2011/06/18 - 2011/06/18
425位(同エリア682件中)
まりも母さん
栃木の棚田を見に行ってから、いつか、「大山千枚田」も見てみたいと思っていました。
お隣の県の千葉ではありますが、
茨城県土浦市から鴨川市はなんとも微妙な遠い場所です。
高速道路ですい〜と言う訳にも行かず、なかなか出かける気合が出ませんでした。
ですが、ETC利用高速道路土日上限1000円の終了間際に
せっかくだから、その制度を利用して、行ってみるか〜とついに決心。
今回は、「大山千枚田」の緑の稲穂の風景を見る1dayトリップです。
前後に少々の寄り道も。
帰りは「香取神宮」に寄ってみました。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車
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-
出発は茨城県土浦市。
高速道路で、目的地に行かれたら楽チンですが、
圏央道はまだ途中までだし・・・。
仕事で、あっちこっちと車で出かけるダンナにルートは任せて、
とりあえず、東関東自動車道の”佐原香取”インター方面を目指します。
この道は、鹿島スタジアムにサッカーを見に行ったり、
佐原に行く時などたまに通る道です。
途中にいつも気になっているお店があります。
「こうのの大福」の看板がある鴻野菓子店という小さなお店です。
国道125線 稲敷市の(旧桜川村 )堀の内という場所にあります。
ほとんど、売り切れの看板が出ているか、営業時間外の夜などで、
売ってる所を見たことがありませんでした。
かなり、有名だとウワサには聞いていましたが・・・。
今日はまだ、午前中も早い時間なので、営業しているではありませんか!
これは、寄ってみるしかない!!
早速、店の前に車を停めようと思ったら・・・道路の反対側にちゃんと駐車場がありました。
しかも、駐車場の誘導のおっちゃんまで居る〜〜〜。
車も数台停まり、店内にはお客さん数名も見えます。
こんなド田舎の小さいお菓子屋さんにどんだけのお客さんが来るのか〜?
驚きつつ、入ってみる事に・・・。 -
濡れせんべいなども売られていますが、
メインは当然、大福です。
前に並んだお客さんお二人共、箱詰め大福20個入りx2とかオーダーしてます。
大福3000円も買うんか〜?と驚きつつ、
え〜まだ朝ごはん食べたばっかだし、私は大福1個でいいよ・・・と思いました。
でも、一番小さいパックは大福6個入り・・・。
雰囲気的に「おばちゃん、大福2個」って言いにくいオーラ的なものが漂ってます・・・。
その空気を読んで、ダンナ 6個入り大福1パックを注文すると、
すでにパック入りになったものをすぐに買う事が出来ました。
1個80円 6個で480円です。
私たちの後にも、車で来る方、自転車でツーリング中のグループなどじゃんじゃんお客さんが入ってきます。 -
パックは、ごく普通のですが、大福は小さめでお上品な感じ。
6個入りだけど、2個位ならすぐに食べられそう。
”絹大福”って書いてあります。
季節柄、今はつぶあんはやってないと書かれていましたので、こしあんです。
超柔らかい生地にこれまた、キメ細かいこしあんで、なるほど、シルクタッチ。
おいしゅうございます〜。
しかし、これ、車の中で食べるのマズイですね・・・
その辺が、かたくり粉の粉だらけになっちまいました・・・。
たしかにうまいです。
が、この大福オンリーで、こんな不便な場所で、店内におばちゃん3人+駐車場係のおじちゃん、他に大福作ってる職人さんもいるはずですから、
すごいです。
イチゴ大福とか、生クリーム大福とか邪道なものは作ってなさそうだし。
う〜んたいしたものじゃ。
まりも母代理も大満足。 -
東関東自動車道の”佐原香取”から有料道路に入り、京葉道路を経由して
館山自動車道の”鋸南保田”まで通ってきました。
途中、進行方向の先に鋸山の四角い穴が見えます。
鋸山も大きな石仏や断崖絶壁に突き出た岩から下をのぞく、地獄のぞきなどなかなか興味深いスポットがあるようですが、
本日のめあては「棚田」なので、鋸山はスルーです。
せっかくこんな遠くまで来たのに、ちょっと残念な気もしますが、
ここで、体力も気力も使い果たす訳にはいかず・・・と言った所です。 -
鋸南保田インターを下りて、今度は長狭街道と言う道を鴨川方面に進み、目指したのは、
大山千枚田を管理している大山千枚田保存会の「棚田倶楽部」です。
どこから見学できるのか、など良く判らなかったので、とりあえずここを目指して来て見ました。
長狭街道はくねくねとした名前のとおり長くて狭い道です。
途中にいくつもの棚田も見られますが、
車を寄せて、景色を眺めるようなやや広い場所がないのです。
結局、この「棚田倶楽部」のある
大山千枚田のあたりまで、停まらずに来てしまいました。 -
棚田を見下ろす小高い場所に建っています。
中はどうなっているのかな?見学とかできるのかな?
"棚田カフェ”という看板があるから、お茶などできるようです。
入ってもいいんだよね・・・と車を停めてみると、
中から出てきた方に、「今日は貸切りなんですよ」と言われました。
カフェはお休みだそうです。
棚田が眺められるテラスがあって、そこがカフェになっているようです。
お茶はできませんが、テラスから棚田を眺める事にしました。 -
棚田倶楽部のテラスから見た大山千枚田の風景です。
稲穂が青々と茂っています。
棚田の曲線が美しいです。
階段状になった棚田ですが、四角い段々が整然と並んだものや、1枚1枚が大きな棚になっているものより、
やはり、小さな面積の曲線で出来た田んぼの方が、素敵に見えます。
直線より曲線の方が自然にマッチしているからでしょうか。
手入れはその方が大変だと思いますが、
眺めはすばらしいです。 -
田植え直後、緑真っ盛りの時期、黄金色の稲穂、稲が植えてある間でも季節によって全く景色が変わる訳ですが、
目に鮮やかな緑の田んぼは好きな季節です。
だけど、黄金色の棚田も見てみたいな〜。
こんなすばらしい棚田なら、いつの季節も素敵なことでしょう。 -
まだ、短い稲の場所や水が張っただけの田もあります。
ここは保存のためにオーナー制度があります。
お金を払って、オーナーになり、一緒に農作業に参加して収穫したお米を受け取るそうです。
都内からなら、高速道路利用で来られなくもないので、
人気もあるでしょうね。 -
棚田の緑、山の木々の緑、目に染みます。
-
棚田倶楽部の建物から出て、「大山千枚田」の看板のある方へ車を移動しました。
こちらには、棚田を見物する為のスペースもあります。
何人かの方が見物に来られていました。 -
バスが1台停まっていました。
学生風の若い人たちが降りてきて、棚田倶楽部の方へ歩いていきました。
今日の貸切りの団体さんのようです。
農村体験なんてメニューがあるようですから、
学校行事で来たのでしょうね。 -
鳥の声がたくさん聞こえます。
-
まりも母代理も大はしゃぎ〜。
-
ちょっとした木製のベンチもありますが、なぜか、壊れてっぽかった・・・。
お弁当食べるならここですが・・・。 -
農作業中のお父さんらしき男性と女の子が田んぼの中にいました。
女の子は長靴をはいて、あっちこっちと田んぼの中を走り回っていました。
のどかな時間です。 -
田んぼの脇には菖蒲の花が。
日本の明るい農村風景。 -
美しい棚田で出来るお米はおいしいのでしょうね。
ここは房総半島の先っちょの方で、茨城からは遠かった・・・。
福島第一の事故で、放射線があちこちに降って、色々な場所の作物も汚染されてしまいましたが、
どうか、この棚田のお米が汚染されていませんように・・・。 -
棚田じっくり眺めて、次はどこに行こうか?と、そういえばお腹が減ってきました。
お昼を食べられそうな場所は山を降りないとないな〜と車を進めて、
鴨川市の総合交流ターミナル”みんなみの里”という建物を見つけました。
道の駅っぽい施設です。
みんなみの里webサイト
http://www.minnami.com/ -
直売所がありました。
お野菜チェックしてみます。
びわが売られていました。
びわか〜そういえば、何年も食べてないな・・・。とつい懐かしく思いました。 -
お弁当も売られていました。
珍しい、黒米の入ったおにぎりなんてのもあります。
炊き込みご飯もおいしそう。
遅いお昼はお弁当を買う事にしました。 -
野菜はトマトとびわを買ってみました。
びわは帰宅後、そのまま食べてみました。
おいしいのはおいしいのですが、
ダンナは”なんか、昔はもっとおいしいものだったように思えたけど”と。
そうですね。、今は異様なまでに甘い果物や南国のフルーツも手軽に食べられますからね。
それに比べたら、びわはなんて、素朴な味か・・・。
びわはそのあと、コンポートに煮てみました。
6月からあまりにも暑い今年の夏ですから、冷やしたコンポートはとってもおいしかったです。 -
まだ、時間は早いですが、とにかく結構な距離があるので、鴨川あたりからは帰途に着くことにしました。
だいたい、行きと同じルートを戻り、東関東自動車道路を降りました。
行きに「香取神宮」のそばを通りました。
まだ、行った事がなかったので、寄ってみる事に。 -
駐車場があり、参道沿いにお店が並んでいるのが見えます。
おみやげ物や食べ物のお店、のぞきながら歩くのは楽しいですね。
土曜日ですが、まぁ、夕方ともいえる時間なので、参拝客は少ないです。
おいしそうなお団子なども売られていますが、
今日は午前中からすでに大福も食べちゃったし、
さっきお弁当も食べちゃった。
おばさんは太りやすいから我慢我慢。 -
大きな鳥居が見えました。
さすが、由緒ある神社の総本山。
奥に続く緑の濃い参道が歴史を感じさせます。
今日はのんびり歩けますが、お正月や節分にはたくさんの人が来るのでしょうね。
鹿島神宮もさほど遠くない場所になりますが、
東の国にこんなりっぱな神宮が二つあるというのも考えたらすごいもんです。 -
大きな石灯篭が崩れていました・・・。
震災のせいですね。
鹿島神宮は石の大鳥居が倒れたそうですし・・・。
崩れた石灯篭はこれだけでなく、たくさんありました。
割れてしまったものもあり、積んで直すだけと言う訳にはいかなそうです。 -
赤い大鳥居から総門までの参道は、砂利道で、左右に大きな木が並んでいます。
もみじや桜、季節には花や紅葉も楽しめそうですが、
今の季節は茂った葉で、うっそうとして、昼間でも薄暗いのです。 -
総門です。
階段の手前に大きな狛犬が鎮座してます。 -
総門をくぐり、次は楼門です。
こちらは重要文化財に指定されています。
扁額は東郷平八郎の筆によるものだそうです。
そういえば、確か鹿島神宮の扁額も東郷平八郎の直筆だと、以前ガイドさんに聞きました。
距離的に近い事もありますが、香取神宮と鹿島神宮、色々関連もあるようですね。
香取神宮の要石も鹿島神宮の要石と共に関東の地震を起こす 大なまずの頭と尾を押さえているそうです。
しかし、今回は大なまず押さえ切れない力で暴れましたね・・・。 -
やっと拝殿が見えました。
りっぱな造りです。
檜皮葺屋根に苔が生して、荘厳な雰囲気です。 -
大祓式(おおはらえしき)の茅輪(ちのわ)が設えてあります。
この茅輪を八の字に3回くぐり、穢れを落とす訳です。
台の上には人型が置いてあり、お祓いの希望者はその人型に名前などを添えて、お願いする事もできます。 -
御神木です。
樹齢千年とか。 -
拝殿の屋根部分。
分厚い檜皮葺き。
すばらしいですね。
昭和になってからの大修築により建設されたものだそうですが、
すでに70年超えていますので、貫禄が出ています。
拝殿の後ろには本殿。そちらは国の重文です。
寺社仏閣に多い檜皮葺き(ひわだぶき)ですが、
茅葺き同様、職人が減っているそうですね・・・。
天然スレートの玄昌石屋根(東京駅の屋根など洋風建築に使われているもの)も国産の材料を作る砕石業者が減っているそうで、
天然素材の屋根はどの種類も先々の見通しが暗いのかも・・・。
どれも鑑賞に値するすばらしいものなんですけどね。 -
香取神宮を後にして、再び茨城に向かいます。
途中で雨が降ってきましたが、
今日は歩いて見学中は雨に降られる事なく助かりました。
最後に阿見のプレミアムアウトレットに寄って買い物もしてきました。
アウトレットは特にセールの期間ではありませんでしたが、
色々お買い得で、思いのほか買い物をしてしまいました。
何度も行っていますが、セールの時より、そうではない時の方が
良いもの安く見つかるのはなぜ??
GAPなんて、アウトレット価格より全品40%OFFです。
混んでるセール期間より、普段がお買い得な感じです。
加茂川は遠かったけど、充実した一日でした。
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