2006/07/22 - 2006/08/07
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スタリモストさん
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久しぶりにチプリアン・ポルムベスクの「バラーダ」を聞いた。天満敦子の哀愁を帯びたバイオリンの調べに耳を傾けながら、2006年の東欧(ポーランド・ハンガリー・ブダペスト)の旅を懐かしく思い出した。すでにスタリモストがこの旅行のエピソードを3編UPしているが、結婚25周年の年に訪れた当地には、その他にも、忘れがたい光景がたくさんある。(a3記)
※中央広場「聖マリア教会」
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■1・2日目 関空からクラクフへ
関空からトルコ航空機でイスタンブールに入り、目的地のワルシャワに着いたのが翌日23日の12時半だった。 -
空港からバスに乗って、
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ワルシャワ駅に出た。
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駅前には既視感のない巨大な文化科学宮殿がそびえ立っていた。
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クラクフまでのインターシティーの切符を購入した。
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車内は6人掛けのコンパーメント。
3時間後、午後7時すぎ、クラクフに着いた。 -
ネットで予約をいれておいた「Pokoje goscinne W ogzodach」(1泊41$)は駅のすぐ近くで、線路沿いのRadziwittowska通り。
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部屋は2階を突き抜けて別棟になった独立した部屋で、隣の庭園が見渡せるサンルームもついていた。
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夕食は、ケバブ(6pln)と缶ビール(3.5pln)を買って中央広場のベンチで食べた。
ポーランド随一の観光地は人で溢れ、観光馬車が行き交い、路上音楽家が様々な演奏を行っていた。 -
「聖マリア教会」で、コンサートが開催される直前だったので開幕を待った。バッハのオルガン曲が続いた後、シューベルトの「アヴェマリア」の澄んだソプラノが響き渡った。長旅の疲れが解けていった。
ポーランドでもハンガリーでもルーマニアでも、どこの教会も一部を除き出入り自由だった。移動と観光で疲れた心身を、静謐な教会内の礼拝席がいつも優しく癒してくれた。 -
■3日目 アウシュビッツとヴィエリチカ岩塩坑に出かけた。
駅裏のバスターミナル地下D14番乗り場から、バスに揺られて1時間半、 -
アウシュビッツ(国立オシフィエンチム博物館)に到着した。
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ガイドを申し込む窓口や説明パネルがある管理棟を出て、先に進むと、「ARBEIT MACHT EFREI」(働けば自由になる)のスローガンがかかったゲートに至った。
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ここの全てがホロコーストのための装置として機能していたと思うと、魂が凍り付く。
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髪の毛・鞄・眼鏡などの遺品が展示されていた。
かって収容所のナチスは、ユダヤ人の所持品を正確無比に分類整理したと言う。その無機質な作業に、死にいたる人間への哀惜がこれっぽっちも感じられない分だけ、ユダヤ人絶滅計画の冷酷さが推しはかられる。 -
施設内では、そこかしこで、世界各地から訪れた人達がガイドから説明を受けていた。つらく重たい見学の時間ではあったが、来て良かったと思った。来て初めてわかることもある。
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3時頃クラクフに戻り、インフォメーションでミニバスの発着場を聞いて、「ヴィエリチカ岩塩坑」に出かけた。
ヴィエリチカ岩塩坑はクラクフの南東15Kmにある巨大な岩塩坑で世界遺産に登録されている。中世から脈々と掘り続けられた地下第九層まである採掘坑は、現在ダニオヴィチ立坑の第三層、地下約135mまでが観光コースとして公開されている。 -
英語ツアーは料金も割高だし待ち時間も多いようだったので、ポーランド語ツアーを申し込んだ。ガイドが引率して坑道をめぐることになるのだが、まず4m四方程度の狭い縦坑に作られた階段を60mほど一気に歩いて降りなくてはならない。そこからアリの巣のような坑道を3?ほどめぐることとなる。要所要所に坑夫が彫った彫刻があったり、岩塩を掘り出す様子が展示されていた。
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地下100mの深さにある聖キンガ礼拝堂は圧巻だった。機械彫りのない時代、坑夫たちが誰のためでもなく自分たちの祈りのために、まさに体をはってうがったこの巨大空間と、壁に刻んだ緻密な聖像に圧倒された。「人間というのは何でもやれるのだなあ」と感服することしきりだった。
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地上には2基のリフトが一気に引き揚げてくれるのだが、このリフトは金網で作られた単純なカゴであり、スリリングこの上ない。隣のリフトには子どもたちが乗っていて、そこからの絶叫がずっと縦坑に響きわたった。
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■4日目 クラクフ散策
スタリモストとは夕飯まで別行動し、クラクフを一人散策した。 -
※カジミェシュ地区シナゴーク -
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※ヴァヴェル城 -
※ジグムンド礼拝堂内 -
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チャルトリスキ美術館では国内の展覧会でかって観たレオナルド・ダ・ヴィンチの名作《白貂を抱く貴婦人》に再会した。
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※中央広場
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サタリモストと再会して、
夕食を「PoLskie Smaki」で食べた。 -
作り置きでファーストフード風だったけれど、ポーランドの庶民の味てんこもりで値段もお手頃だった。
ネットで予約していた22時30分発の国際列車でブダペストに移動した。2人で占有するコンパートメントは397.00PLN(一人16000円)だった。
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