2006/07/22 - 2006/08/07
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スタリモストさん
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久しぶりにチプリアン・ポルムベスクの「バラーダ」を聞いた。天満敦子の哀愁を帯びたバイオリンの調べに耳を傾けながら、2006年の東欧(ポーランド・ハンガリー・ブダペスト)の旅を懐かしく思い出した。すでにスタリモストがこの旅行のエピソードを3編UPしているが、結婚25周年の年に訪れた当地には、その他にも、忘れがたい光景がたくさんある。(a3記)
※サプンツァ「陽気な墓場」
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■9日目の続き サツマーレのホテル「カサブランカ」
ブダペスト15:15発のサツマーレ行き列車は空席が目立ってガラガラだった。
夕食は列車に持ち込んだ「もつ煮缶詰」「レバーパテ」とパン。ワインを開けてハンガリーにさよならした。
途中、TIBORSZALLASとCAREIでボーダーチェック受け、列車はルーマニアの「サツマーレ」に午後11時前に着いた。 -
さて、宿を探さなくてはならない。駅前に立っていた男に聞いたら、目の前の建物を指す。「カサブランカ」の看板が見える。その建物はどう見ても、ホテルらしからぬ外観で、近づくとビートのきいた音が漏れてくる。おそるおそるドアを開けて入ると、中年男たちがギターやドラムを演奏して盛り上がっていたスナックだった。店員らしき女が上を指さすので2階に上がると、これがいかがわしげなナイトクラブ。後の棚に酒瓶が並ぶカウンターの中の小太りの女が迎えてくれた。手続きをすませると、鍵とテレビのリモコンスィッチが手渡された。男が部屋に案内してくれたのだが、店内の円形のステージでは、ムキムキのTバック装着の若いダンサーが金属棒にからみつき、エロチックな踊りの真っ最中だった。そのステージ前をバックパック担いで通り抜けていく中年夫婦の図はなんとも滑稽。場違いこの上ない。
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部屋は3階にあった。大音響が突き上げて来て寝苦しかったが、旅の疲れか知らない内に夢の中だった。
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■10日目 「サツマーレ」から「シゲット・マルマツィエイ」へ
ただちに「シゲット・マルマツィエイ」に移動する計画だった。朝7時に駅前のバスステーションに行ったらなんとバスはすでに出ていたので、タクシーで移動することにした。40ドルと提示してきたが35ドルにプライスダウンしてくれた。サツマーレまではおよそ100?。7時40分にスタートして、「サプンツァ」経由で「シゲット・マルマツィエイ」には11時に着いた。
※「サツマーレ駅」 -
サプンツァの「陽気な墓場」に立ち寄った。
故人の生前をしのぶプリミティブな墓標がならぶユニークな墓地で、ルーマニア北部マラムレシュ地方の牧歌的な地域性とマッチして、多くの観光客を世界から集めている。 -
墓標はスタン・イオン・パトラシュという村人が70年程前に作り始めたもので、故人の職業や嗜好を物語る図案と、自分がどんな人生を送ったか、1人称で語る文章が刻まれていた。
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「陽気な」の言葉通り、墓地に付きものの暗さはなく、今なお故人がここで楽しく生きているようであり、又、残された人達の愛情に満ちた追悼の想いが溢れていた。
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到着した「シゲット・マルマツィエイ」は強い日差しが溢れ、南国の植物も植わっていて、どこかラテンの雰囲気があった。
両替をした。100$=276.5LEI(LEI×42=円)。
宿は ホテル「コロナ」(約80LEI)に決めた。このホテルは 自由広場に面した黄色い外観の大きなホテルで、1780年創建の歴史刻む。金属製階段手摺りや調度品に往時の風格が漂い、部屋の天井は高く、中南米を連想させる白塗りの壁。
しかし、洗面台下の排水パイプはサビてはずれ、そこかしこに老朽化が目立った。 -
※シゲット・マルマツィエイの街角にて -
※シゲット・マルマツィエイの街角にて -
※シゲット・マルマツィエイの街角にて -
夕食は「CASA LURCA CALINESTI」で、ルーマニア料理を食べた。
ビール「URUSASU」、リキュール・ツイカ(スモモのブランディ)を飲み、
トラウトサーモングリルフライドポテト添え、マラムレュ地方のシチュー・ママリガ(ルーマニアの主食・トウモロコシをつぶして茹でたもの)など、どれも美味しかった(すべてで64.5LEI・2700円)。
ツイカを飲み過ぎて、帰りは千鳥足になった。 -
■11日目 「シゲット・マルマツィエイ」から「イェウド」へ
朝食はホテルコロナで。広いダイニングルームで8時すぎに食べ始めたのは我々のみ。卵の濃厚な味と中年ウェイターの酒脱で軽妙な給仕は忘れられない。
「イェウド村」までは70?ほど。タクシーで移動した。
【乗車前に30LEIで交渉成立と思い込んでいたが、メーターは動きっぱなし。終着で73.76LEIの数字が刻印されたレシートを見せられた。しばし交渉。いつもなら、メーターダウンしろと必ず要求するのに、今回はその逆パターンとなった。「ボーナス」ということで70LEIにしてくれた。】
※シゲット・マルマツィエイの教会の朝の祈り -
イェドウ村への道中、この地方の独特な意匠である木造の教会がそこかしこに見え、
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木彫をほどこした門構えの家が続いた。
まさにマラムレシュの田舎の風景が広がっていた。
宿は「村の教会」の横1軒隔てたペンショーネ(105LEI・夕飯・朝食付き)。・・書斎をベットルームしていた民宿で読書好きの女性オーナーが接待してくれた。 -
イェウド村の中には1718年創建の木造教会がある。
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窓から差し込む光が壁一面に描かれた壁画を浮かび上がらせていた。作風はイコン風で素朴。
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村の端から端まで散歩した。出会った村人と「こんにちわ・ブナジィワ」とあいさつかわし、
雑貨屋のぶどう棚の木陰でビールを傾けた。 -
そして、夕方の礼拝・・・黒のスカートをはいた女性たちが教会内に入っていった。
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■12日目 「スチャバ」へ
ペンショーネの朝食で出されたハムやサラミ・チーズが美味しかった。 -
10時すぎのスチャバ行きの列車にあわせて、イェウド村を出て「イーザ駅」に着いたのは9時半頃。
しかし何としたことか1時半まで列車がないではないか。
ペンショーネの奥さんも車で送ってくれた彼女の弟さんも、10時すぎに列車があることを当然のことのように思っていたようだが、それは以前のダイヤだった。
しかし4時間の待ち時間はけっして苦痛ではなかった。コイルが巻かれた昔懐かしい電熱器で駅長が沸かしてくれた湯で入れたコーヒーは美味しかったし、 -
たまたま駅いた男が、車で近くの修道院に連れて行ってくれた。
小高い丘の上にある修道院の静謐感は実に良かった。帰りはヒッチハイクで駅にもどったが、人生初ヒッチハイクは一発停止だった。 -
13:34に列車がきた。(スチャバまで17LEI+24.5LEI・急行=41.5LEI )
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検札・・。
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「イーザ」から「サルバ」まで、列車は高台を走った。
窓外に広がる山並み、渓谷、牧草地、馬や羊たち、建物の佇まいが織りなす景観は例えようもなく美しかった。 -
トンネル内では電灯が付けられず数分間の漆黒の闇が広がった。
目を開けているのか閉じているのかわからない程であったが、これも得難い体験であった。 -
そして、女優志望の美しい少女フロリーナとの出会い。
「淋しいからご一緒させてほしい」という。ブカレストにもスチャバにも行ったこともなく、この近くから出たこともない高校生だが、ひたすら英語を学び女優を目指している。「スクリーンで会いましょう」と別れたが、アドレスを交換し、早速撮った写真を送ってあげた。
今も彼女は近況をメールで伝えてくれている。 -
列車は「スチャバ北」駅に20:00に停車した。
持参していたヨーロッパ鉄道時刻表には「スチャバ駅」の発着時間が書かれていたので、いよいよ次で下車かと悠長にかまえていた。
しかし、ショプロン行きの時のことが頭をよぎり、念のため同じコンパートメントの乗客に、「スチャバはココか」と聞くと、「ココだ。」と言う。
発車寸前、間一髪で飛び降りた。 -
タクシー8LEIで「スチャバ」ホテルへ。
120LEIというプライス表示だったが、朝食なしで96.46LEIの価格。
街の中心に位置し、CFR(国鉄旅行センター)がこのホテル横にあるので大変便利だ。
「モルドヴァ修道院めぐり」では、このホテルに入っている旅行会社にタクシーを斡旋してもらった。 -
ロマの女性たちの服の鮮やかさが印象的。
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