2011/08/24 - 2011/08/24
27位(同エリア91件中)
どんぴさん
世界遺産マサダ。
ここはイスラエルおよびユダヤ人にとっては特別な場所です。
西暦70年、ローマ軍がエルサレムを陥落。エルサレムを追われたユダヤ人967人はここマサダに立てこもって最後の抵抗をしたものの、2年後にローマ軍に攻め落とされそうになり、ほぼ全員が自害。
これでユダヤ人は自分たちの国を失い、1948年のイスラエル建国まで2000年も続くユダヤ離散の歴史が始まりました。
今でもイスラエルではこの時の悲劇を繰り返してはならないという意味の「ノーモア・マサダ」という言葉があり、イスラエル軍の入隊式もこの遺跡で行われています。
また、マサダは死海のほとりの巨大なテーブルマウンテンの上に建てられていて、そこからの光景はまさに絶景。イスラエル観光の人気スポットでもあります。
#夜のヨルダンへの国境越えで苦労した話もついでに書いておきます。
【今回訪問する世界遺産】
第150弾「マサダ」
□8/20(土) 成田空港出発(16:55) → バンコク・スワンナプーム空港着(21:25)
□8/21(日) バンコク発(10:30) → テルアビブ空港着(07:20)→メギッド→テルアビブ
□8/22(月) テルアビブ → エルサレム
□8/23(火) エルサレム → ベツレヘム → エルサレム
■8/24(水) エルサレム → マサダ → エルサレム →(ヨルダン入国)→アンマン
□8/25(木) アンマン → ペトラ → ワディ・ラム
□8/26(金) ワディ・ラム →ウンム・アル・ラサース → マダバ → アンマン
□8/27(土) アンマン →(イスラエル入国)→ エルサレム→ハイファ
□8/28(日) ハイファ → アッコ → ハイファ → テルアビブ空港発(23:05)
□8/29(月) バンコク空港着(14:40)→バンコク→バンコク空港発(23:50)
□8/30(火) 成田空港着(08:10) → 帰宅
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- 交通
- 2.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- 高速・路線バス タクシー 徒歩
- 航空会社
- タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
05:00、なんか早起きしちゃった。
07:00、昨日いっしょにベツレヘムへ行ったT氏と共に出発。
ヤッフォ門にあるはずのセントラルバスステーション行きのバス停を探す…が、どこのバス停なのか解からない。結局タクシーで行った。言い値40NISを値切って30NIS(約660円)。普通にメーターで行くより安かったっぽい。
08:00、マサダ行きの486番のバスに乗車。
なぜか486番のバスが2台来た。どっちに乗ればいいのか解からず困った…(^_^;)
とりあえず人が多いほうに乗ったら正解だった。 -
09:25、マサダ着。
遺跡はこのテーブルマウンテンの上にあります。
それにしても巨大な山です。
高低差ありすぎて耳キーンなるわ!(byフットボールアワー後藤) -
バス停からロープウェー乗り場までは5〜10分ぐらい坂道を登ります。
殺人的な炎天下の中で坂を登るのはかなりキツイ!
一方、ツアーバスは直接ロープウェー乗り場まで乗り付けるので楽ちん。なんか悔しい。 -
ロープウェー乗り場がある建物の入口。
新しくてなかなか立派な建物だ。 -
09:45、ロープウェーに乗る。ツアーの団体と鉢合わせしたので大混雑。
入場料とロープウェイの往復が込みで72NIS(約1584円)。 -
ロープウェイの窓から下を見ると登山道が見える。
ロープウェイを使わずに自分の足で登ると入場料が安くなる(約40NIS)
でも、こんな炎天下で登山するなんて絶対にヤダ!
ちなみに、T氏は旅行中にシナイ山に登るなど健脚自慢。彼が登山道を登ると言い出す前に「ロープウェイで行くよ!」と言い切っておいた。 -
09:50、頂上に到着。
マサダは遺跡としてはあまり保存状態が良くなく、現存している建物は少ない。
現存する建物は北川に集中しているようだが、楽しみは後に取っておくとして最初に南側へ向かう。 -
東側の断崖近くに建てられた壁。
-
東側の断崖絶壁。
お、おそろしい… -
東側。
断崖絶壁にそって城壁が作られている。
ローマ軍も攻略に2年かかるはずだ。 -
穴がぽっかり。
パンフレットによると「Byzantine monastic cave」。
直訳すると、「ビザンツの修道院の洞窟」? -
鳥。
-
下界を見ると、地上絵みたいな四角形が見える。
これはマサダを包囲したローマ軍の宿営地の跡。ここの他にも何ヶ所か同じような場所があった。 -
マサダは難攻不落の要塞と言われたそうだ。
この断崖絶壁を見れば一発で納得。 -
南部にある建物。
-
上の写真の場所から撮った写真。
-
マサダ遺跡の南端までやってきた。
展望台から見える光景とは… -
とんでもない絶景!
まるでグランドキャニオンみたいだ。 -
地面にぽっかりと穴が開いていて、細長い階段が底に伸びている。
降りてみると… -
「Water cistern(貯水槽)」
この砂漠で2年間も篭城するには、これぐらい大きな貯水槽が必要なんだろう。 -
西側の断崖沿いを歩いて北上する。
西側の要塞は東側に比べて保存状態がいい。 -
格子状に石を組み合わせた壁。
マサダ遺跡の中では珍しい。 -
難攻不落のマサダをローマ軍はどうやって攻略したのか?
正解は、石を積んで坂道を作って進撃しやすいようにした、でした。
左の写真はその坂道。たしかに人工的に石が積んでいるように見える。 -
北側の突端には「Northern Palace」と呼ばれる場所があり、そこへ行く途中の道。
鉄柵があるからまだいいけど、昔は何人かガケから落ちたのかな? -
「the lower terrace」
Northern Palaceは自然の地形を利用した三段構成になっていて、これは一番下の段。円柱がいくつも並んでいる。 -
ここからは死海とその周囲に広がる大地を見渡すことができる。
-
遠くに死海が見える。まさに絶景!
-
大地には波のような模様が刻まれている。
-
「the middle terrace」
マサダでは珍しい円形状の壁が残っている。中へは立ち入り禁止。 -
「シナゴーグ跡」
ヘロデ王の時代に建てられたシナゴーグの跡地。 -
マサダ遺跡の南部には大規模な建物群が残っている。
パンフレットによるとここは「the storerooms complex」。
商店街みたいなもの? -
「Administration Building」
要するに偉い人の家。 -
風呂場。
トルコとかイタリアのポンペイ遺跡などで見た風呂場と雰囲気が似てる。
全部ローマ時代のものだから当然だけど。 -
「the storerooms complex」の中へ突入。
-
いくつかの建物の内側にはフレスコ画がちょっとだけ残っている。
-
12:10、ロープウェーで下山。
12:20、下の駅にあるマクドナルドで「テキサススペシャル」とかいう期間限定っぽいハンバーガーを買う。50NIS(約1100円)。
帰りのバスまで時間がないのでバスの中で食べることにする。 -
さあ、ここから不幸の始まりです(笑)
12:30、バス停に到着。
エルサレムのツーリストインフォメーションで貰ったチラシには12:50発と書いてある。だけど定刻を過ぎてもバスが来ない。
実は事前にエゲット社のホームページで時刻表を調べたところ、帰りのバスの出発時間は
「11:46」「11:50」「13:50」…
^^ ^^
間隔が4分しかないのは不自然だし、きっとホームページの方が間違っているんだろうと判断したけど、これが間違いだったようだ。
13:35、セルヴィス(乗り合いタクシー)が来てエン・ゲティまで行くという。次の目的地がエン・ゲティのT氏は乗って行ってしまった。一人ポツーンと残される…。
14:07、本来は13:50発と思われる444番のバスがやってきた。今日はこれからエルサレムのホテルへ荷物を取りに戻って、ヨルダンへの国境を越えなければならない。国境が閉鎖されるのは20:00。時間がない… -
16:00、エルサレムのセントラルバスステーションに到着。ここから荷物をとりに旧市街まで往復しなくちゃならない。
20番の路線バスで旧市街に向かうが、大渋滞に巻き込まれて大幅にタイムロス。
16:40、ヤッフォ門到着。大急ぎでホテルまで荷物を取りに行く。するとタチの悪いスタッフが荷物を隠して「金を払え」と言い出す。もちろん本来は無料だ。これには流石にマジギレ。勝手に荷物を探し出して奪い返す。
16:50、時間節約のためタクシーでセントラルバスステーションに戻る。ヤッフォ門近くでタクシーを拾ったら、なぜか後部座席には幼稚園児ぐらいの子供が2人。運転手の子供らしい。子連れタクシーなんて初めて見た。
やっぱり渋滞が酷くてノロノロ運転。17:15発のバスに乗りたかったけど無理だ。
17:30、セントラルバスステーション着。
国境のアレンビー橋行きは18:00発の948番のバスらしい。ところが18:00になってもバスが来ない。超焦る。
数分後、周囲の乗客が何も番号が書かれていないバスに乗り始めた。他の客に聞いたら、このバスに乗ればいいらしい。26.5NIS(約583円)。
18:07、ちょっと遅れて出発。 -
18:50、アレンビー橋の最寄のバス停(左の写真)に到着。
バス停は何もない荒野にポツーンと建っていた。
周りに何もなさ過ぎて超不安。 -
アレンビー橋は手前の交差点(左の写真)を左に曲がって真っ直ぐ行ったところにある。エルサレムのインフォでは徒歩30分と言っていたけど、徒歩だと20:00の閉門まで余裕がない。
普段は交差点近くにタクシーが待機しているらしいけど、時間が遅いせいかタクシーがいない。たまたま近くにいた人を捕まえて事情を話し、電話でタクシーを呼んでもらった。 -
19:05、タクシーが来た。よかった!これで何とか国境越えに間に合う。この交差点のすぐ近くにある検問所で運転手がチェックを受けて、橋へ向かう。
かなり距離があり、徒歩30分じゃ着きそうにない。歩かずにタクシーを呼んで正解だった。
アレンビー橋へ無事到着。タクシーに100NIS(約2200円)を払う。
あれ?言われるがままに払っちゃったけど、この値段ボッタクリだよな…
建物の中に入ると、自分以外は誰もいない。
まず出国税172NIS(約3784円)を払う。高いなぁ…
19:15、大荷物を預け、身軽になって出国審査。質問はほとんどなく、あっさり出国できた。大荷物は建物の外に置いてあったので回収しようと思ったら、職員に怒られた。なんで?
このあと、ヨルダン側の国境に行くためのバスをベンチに座って待つ………が、いくら待ってもバスが来ない。
後から来たビジネスマン風のヨルダン人のおっさんに聞いたら、この時期はラマダン中で、今は待ちに待った夕食の時間帯。なので、バスの運転手もご飯を食べているのでバスが来ないのだろうとのこと。
そんなのあり???
20:30、待合所からだいぶ離れたところにバスが来ているのに気付く。
大荷物を回収しようとするが、ヨルダン側の国境で渡すとか言われて拒否される。でも、そんな話は聞いた事がない。何人かの職員に聞いて、やっと荷物を取り戻すことが出来た。中東は人によって言う事が違うので困る。
20:40、バスに乗る。大量にヨルダン人だかパレスチナ人が乗り込んできる。俺がいた待合室には3人しかいなかったのに、彼らはどこから出てきたんだろう? -
20:50、バス出発。すぐに途中で止まる。
みんなバスから降りて、窓口でバス代を払う。ひとり13NIS(約286円)。さらに荷物1つにつき3NIS(約66円)。大荷物はバスのトランクに預ける必要がある。
20:59、2台目のバス出発。満員。
21:10、ヨルダン側の国境に到着。
バスを降りたところで一度パスポートを回収される。その後、銀行か待合室みたいなところで待機。パレスチナ人は番号札を渡され、前にある電光掲示板に自分の番号が出たらパスポートを受け取りに行く。ホントに銀行みたいなシステムだ。
ただし、日本人を含む外国人は職員が直接やってきて手渡ししてくれる。
パスポートを受け取り、奥に進んでもう1回別の窓口でパスポートを渡す。何か手続きをするとパスポートは隣りの窓口に届けられ、その窓口でパスポートを受け取る。
22:00、やっと国境を越えた。
時間が遅いのでアンマンへ行く手段はタクシーしかない。さきほどのヨルダン人ビジネスマンとアンマン在住のベルギー人の女子学生の3人でタクシーをシェアすることになった。
国境を出発して10分、致命的なミスに気付いた。
国境に大荷物を置いてきてしまった!すぐに他の2人に言って、ドライバーに国境へ戻るようお願いしてもらう。
もし荷物が見つからなかったらと思うと…本気で泣きそうになった。
22:20、再び国境に到着。ビジネスマンのおっさんに先導され、荷物を探しに行くと…あった!よかった!(T_T)
他の2人とドライバーにお礼と謝罪をして、再びアンマンに向かう。 -
23:00、「メリーランドホテル(Merryland Hotel)」に到着。タクシー代は15JD(約1665円)。
ホテルのレセプションにいる人が全然英語が通じない。でも、とても親切な人で必死で自分の事を理解してくれようとする。
最終的に筆談(というか絵)で今晩と2日後に泊まりたくて、その間に大きな荷物を預かってほしいということを伝えることができた。
部屋はシングル1泊あたり22Jd(約2442円)。
広くてきれいな部屋。これで2400円はかなり安い!エアコン、シャワーなど設備も充実。これはいいホテルだ。 -
24:00、就寝。今日はホントに疲れた。
明日は06:30発のバスでペトラに向かう。でも、携帯のバッテリーが切れて目覚まし時計がない。ちゃんと起きれるか心配だ…
《2011年イスラエル&ヨルダン旅行:ペトラ編へつづく》
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