2011/07/21 - 2011/07/24
1775位(同エリア2526件中)
古真知さん
ベルリンの市内中心部にはナチス・ドイツ時代のホロコーストを記録した施設が2つあります。「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」(ホロコースト慰霊碑)と、「ユダヤ博物館」です。ベルリン郊外にはザクセンハウゼン強制収容所の跡もあるのですが、今回は時間の都合でこの2か所のみの訪問となりました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
「虐殺されたヨーロッパのユダヤ人のための記念碑」
ベルリンのブランデンブルク門の南の広い敷地に作られた、ホロコースト慰霊碑です。何も書かれていない大小さまざまなコンクリート塊が並び、墓地の様です。ナチスによって虐殺された、多くのユダヤ人たちを表しているようです。大量虐殺によって名前も個性も失われた人々の墓標のように見えました。 -
周囲にはごく普通の町並みが広がっています。
この記念碑は、遠くから見ると墓石が並んでいるように見えるのですが…。 -
一端「墓石」の列の中に足を踏み入れると、実は地面そのものの高さが様々に変化させてあり、予想以上の石の「高さ」に驚くことになります。
-
前後左右に聳え立つ石の群れ…。迷路の中のようです。
-
-
再び地面の高い位置に上がってきてみて。
-
-
地下にはホロコーストの情報センターがあります。階段上で10人ぐらいずつの人数制限がしてあり、入口は空港並みのX線によるボディチェックが行われていました。
中に展示されていたのは、ナチスドイツによるヨーロッパのユダヤ人の迫害〜虐殺についての、時系列的な細かい説明のパネル。ホロコースト犠牲者たちの遺留品と、調査によって明らかになったいくつかの家族の運命の解説。収容所からの手紙など、でした。
外の「慰霊碑」は何も書かれていない、名前も分からない人々の記録のように見えます。それに対して、地下の資料館では、名前のわからなかった人々の生きた記録を私たち訪れる人々に示していました。ある家族は、ドイツのどこに住んでいて、第二次世界大戦中どこへ隠れ、どこの収容所に誰が送られ…、という記録がたくさん並んでいます。それを読むことによって、抽象的な「ホロコーストの犠牲者」ではなく、1人1人に人生があり生活、家族があったということを伝えているようです。 -
こちらは「ベルリン・ユダヤ博物館」の出入口にあたる建物。古い様式のこの建物は、元ベルリン高等裁判所だったそうです。
-
右側、ひびの入ったコンクリート塊に見えるこちらが、ユダヤ博物館の本館です。建物それ自体が、この国でのユダヤの歴史を物語るかのような、印象的な造りになっています。ダニエル・リベスキントによる設計。
こちらも、入口のセキュリティ・チェックは、上述の情報センターと同様、空港並みのX線の荷物チェックとボディチェックでした。
…確かに、ユダヤを扱っているこれらの施設は、場合によってはテロやネオナチなどの標的にもなる可能性があるのだな、ということを思い、ちょっと身が引き締まる気がしました。しっかりチェックしてほしいものです。 -
近くで見た博物館の建物。地面に描かれた線は、建物の壁が剥がれおちたかのように見えます。
-
-
入口を入ると、まず地下に向かいます。あの建物の内部はこのような、鋭角的で地面も傾斜した、なんとなく不安な雰囲気のある空間となっています。
-
-
この辺はパソコンなどで情報を知ることのできる一角となっていたと思います。
-
博物館の模型。稲妻のようなジグザグの構造になっているのが見えます。
-
この分かれ道は、「ホロコーストへの道」「亡命への道」となっています。
-
ホロコーストへの道
この白い壁の向い側には、ホロコーストの犠牲者たちの遺留品が、所有者についての解説とともにたくさん展示してあります。「ホロコースト慰霊碑」の地下の情報センターにあったものと同じような品々です。 -
同上
-
「ホロコーストの塔」内部。
廊下の突き当たりには「ホロコーストの塔」があります。何もないコンクリートの狭い空間。天井近くの高いところに、明りとりのような裂け目があり、外の光が見えます。 -
同上。丁度他の観光客がいなくなったタイミングで、フラッシュを焚いて撮影してみました。
-
壁の反対側。
-
こちらは「亡命の道」。
向い側にはやはり、遺留品が並んでいました。 -
「亡命の道」の突き当たりは外に出ます。庭には「ホロコースト慰霊碑」のようなコンクリートの塊が並んで聳え立っています。地面は傾いており、迷路のようなここを歩くと、亡命もまた楽ではなかったことを示しているようです。
特にこの日は雨で寒かったこともあって、その印象がより顕著だった気がします。 -
こちらの階段を3階まで上ると、博物館のメインの展示場所に出ます。
展示品は、聖書の時代から現代に続くユダヤ文化の紹介です。映像やコンピュータなども使って、興味深い内容となっていました。
しかし、残念ながら途中で閉館時間となってしまったため、最後は駆け足となってしまいました。 -
階段の上から見たところ。
-
こちらは階段途中にある別の部屋から、続く空間。イスラエルの彫刻家によるインスタレーションです。金属板でできた、叫ぶように口を開けた顔が地面いっぱいに敷き詰められています。この上を歩こうとした観光客がいましたが、高い金属音が天井の高い空間に大きく響き、ぎょっとするほどの音をたてました。その観光客も驚いたのか、1歩か2歩歩いて戻ってしまいました。…歩いていいのかどうかはわかりませんが…。
-
-
-
階段に戻って…。3階より上に上がるように見える階段の一番上は、壁で遮られていました。
なので、この辺りまで。ここの左側から博物館の展示が始まります。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
30