2011/07/30 - 2011/08/07
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mokemiさん
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スイストレッキングの旅②
本日も快晴なり。(^o^)v
ヨーロッパの鉄道駅としては最も高い場所にある Jungfraujoch(ユングフラウヨッホ/3454M)に向かいます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
昨日、電車でおじさんが言っていたように快晴です。ホテルのバルコニーからEigerのキリリとした姿が見えています。
-
山の斜面に朝の光がさしてきました。
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Grindelwald駅。
スイスの駅には改札はありません。チケットを買ったらそのまま電車に乗り込むだけ。道路や駐車場からそのままホームにつながっています。車内で改札のおじさんが回ってきますが、もしその時にチケットを持っていなかったら、有無を言わさず罰金だそうです。(80CHF。日本円だと約8,000円) -
Jungfraubahnen(ユングフラウ鉄道)の表示。
スイスパスでは乗れないので、駅でチケットを購入します。50%Offになっても、一人125CHF(約12500円)! 高いのです。 -
7:17発の始発がホームに入ってきました。たくさんの人達&カメラが待ち構えています。
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スイスの車窓から。きれいですね〜。
Grindelwaldから30分ほどの乗り換え駅・Kleine Scheidegg(クライネシャイデック)までは普通に外を走るので、景色を楽しめます。
景色を楽しみながら、ホテルが作ってくれた朝食をいただきました。小さなパンにサラミが挟んであるシンプルなサンドイッチですが、これが美味しい! 他にはラスクみたいなお菓子にチョコレートのディップ、リンゴが入ってました。
Kleine Schideggでのユングフラウ鉄道への乗換は、席の争奪戦! 朝の通勤時間の渋谷駅を思い出します…。やっと座れる車両を見つけてホっとしたのも束の間、団体予約車両だからと追い出されてしまいました。トホホ。 -
なんとか確保した席は、車両最後尾の運転席横の乗務員席みたいな所。係りの人に「そこはダメ!」って言われるんじゃないかとビクビクしながら出発を待ちます。
係りの人が来た!でも怒るどころか「そこは最高の席だよ!」ってニコニコ顔。良かった〜。安心した所で出発!
この車両、周りはほぼ全て日本からの団体ツアー客。私達より年上の中高年のご夫婦が多かったですね。アジア系(日本・中国・韓国)の観光客が非常に多かったです。
電車の中に設置されたTVで走行中に各国語で解説が放送されていたようですが(私達の席からは見えなかった…)、日本語の解説は子供の頃から聞きなれたハイジの声でした。(ハイジの)テンション高かったです。 -
Kleine Scheideggの次の駅、Eigergletcher(アイガーグレッチャー/2320M)を出ると間もなく電車はトンネルに入ります。この登山鉄道は、ほとんど山の中を走ります。今朝、ホテルから見ていたEigerの中を登って行くんです。なんだか不思議な感じ。電車のライトに照らされて、トンネル内に削った岩肌がそのままゴツゴツ残っているのが見えます。
登りは、途中2か所で停車します。そこには窓が作ってあって、山の中から外を見る事ができるようになっています。
1つ目の停車駅はEigggerwand(アイガーヴァント/2865M)。有名なEiger北壁のど真ん中にあります。山並みが目の高さに近くなってきました。 -
これがユングフラウ鉄道。
写っている車両が最後尾で、右の扉を明けた所が私達の席です。後ろを見ながら乗っている事になります。 -
2つ目の停車駅・Eismeer(アイスメーア/3160M))。
窓の外はもう氷河の世界。トンネルの中にいても冷気を感じます。 -
Jungfraujoch(ユングフラウヨッホ/3454M)に到着しました!
目の前に真っ白な世界が広がります。すげー、氷河だー!生まれて初めて見たー! -
イチオシ
エレベーターでスフィンクス展望台(3571M)に上がりました。
ゴツゴツした岩の稜線と、柔らかそうに見える真っ白な雪の稜線が対照的です。すごくきれいで、いつまででも眺めていたいんですが、眩しくて目が辛い!サングラスを持っていなかったんです。失敗。 -
展望台のエレベータ横にあった気温の電光表示。ドイツ語・英語・日本語で表示されています。
これによると、現在の外気温は0.2度。夏とは思えないっ!でも、外にいるとキリっとした空気が気持ちいいんですよ。
今日は、昨日の反省を踏まえて(飛ばし過ぎた)、歩くのは短い距離にしようという合意が出来ていたのですが、せっかくの夏の雪山を少しは歩きたいよね、という事でちょっとだけ雪上散策をしてみる事にしました。 -
展望台を下りてアレッチ氷河側から外に出ると、何やら赤い物体がずらりと並んでいます。上からも見えていて、何だろうと思っていたのですが、近づくとどうやらテントのようです。えー、これって、キャンプ施設?? 奥の方には氷のイグルーや、仮設トイレも見えています。
雪上散策も楽しんだし、そろそろ引き返す?と思って夫を見ると…不敵な笑みが。嫌な予感。「ここまで来たら、あそこまで行くでしょ?」と、真っ白なルートを指さします。表示には「メンヒスヨッホヒュッテ 45分」とあったような。
まぁ、天気もこんなにいい事だし、45分くらいならいいかな、と歩き始めました。ミニスカートのおねーさんも歩いてるし。
が。
たかが45分、されど45分! ここは富士山の8合目に匹敵する高度なのです。ちょっと歩くと心臓バクバク、息も苦しい…。でも景色はサイコー! -
雪原でちょっと寄り道です。柔らかそうに見える雪は意外と固くて、トレッキングシューズで踏んでも足跡はつきませんでした。
雲と同じ高さにいる!
素晴らしい景色!
最高のお天気!
と、ウットリと眺めていたいんですが、この登山パンツは防水じゃなかったので、のんびり座っていると雪が溶けて濡れてしまう! 冷たくなってきて、急いで立ち上がりました。 -
ルートの途中、左手にあるメンヒ(4109M)。
拡大すると、稜線に何人も人が張り付いているのが見えます。メンヒの山頂までは往復4時間程度だそうですが、かなり本格的な登山ですよね。ただただ「すごーーーい!!!」の一言です。 -
イチオシ
1時間くらいかかっちゃいましたが、やっとMonchsjobhhutte(メンヒスヨッホヒュッテ/3628M)に到着! 頑張って良かった〜!最高の景色が何よりのご褒美です! ミニスカートのおねーさんはヒュッテのちょっと手前で戻って行ったようです。もうちょっと頑張れば良かったのに…。
ヒュッテの前に座って、リンゴとバナナで休憩です。
リンゴを頬張りながら、正面にはTrugberg(トゥルークベルク)の稜線がきれいです。稜線に沿って、足跡がいくつか残っています。誰か登って行ったんですね。すごーい。 -
トゥルークベルクの稜線の左側には大きな雪原が広がっています。この景色はヒュッテまで来ないと見えません。うん、やっぱり頑張って良かった!
目を凝らすと、氷河を歩いている人が見えます。3人いますね。氷河トレッキングでしょうか。こんなお天気だと気持ちいいでしょうね〜。でも私はここまでで十分。です。
そう言えば、鉄道で同じ車両に乗り合わせたツアーの人達は展望台と周辺をちょこっと見たらすぐに下山してお昼って言ってたから、こんな景色は見られないんだよなぁ。。やっぱり自由に行動できる個人旅行がいいね。 -
休憩を終えて下り始めました。複葉機みたいな飛行機が止まっています。さっきまで上空を飛んでいました。どうやら遊覧飛行機らしく、お金を払えば誰でも乗れるようです。
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うーん、カッコいい!
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さて、Jungfraujochまで戻って、Ice Palaceへと進みます。床も壁も天井も氷でツルツル滑る寒いトンネルを抜けると、そこには氷像が!クマやペンギン、鷹、アザラシ。キラキラしてとってもキレイでした。
でも、見とれているとツルリと転びそうになるので、足元にはご注意!
予定外にたくさん歩いて疲れた&お腹が空いたので、アイガーグレッチャーまで下りて遅い昼食を取る事にしました。 -
電車を下りて、目の前にあったレストランに入りました。テラス席からは雄大な景色が迫ってきます。
いただいたのは「本日のスープ・ソーセージ添え」と「チーズクラッツ overbelner style」。珍しく食べる前に写真撮りました(笑)。
チーズクラッツは、トースト2枚にチーズ・野菜・目玉焼き・ベーコンがてんこ盛り。ウマウマだったけど、ボリュームありすぎです。量的には、どっちか1つを二人で分けるくらいでちょうど良かったのかな。
2品に紅茶とビールで約5000円。 -
テラス席からの景色です。
この景色を眺めながらのビールと食事は最高ですね!
山や氷河が本当に目の前に迫ってきて、大迫力!!
下の方に見えるのはハイキングコース。
食べ終わったらあの馬の背を歩くぞ! -
お腹がいっぱいになった所で、Kleinescheideggまで1時間の下山トレッキングスタート!
最初は稜線に沿って細い道を歩きます。狭くて石がゴロゴロしてるので、キョロキョロしてると足を踏み外しそうになります。振り返ると、ドーンと山が迫って大迫力。途中でカミナリみたいな音がしたのは、氷河が崩れ落ちた音だったようです。 -
途中を右手に折れて、お花畑の中を歩きます。少しくらい登りがあっても、こういう道は楽しい♪
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登り切ったら、目の前が急に開けて、お花が咲くなだらかな緑の丘、牛、湖(人工湖っぽい)とKleinescheideggの街並みが見えました。とってもきれい。
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湖までたどり着きました! 湖面に雲が映って幻想的な光景です。
湖畔に置かれたベンチに寝っ転がって、しばし空を見上げて休息。360度の大パノラマです。
ここの湖畔では子供が(大人も?)ちょっと水遊びできるようになっていて、犬も一緒に遊んでました。日差しがきついから、水遊びは気持ち良さそうでした。 -
街へ向けて歩いていると、牛飼いのお姉さんが現れました。叫びながら、牛たちを追いたてています。座り込んだ牛には乗っかり、叩き、叫んでいます。結構荒っぽいのね。
手荒にされても、牛たちはのんびりしたペースです。雄大な山をバックにカランコロン♪ -
追われた牛は道路を横切って牧草地へいくものもあれば、人と一緒に道路を歩いていくものもいます。ゆったりした動きだけど意外と速くて、人が急ぎ足で歩くくらいのスピードです。
あ、後ろを真っ赤なユングフラウ鉄道が走って行きます! -
イチオシ
スイスアルプス〜♪って感じが良く出てるでしょ?
このすぐ先がKleinescheideggの街。電車の時間まで土産物屋で時間つぶしをしていたら気に入ったサングラスを見つけて、買ってもらいました。ルン♪ 今朝これがあれば、って思ったけど、まだ必要な場面がたくさんありそうです。 -
Grindelwaldに帰ってきました。この日(8/1)はスイスの建国記念日。駅横の普段はバス停の広場がお祭り会場になっていました。
特設ステージでは、地元のブラスバンドの演奏や本場のフォークダンス、アルプホルンの演奏など様々な催し物が。 -
広場から見た、私達の泊ったホテル。
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お祭り広場と化したバス停には、食べ物の屋台なども出ていました。
この屋台ではチーズを焼いて、溶けたところをパンに乗せています。こんなチーズ用のグリルがあるんですね。
見ていると、表面がふつふつと沸騰したように溶けてきて、こんがりと焼き色がつきます。すかさずチーズの乗った台を引き出して、スパチュラみたいなナイフで一撫でして溶けた部分をこそげとります。
見ているだけでよだれが〜! -
観客もたくさん集まってきていますが、私達はそろそろホテルに引き上げて、ホテルのテラスから見学する事にしました。ホテルではその日の宿泊客全てに2Fのテラスからのイベント観覧にご招待があったのです。ワンドリンクのプレゼントもあり、夫は白ワイン、私はジュースで乾杯!
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だんだん暗くなっていく中、遠くからカウベルの音が響いてきました。牛?と思って見渡すと、男性が数十人列を作ってゆっくりと進んできます。
一人ずつが巨大なカウベルを持って、一歩ずつ進むごとにゴロ〜ン、ゴロ〜ンと重たそうな音が響きます。
牛のつけているカウベルも大きいと思いましたが、これはその何倍あるでしょうか。持ち上げるだけでも大変そうで、「よいしょっ!」って感じで腰を後ろに引いてから足を一歩ずつ進めて行きます。その腰と足の動きの反動でベルが鳴っています。 -
フィナーレは盛大な花火! Grindelwaldだけでなく、近隣の街でもお祝いをしているようで、あっちこっちで花火があがっていました。
この日にいられてラッキーでした。なんだか幸せな気持ちで就寝です。
明日も晴れますように!
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この旅行記へのコメント (2)
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- belleduneさん 2011/08/21 17:09:37
- 素敵な写真ですね!
- mokemiさん、きれいに晴れた日で、とても癒される写真ですね。
たくさんトレッキングなさって、羨ましいかぎりです。私は昨年初めてスイスへ行きましたが、膝を痛めてしまい、トレッキングルートまで計画していましたが、すべて諦め、ケーブルカーやリフトで下りました。
今年は行けなかったので、来年こそはトレッキングしたいと思っています。
またお邪魔します。
- mokemiさん からの返信 2011/08/21 23:10:40
- ありがとうございます!
- Belleduneさん、
書込みありがとうございます。
スイス旅行は、本当に天気には恵まれました。楽しかったです。
Belleduneさんの旅行記も拝見させていただきましたが、朝焼けのマッターホルンが見事ですね!他にも素晴らしい写真がたくさんで、楽しませていただきました。
スイスの他にも世界各国を旅されているようで、うらやましいです。
またお邪魔させていただきますね。
ところで、膝の具合はいかがですか?あそこまで行って歩けなかったのは、本当に残念無念でしたね。お気持ちお察しします…。私も靴が合わなくて痛いのに無理して歩いたら、両足の親指が痺れたようになってしまい、帰国して2週間経っても感覚が戻りません…。
スイスの旅行記、あと数冊はUPする予定です。
また実に来てくださいね!
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