ぐるっと台湾　③驚きのマイ・ベスト・フードin高雄

2011/09/09 - 2011/09/13

台南から花蓮へは、ルートに悩みました。
景色が素晴らしいというバスはかなりの長時間、
私のような短期旅行者にはちょっと向きません。
かといって一気に電車で走破してしまうのも・・・

すると彰化の駅で意外な切符が取れました。
台南～高雄、高雄～花蓮の乗り継ぎです。
間に１時間ちょっとあるから、気分転換して高雄の街散策ができる♪

駅前をぶらついて、カラスミを探す予定でしたが、
まさかこの旅最強のソウル・フードに出会うとは・・・！！

●台南８：２７→＜ろ光号８１、無座＞９：１２高雄

エリア 高雄(台湾)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: チャイナエアライン
• 旅行の手配内容: 個別手配

さすが台湾第２の都市です、高雄の駅は広い！
仙台駅くらいはあるような気がします。

台南〜高雄は約４０分、立ちっぱなし。
車両の間に、他にも立っている４、５人と共に
無言で若干の暑さに耐える・・・
しかし車窓からは確実に南部が色濃く見えてきます。
やしの木が、田んぼが、豊かです！！

座り込む今どきの兄ちゃんも、
しっかり中秋節の高そうな月餅セットを持っておる。
なんだかいいねぇ〜家族のもとへ、帰る感じ。

これだけ大きな駅だから、荷物とか預けられるよね？
コインロッカーみたいのは見当たらないけど。。。
すると駅中インフォメーションに、
荷物預かりみたいなバッグのマークが。
聞いてみると、一旦駅の外に出たとこにあるらしい。
出て右にすぐ折れる道を５０メートル以上いきますと、
ありました！倉庫のような荷物預かり所。
助かりますね〜〜オヤジたちが和んでます。
若干の手数料がありました（戻ってきません）

高雄の駅前は渋い、古い建物が立ち並び、
さながら「高田馬場」といった感じでしょうか？？
中心街や海方面へ行けばまた違うのでしょうが・・・

あまり無理をせず近場で、ってことで
乾物や食材・漢方薬なんかを扱う「三鳳中街」を目指す。
いわゆる問屋街、カラスミも安く買えるらしい。

しかし！台北のあそこもそうですが
結局は同じような店が並んでて、
素人にはよく分からないのです・・・
中途半端に開いてたり閉まってたりだったし。
ぶらぶらするのには楽しいですが、
特に買い物はせずにとおりすぎる。

やっぱり、ガイドブックは１００％では決してない、
と強く確信する。

地図を見ると近くに市場があったので、
ちょっと寄ることに・・・三民市場です。
日曜の朝、ものすごい熱気！
やったねパワー炸裂！！

食材、おかず、フルーツ、洋服、下着、健康グッズ・・・
老若男女にその子供からペットまで、
久々に渦巻く市場を体感して、元気になりました。

本当は「高雄牛乳大王」で
あのパパイヤミルクを飲みたかったので、
市場のお姉さんにリクエスト。
素敵な笑顔を日本語でした、謝謝♪
冷たくて、おいし〜〜〜

しかし４０元は高い気がした。

小１時間ぢゃ、何も分からないよなぁ・・・
などとてくてく駅へ戻ろうとしたとき、奇跡が！！

謎の道端店舗に、人が来ては帰り帰っては来て、、、
ものすごい回転率を見せている、一体何者か。
どうやら学生さんやサラリーマンがササッと買う
気軽な食品のようだが、売れ方が半端じゃない。
ものすごい動きのおばちゃんが作り出すのは、
どうやらものすごいお結びのようだ！！！

おじさんはとっても優しくて、
カラオケの先生が日本の大学教授だからと
親切に日本語で応対してくださいました。
「高雄では一番有名だ」と誇りを持っているお店。

これがそのおむすび（だと思う）です！！
小さく見えますが、コーヒーカップくらいはあります。
なぜなら・・・

思いきし大量のご飯に、
でんぶ、高菜等漬物、きのこ類煮物、揚げパン１本（！）
などなど、大量につめこんで強力に握る！！

微笑を浮かべながらひたすら握る、
あのおばちゃんのゴッド・ハンドは一見の価値あり。
ちなみに高雄中の向かい道端で、
６：００〜１０：３０までだそうで、朝食ですね。
ショップカードには予約の電話番号もありました。
売れっ子なんだね！

さてさて、荷物を引き取っていよいよ花蓮へ！
荷物預かりのおっちゃん、寝てたけど。
声掛けなかったら、どれでももって帰れそうだけど。

乗り込んだ自強号は、ちょっと古いタイプのようです。
なんだか変わったデザインで、逆にオシャレ感あり。
どの列車もそうだったけど、
シートは前後もゆったりしていて快適です♪
窓も大きくて嬉しい限り、今回窓側！

電車が走り出すと共に、おもむろにおむすびを・・・
それにしても、でかい。
隣の南国男子に気づかれぬよう、
できる限りの大口でいざ挑む。

これは、もち米？！おこわのような食感。
そしていわゆる五穀米とかみたいにいろいろ入ってる！
お米だけで、超ハイレベルにうまい！！！
のですが、その中でカオス状態の具材たちが
ありえないくらいに幸せなうまさ、充実感、
これは弁当１箱を握っちゃったって感じです。
揚げパンと五穀米、うまい、なぜ。

奇跡の高雄ソウル・フードと共に、
南部〜東部への列車の旅が始まったのでした・・・

あぁ・・・毎朝食べたい。