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2010年8月末から9月初めにかけて、ドイツを鉄道で一人旅しました。主な訪問地は、ベルリン、ドレスデン、ライプチッヒ、テュービンゲン、ニュルンベルグ、ハイデルベルグです。統一後ドイツに行ったのは初めて、鉄道での一人旅も初めてです。忘れられない感動的な旅になりました。<br />これからドイツに行かれる方に、少しでも参考になれば幸いです。

ドイツの初秋、2010

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2010/08/22 - 2010/09/01

663位(同エリア2403件中)

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schneewittchen

schneewittchenさん

2010年8月末から9月初めにかけて、ドイツを鉄道で一人旅しました。主な訪問地は、ベルリン、ドレスデン、ライプチッヒ、テュービンゲン、ニュルンベルグ、ハイデルベルグです。統一後ドイツに行ったのは初めて、鉄道での一人旅も初めてです。忘れられない感動的な旅になりました。
これからドイツに行かれる方に、少しでも参考になれば幸いです。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
ホテル
5.0
グルメ
5.0
交通
5.0
同行者
一人旅
交通手段
鉄道 徒歩
航空会社
ルフトハンザドイツ航空
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 8月22日、ルフトハンザにてフランクフルト乗り換え、ベルリン、テーゲル空港着。テーゲル空港は小さな空港で、日本でいえば地方空港程度のものです。テーゲルからベルリン市内はバスで20分ぐらい。<br />ベルリンは初めてです。バスはティアガルテンの間を通って行くので、緑が多い街と感じました。でも建物はそれほどきれいではない印象。<br />ベルリンでのお泊りは、口コミで評判のよかったツォー駅近くのホテル・アーティムです。デパートカーデヴェーのすぐ近くで、1つ奥まった道の、閑静な雰囲気の住宅街の中にあります。今日から4日間、このホテルにお世話になります。

    8月22日、ルフトハンザにてフランクフルト乗り換え、ベルリン、テーゲル空港着。テーゲル空港は小さな空港で、日本でいえば地方空港程度のものです。テーゲルからベルリン市内はバスで20分ぐらい。
    ベルリンは初めてです。バスはティアガルテンの間を通って行くので、緑が多い街と感じました。でも建物はそれほどきれいではない印象。
    ベルリンでのお泊りは、口コミで評判のよかったツォー駅近くのホテル・アーティムです。デパートカーデヴェーのすぐ近くで、1つ奥まった道の、閑静な雰囲気の住宅街の中にあります。今日から4日間、このホテルにお世話になります。

  • 翌日、ツォー駅から100番のバスに乗ってまずBundestag(国会議事堂)へ。

    翌日、ツォー駅から100番のバスに乗ってまずBundestag(国会議事堂)へ。

  • 国会議事堂の前は広い広い芝生。議事堂のエレベータの前にはこんなに観光客が! 周囲から聞こえるのは英語、フランス語、イタリア語、なんだか分からない言葉・・・<br />議事堂に入るためにかなり待たされました。その間、係の人たちがスタンドを出して、ドイツ語、英語、フランス語の3種類のパンフレットを配り始めました。

    国会議事堂の前は広い広い芝生。議事堂のエレベータの前にはこんなに観光客が! 周囲から聞こえるのは英語、フランス語、イタリア語、なんだか分からない言葉・・・
    議事堂に入るためにかなり待たされました。その間、係の人たちがスタンドを出して、ドイツ語、英語、フランス語の3種類のパンフレットを配り始めました。

  • 待たされたのはエレベータが1台20人くらいしか乗れず、しかも乗る前に空港並みのセキュリティチェックがあったためでした。「ホントに使われている国会議事堂」→「メルケル首相もいる」、セキュリティチェックは当然ですね。<br />エレベータを降りると屋上のガラス張りのドームがあります。ドイツ語、英語、フランス語のイヤホンを貸し出してくれます。イヤホンをつけてドームのらせん通路をぐるぐる登っていくと、ベルリン市内の案内と簡単な歴史がわかるという仕組みになっています。ポイントポイントで、「ここで止まって右を見てください。あの丸い屋根は・・・」という説明が聞こえるようになっているのです。さすがドイツ。

    待たされたのはエレベータが1台20人くらいしか乗れず、しかも乗る前に空港並みのセキュリティチェックがあったためでした。「ホントに使われている国会議事堂」→「メルケル首相もいる」、セキュリティチェックは当然ですね。
    エレベータを降りると屋上のガラス張りのドームがあります。ドイツ語、英語、フランス語のイヤホンを貸し出してくれます。イヤホンをつけてドームのらせん通路をぐるぐる登っていくと、ベルリン市内の案内と簡単な歴史がわかるという仕組みになっています。ポイントポイントで、「ここで止まって右を見てください。あの丸い屋根は・・・」という説明が聞こえるようになっているのです。さすがドイツ。

  • ドームの下には歴史上の写真も展示されています。ここはナチスの歴史の場所でもあったのでした。。

    ドームの下には歴史上の写真も展示されています。ここはナチスの歴史の場所でもあったのでした。。

  • 国会議事堂のすぐ下には、旧ベルリンの壁を越えようとして亡くなった方たちの花輪が飾られていました。国会議事堂内の写真といい、歴史そのものです。

    国会議事堂のすぐ下には、旧ベルリンの壁を越えようとして亡くなった方たちの花輪が飾られていました。国会議事堂内の写真といい、歴史そのものです。

  • そのすぐ隣がかのブランデンブルグ門。観光客がいっぱい。ブランデンブルグ門の前から広いウンター・デン・リンデン通りが始まります。通りの両側には大きなホテル、大使館、カフェなどが立ち並んでいます。

    そのすぐ隣がかのブランデンブルグ門。観光客がいっぱい。ブランデンブルグ門の前から広いウンター・デン・リンデン通りが始まります。通りの両側には大きなホテル、大使館、カフェなどが立ち並んでいます。

  • アンペルマングッズを買おうと思い、ハッケシャーホーフへ。ここも観光客がいっぱい。ハッケシャーホーフは、ヨーロッパの映画によく出てくるような、集合住宅の中に中庭のある建物です。その一角にアンペルマンショップがあります。<br />ハッケシャーホーフの入口にはスタバがあります。洗面所を借りようとしたら「code、code」というので、何のことかしら、と思ったら、暗証番号のことでした。暗証番号を押さないと洗面所に入れないんです。スタバだけなのかな? あまりにも観光客が多いのでそうなっているんでしょう。ベルリンのカフェで「コード」と言われたら、洗面所の暗証番号のことですよ。

    アンペルマングッズを買おうと思い、ハッケシャーホーフへ。ここも観光客がいっぱい。ハッケシャーホーフは、ヨーロッパの映画によく出てくるような、集合住宅の中に中庭のある建物です。その一角にアンペルマンショップがあります。
    ハッケシャーホーフの入口にはスタバがあります。洗面所を借りようとしたら「code、code」というので、何のことかしら、と思ったら、暗証番号のことでした。暗証番号を押さないと洗面所に入れないんです。スタバだけなのかな? あまりにも観光客が多いのでそうなっているんでしょう。ベルリンのカフェで「コード」と言われたら、洗面所の暗証番号のことですよ。

  • これがアンペルマン。この信号の絵がかわいいので、「アンペルマン」としてキャラクターグッズになって、ハッケシャーホーフのお店で売っているのです。私が歩いた限りでは、ベルリン市内の信号はほとんどこれでした。ベルリンではあっというまに信号が変わります。あまり歩行者フレンドリーとはいえないような気が。。

    これがアンペルマン。この信号の絵がかわいいので、「アンペルマン」としてキャラクターグッズになって、ハッケシャーホーフのお店で売っているのです。私が歩いた限りでは、ベルリン市内の信号はほとんどこれでした。ベルリンではあっというまに信号が変わります。あまり歩行者フレンドリーとはいえないような気が。。

  • ハッケシャーホーフの無印良品!

    ハッケシャーホーフの無印良品!

  • ベルリン最大のデパート、カーデヴェー。外にはライオン像があり、1階は化粧品売り場で、日本とそっくり。日本橋高島屋みたいな雰囲気ですが、日本のデパートのほうがずっと大きいと思う。驚いたのは、サンリオコーナーがあること。ヨーロッパの人たちはサンリオが好きだとは聞いていたけど。<br />日本では食料品は「デパ地下」ですが、ここでは6階が食料品売り場で、びっくりするほどお持ち帰りのお惣菜の種類が豊富です。<br />

    ベルリン最大のデパート、カーデヴェー。外にはライオン像があり、1階は化粧品売り場で、日本とそっくり。日本橋高島屋みたいな雰囲気ですが、日本のデパートのほうがずっと大きいと思う。驚いたのは、サンリオコーナーがあること。ヨーロッパの人たちはサンリオが好きだとは聞いていたけど。
    日本では食料品は「デパ地下」ですが、ここでは6階が食料品売り場で、びっくりするほどお持ち帰りのお惣菜の種類が豊富です。

  • ホテルの最寄り駅、Wittenbergerplatz前の黒い立て看板。割合新しいものらしい。書いてある文字を見たら、ベルゲン・ベルゼン、ダッハウ・・・、そして上にはドイツ語で「私たちはこれを忘れてはならない」という文が。<br />日本でいえば日本橋高島屋の隣に、この記念碑があるのです。ここはそういう列車が発着した場所だったのかもしれません。ブランデンブルグ門近くの花輪を見たときも感じましたが、厳粛な気持ちになりました。

    ホテルの最寄り駅、Wittenbergerplatz前の黒い立て看板。割合新しいものらしい。書いてある文字を見たら、ベルゲン・ベルゼン、ダッハウ・・・、そして上にはドイツ語で「私たちはこれを忘れてはならない」という文が。
    日本でいえば日本橋高島屋の隣に、この記念碑があるのです。ここはそういう列車が発着した場所だったのかもしれません。ブランデンブルグ門近くの花輪を見たときも感じましたが、厳粛な気持ちになりました。

  • 翌24日はベルリンから1時間くらいのブランデンブルグ・アン・デア・ハーフェルへ。日本のガイドブックには紹介されていない場所です。「ロンリープラネット」を読んで、どうしても行きたくなって。<br />ツォー駅から各駅停車(Regional bahn)に乗ります。ドイツ鉄道(DB)では電車の中に自転車が持ち込めます。駅に大きなエレベータがあったので、大きな荷物に便利だ、と思っていたら、自転車用でもあったのでした。自転車を持ってきた女性に話しかけてみたら、「今日はサイクリングなの」とのこと。

    翌24日はベルリンから1時間くらいのブランデンブルグ・アン・デア・ハーフェルへ。日本のガイドブックには紹介されていない場所です。「ロンリープラネット」を読んで、どうしても行きたくなって。
    ツォー駅から各駅停車(Regional bahn)に乗ります。ドイツ鉄道(DB)では電車の中に自転車が持ち込めます。駅に大きなエレベータがあったので、大きな荷物に便利だ、と思っていたら、自転車用でもあったのでした。自転車を持ってきた女性に話しかけてみたら、「今日はサイクリングなの」とのこと。

  • ブランデンブルグ・アン・デア・ハーフェル駅。先程の女性がにっこり笑いながら自転車と共に降りていきました。いいなぁ、ここでサイクリングするんだ。<br />駅前にはなんにもありません。地図を求めて小さな売店に入ったら、観光地図をただでもらえました。

    ブランデンブルグ・アン・デア・ハーフェル駅。先程の女性がにっこり笑いながら自転車と共に降りていきました。いいなぁ、ここでサイクリングするんだ。
    駅前にはなんにもありません。地図を求めて小さな売店に入ったら、観光地図をただでもらえました。

  • タクシーでHeinrich Heine Uferへ。名前のとおりハイネの像がありました。飾り文字なので何が書いてあるのかわかりません。周囲はとてもきれいで閑静で、避暑地のような雰囲気です。

    タクシーでHeinrich Heine Uferへ。名前のとおりハイネの像がありました。飾り文字なので何が書いてあるのかわかりません。周囲はとてもきれいで閑静で、避暑地のような雰囲気です。

  • このあたりは湖水地帯です。観光船に乗船。観光客は地元の人ばかりで、外国人は私だけ。船内には陽気な音楽が流れ、ウェイトレスさんがコーヒーやビールを運んで、船は岸を離れました。

    このあたりは湖水地帯です。観光船に乗船。観光客は地元の人ばかりで、外国人は私だけ。船内には陽気な音楽が流れ、ウェイトレスさんがコーヒーやビールを運んで、船は岸を離れました。

  • 船内。お食事もできます。

    船内。お食事もできます。

  • プレハブの船!?

    プレハブの船!?

  • 夢のような2時間半のクルーズはあっというまに過ぎてしまいました。<br />このアン・デア・ハーフェルにはきれいな大聖堂があるはず、と思い、ウェイトレスさんに聞いてみましたが、彼女は英語を話さない )@o@( <br />きれいなウェイトレスさんは、一生懸命「私たちはここを通りました」と地図を広げながら、船の行った先を説明してくれましたが、結局大聖堂への道はわかりませんでした。<br /><br />しょうがない、適当なトラムに乗っちゃおう、と思って目についたトラムに乗ったところ、トラムは明らかに郊外に向けて走っていきます。まずい。この町は思ったより大きく、トラム網が縦横に走っているのです。途中で降りて、幸い、中央駅(Hauptbahnhof)と書かれたトラムがやってきたので、それで駅へ戻ることに。タクシーもほとんど通ってないし、大聖堂はあきらめます。

    夢のような2時間半のクルーズはあっというまに過ぎてしまいました。
    このアン・デア・ハーフェルにはきれいな大聖堂があるはず、と思い、ウェイトレスさんに聞いてみましたが、彼女は英語を話さない )@o@( 
    きれいなウェイトレスさんは、一生懸命「私たちはここを通りました」と地図を広げながら、船の行った先を説明してくれましたが、結局大聖堂への道はわかりませんでした。

    しょうがない、適当なトラムに乗っちゃおう、と思って目についたトラムに乗ったところ、トラムは明らかに郊外に向けて走っていきます。まずい。この町は思ったより大きく、トラム網が縦横に走っているのです。途中で降りて、幸い、中央駅(Hauptbahnhof)と書かれたトラムがやってきたので、それで駅へ戻ることに。タクシーもほとんど通ってないし、大聖堂はあきらめます。

  • ベルリン市内に戻ります。ここは博物館島のベルリン大聖堂。

    ベルリン市内に戻ります。ここは博物館島のベルリン大聖堂。

  • 博物館島のフンボルト大学。世界史に名を残す著名人を輩出した由緒ある大学です。前で古本市が開かれていました。

    博物館島のフンボルト大学。世界史に名を残す著名人を輩出した由緒ある大学です。前で古本市が開かれていました。

  • 博物館島はこのような建物ばかり。

    博物館島はこのような建物ばかり。

  • 博物館島なのでいくつも博物館、美術館があります。私のお目当てはフリードリヒの絵があるアルテ・ナショナル・ギャラリーです。<br />ここには主に19世紀以降、つまりロマン派とそれ以降の絵が展示されています。フリードリヒのほかにはベックリン、シンケル、ナザレ派などが展示されています。フリードリヒにはもちろん1部屋あてられています。海辺の僧侶と霧の修道院の絵がひときわ目をひきます。ずっと見たいと思っていたフリードリヒの絵。その部屋だけ空気が違うように感じられました。。。

    博物館島なのでいくつも博物館、美術館があります。私のお目当てはフリードリヒの絵があるアルテ・ナショナル・ギャラリーです。
    ここには主に19世紀以降、つまりロマン派とそれ以降の絵が展示されています。フリードリヒのほかにはベックリン、シンケル、ナザレ派などが展示されています。フリードリヒにはもちろん1部屋あてられています。海辺の僧侶と霧の修道院の絵がひときわ目をひきます。ずっと見たいと思っていたフリードリヒの絵。その部屋だけ空気が違うように感じられました。。。

  • あまりの感動に立ち去ることができず、閉館ぎりぎりまでギャラリーに(^^;<br />また200番のバスに乗ってツォー駅まで戻ります。<br />ベルリンの観光はとても簡単です。街をほぼ東西に走る100番か200番のバスに乗れば、ほとんどの観光名所に行くことができます。1日券を買えば便利です。<br />今日はカーデヴェーでお食事。ここの7階は6階のデリカテッセンがそのままレストランになったような場所で、好きなものを自分でとって最後にお金を払うようになっています。目移りするほどいろいろな種類があってしかも美味しい(*^^*)<br />8時にはレストランも閉店なので早めに行きましょう。<br />大きな窓から、遅いベルリンの夕暮れを眺めながら。

    あまりの感動に立ち去ることができず、閉館ぎりぎりまでギャラリーに(^^;
    また200番のバスに乗ってツォー駅まで戻ります。
    ベルリンの観光はとても簡単です。街をほぼ東西に走る100番か200番のバスに乗れば、ほとんどの観光名所に行くことができます。1日券を買えば便利です。
    今日はカーデヴェーでお食事。ここの7階は6階のデリカテッセンがそのままレストランになったような場所で、好きなものを自分でとって最後にお金を払うようになっています。目移りするほどいろいろな種類があってしかも美味しい(*^^*)
    8時にはレストランも閉店なので早めに行きましょう。
    大きな窓から、遅いベルリンの夕暮れを眺めながら。

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