2011/08/13 - 2011/08/13
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ちゃおさん
元気な頃の自分だったら海抜600mにも満たない高尾山に「登山」などと大仰な言い方もしなかったが、脚力の落ちた今の状態では、この山の「登山」すら一大決心である。
先週、先々週と2回連続して海抜約400mの小山、八王子城址に登り、脚力にもやや自信をつけ、今日はお盆の中日、高尾山薬王院へのお盆供養に登山する。
今年3月、東北地方を襲った大震災は死者3万人にもなんなんとする戦後最悪の未曾有の大災害で、日本国中、いや世界の多くの人々が悲しみに覆われた。あってはならないことが現実に起き、不可抗力としか言いようのない形で命を奪われた幾多の民は、今日新盆を迎える。
自分にできることと言ったら僅かばかりの義捐金と犠牲者への祈り位のことであり、今日こうして高尾山にて追悼の祈りを捧げられる位のものである。
震災の犠牲者、それと去年急逝した旧友の樋口君。57歳の早すぎる旅立ちは無念であったろう。突然のことで親しく話すことも適わなかった。生きとし生けるもの、愛別離苦は世の習わいとはいえ、心に重くのしかかる。
今日の高尾、同行は過去3回八王子城址に登った山さんで、脚力は当方と同レベル。ゆっくり登山するには丁度良い。裏高尾に回り、林野庁「森の博物館」横の日影沢から登り始める。
キャンプ場からは楽しげな親子の弾んだ声も聞こえ、これから昼を迎えるバーベキューの芳しい焼き肉の香りも漂ってくる。大震災があり、原発事故があり、経済不況とは言っても、今の日本は平和で豊かだ。微笑ましい家族愛に救われる。
高尾の本道、1号路の喧騒と比べ、この山道は殆ど人も通行せず、ゆっくりゆっくり、休み休み登山するには丁度良い。しかし同行の山さんとは途中ではぐれ、彼は登山道ではなく林道をどんどん先の方まで行ってしまい、待てどくらせどやって来ない。携帯も通じない。大声で呼んでも返事もない。
已む無く一人で先に進み、4号路出会いに12時半に到着した。登り始めてから凡そ1時間半経っていた。以前だったら1時間もかからず山頂まで行けるのだが、弱った今の状況では途中の出会いまでくるのにも1時間半もかかってしまった。
山さんを待ちながら、先にお昼を食べることにする。日影沢に下山する2−3の人に山さんへの伝言を託す。もし途中で会えたら、当方がここで昼飯を食べ待っている、と。
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