名古屋市博物館・絵葉書で綴る展示会(3/5)：冷泉家の至宝展

2011/08/04 - 2011/08/04

　『冷泉家の至宝展』の絵葉書で紹介する、名古屋市博物館です。全国各地で開催されましたが、名古屋市博物館での開催は次の通りでした。
　藤原俊成、定家の直系である冷泉家の建物は、元の位置に現存する唯一の公家住宅とされます。京都が焼け野原になった天明の大火の後、寛政2年(1790)に再建され、それ以降、平成7年からの解体修理が始まるまでは、ほとんど手付かずだったようです。
　今回の展示会は、平成の修理に合わせて開催されたものです。立派な書籍も発刊されましたので、これも会場で入手しました。

◎1998年1月10日(土)〜2月15日(日)

エリア 愛知

『御所人形(雛飾り)』

冷泉家の年中行事で使用されてきたものです。

『花の宴』
流水花筏文蒔絵提重
仙人図京焼色絵徳利
松竹梅鶴亀文朱塗盃

『為頼筆扇面屏風』
冷泉為頼筆
江戸時代
二曲一隻
縦156センチ、横174.4センチ

『礼冠』
江戸時代
径19.0センチ、高24.0センチ

『花貝合わせ』

『素性集』・唐紙本
重要文化財
筆者未詳
平安時代後期

『遍照集』
重要文化財
伝源俊頼筆
平安時代後期

『古今和歌集(嘉禄二年本)』
国宝
藤原定家筆
嘉禄二年(1226年)