2011/08/25 - 2011/08/25
163位(同エリア588件中)
どんぴさん
ヨルダンで一番行きたい場所と言えばやっぱりペトラ遺跡!
最初の予定ではイスラエル南部のエイラットからヨルダンに入国してペトラに向かう予定でした。
ところが、出発直前にエイラットでバス襲撃のテロが発生して8人死亡!しかも自分が使おうとしていた路線!もしかして、休暇が1週間ずれてたらビンゴ…?
一時はペトラ行きを断念する事も考えました。
それでも行きたいペトラ遺跡!
急遽ルートを変更し、エルサレム近くの国境を通って首都アンマンを経由してペトラに向かいました。
ずいぶん苦労しましたが、万難を排しても行く価値がペトラ遺跡にはありました。
幻想的な世界遺産ペトラ遺跡への旅をお楽しみください(^_^)
【今回訪問する世界遺産】
第151弾「ペトラ」
□8/20(土) 成田空港出発(16:55) → バンコク・スワンナプーム空港着(21:25)
□8/21(日) バンコク発(10:30) → テルアビブ空港着(07:20)→メギッド→テルアビブ
□8/22(月) テルアビブ → エルサレム
□8/23(火) エルサレム → ベツレヘム → エルサレム
□8/24(水) エルサレム → マサダ → エルサレム →(ヨルダン入国)→アンマン
■8/25(木) アンマン → ペトラ → ワディ・ラム
□8/26(金) ワディ・ラム →ウンム・アル・ラサース → マダバ → アンマン
□8/27(土) アンマン →(イスラエル入国)→ エルサレム→ハイファ
□8/28(日) ハイファ → アッコ → ハイファ → テルアビブ空港発(23:05)
□8/29(月) バンコク空港着(14:40)→バンコク→バンコク空港発(23:50)
□8/30(火) 成田空港着(08:10) → 帰宅
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 3.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 20万円 - 25万円
- 交通手段
- タクシー 徒歩
- 航空会社
- タイ国際航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
04:00、起床。寝坊しないかと配だったけど、逆に早く起きちゃった。
05:40、ホテルをチェックアウト。
昨日の夜に対応してくれた親切なおじさんが朝早くから待っていてくれた。本当にありがたい…。大荷物を預けて出発。
徒歩でJETTバスのオフィスへ。朝が早すぎて市場(左の写真)には誰もいない。 -
06:05、JETTバスのオフィス着。
地図ではホテルから近そうに見えたけど、実際は遠かった。
アンマンは広い街だ。タクシーは100円程度で乗れるので、アンマンでは積極的にタクシーを活用すべきだと思う。
窓口でペトラ行きのチケットを買う。ペトラ行きのバスは06:30発の一日一便だけ。ハイシーズンだとすぐ満席になって当日じゃチケットを買えない事もあるけど、今はシーズンオフ。客は10人程度でガラガラだった。 -
オフィスの隣りにある文具店。
実は昨日、右足の靴の靴底が半分べりっと剥がれてしまった。開店準備をするご主人にお願いして、瞬間接着剤を売ってもらった。
待ち時間の間に靴を王宮修理。旅の間はなんとか持ちそうだ。 -
06:37、ペトラ行きのバスが出発。
理由がよく分からないが、何故か出発が7分遅れた。
きっと単純に運転手がのんびりしてただけだろう。 -
09:40、ワディ・ムーサの街に到着。
今回、ワディ・ラムでのツアーを手配してもらった日本人コーディネーターの人にお願いして、某ホテルに荷物を預かってもらう段取りになっていた。
バスの運転手にはそのホテル前で途中下車させてもらうよう頼んでいたのに、見事にホテルの前をスルー。あれれ? -
09:45、ペトラ遺跡の入口に到着。
バスの運転手に文句を言ったら「途中下車をさせることは出来ない」と言われた。だったら最初から断れ!(-_-#)
結局、某ホテルへタクシーで戻ることに。
タクシーに声をかけたら5JD(約555円)と言われた。高すぎる!値切って2.5JD(約278円)にまけさせた。
ペトラではタクシーの運転手も遺跡内でロバやラクダを連れてる人も、観光客をボッタくろうとする不誠実な連中ばかりなので要注意だ。
エジプトもそうだったけど、有名観光地にいるアラブ人はろくな奴がいない。 -
ホテルのオーナーに挨拶をして、荷物を預ける。さらには今夜ワディ・ラムに移動するためのタクシー手配の確認。
10:10、再びタクシーに乗ってペトラ遺跡の入口へ。
オーナーによるとワディ・ムーサの街中から遺跡入口までは2JD(約222円)が相場だそうだ。
ちなみに遺跡の入場料は50JD(約5550円)。
高い!高すぎる!(-_-#)
世界一のボッタクリ世界遺産はマチュピチュ(当時4000円くらい)だと思ってたけど、ペトラが世界一に躍り出ました。
しかも、下のほうを見ると「Day-Visitors 90JD」と書いてある。
これはイスラエルのエイラットから日帰りツアーで来る客に適用される値段。要するに嫌がらせ。イスラエルが嫌いなのはいいとして、嫌がらせの矛先を第3国の観光客に向けるのはおかしいと思う。 -
遺跡の中へ。
最初は左の写真のような砂利道を1.5kmほど歩く。
陽射しが強くてとにかく暑い。こんなとこ歩いたら酷い日焼けになっちゃう。長袖のシャツを着て正解だった。 -
「ジン・ブロックス(Djinn Brocks)」
入口から入ってすぐに右手に見える不思議な長方形の岩。 -
「オベリスクの墓(Obelisk Tomb)」
上に4つのオベリスクがあることから名が付いた墳墓。
ペトラ遺跡というと岩を掘って作られた宮殿「エル・ハズネ」が有名だけど、他にも岩を掘って作った巨大建築物が目白押しだ。 -
「シーク(Siq)」と呼ばれる狭い岩の裂け目の道に到着。
-
シークの入口にいるは観光客相手の兵士のコスプレ。
こういう連中に関わると後で法外な金銭を要求されたりするから相手にしないのがベスト。 -
シークの途中。作りかけの神殿のようなものを発見。
完成する前にペトラが滅んだのか?それとも途中で飽きたのか? -
岩の裂け目はどんどん深くなっていく…
-
上を見上げたところ。
崖の高さは場所によっては100mもある。 -
雨や風で浸食されてできた不思議な造形。
-
道の両脇には溝が掘られている。
昔の水路だ。 -
岩肌にミニサイズの神殿を発見。
ちっちゃい。かゎぃぃ。 -
ペトラはとにかく広い。たくさん歩く。
足に自信が無い人は馬車やロバ、ラクダを上手に使うといいと思う。
ただし、値段交渉ではボッタくられないように気をつけて。 -
これはローマ時代のダム。
スークの途中、何ヶ所か見つけた。 -
10:55、ついに岩の隙間から見えてきた!
あの映画『インディ・ジョーンズ』の世界が! -
「エル・ハズネ(El Khazneh)」
岩を掘り抜いて作られた高さ43mの巨大な神殿。 -
エル・ハズネは映画『インディ・ジョーンズ 最後の聖戦』の舞台になったことで世界的に有名になった。
個人的にはシリーズ第2作目の『魔宮の伝説』の方が大好きで、『最後の聖戦』は1回しか見ていない。それでもエル・ハズネの事だけはハッキリと覚えている。それぐらいのインパクトがあった。 -
神殿の内部。
昔は中に入れたけど、現在は中に入ることは出来ない。
まぁ、中に入っても何も無いみたいだけど。 -
シリーズ世界で転ぶ ペトラ遺跡のエル・ハズネ編。
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エル・ハズネの手前にある崖は上に登ることができる。
エル・ハズネを上から見下ろすのは魅力的だけど、その道は整備されてなくてとても危険。看板にも「メインルートに戻りなさい」と書いてある。
体力も度胸もないのでメインルートを進む。 -
エル・ハズネの奥にも短めのシークがあり、そこを抜けると…
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ずらりと並ぶ巨石のモニュメント。
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シンプルな形のモニュメントが並ぶが、先端のものだけは…
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見事な彫刻が施されている。
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このモニュメントの日陰は地元のベドウィンたちの休憩場所になってます。
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お約束の土産物を売りに来る子供。
声をかけてくる土産物売りやロバタクシーがしつこいし多いしウザイ。 -
8月はシーズンオフで、しかも最近の不安定な中東情勢のため観光客はかなり少ないらしい。
ラクダも暇を持て余し気味。 -
住居跡らしき洞窟(次の写真)を間近で見ようと坂を登っていたら、後ろからロバがやってきた。かなり急な階段を登ってく。
客引きはウザイけど、あのロバに乗ったら坂道登るのも楽そうだな…。ちょっと魅力的。 -
住居跡?
-
対向側には岩をくり抜いた建物がズラリ。
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自然の造形なのか、人工的に作られたのか、とても不思議な形の洞窟。
-
こんな感じの洞窟がずっと先まで続いている。
-
その先にひときわ大きな建物が。
これが「王家の墓(Royal Tombs)」ってやつかな? -
階段を登って「王家の墓」に接近。
これはホントにでかい! -
「王家の墓」の中は実にシンプルかつ巨大な空間。
天井の不思議な模様は天然の地層? -
「王家の墓」から見た「ローマ円形劇場(Roman Amphitheater)」
さっきの住居跡のすぐ隣りにあります。 -
これから進む先の渓谷。
最終目的地のエド・ディルはあの岩山のさらに向こうにあります。
既にかなりの距離を歩いているのに、あとどれだけ歩けばいいんだろう?
本当にペトラは広大な遺跡だ。 -
途中にあるカフェでひと休み。
砂糖がタップリ入った紅茶を一杯飲む。1JD(約111円)と意外と良心的な値段。 -
「柱廊通り(Colonnaded street)」
この近くにも建物がいっぱいあったけど、551年の地震でほとんど倒壊してしまったそうだ。 -
「大寺院(The Great Temple)」
ペトラには珍しく石積みの建物。
ほとんど崩壊してるけど、それでも巨大な建物だったことが解かる。 -
山道の入口。
ここから1時間ほど山道を登るとペトラ遺跡の最深部「エド・ディル」に着く。
ここのロバタクシーの勧誘は本当にしつこい。でも、正直言って歩き疲れて足がガクガク。その気が無いフリをして勧誘の話を聞いてみる。
最初の言い値は50JD(約5550円)。アホか!(-_-#)
5JD(約555円)じゃないと乗らないと言い張ったら、結局5JD+ロバを引く少年にチップを渡すということで合意。
ちなみに、ここに「この先は徒歩では行ってはいけません」みたいな看板があるけど、それはウソ。徒歩で登ってる人はたくさんいます。恐らくロバ屋が建てた偽看板です。 -
階段を登るとき、ロバの鼻息の荒い。
体重が重くてゴメンね(^_^;)
こんな急な階段で落馬したら大怪我だ。時々足がフラフラしてるけど、頑張ってくれ! -
20分後、無事に到着。
ロバ君、本当にお疲れ様でした。
チップに持っていた小銭を全部あげた。1JDぐらい。
ロバに乗らずに自力で行ったら、炎天下の急な階段を1時間も登ることになる。そう考えれば600円程度でここまでラクできるなら十分価値がある。
交渉はめんどくさいけどな。 -
ロバ屋は「ここがトップだ」と言っていたけど、実際はさらに上り坂が続いていた。道にフンが落ちているので、本当はここもロバで登れるのだろう。
もしかして値切ったから途中で降ろされたのかな?(^_^;) -
10分ほど坂道を登り、ついに到着。
-
「エド・ディル(Ed Deir)」
別名はモナストリー(The Monastery)
1世紀頃にナバタイ人によって立てられた神殿で、その高さは45m。あのエル・ハズネよりも大きい。 -
圧倒的な存在感。
ここまで来るのは時間がかかるし体力的にしんどいけど、わざわざここまで来る価値はあると思う。 -
シリーズ世界で転ぶ ペトラ遺跡のエド・ディル編。
-
神殿の内部。
映画『トランスフォーマー・リベンジ』ではこの壁の向こうに人類を救うための変なアイテムが隠されているという設定で、トランスフォーマーたちが豪快に壁を建物ごとブチ壊していた。
タリバンじゃあるまいし、世界遺産を破壊すんなよ(笑) -
向かいにある小さな丘で休憩しながら、しばしエド・ディルを眺める。
こうして見ると、山を削って作ったということがよく分かる。 -
帰りは自分の足でこんな感じの坂道を下ります。
-
荷物を運ぶロバとすれ違う。
お仕事、大変だねぇ… -
自然のトンネル。
-
こんなグランドキャニオンみたいなところを歩きます。
-
帰り道。
「王家の墓」の左にある「宮殿の墓(Palec Tomb)」に行っていないことに気付いた。今から坂道を上るのは本当に辛いけど、頑張って行ってみる。 -
「宮殿の墓(Palec Tomb)」
こりゃまた巨大な宮殿! -
エル・カズネだけじゃなく、こんな巨大遺跡がゴロゴロとある。
ペトラは本当に凄い遺跡だ! -
帰り道、カフェで休憩。
缶コーラ1本で1JD(約111)。安い!
まあ街中のスーパーで買うと1/3ぐらいの値段だからボッタクリなのかもしれないけど、全然オッケー(^_^)v -
遺跡内のメインルートは微妙に傾斜がついていて、帰り道は上り坂になる。
苦になるほどの坂じゃないけど、疲れたらラクダやロバに乗って帰るのも十分ありだと思う。
ちなみに、遺跡内にはたくさんのラクダやロバがいて、そこら中に落し物をしまくる。夕方ごろには遺跡中がウンコ臭くなってたまらない。
私は今まで155ヶ所の世界遺産に行ったけど、世界で一番ウンコ臭い世界遺産だと思う。 -
再びエル・カズネ。
夕陽が当たって遺跡が赤く染まっている。とても幻想的な雰囲気だ。 -
16:20、遺跡入口まで戻ってきた。
写真はチケット売り場近くにある土産物屋。その名も「インディ・ジョーンズ・ギフトショップ」(笑)
タクシー(言い値4JD、交渉して2JD=約222円)で某ホテルに戻って荷物を回収。
現地在住の日本人コーディネーターを通じて、このホテルのスタッフにワディ・ラム行きのタクシーの手配をお願いしている。デジカメのバッテリーを充電しながら待つ。
17:15、タクシーでワディ・ラムへ出発。
《2011年イスラエル&ヨルダン旅行:ワディ・ラム編へつづく》
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