渡り鳥コースを走る(10) フェーマルン・ベルト海峡を渡る ～2011年GW～

2011/04/30 - 2011/05/09

この旅の目的である渡り鳥コースを走ります。

コペンハーゲン－ハンブルク間を走る鉄道が、列車ごとフェリーに載ってしまうルートは「渡り鳥コース（Vogelfluglinie,Fugleflugtslinien）」と名付けられています。
この名が示す通り、渡り鳥が飛ぶコースと重なるラインです。


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行程
4/30(土) Narita - Copenhagen
5/01(日) Copenhagen
5/02(月) Malmö(Copenhagen)
5/03(火) Helsingør,Helsingborg(Copenhagen)
5/04(水) Copenhagen - Hamburg
5/05(木) Lübeck(Hamburg)
5/06(金) Hamburg
5/07(土) Hamburg - Copenhagen
5/08(日) Copenhagen -
5/09(月) Narita

（17.27円/DKK、14.71円/SEK、130円/EURO）

エリア コペンハーゲン(デンマーク)

• 旅行の満足度: 4.5
• 交通: 4.5

• 交通手段: 鉄道 船
• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

渡り鳥コースを走るのはICE。
ドイツ国鉄とデンマーク国鉄の共同運行、かな？
チケットはドイツ国鉄のサイトで事前購入しました。

行きはちょっと贅沢して1等車。二人で105ユーロ、約12,000円。
コペンハーゲン中央駅にあるデンマーク国鉄DSBのファーストクラス・ラウンジを利用できます。
時代を感じる室内なるも、インテリアはモダン。
パソコン、フリーWiFi有り。

お飲み物のほか、フルーツがあったかな？

9:44発 Hamburg Hbf行き、InterCityExpress36号の入線です。
お鼻にはデンマーク国鉄のロゴ入り。


ハンブルグ到着は14:16。
4時間32分の鉄路と船の旅です。

連結部。
口が縦に開いてつながれるんですね。

出発時は長い車両でした。
フェリーに乗る手前で切り離されるんだなぁ。

1等車キャビン。
３列シート。パーテションで仕切られ、リビングのようなシート配置。個室もあります。

車内のゴミ箱、しっかり4分別。

瓶を入れるボックスは割れないように棚付きです！

広めのトイレは使いやすい。

1等車の4人掛けボックス席。

この窓側を向かい合いで事前指定しました。
隣に人が来たら落ち着かないなぁ、とちょっと心配でしたが、車内はとても空いていて、隣どころか、近隣座席には客人、来ませんでした。

このほか、2人掛け向かい合いの席や、横並びの席もあります。

座席にはミュージックチャンネルとAC電源の差し込みがついています。
電源が確保できるのは嬉しいですね。

先頭（＆最後尾）車両。
狭い車両には、シート配列2-1の6席のみ。
で、ガラス張りの向こうは運転席です！
こっち向きにあるように見える椅子はガラスに写っているだけです。

開放的なヨーロッパっ(^。^)


元鉄道少年のお抱えカメラマンがガラス越しに写真を撮っていたら、通りがかった車掌さんが招き入れてくれましたっ！
椅子の向こうには運転手さんが座っています。

ICEの運転席！


少し長めの停車のときにも招き入れてくれました(^。^)

シンプルな運転台。
完全自動運転で、運転手さんは操作しなくてもいいのだとか?。


すごいね〜。

運転手さんはこんな風景を眺めながら走っているのね。

視界は狭いですが、SFチックです。

korotamaたちが車窓から眺めるのはこ〜んな風景。

至るところで風車が回っています。

ファーストクラスチケットには軽食券がついていて、ラウンジカーでコーヒーとパンが貰えます。
コーヒーカップはカップヌードルサイズ。

デンマーク側最後の駅、Rødby。
この一つ手前の駅で、運転手さんが交替しました。
デンマーク国鉄からドイツ国鉄へのバトンタッチ。

Rødbyを出ると、すぐにフェリー乗船です。

列車でフェリーに乗るのは初体験！
トラックや乗用車たちと一緒にICEも乗船します。


本当はそのシーンを外から見たかったのだけれど、そのためにはいったん下車しなければいけませんから、今回は諦めました。

カーデッキにすっぽり収まったICE36の4両。

パーテーションと車体の間の細い通路を歩きます。


鉄道好きな人には嬉しいでしょうねぇ〜。
詳しいこと分からないkorotamaも、このシチュエーションにはワクワクです。

エレベータでフェリー船内へ。


おぉ〜〜〜。
渡り鳥だぁ (^O^)／

船内には軽食販売、カフェテリア、ビュッフェレストラン。

国際航路です。
免税品屋さんもあります。


ゲームコーナーもあって、大人が興じていました。

まるでクルージングのようだぁ〜(^。^)


けど、せっかくの船旅ではありますが、乗船時間はわずか45分程。
ICEに置いていかれてはいけませんから、早めにカーデッキに降りなくっちゃ、とちょっと気忙しいkorotama。

なのに、ほかの皆さんはゆったり寛いでいます。
レストランで食事をする人もたくさん。

列車に乗ったまま乗船ですから、自分が乗り込んだフェリーの全容は分かりません。

ですが、途中でドイツからデンマークへ渡る相棒とすれ違います。


運行は Scandlines。
船体脇にはVogelfluglinie 渡り鳥コースの名が記されています。

デンマーク国旗とScandlinesの旗がたなびく

こちらはドイツ国旗

船内をあちこち探検するうちに、すぐに下船準備の時間。


カーデッキに降りてもまだ列車のドアは閉ざされていたので、先頭まで行って記念撮影。
田園地帯を滑走するので、汚れまくっていますねぇ(^_^;)

ドイツ側の最初の駅、Puttgarden。
振り返ると、Scandlinesの上のほうが見えます。


プットガルテンは、安い品々を求めてデンマークからの買い出し客がたくさん訪れる町で、大きなスーパーマーケットもあるそうです。
興味はあったけれど、時間がね…。

この駅はカモメさんが多くてね。
巣も作っているみたい。

デンマークを走ってきたICE、今度はドイツを走ります。
でも、車窓の眺めはあまり変わらない？


やっぱり、至るところで悠然と回る風車たち。

菜の花畑かー

途中のLübeck リューベック駅にDB ドイツ国鉄の赤く可愛い在来線が停まっていました。

定刻の14:16、Hamburg Hbf ハンブルク中央駅に到着しました。

ハンブルク中央駅は大きいです。
たくさんの列車が旅人を運ぶために出発準備しています。


ドイツで数日を過ごしたkorotamaたちも、再びコペンハーゲンへと戻る日がやってきました。

ハンブルク 9:28発、コペンハーゲン行き Inter City Express 33号、すでに入線していました。

コペンハーゲン到着は14:10です。

帰りは2等車です。
二人で63ユーロ、約7,300円.

シート配列は2-2。
そこそこの混み具合でした。

座席はこんな感じ。

ミュージックチャンネルとAC電源の差し込み口は、1等車と同様、座席の間にありました。

リューベック駅で見かけた、LRTみたいな車両の在来線。
やはり、可愛い。

びゅんびゅん走って、ドイツ側最後の駅、Puttgarden プットゥガルテン駅。
この駅の向こうはフェリー埠頭。

最後尾からフェリー乗船の様子を眺めます。
ICEが入線して、門が閉ざされます。

向こうにはそれなりの数の見物人。
korotamaもあちらから眺めたかったなぁ。

ICEにバスが続きます〜。

プットゥガルテンの港。

際までレールが敷かれています。

ICEを降り、フェリー船内へ。
行きと同じScandlinesだけど、中の様子は微妙に違います。

人で賑わってる〜。

と・い・れ

この日が土曜だったからか、それとも、ドイツからデンマークへと向かう便だったからか、免税店はかなりの混みよう。

サンデッキはやはり、クルージング風。

korotamaも、免税店で買ったビールを一杯(^.^)

デンマーク国旗、たなびく

やはり、あっという間に下船タイム。


Scandlinesカーデッキに収まっているICE33。
車たちに囲まれてます〜。

下船の様子を、再び最後尾から見物。

途中駅で、ハンブルク行きのICEに遭遇。

そして、3日ぶりにコペンハーゲン中央駅へと戻ってきたのでした。



列車とフェリーで辿る渡り鳥コース、満喫(^。^)

この旅行記へのコメント （2）

• jun1さん 2011/08/02 23:28:12

  お久しぶりです！

  korotamaさん、こんばんは。
  
  ＧＷはデンマーク、北欧だったですか。
  列車を何回も乗って、フェリーも乗って日本から手配したのね。
  車内が綺麗で快適そう！
  
  昨年にひきづづきＡ３８０−８００に搭乗したんだ。
  Peking号１機、１機に名前が付いているとは！
  なにか、愛着が湧きそう〜。
  
  定員５２０名らしいですが、korotamaさんが乗った日の搭乗率はどの位でしたか？
  
  北欧は物価高いんですか。　
  円高は関係なさそうですか？
  
  アメリカは安かったですよ。
  
  jun1
  
  
  　

  korotamaさん からの返信 2011/08/05 18:48:33

  RE: お久しぶりです！

  jun1さん、こんにちは。korotamaです。
  
  ドイツ（デンマーク）の鉄道は快適この上ありません！ って感じです。
  A380も素晴らしいしね！
  搭乗率はほぼ100に近かったのではないかと思います。
  少なくとも、korotama周辺には空席ありませんでした。
  ものすごい営業力だなぁ、と感心ひとしきりです。
  
  機材に名前。そうなんですよ。
  登録番号だけだったら味気なくって、型だけにしか心が向かわないのだけれど、ルフトハンザみたいにそれぞれに名前をつけてくれると、同じ型でも、これは乗った、これには乗ってない、って、ちょっと違った思いが湧きます(^.^)
  実際には何が何だか分からなくなって、「これ、乗ったっけ？」ってことにはなるんですけれど(^^ゞ
  
  北欧の物価は本当に高かったです。
  特に、外食ですねー。そういう意味では、気軽には遊びに行けないお国です(/_;)