2010/12/24 - 2011/01/08
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ちゃおさん
旧南ベトナムの豪華な大統領官邸を見学した後は、市内にあるハンデキャップの人達による工房見学とショッピングツァー。日本のツアーのようにあちこち連れまわされて、見学よりも買い物時間の方が多い、ということなく、ベトナムでは大体1カ所止まりである。
ベトナム戦争時、米軍により国中に散布された枯葉剤の影響で、戦後ベトナムでは多くの奇形児、ハンデキャップを負った子供が生まれた。何年か前、背中同士が繋がって生まれたベト君、ドク君の二人の双生児が日本の大学病院で無事に手術が終わり、その後元気に育ち、結婚まで出来るようになったが、この工房を訪ねると、その時の記憶が鮮明になる。
戦争は人を殺すだけでなく、その後も長く人々を苦しめる。しかしこの世界から戦争は無くならない。世界のどこかで今日もまた何万人という人々が戦争の犠牲になっている。
工房で製作されるベトナム民芸品の細かい手順をガイドは滔々と喋り、手とか足とか眼とかどこかにハンデを負っている作業員は黙々と決められた作業をしている。大晦日の今日もひっきりなしにやって来るツアー客の前で、それぞれが決められた工程の単純作業を黙々とやっている。話しかけられたり、又自分から話すようなこともない。
この作業所を出たところが展示場兼売り場になっていて、アオザイを綺麗に着飾った売り子が説明に当たっている。いろいろ中国旅行では各地の工房を回ったが、やり方は中国と同じだ。実際に作っている場を見せられ、まがい物ではないとの安心感の下、少々高くても、つい買いたい気持ちになる。しかし、どうも値札を見たところ、今日までのベトナム旅行で肌感覚で知ったこの国の物価とは相当にかけ離れた値段がついているようだ。
ハンデキャップの人達を援助する、との名目があるにせよ、どうも買う気にはならない。他のツアー客も同じような感覚のようだ。これが日本人オンリーの団体だったら、皆、こぞって我先に勝ったかも知れない。確かに完成品は見栄えも良く、1万円もしないんだったら、つい手が出てもおかしくないのだが・・。ハンデキャップの人達にはお気の毒とは思ったが、今ここで買うのも荷物になって、何も買わずに工房を出た。
- 旅行の満足度
- 4.0
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