2011/08/13 - 2011/08/13
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ちゃおさん
高尾山薬王院は天平16年(744年)の創建となっているから、今から1270年前のことである。聖武天皇の祈願寺として行基菩薩により開山された由緒ある寺で、当初は薬師如来をご本尊としていた。今は川崎大師、成田不動と並んで、真言宗智山派の3大本山の一つになっているが、その昔、役行者などもやってきて、修験道の関東における根本道場ともなっている。
こうした歴史あるお寺だから参道の杉木立も深い森を作っている。胴回り10m以上、樹齢1200年を越える老木が立ち並んでいる。暫らく行くと山道は二手に分かれ、「男坂」「女坂」となっていて、左手「男坂」の方はほぼ真っ直ぐ伸びる108段の石段で、右手はなだらかな迂回道路となっている。
いつもは何の躊躇もなく男坂の石段を登るのだが、今日の状態、無理は禁物、なだらかな女坂の方を選ぶ。この坂を上り切った小高い場所に、タイ王室から贈られた仏舎利を祀るパゴダが奉納されているが、今日はここも又オミットする。兎も角目的の薬王院・有喜寺へ行くのが最優先だ。
土産物店、食堂を過ぎ、いよいよ寺門に入る直前に「十善戒」が掲げられている。この前を通るたび立ち止まり、己の至らなさに恥じ入るが、この内の一つでも二つでも身に付けたいものと切に願う次第である。まあ、死ぬまで出来ないだろうが・・・
さて境内の直前の団子屋を過ぎると、いよいよ寺の山門。東西南北に四天王ががっしりとお寺を守っている。正面の持国天、広目天、裏側の増長天、多門天であるが、カッと見開いた眼目に、心の裏側まで見透かされるようだ。今日も又臆する気持ちを抑え、境内に足を踏み入れる。
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山門を入り数百m進むと、左手「男坂」、右手「女坂」と参道は二手に分かれている。
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昔からある急な石段。本道である。
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今日は、お年寄、足の悪い人用に後年作られた女坂を進む。
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坂を上り切った場所にタイ王室から贈られた仏舎利を祀るパゴダが建てられている。昭和天皇が亡くなった直後、平成元年か2年ころのことだから、もう20年以上も前のことだ。あの頃はプミポン国王もまだ若かった。
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仏舎利塔の前のお茶屋、土産物屋。
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高尾山には天狗の面。飯縄大権現の天狗の使い。
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樹齢1000年を越える老杉の参道を進む。
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胴回り10mは越える老杉。
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この辺り、参詣客も多くなってきた。
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十善戒。どれか一つでも守れたら・・
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さていよいよ四天王に守られた山門を通り、境内に足を踏み入れる。
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高尾山薬王院有喜寺。真言宗の三大本山の一つ。
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