2011/08/20 - 2011/08/20
1647位(同エリア7232件中)
ニッキーさん
観光最終日のこの日は、サグラダ・ファミリアを出た後、引き続きツアーでバルセロナ市内観光をしました。
朝早いうちは涼しかったのに、グエル公園に着く頃には凄い暑さになって来て、またもや暑さにヒーヒー言いながら回ります。
それでも、ガウディ博物館、グエル公園、カタルーニャ音楽堂ではバルセロナのモデルニスム建築を味わい、ミロ美術館ではユーモラスなミロの作品を鑑賞、モンジュイックの丘からはバルセロナの街の眺望が見られて、充実した観光になりました。
ツアーでの市内観光の後、夕方はフリーでブラブラ歩きをするのですが、それは最終回に回すことにして、今回はツアーで回ったグエル公園、ミロ美術館、モンジュイックの丘展望台、カタルーニャ音楽堂(外観)の観光の様子をお届けします。
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今回の旅のスケジュール:
1日目 8/14(日) 午前成田発 夜マドリード着 ホテルへ
2日目 8/15(月) 午前 マドリード市内観光
スペイン広場
国立ソフィア王妃芸術センター
午後 トレド
サント・トメ教会
カテドラル
夕方 マドリードへ戻る。マヨール広場
3日目 8/16(火) 午前 マドリード プラド美術館
ラ・マンチャ地方の風車
夕方 コルドバ
メスキータ
4日目 8/17(水) 午前 セビーリャ
スペイン広場
カテドラル
午後 ロンダ
闘牛場
ヌエボ橋
夜 洞窟フラメンコショー
5日目 8/18(木) 午前 グラナダ
アルハンブラ宮殿
ヘネラリーフェ庭園
午後 エルチェのヤシ園
6日目 8/19(金) 午前 タラゴナのラスファレラス水道橋
午後 バルセロナで自由行動
カサ・バトリョ
7日目 8/20(土) 終日 バルセロナ市内観光
サグラダ・ファミリア
★グエル公園
★ミロ美術館
★モンジュイックの丘
★カタルーニャ音楽堂(外観のみ)
夕方 自由行動
ランブラス通り
カテドラル
8/9日目 8/21(日)22(月) 午前 バルセロナ空港発、成田へ
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 3.5
-
サグラダ・ファミリアを後にした私たちのバスはグエル公園を目指して住宅地の中の坂道を上って行きます。
グエル公園はもともと、ガウディと、スポンサーであり良き理解者でもあったグエル伯爵が組んで、自然と芸術が調和した理想の住宅地を造ろうと開発した場所です。
道路、排水設備、広場などは造りましたが、2人の理念は世の中から理解されず、バルセロナの財政状態の悪化、グエル氏の死去などから当初60戸の住宅を作る予定が中断。現在はその場所がグエル公園として残り、世界遺産に登録されています。 -
3軒だけ完成した家は、うち1軒にはガウディが住み、別の1軒にはグエル伯爵が住んだそうです。
グエル公園で私たちはまず、ガウディが住んだ家を見に行きます。
今はガウディ博物館となって当時を再現する家具なども置かれ、一般に公開されているのです。
まだ昼前ですが、気温はぐんぐん上昇。
大変な暑さになって来ました。(><) -
こちらがガウディが住んだ家。ガウディ博物館です。
ガウディのファンにはたまりませんよね。
わー、可愛らしい家です。
こころもち丸い窓、壁の唐草模様がおとぎの国の家のようです。 -
私たちは総勢35人なので、2つのグループに別れて入ります。
私たちのAグループが見学している間、Bグループは外を見て回る。
見学が終われば入れ替わります。 -
入口はこんなの。
壁の「M」って模様は何なんでしょう? -
入口を入ってすぐあった胸像。
これがアントニ・ガウディ(1852〜1926)さんです。
数々のモデルニスモ建築を手がける一方、サグラダ・ファミリアの建築をライフワークにして生涯取り組みましたが、バルセロナでトラムに轢かれ、73歳で不慮の死を遂げたそうです。
痛ましい。 -
家の外観は特徴的でしたが、中は至って普通の造りです。
家具はさすがにガウディのデザイン。
面白い物がたくさんありました。
モデルニスモ様式のシャンデリアが素敵ですね。 -
椅子はやっぱりガウディらしい。
昨日カサ・バトリョで見たものとそっくりです。
ここへ来るバスの中で、ガイドさんがガウディのこんなエピソードを話してくれました。
ガウディに建物を依頼するとあまりにも個性的な建物が出来上がるので、普通の家具が似合わなくなってしまう。そこで家具も結局ガウディがデザインすることになり、そうやってガウディはどんどん自分色に染めて行ったのだという話。 -
このソファや椅子も、脚の部分や肘掛の部分に強烈な主張が感じられます。
-
階段の天井と照明。
すっきりしていて、私はこういうのが好きですね。 -
肖像画はガウディのお母さん?姪御さん?
ちょっとわかりません。
てっきり奥さんの肖像画かと思っていましたが、ガウディは生涯結婚せず、病気のお父さんと姪御さんとこの家に移り住んだそうです。
個性的な家具。
凝ってますねー。 -
ここはガウディの部屋です。
これは興味深い。
意外やベッドはシンプルで小さい。
特に装飾もありません。
サイド・キャビネットも椅子も普通です。 -
ガウディの部屋の照明。
この照明、モデルニスモです。
いいですねー。 -
ガウディが使用していたデスク。
ここで図面を引いたりしたのでしょうか?
これも意外に普通ですねー。 -
洗面室、トイレ。
洗面台はダブル・シンクです。
ガウディの家、外見はおとぎの国の家のようでしたが、部屋は至って普通でした。鬼才と言われる人も普通の生活を送っていたんですかね。
一階にはショップもありました。 -
中を見終わってBグループと交代です。
Bグループが中を見学している間、私たちは家の周辺を見て回ります。 -
イチオシ
さっそく石を積み上げたようなガウディらしいトンネルがありました。
ヤシの木をイメージしたのだそうです。
これ、いい雰囲気だな〜。
トンネルの上は広場や道路になっていたと思います。 -
裏手の低い所からガウディの家を見上げます。
外観は遊び心がいっぱいです。
外壁のくるくる模様や煙突(?)が楽しい。 -
紫の花畑とガウディの家。
バルコニーがあっておとぎの国の家のように可愛いです。 -
ここから、向こうの方に有名なギリシャ広場が見えます。
太い柱に支えられた張り出しの上の部分です。 -
あんなに高い所に人がいる。
-
見学が終わったBグループと合流、ギリシャ広場を見に行きます。
ギリシャ広場はタイルの破片で装飾したベンチで囲まれています。 -
ここがギリシャ広場。
日陰が無くて、うーん、暑い。 -
ユニークなベンチが波打つように広場の縁を囲んでいます。
ガウディのお弟子さんのジュジョールが装飾を担当。
タイルの破片でモザイクが施されています。 -
いろいろな模様があります。
パッチワークみたいな部分も。
このタイルの破片は廃材利用のアイデアなんだそうです。
このベンチはガウディが座り心地にこだわって作ったというので、座って記念写真を撮りました。
座り心地は良かったです。^◇^ -
イチオシ
ギリシャ広場は高台にあるので、眺めが良い。
みんなここに集まって来ます。
大賑わいです。
バルセロナの街が見えますよ〜。 -
中空に張り出しているので、気持ちもいいんです。
サグラダ・ファミリアも左の方に塔だけ見えていました。 -
見下ろすと正面に正門が見えます。
私たちはバスで来たので、正門から入らなかったんですね。
「ヘンゼルとグレーテル」に出てくるお菓子の家みたいな建物が2棟建っています。
もともとは管理人用に造られた建物なんだそうですが、今は観光案内所やショップになっているようです。
これから下の方へ降りて行きます。 -
ギリシャ広場からトントンと階段を下りて行くと・・・
-
百本柱のプロムナードと呼ばれる通路がありました。
日本でもサントリーのテレビコマーシャルで有名な場所。
柱や壁自体がふんわりと傾いているので、中を通ると不思議な気分です。
常に人が歩いたり写真を撮ったりしているので、すっきりした写真を撮るのはタイミングが難しい。
中には座り込んでいる人もいて、どいて欲しいなーって心で願ったり(笑)。
そういう自分も誰かの邪魔をしている訳ですが。
この写真はたまたま人が少なくなった時に撮りました。 -
刺さったら痛そうなフェンス。
ヤシの葉かシュロの葉をデザインしたみたいです。 -
ここはギリシャ広場の下のスペース。
たくさんの柱が広場を支えています。
このスペースは、もともと市場にする予定だったとか。 -
天井にはガウディのお弟子さんだったジュジョールが作った装飾がなされています。
-
このプレート、他のトラベラーさんの所で見たことがあります。
ここにあったのかー。
お皿の隣のもじゃもじゃの物体はタコ? -
住宅地の管理人、守衛用の家として建てられたようですが、夢のある可愛い建物です。
-
階段の上から下を見てみると、人がいっぱい。
みんなが写真を撮っているのは人気のイグアナのオブジェです。 -
階段の途中にはいろいろなオブジェがあるんですが・・・
-
何と言っても一番人気はこのイグアナくん。
ここで記念写真を撮る人が絶えず、実はイグアナくんの写真を撮るのがホント大変なんです。 -
すごい競争率の中、記念写真を撮ってもらいました。
私たちのグループばかりが独占するわけにはいきませんから、ガイドさんと添乗員さんが他の人が撮る合間を見て「はい、この後入れてもらいまーす」ってな具合にタイミング良く次々に写真を撮ってくれました。
実はこの時、めちゃくちゃ暑いんです。
コルドバほどではありません。
コルドバは40℃以上。人生初の暑さを体験しましたから。
でも、この日のグエル公園もとにかく暑い。 -
イチオシ
人気イマイチのヒョウくん。
頭だけだから仕方ないね。
下から見上げるギリシャ広場は迫力満点です。
乗り出している人、落っこちないように〜。 -
中央の階段を見上げて。
ここで、自由行動になりましたが、あまりにも暑い。
私たちは観光は投げ出して冷房の効いたカフェへ逃げ込みました。 -
セルフサービスのカフェ。
レモンジュースを飲みました。
全部一緒くたにミキサーにかけたようで、種のつぶつぶまで入っていますが、冷たく冷えたレモンジュース、酸っぱさと苦みがこたえられない美味しさ。
冷房の効いたこの場所からもう動けません。 -
時間になったので、集合します。
こちらは観光案内所の建物。
砂糖をまぶしたような屋根。
グエル公園に建つ建物、オブジェ、階段、ベンチ、手すり、すべてが作品なんですね。 -
グエル公園、一つ一つがユニークで面白かったです。
ただ、この日のグエル公園はとにかくすごい暑さと日差し。
長く外にいるのは辛い。
それに人出も多かったように思います。 -
バスに乗って昼食レストランへ移動します。
途中、車窓からカサ・ミラ、カサ・バトリョを見学しました。
写真はカサ・アマトリエール(左)、カサ・バトリョ(右)。
バスの中からだと街路樹が邪魔をして建物、あんまりよく見えません。
私たちは昨日見たからまったく問題なしです。
昨日もそうだったんですが、見学者は今日もカサ・バトリョよりカサ・ミラの方がたくさん並んでいました。
カサ・ミラの方が安いからかな? -
今日の昼食は中華料理です。
カサ・バトリョから2筋西へ入ったバルメス通り、レスタウランテ・リオ・アズール。
一品目、ワカメスープ。
ワカメがカットされてなくて長いまま入っているので、食べにくかったです。
麺を食べるみたいにずるずるっと食べちゃいました。
すする音は立てないように気をつけました。
外国ではひんしゅく買いますからね。
ワカメをカットしないのは長寿の願いを込めているのだと聞いたことがあります。 -
セロリの炒めもの、炒飯、焼売、餃子、春巻。
中華料理なので期待してたんですが、中華料理としてはそんなに美味しい方ではありませんでした。
でも、炒飯が出て来てホッとすると言っていた人もいました。
そうなんだ〜。
私はご飯がなくても平気な方なんです。
ましてや一週間ならまったく大丈夫。
春巻が一番美味しかったです。 -
豚肉の野菜炒め、キャベツのオイスター・ソース炒め、魚の唐揚げ。
デザートはスイカ。
この中ではキャベツのオイスター・ソース炒めが美味しかったです。
この後はミロ美術館へ行きます。 -
バスから見えたカッコいい建物。
-
ここはどこ?
たぶんスペイン広場かその近辺だと思います。
この後、カタルーニャ美術館の前を通り、モンジュイックの丘へ向かいました。 -
モンジュイックの丘には1992年のバルセロナオリンピックの施設が集まっています。
今から思うと、バルセロナオリンピックで、マラソンの有森裕子さんがコース最後にエゴロワとデッドヒートを繰り返しながら登って行った丘がモンジュイックの丘だったんです。
白い塔はモンジュイック・タワー。
美しいラインで、とても目立ちます。 -
この建物はエスタディ・オリンピック。
1992年のバルセロナオリンピックのメインスタジアムです。 -
向こうに見える丸い屋根の建物はパラウ・サン・ジョルディ。
オリンピックの時には屋内競技場として使われました。
後で調べると、この建物、設計はなんと日本人の磯崎新あ(いそざきあらた)氏でした。
トラベラーの大将さんの「バルセロナ現代建築No.3」にも出て来ます。
恥ずかしながら磯崎新さんについては知らなかったのですが、沢木耕太郎著「深夜特急」に出て来る人だとわかって、ああ、あの人かと合点が行きました。沢木さんが、シルクロードの旅をして来た磯崎夫妻を、テヘラン中のホテルに電話をかけまくって探し出し、たらふく御馳走になるシーンが出て来ます。 -
スタジアムの中がちらりと見えました。
バルセロナオリンピックの時は、開会式、陸上競技、閉会式が行われた所です。 -
聖火台。
思い出しました。
矢の先に聖火をつけて、弓で聖火台に向けて放ったんですよね。
放物線を描いて飛んで行った火矢が聖火台に入ったとたん、ぼおっと大きな聖火が点火。
最高の点火シーンでした。 -
ミロ美術館にやって来ました。
ホアン・ミロ(1893〜1983)の絵画、オブジェ、版画、スケッチなど1万点の所蔵のうち300点ほどを展示しています。
モダン・アートの美術館に相応しい白い現代的な建物です。 -
建物前のオブジェ1。
調べてみたら、これはミロの作品ではありませんでした。
アレクサンダー・カルダー「4枚の翼」。 -
建物前のオブジェ2。
これ、かわいい。
大きさは高さ2メートルぐらい。
男の子ですね(笑)。
手をつないで記念写真を撮りました。
「天空の城ラピュタ」に出て来る召使ロボットの顔を思い出しました。
ピカソやダリが日本の浮世絵から影響を受けたように、宮崎駿さんもミロやガウディから影響を受けてるのでしょうね。
わかる人は少ないかもしれませんが、ゲーム「ドラクエ7」では、ガウディやミロを思わせる作品を作る「バロック」という変人天才建築家が出て来ました。
私、結構楽しんでやってました(笑)。 -
ミロ美術館にはすごく印象的な作品もあったのに、中は撮影禁止でした。
屋上テラスの展示だけは写真OKだったので、いくつかご案内しましょう。
これはスライム?トイレブラシ?何だかわかりません。
ミロの作品はユーモラスなものあり、なんだこりゃ?と首をかしげるものあり。
少年の心を失わなかったと言われるミロ。
モチーフを単純化するのがミロの表現法なので、あんまり複雑に考えないで見た方がいいのでしょうね。 -
イチオシ
ミロ美術館はモンジュイックの丘に建っているため、景色がいいんです。
テラスからバルセロナの街がよく見えました。
バルセロナって低い山に囲まれているんですね。
そして一方は海に面しています。
ここからサグラダ・ファミリアが見えないかなと探しましたが、見つけられませんでした。
この景色をバックにミロの作品を見るのも乙なものです。 -
フライパンのような顔。鉄アレイを持った男の子?
内部の展示作品の中でもっとも大きい作品「財団のタペストリー」は7.5m×5mの巨大さで、目を引きました。
赤、青、黄、緑、黒のミロらしい配色。
あんまり大きいので吹き抜けに展示してありましたねぇ。 -
下半身は写実的、上半身は抽象的な女性の像。
頭の上には水道のコックみたいなものが乗っています。
ミロの作品にあっては、体がデフォルメされシンボル化されるとガイドさん。
たとえば人間の髪の毛は常に1本とか3本とか。
毛が3本生えた丸い物体があれば、それは人間を表しているのです。 -
屋上テラスはすごくいい所です。
青空の下で作品鑑賞。
グッドです。
これで暑くさえなければなぁ・・・。 -
よくわからないけど、なんか笑えます。
頭からフォークが生えているのか。
ヤクザが上を向いて舌を出しているみたいにも見えるし。 -
お鍋の蓋のような顔。
これは頭の上にバンジョーの柄みたいなのがついています。
うちの近所にミロの版画を持っている人がいるんですけど、こういうデフォルメじゃなくて、色と線と点で描いた完全な抽象画です。
玄関に飾ってあるんですけど、なかなか玄関に合いますよー。 -
左は黄色い卵。右は0点?
たぶん右のは顔なんでしょうね。
ミロの作品は相当妙ちくりんなものもあって面白かったり呆れたり。
ミロ美術館はミロの有名作品はそれほど多くありませんが、ゆったり鑑賞できますよ。
ミロ美術館を出て、今度はモンジュイックの丘の展望台へ連れて行ってもらえることになりました。
旅程には入っていなかった所です。
モンジュイックの丘展望台、行ってみたかったので、とても嬉しい。 -
バスの窓から見えたフニクラ(ケーブルカー)の乗り場。
モンジュイックの丘へはケーブルカーで上がってくることもできるのです。 -
あれれれ?
ケーブルカーの駅だと思ったらゴンドラが出て来ました。
途中までケーブルカー、そこから上へはゴンドラも出ているのです。
バスの上をゴンドラが行きかいます。
あれ、乗ってみたら面白いだろうなー。 -
モンジュイックの丘展望台。
ミロ美術館も眺めが良かったけれど、ここはさらにい良い眺め。
私、こういう眺めのいい所が大好きです。 -
イチオシ
ズームするとサグラダ・ファミリアがよく見える。
-
手前がモンジュイックの丘の緑。
向こうに街と山と海が広がっています。
なんてきれいなんでしょう! -
イチオシ
バルセロナ港。
大型客船が泊まっています。 -
これをバックに添乗員さんに入ってもらって、3人で記念写真を撮りました。
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120度ぐらいの眺め。
-
ざっと見ただけでも大型客船が5隻停泊していました。
これらの船で、今日一日でどれほど大勢の観光客がバルセロナを訪れていることか。
羨ましい〜。
日本にもこれだけの規模で観光客が来てくれればなぁ、なんてこと考えちゃいました。 -
モンジュイックの丘の眺めは最高でした。
-
次に行くカタルーニャ音楽堂が最後の観光地になります。
モンジュイックの丘からバスで移動、カタルーニャ広場で降りました。
カタルーニャ音楽堂は旧市街の方にあります。
カタルーニャ広場から歩いて向かいます。
向こうのピンクの建物がカタルーニャ音楽堂です。 -
カタルーニャ音楽堂はガウディと双璧をなすモデルニスモ建築の巨匠、ドメネク・イ・モンタネール(1850〜1923)が建てた建物で、サン・パウ病院と共に世界遺産に登録されています。
内部は演奏会チケットを入手するかガイド・ツアーでしか見られないので、私たちは外観のみの見学になります。
花の建築家と言われたモンタネールの面目躍如、柱の飾りも花、フェンスの模様も花です。 -
モザイクタイルで飾られた優美な入口。
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見上げるとこの華やかさ。
バルコニーの手すり、窓枠の柱、バルコニーの裏側まで美しく装飾がされています。
喜んで写真を撮っていると、ガイドさんから、「柱の所に1人で立っている高校生みたいな少年、関係無いかもしれないけど念のため用心してください」と注意が入りました。
見ると、音楽を聴きながらぽつんと柱にもたれている少年がいます。
確かに観光客しか来ないこんな所で建物を見るでもなく立ったまま音楽を聴いてるなんて不自然と言えば不自然です。
ガイドさんも気になったのでしょう。浮かれている私たちに注意を喚起するための警告です。 -
建物の角にさまざまな人物を描いた彫刻がついてます。
とても日差しが強い。
あー、しかも逆光です。 -
南側。
昔の入口だそうです。
昔のチケット窓口が柱にありました。 -
柱についた、昔のチケット窓口。
可愛いですね。
でもなんと小さい。
これじゃお客さんの顔、ほとんど見えませんね。 -
南側はさらに豪華。
-
上部壁のモザイクが見事。
その下にはバルコニーに音楽家の彫像。
たぶんベートーヴェンとヨハン・セバスチャン・バッハ。
もう一人が誰だかわかりません。 -
イチオシ
柱のモザイクは柄も色も1本1本異なっています。
いったい何種類の柄があるのでしょう?
柱の上の花の彫刻やバルコニーの裏側の柄も全部違っていて華やかです。 -
柱の模様はすべてモザイクタイルで描かれています。
-
花の建築家と言われるだけあってどのモチーフも花、花です。
-
窓から中をのぞいてみました。
階段や天井が見えます。
中はステンドグラスやシャンデリアなどがもの凄く豪華なんだそうです。
モンタネール。
ガウディとはまた違った個性のすばらしい建築家ですね。 -
これもちらりと見えた内部。
ここのステンドグラスは軽快な中にもクラシック、いかにもモデルニスモ調です。
カタルーニャ音楽堂。
モデルニスモ建築の美の極致と言われるだけあります。
外観だけでもすばらしい建物でした。 -
これをもってすべての観光スケジュールが終わりました。
今日は朝からサグラダ・ファミリア、グエル公園などたくさん観光できて充実の一日でした。
この後ツアーは郊外タラーサにあるホテルへ帰りますが、かなりの人がそのまま残り、もう少し観光をして各自自力でホテルへ帰ることを選択しました。
私たちもそうすることにします。
邪魔な荷物はバスでホテルまで運んでおいてもらえるので助かります。(つづく)
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この旅行記へのコメント (10)
-
- カヌ太郎さん 2011/11/10 20:37:19
- 次回は
- ニッキーさん
こんばんは〜♪
おお、カタルーニャ音楽堂
外もすごいですが
中はもっとゴージャスです。
特に大ホールとその天井が。
次回はぜひぜひご覧になってください。
カヌ太郎
- ニッキーさん からの返信 2011/11/10 23:09:38
- RE: 次回は
- カヌ太郎さん、
カタルーニャ音楽堂、お勧めですか?
中は素晴らしいんですってね。
大ホール天井のステンドグラス?シャンデリア?とにかく天井の見事な写真を見たことがあります。
だいたい、外から見るだけなんて中途半端ですよね。
建物を見るなら、やはり中も見なければ。
いつの日かぜひ内部もみたいものです。
あと、次に行く時はもう少し涼しい季節に行きたいです。
カタルーニャ音楽堂へ行った時もすごい暑さでしたから。
ニッキー
-
- るなさん 2011/11/03 09:58:58
- おぉ!バルセロナ♪
- こんにちは、ニッキーさん。
私の見てない風景を楽しませて頂きました〜
グエル公園のガウディ博物館も入ってないし、カタルーニャ音楽堂行ってみたけど、裏側しか見てないし(もちろん中には入ってない)、モンジュイックも行ってない。
あぁ〜こりゃやっぱりリベンジしなくちゃだわ(>_<。)って思いましたよ。
それにしても暑そうだ!!
スペインの日差しはホント殺人的でしょうね。
台湾は湿度があるので、ちょっと違ったやられ方ですね。
暑いの嫌いとか言いながら、アジアの雑多さ&チープさがたまには恋しくなる私です。
るな
- ニッキーさん からの返信 2011/11/04 00:50:19
- RE: おぉ!バルセロナ♪
- るなさん、書き込みありがとうございます。
私もるなさんのブダペスト編、じっくり読ませていただきました。
> グエル公園のガウディ博物館も入ってないし、カタルーニャ音楽堂行ってみたけど、裏側しか見てないし(もちろん中には入ってない)、モンジュイックも行ってない。
> あぁ〜こりゃやっぱりリベンジしなくちゃだわ(>_<。)って思いましたよ。
その代わり、るなさんは私が見てない所をたくさん見てらっしゃるじゃないですか。郊外の街やサンパウ病院、カサ・アシアなど。バルセロナは見どころがたくさんありますよね。
ガウディ博物館はそんなに面白くありませんでした。ガウディが長く住んだ家なんでガウディに関心のある人にとっては特別でしょうけど、中は普通の家と大差ありませんでした。カサ・バトリョの方が面白いですね。
カタルーニャ音楽堂は私たちが見た方が表なのか裏なのかよくわからないんです。私はるなさんがご覧になった方を見てませんし・・・。
でも、モンジュイックの丘は良かったですよ。眺めが最高。オリンピックの競技場や博物館、美術館もあるし、ケーブルカーやゴンドラに乗っても面白いと思いました。
> それにしても暑そうだ!!
バルセロナは、私たちが行くまでは涼しかったんです。最後にバルセロナへ行ったら涼しかろうと楽しみにしていたのに、私たちが行った時はバルセロナまですごい暑さになってて・・・。暑さと縁の切れない旅行でした。
でも今になってみると、あの暑さも不思議にいい思い出なんです。あんなに暑かったのに・・・。日本にはない暑さを体験することも外国旅行の面白さですよね。
それにしても日本もいつまでも暖かいですねー。るなさん、紅葉を見に行かれたようですが、この気候じゃ紅葉のピークが読めませんね。
ニッキー
-
- crossさん 2011/10/21 00:29:08
- 思い出すなぁ〜♪
- バルセロナの懐かしい場所、思い出しました〜♪
見てない場所もいっぱいあって、これぞツアーの醍醐味ですね。
グエル公園も流石に凄い人気でしたね。
レモンジュースのサービスがあったんですか?
暑いバルセロナの夏には最高のサービスでしたね♪
残るはフリーの街歩き...楽しみです♪
cross
- ニッキーさん からの返信 2011/10/21 15:45:42
- RE: 思い出すなぁ〜♪
- crossさんの旅行記を見て来ましたが、私が行ったところ、すべて回ってらっしゃるじゃないですかー。ロープウェイにも乗れてスペイン広場の噴水ショーも見られて良かったですね。
バルセロナのカテドラルへも行ってらっしゃって、羨ましい。
実は私たちはフリータイムにカテドラルへ行くつもりが、行けなかったんです。というより自分たちは行ったつもりだったんですけど、後でわかってみると、別の教会と勘違いしていたんです。crossさんも行かれたサンタ・マリア・デル・ピ教会。しかもそれに気づいたのがなんと今から3日ほど前。旅行記を書こうとして気づいたんです。ずっとカテドラルを見たものだと思って「カテドラル、良かったね」なんて言ってたのに、大ショックです。crossさんの旅行記でファサードも塔も内部も見ました。あんな大きい建物と他の教会を間違えるなんて、私、大ばか者です。
グエル公園のレモンジュースはフードコートみたいな所で買ったんですよ。レモンジュースと言ってましたが、ライムジュースみたいでした。種も皮も少し入っていたみたい。冷たくておいしくて、あれで生き返りました。
ニッキー
- crossさん からの返信 2011/10/21 19:14:06
- RE: RE: 思い出すなぁ〜♪
- ニッキーさん、こんにちは♪
そうでしたね。
ニッキーさんも見てないところもいっぱいありましたね。
近年のニッキーさんは、イギリス〜イタリア〜スペインと精力的に動かれてましたね(途中に沖縄や台湾もあったり...)♪
次はどの辺りを計画中ですか?
4トラで皆さんの旅行記を見ていると、行きたい国が多くなりすぎて困りもんです。
では、また...
cross
> crossさんの旅行記を見て来ましたが、私が行ったところ、すべて回ってらっしゃるじゃないですかー。ロープウェイにも乗れてスペイン広場の噴水ショーも見られて良かったですね。
>
> バルセロナのカテドラルへも行ってらっしゃって、羨ましい。
> 実は私たちはフリータイムにカテドラルへ行くつもりが、行けなかったんです。というより自分たちは行ったつもりだったんですけど、後でわかってみると、別の教会と勘違いしていたんです。crossさんも行かれたサンタ・マリア・デル・ピ教会。しかもそれに気づいたのがなんと今から3日ほど前。旅行記を書こうとして気づいたんです。ずっとカテドラルを見たものだと思って「カテドラル、良かったね」なんて言ってたのに、大ショックです。crossさんの旅行記でファサードも塔も内部も見ました。あんな大きい建物と他の教会を間違えるなんて、私、大ばか者です。
>
> グエル公園のレモンジュースはフードコートみたいな所で買ったんですよ。レモンジュースと言ってましたが、ライムジュースみたいでした。種も皮も少し入っていたみたい。冷たくておいしくて、あれで生き返りました。
>
> ニッキー
- ニッキーさん からの返信 2011/10/22 00:50:05
- RE: RE: RE: 思い出すなぁ〜♪
- そうですねー。去年、旅行の楽しさに目覚めてから、結構あちこち行きましたねぇ。我ながら驚きます。その前の15年ぐらいはほとんど旅行をしなかったというのに。
次はどこがいいか?
スペインツアーのメンバーの中に、20回も海外旅行をしたという人がいたんです。アラスカとか、わりと変わった所へ行くことが多かったそうです。その人にどこが良かったかと聞いたら、クロアチアって答えたんです。フランスもスイスもオーストリアもトルコもカナダも行きたいのに、また候補が増えちゃいました。
でも初心者の私としてはまずは有名どころを押さえたい。となるとフランス辺りかなぁ?私よりもっと出不精の夫は中欧なら行ってもいいと言ってます。夫は若い頃仕事で海外へたくさん行ってるんですよ。アメリカは42州ぐらい行ってますし、中国も。変わった所ではブラジルとかエジプトとか死海とか。それに比べて私は行ってない所が多すぎ。まだまだ楽しく迷いたいと思います。
ニッキー
-
- 白い華さん 2011/10/18 22:19:13
- 意外と、奇抜・・・じゃ〜なかった ???−−−「ガウディの お宅」・・・訪問。
- 今晩は。
スペイン周遊・・・でも、バルセロナは、ガウディの建築物!の イメージ・・・でしょうか?
何か「奇抜。で、カラフルな建物」・・・の印象。が ありますよね。
グエル公園・・・の、ガウディの御うち。 ピンク色の、可愛い〜!建物なんですね〜。
そして、内装・・・は、意外と、シック。で クラシカルなイメージ。
でも、自分で、デザインした、家具。 やっぱり、ガウディらしい〜!曲線 美。があり、面白い。です。
グエル公園も、サグラダ・ファミリ・・・も、 ガウディに作らせる。と、 ホント、「他には・・・ない。圧倒的!な 魅力」に、やられてしまいますね。
でも、ピカソも、ダリ・・・も、スペインが生んだ。偉大!な 芸術家。
でも、何か・・・違う、芸術。が 爆発しちゃっていますよね〜。 (笑)
ニッキーさんが、連日!感じた・・・スペインの、「太陽」みたい・・・な、熱い!モノ。
そんな・・・熱さ。が、芸術の魂・・・を 作っているのかも?。
そして、サグラダ・ファミリアは、教会の中・・・、初めて!見ました〜。 (♪)
こんな・・・、「薄い!色合い」って、意外・・・でした。
建物の外・・・の、デコレーション。とは、違い、アッサリ・・・カラー。
ローマ法王のご訪問。があり、すでに、出来上がった・・・内装!を見られて,よかったですね。
いつか、スペイン周遊。も したい。のですが、
お隣!の ポルトガル周遊。も、気になっている・・・私。
でも、しばらく・・・は、欧州 ではなくて、アジア・中国を 歩きたい。と 思っています。
それでは また
- ニッキーさん からの返信 2011/10/18 23:43:19
- RE: 意外と、奇抜・・・じゃ〜なかった ???−−−「ガウディの お宅」・・・訪問。
- アッハッハ、そうなんです。
ガウディが作って自分も住んだ家、外見はかわいいんですが、意外と中は普通だったんで可笑しかったです。
> でも、ピカソも、ダリ・・・も、スペインが生んだ。偉大!な 芸術家。
> でも、何か・・・違う、芸術。が 爆発しちゃっていますよね〜。 (笑)
ピカソにダリ。そしてミロも爆発系で、ミロの作品を見て岡本太郎さんを思い出しましたよ。太陽の塔みたいなのがミロの作品にもあるんです。
> そして、サグラダ・ファミリアは、教会の中・・・、初めて!見ました〜。 (♪)
外観のイメージから想像できない内装でしょう?ガウディが目指したとおりなのかどうかはわかりません。ちゃんとした設計図が残ってなくて、足りない部分は後の人達がガウディが残した模型を見ながら、ガウディならこうするだろうなと想像力を働かせて作っているのだそうです。
ちょっと前までは、アルハンブラ宮殿がスペインで最も観光客を集める観光地だったそうなんですが、今はサグラダ・ファミリアが一番になったんですって。バルセロナにあるから飛行機でも列車でも船でも行きやすいですものね。
> でも、しばらく・・・は、欧州 ではなくて、アジア・中国を 歩きたい。と 思っています。
そうなんですか?アジア、中国。
私はアンコールワットは見てみたいです。兵馬俑も。
でもその前にヨーロッパ。
去年から行き始めたんで、まだ全然見足りません。でもヨーロッパは遠いから大変です。
ニッキー
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