲気を作り出していて、厳かな空間が広がっている。 -
側廊からは回廊に通じていて、中庭を囲んでアーチ構造の回廊が広がる。
この日は天気は雨模様。静かな空間に雨の音だけが聞こえてくる、時の泊まったような世界にしばし佇む。 -
次はバスに乗って市街地を目指す。しかしサン・ゼーノ・マッジョーレ教会前のバス停から乗ったバスは市街のほうへ向かわず、どんどん郊外へ。どうやら乗った方向が逆だったらしい・・・。途中で降りてもどこにいるのかわからなくなるのでそのまま乗り続け、20分ほどで街郊外の終点に到着。
バスの運ちゃんに終着だよ、と言われたけど、間違って乗ったからこのまま戻るのだとを伝え(英語通じたのかわからんがOK的な返事だったので趣旨はわかったのだろう)、5分ほどしてバスは再び発車。バスは折り返しルートに入り、再びサン・ゼーノ・マッジョーレ教会へ戻ってきた。そのまま乗って、バスはアデジェ川の対岸へ。町の北のローマ劇場の近くでバスを降りる。 -
ヴェローナは古代ローマ時代から北イタリアの中心として栄えてきた。そのためその美しい街並みの中には古代ローマの遺跡が点在する。
町の中心の円形闘技場が象徴的だが、こちらのローマ劇場も紀元1世紀の建造。山の斜面を利用した巧みな建造。2000年も前、日本では弥生時代の遺跡が今もなお現役としてこうして利用されているのが実にすばらしいと思う。 -
ローマ遺跡の上部からはアディジェ川と対岸のヴェローナの街並みが美しい。
川の向こうに建つ鐘楼は後で訪れるサンタナスターシア教会のもの、その向こうに建つ鐘楼はエルヴェ広場とシニョーリ広場に面して建ち、午後に登ってみたランヴェルティの塔。 -
近くのほうに目をやると、石造りの立派なピエトラ橋と街の入り口に構える城門、そしてその先には白い尖塔が美しいドゥオーモが。
ローマ劇場見学の後は橋を渡って市街に戻り、まずこちらのドゥオーモへと向かう。 -
朝から降ってきた雨も止んで、少しずつ天気も回復傾向。街歩きもしやすくなってありがたい。
ドゥオーモも歴史ある建物で、ロマネスク様式とゴシック様式が混ざり合った建物だとか。見た目は簡素ながらもファサードは二重アーチの独特な造りで、趣きを感じさせる。 -
内部は採光も結構大きくて、割ときらびやかな感じ。白主体の天井が明るさを感じさせるからか。主祭壇などの絵画や装飾も見事。
左側の礼拝堂にはテッツアァーノのフレスコ画も。 -
イチオシ
続いてさきほどローマ劇場から鐘楼を眺めた、サンタナスターシア教会。こちらはゴシック様式とガイドブックにあるが、外見は割とモダンな雰囲気。でも内部は高い天井に花柄が描かれた美しい教会。
この教会の向かいくらいにワインショップがあって、覗いたところ昨日レストランAccademiaで飲んだ地元の白ワイン、ソアーヴェの同じ銘柄のワインが。値段もフルボトルで8ユーロくらいでお手軽だったので、旅の記念に一本購入。帰国後間髪入れずに飲んでしまったが、ラベルだけは記念に保存。 -
この日のランチはちょっとお手軽に、街の中心ブラ広場に面したセルフサービスのレストラン(昨夜イタリア代表のワールドカップ戦をテレビ観戦したカフェの並び)で。地元のビジネスマンやOLなどが多く利用している。
カフェテリア方式になっていて、食べたいものを適当に取ったり注文しながて、最後レジで精算する仕組み。飲み物ののはイタリア産のロゼワインで。セルフサービスなのでまあそれなりではあるが、種類もあってなかなか楽しめた。 -
ブラ広場に面しているのがヴェローナのシンボルでもある円形闘技場、アレーナ。古代ローマ時代の遺跡で、コロッセオに次ぐ規模という。しかもさきほど見たローマ劇場と同様、こちらも現役としても活躍していて、毎年夏にはヴェローナのオペラフェスティヴァルがここを舞台として開催される。
まだオペラ上演までもう少しということで現在は観光のみであるが、この堂々とした高い天井を見上げると、いにしえのローマ時代の勇壮さが思い起こされる感じ。 -
客席へと通じる通路を抜けると、広大な空間が広がる。まさにコロッセオのような壮大な空間。2000年前の建造物がこれだけの形を留めて残っていることを考えると、実にすごいなと感じてしまう。
周囲に張られていた広告によるとあと少しででオペラの上演が始まるようで、会場も設営の準備が進んでいた。 -
アレーナを見た後は、町を散策しながら南東方向へ歩を進める。町全体が世界遺産に登録されているヴェローナの街並みを満喫しながら、向かうのはアディジェ川沿いに建つ、現在はフレスコ画の博物館として使われている古い修道院。
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こちらのフレスコ画博物館、フレスコ画の作成方法を説明した展示室や多くのフレスコ画の展示もなかなか魅力的であったが、いちばんの見どころ(?)は建物の外、中庭の埋葬所にあるこちらのジュリエットの墓。
石造りの質素な埋葬所に、ただ棺だけが残されている。はたしてロミオとジュリエット自体が実在なのか、この棺が誰の棺が誰のものなのか本当のことはよくわからないが、こうした棺を見ているとシェイクスピアのその悲劇が心に浮かんでなんとなく物思いにふけってしまうのもまた事実。 -
古くからの街であるからか、ヴェローナには見どころの教会がたくさん。こちらもまたロマネスクとゴシック様式の混合。
内部はロマネスクの厳かにまとまった空間の中、美しいフレスコ画が主祭壇を覆う。 -
いくつかの教会や史跡を見た後は、昨日も訪れた街の中心、エルベ広場へ再び戻ってきた。
この日も広場には多くの土産物屋や八百屋などが市場を出している。一方、一足早く商売を終えたのか、今日はサボっているのか、隣のお店はテントをたたんで、棺桶のように店を閉じているのが面白い。 -
にぎやかなエルベ広場に面してそびえるのが、15世紀に建造されたという、さきほどローマ劇場からも眺めたランベルティの塔。こちらの塔には登ることができるので、早速入場。
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塔の上からはヴェローナ市街を一望。北の方角に目をやると、さきほど訪れたサンタナスターシア教会に、その向こう、アディジェ川の対岸には、森に隠れてローマ劇場が姿を見せている。
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ランベルティの塔はエルベ広場と反対側、シニョーリ広場にも面している。
古くからの政治の中心だったのかなと思わせる荘厳な雰囲気のシニョーリ広場に面する市庁舎の門をくぐり中庭に入ると、ランベルティの塔の下にとても優美な階段が。その美しい階段に誘われて、多くの人が記念撮影を楽しんでいた。 -
こちらはシニョーリ広場の東側にある、スカラ家の廟。13世紀にヴェローナを支配したスカラ家一族が豪華な廟の下に眠っている。荘厳な雰囲気のシニョーリ広場を抜けたところでこのあたりは静かな雰囲気が漂う一帯。そんな中にスカラ家のお墓はある。
これでヴェローナ観光も主要どころをひととおり見た感じ。日も徐々に傾いてきて、そろそろ夕食のレストラン探し。 -
何かの拍子で入った本屋で、レストランどこにしようか・・・と考えながら、手にしたのがミシュランレッドガイド。ヴェローナのページをめくると、町から少し外れた、自分たちの滞在しているホテルのすぐ近く、サン・ゼーノ・マッジョーレ教会前の広場に一軒情報が。
「Trattoria al Calmiere」という、piazza San Zenoに面するレストラン。ホテルに近くて帰りが楽だし、ここに行ってみようということに。 -
街中から外れていることもあり、正直どんなかなぁという感じでいったのだが、まず驚いたのがお客さんの多さ。場所柄、観光客ではなく、地元のお客さんが大勢で、割と広いレストランだったのだがほとんど席が埋まっている。予約なしだったがなんとか席は確保。
昔の比較的亜裕福な家を改装したような感じの、いろいろと調度品が整っていつつも、肩肘張らずに楽しめる雰囲気。 -
前菜にサラダを注文した後、パスタ、さらにメイン二品の合計4品を二人でシェア。前菜もパスタもなかなか豪快な盛り付けだが、味は抜群。さすがこんな場所にあるにもかかわらず地元のお客さんで大賑わいのレストラン、今日は当たりを引いたと感じ始める。
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ワインリストがまたすごい。ヴェローナで赤ワインといえば地元産のヴァルポリチェッラなのだが、リストには、醸造所によってヴァルポリチェッラだけで20種類以上ある。こうなると何がどう違うのかまったくわからないので、ソムリエに助けを求め、お薦めを聞く。
お薦めしてもらい注文したのが、こちらのSaltoriという醸造所のヴァルポリチェッラ。華やかな香り、豊かな味わいでパスタやこれから頼む肉料理にぴったり。 -
入った瞬間に分かったのは、ここのレストランの売りはなんといっても肉料理。大きな炭火焼きのかまどがあり、香ばしい香りを出して肉が焼かれている。そしてこうした肉をワゴンで運んできて、豪快に切り分けてくれる。なんとも食欲をそそる、すごい演出。
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まず切り分けてもらったのがこちらのプレート。ボイルやスモークしたさまざまな肉を取り分けてくれる。付け合せはパセリとオリーブオイル、それに西洋わさびで。
シンプルな料理ではあるが、それがまた肉のおいしさを引き立ててくれて、そして何よりヴァルポリチェッラとの相性も抜群。 -
そしてこちらは炭火で焼いたビーフステーキ。これまたとてもシンプルですが、こちらもまたまた絶品。
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付け合せにもいろいろな料理をワゴンで運んできてくれる。ポテトにきのこに、それにラタトゥユまで。これらのサイドディッシュと美味しい肉、それにヴァルポリチェッラがあればもう言うことなし。
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お腹いっぱい肉を食べてワインを飲んだところで、最後にデザート。こちらもまたまたデザートワゴン。デザートにチーズと盛りだくさんだが、かなりお腹も膨れてしまっていたので、デザートだけ取り分けてもらう。これまた自家製で、最後まで本当に美味しかった。
街の中心から徒歩15分ほど、ちょっと離れたホテルに泊まったけれど、そのかわりこんな美味しいレストランを見つけたのは本当に最高の気分。現地で見つけた喜びということもあって、今回の旅でも本当に印象に残るレストランのひとつでした。
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