バリ島の１週間（４５）ヌサ・ドゥアでの昼食。

2011/04/28 - 2011/05/06

ヌサドウアまでやって来たのは良いが、どこもホテルは５０００円以上で予算オーバー。結局、この浜辺では本当にＳｈｏｒｔ Stay、数時間の昼食休憩だけにする積りで浜辺に出た。

浜辺は今まで見てきたクタ、サヌールのビーチと殆ど変りなく、白砂青松ではなく、白砂檳榔の砂浜がどこまでも続いている。他と少し違ったところがあると言えば、あちこちに見えるパラグライダー、パラセールの空中に浮かぶ大きな輪であり、モーターボートに引っ張られた水上ボードの歓声だ。いや、遠くに軍艦などが遊弋しているのは、ここが世界の金持ちの集まる高級リゾート地だけあって、海軍などもテロを警戒しているんだろうか。

浜辺は高級ホテルがそのまま地続きにプライベートビーチにしているような感じで、昨日サヌールの浜辺で見たような独立したレストランなどは見当たらず、皆、そのホテル直営のレストランのようになっているが、１軒ニッパやしの葉で覆われた地元の食堂があり、そこへ行ってみる。

と、中から日本語で挨拶してくる女性がいる。こんなところで日本語を！と嬉しくなって、話しかけると、彼女は以前この先のヒルトンホテルで働いていて、その際に顧客サービスで日本語を覚えたとのことである。いや、案外日本人のお客さんも来ているのかも知れない。以前はＪＡＬも成田ーデンパサール間の直行便を飛ばしていて、景気も良かったのだろう。

地元の食堂で、何を注文して良いのかも分からず、彼女に何でも良いからお勧めを下さい、と言って、出てきた料理が、これぞ地元料理と言えるのかも知れない。それはタイにでもあるような、カオマンガイ、鶏の手羽先を揚げたのをご飯の上にぶっかけて食べる、どこにでもあるような栄養豊富で、間違いのない料理だった。

食後、リュックを食堂に預けてもらい、水際に出て、砂浜に寝そべり、沖の軍艦を眺める。時々空をパラセールが横切って行く。けたたましいボートのモーター音なども響いてくる。喧騒の中の静寂。サイパンの浜辺で寝そべっていた時、沖にアメリカ海軍の軍艦が３艘所在なく浮かんでいた。戦争の無い平和な時こそ、軍艦ののんびりしたものはない、と思った。

エリア バリ島(インドネシア)

• 旅行の満足度: 4.0

ヌサ・ドウアの広々した浜辺は、バリ島の他のビーチと変わらない。

高級ホテルがそのままビーチをプライベート化しているみたいだ。

時々モーターボートが目の前を横切って行く。

近くにヤシの葉で覆われた食堂も見える。

店の女性に日本語で話掛けられてきたので、少し驚く。

彼女にお願いして頼んだ昼食。タイのカオマンガイに似たような料理だった。

このワンセットで１００円もしないのだから、地元の物価は如何に安いか・・

パラグライダー、パラセールがあちこちに花開いている。

良く見ると沖に軍艦の姿なども見える。

のんびりとした浜辺でゆっくりと本でも読みたいが、そうも行かないか・・