渡り鳥コースを走る(01) A380-800に乗って出発 ～2011年GW～

2011/04/30 - 2011/05/09

とある旅番組を見ていたら、デンマーク－ドイツ間を「渡り鳥コース」と名付けられたルートを走る鉄道が、なんと列車ごとフェリーに載ってしまうという。
これはぜひ乗ってみたい！ と、黄金週間にヨーロッパを訪れました。

まずは、特製クッキーを頂戴したルフトハンザで、そして、大好きな「でこっぱち」ことAirbus A380-800でフランクフルト経由コペンハーゲンへと飛びました。

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行程
4/30(土) Narita - Copenhagen
5/01(日) Copenhagen
5/02(月) Malmö(Copenhagen)
5/03(火) Helsingør,Helsingborg(Copenhagen)
5/04(水) Copenhagen - Hamburg
5/05(木) Lübeck(Hamburg)
5/06(金) Hamburg
5/07(土) Hamburg - Copenhagen
5/08(日) Copenhagen -
5/09(月) Narita

（17.27円/DKK、14.71円/SEK、130円/EURO）

エリア コペンハーゲン(デンマーク)

• 旅行の満足度: 4.0
• 交通: 4.0

• 航空会社: ルフトハンザドイツ航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

そろそろ端午の節句。
成田空港には兜が飾られていました。

連休2日目の空港は意外に空いていました。
のに、セキュリティゲートの前には長い列。

そう・・・。ゲートオープンは7時半です。
混雑ではなくてよかったですけど。


7時半を少し過ぎた頃の免税・ショッピングエリア。
乗客は出国を始めていますが、ほとんどは開店前。

ANAラウンジへ直行です。
時間が早かったのか、意外に空いていました。

今回はアップグレードなしのエコノミークラスですから、ANAうどんにお結び、心おきなくいただきました。

ネットでA380の到着時刻を確認し、ビールをいただきながら待っていると、

やって来ました〜。


背が高いので建物の上に背中が見えています。

大好きな角度。
「でこっぱち」こと Airbus A380-800と正面から向き合います。

少しズームで。


垂直尾翼が長いねー。

正面からは分からない総2階建ての様子を。

お定まりの45番ゲートに到着です。

これまでだったら手前の46番ゲートにシンガポール航空のA380が停まっていましたが、3月からは成田−シンガポール路線がA330-300型機に機材変更してしまいました。
そのA330が45番ゲートに停まっていました。

本日、フランクフルトまで連れていってくれる、
成田発9:30 LH711便はルフトハンザA380の3号機"Peking 北京"号です。
登録番号はD-AIMC。

フランクフルト到着予定時刻は14:20。
ヨーロッパは夏時間になっているので、日本とドイツとの時差は -7時間。
11時間50分の空の旅。

これまで、Frankfurt am Main号（初号機）、München号（2号機）と乗ってきて、そして3号機です。


Peking号は成田到着が遅れたため、定刻を7分遅れての出発となりました。

機内でも飛ぶ、鶴！

ドアの窓から、しなる主翼を1枚。
korotamaの背丈ほどありました。

お抱えカメラマンは初めての、korotamaは2度目のA380エコノミー。
バルクヘッド席です。

パーソナルモニター、テーブルは袖から出てきます。
肘掛にはオーディオの操作リモコン、イヤホンジャック、LAN端子、USB端子が付いています。
エミレーツやシンガポール航空のA380には付いているAC電源の差し込みが、ルフトハンザのにはありません。

メインデッキ最後尾のトイレ。
ここは数が多いので、◎。

メインデッキはエコノミーだけ。
最後尾の半螺旋階段を上がったアッパーデッキにはファーストクラスとビジネスクラスが並びます。


残念ながら、ワンちゃんストッパーみたいなゲートで閉ざされています。

ウェルカムドリンク。

お抱えカメラマンはジントニック。
korotamaは赤ワインとオレンジジュースで我流サンガリアを作ります。

このスナック菓子は美味しいから、好き。

ルフトハンザA380の機内エンターテイメントは映画などの娯楽メニューよりもフライトインフォーメーションが面白く楽しいのですが、なぜかこのフライトでは機体外に付けられたカメラ映像しか見られませんでした。


映画も今一つだったのだけれど、
ジョニー･デップとアンジェリーナ・ジョリー主演の『THE TOURIST ツーリスト』と
『Harry Potter and the Deathly Hallows: Part I ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』。
アンジェリーナ・ジョリーはよく機内で見ます。
ポッターは機内でしか観たことがありません(^_^;)

機内誌プログラムにはアカデミー賞を受賞した『The King's Speech 英国王のスピーチ』も日本語版ありと出ていたので楽しみにしていたのだけれど、実際には他国語版も日本語版もありませんでした (・・?

フライトインフォメーションがなかったので、ルフトハンザのHPからお借りしました。
このようなルートでフランクフルトへと飛びます。

昼食です。
前菜：レタスミックス、ラディッキオ、ベビーリーフ・デトロイト、柚子ドレッシング添え
カンピョウ巻きと桜大根巻き
デザート：フレッシュフルーツ

主菜：
お抱えカメラマンは、カツ丼。赤ワイン。
korotamaは、鶏胸肉のローマ風、根菜・ポテト添え。ビール。


機内でカツ丼はなかなかヘビーね。所謂カツ丼というよりも、豚カツの餡かけご飯、といった感じでした。

お抱えカメラマン、機内を散歩中にCAさんからフライトインフォメーションなるものを見せてもらいました！

おやつです。
鮭むすびのほか、カステラ、スナック菓子もありました。

はい。
ギャレイに置いてあるので、「ご自由にどうぞ」です。

バルト海上空辺りでしょうか。

到着2時間ほど前に夕食です。

お抱えカメラマンは、鮭の照り焼き丼、卵焼きとご飯、白ワイン。
korotamaは、マカロニチーズ、コークライトをいただきました。
結構ヘビーな主菜たちです。

デザートはグリオットチェリーケーキなるものでした。

出発の遅れを取り戻し、定刻より9分早い 14:11、Flughafen Frankfurt am Main フランクフルト国際空港に到着です。

今日は風が強かったようで、ドッスンと、結構な衝撃とともに着陸しました。

ゲートはC14。
キャビンモニターで到着の様子を見守りました。

管をつながれたような「でこっぱち」ことA380-800のお姿です。
約11時間の空の旅、お疲れ様でした！

暮れに来たとき、ヨーロッパ大寒波による大混乱の名残の簡易ベッドが並んでいた場所に、今はスッキリデザインの長いすが寝転んでいました。

フランクフルトの空港はとても巨大です。
乗り継ぎのためにかなりの距離を移動しなければならず、ドイツらしくなく、あまり便利な空港とは言えません。
シェンゲン入国を済ませたあとに訪れたラウンジも、シェンゲン乗継エリアにはなく、再び出国手続きをして行かなければならぬエリアにありました。
そしてさらに入国をして乗り継ぎ便ゲートへ･･･。

でこっぱちは可愛いけれど、利便性を考えたら地下トイレのA340-600でミュンヘンに飛んだほうがよさそうです。

でも、苦労して立ち寄ったラウンジは、眺めもよく、落ち着いた雰囲気。

パスタバーなるものもあり、お腹が一杯でなければいただきたかったメニューです。


これで無線LANが無料で使えれば文句なしです。

さてさて。
それでも巨大なフランクフルト国際空港では飛行機たちがひっきりなしに離着陸しています。


そして・・・

ふと横を見れば、でこっぱちが飛び立った〜〜〜〜。
Airbus A380-800,D-AIMB。
2号機の"München"号です。




一眼レフがリュックの中だったのが残念なところ･･･。
SONYのCyber-shotではこのスピード感についていけません(/_;)

入れ替わるようにして着陸したでこっぱち。

Airbus A380-800,D-AIME，"Johannesburg"号。
これは5号機ですね。

駐機場に納まる"Johannesburg"号。

フランクフルトででこっぱちを3機も見ちゃったよ〜と驚いていたら、さらに！


窮屈そうに他の飛行機の間を走る姿を発見。

Airbus A380-800,D-AIMC。
そう。
korotamaたちをここまで運んでくれた"Peking"号です。
牽引車につながれているので、格納庫に連れていかれるのかもしれませんねー。
長旅、お疲れ様でした！

〆は片隅に停まっていた初号機、D-AIMAの"Frankfurt am Main"号です！

さすが、ルフトハンザ。さすが、フランクフルト国際空港。
わずか3時間のうちに、乗ってきたのも含めて4機ものA380を見てしまいました（＾◇＾）


すでに7号機D-AIMG"Wien"号も就航し、来月には7号機D-AIMH"New York"号も初就航を迎えます。
飛ぶ鳥と一緒にはばたくルフトハンザです。

でこっぱち興奮冷めやらぬまま、最終目的地コペンハーゲンと向かうべく再入国してB3ゲートへ向かい、バスへと乗り込みます。

バスです。バスです。
駐機場を走ります(^。^)

飛行機を間近で見られる楽しさあり。


フランクフルト16:55発、コペンハーゲン行き LH830便。
到着予定時刻は18:15の、1時間20分の空の旅。

天候不良のために到着が遅れたため、20分ほど遅れての出発となりました。

使用機材はAirbus A321-200(D-AIDB)。

いつもオープンなルフトハンザです(^。^)

3-3のシート配列。
域内線ではよく乗る A319と似ているけれど、それよりは銅が長い。
トイレもキャビン中程にもあって、1個多いかな。

僅か1時間20分のフライトですが、一応国際線です。

ウェルカムドリンクに、

軽食。


お腹一杯ですから、今晩のお夜食用に持ち帰りました。

さて、こちらがコペンハーゲンまでの飛行ルート。
渡り鳥コースと重なってるね。

緑多いドイツを北上します。

バルト海に面したドイツの港湾都市 Rostock ロストックの辺り。


陸上には風力発電の風車がたくさん建っています。

バルト海に突き出た、スウェーデンの半島。

デンマークとスウェーデンを結ぶ Öresund Bridge エーレスンド大橋。
車と鉄道が走ります。


陸地はスウェーデン。

防波堤に囲まれた小さな島はMiddlegrundsfortet ミドルグリン砦（デンマーク）。

今は洋上風力発電所として使われているようです。

おぉ！


洋上風力発電っ！！！！！！
羨ましい光景。


豪華客船も見えてるぞぉ。

定刻から遅れること約30分、18:44 Københavns Lufthavn, Kastrup コペンハーゲン国際空港に到着しました。
ゲートはB5


デンマーク、スウェーデン、ノルウェーのスカンジナビア三国が共同で運航するスカンジナビア航空 SAS機がお隣に泊まっていました。
あぁ。本当だったら昨年のGWに乗るはずだったんですよねぇ…。
（Airbus A321-200，OY-KBF）

コペンハーゲンの空港も結構広いです。
外に出る前にお買い物もできてしまいます〜。

外に出て、まずは dansk krone デンマーク・クローネ調達です。
ATMを使って、シティ・バンクから引き出します。

帰国後にレートを調べたら、海外での出金手数料210円込みで 17.27円/DKK。
うーん。ちょっと高いですねぇ(~o~)

それから、インフォメで 24時間の Copenhagen Card コペンハーゲン・カードを買いました。
24時間ので 229DKK、約3,800円。

コペンハーゲンの公共の交通機関や博物館、美術館の入場料が無料になったり、割引が受けられる旅行者向けのカードです。
ここでサインをして利用開始。
まだ19時半前だったけれど、翌日20時まで利用可能でした。

市内へと向かうデンマーク国鉄 DSBの駅はすぐそば。
さっそくコペンハーゲン・カードを使って乗り込みます。

面白いデザインですね〜。

車内は広々。
座席と座席の間は、大きいスーツケースでもゆったりと置ける空間となっています。

空港と市内を結ぶ鉄道としては◎です。

空港から僅か15分ほどで市内です。
なんて便利なんでしょう！！！


お泊まりは、駅からものの数分の立地。

Copenhagen Star Hotel
Colbjørnsensgade 13,
Vesterbro, 1652V

この辺りはホテル街となっていて、レストランも何軒かありました。

3つ星。
スタンダードツインルーム、朝食付き4泊で、46,984円。
expediaで手配しました。


冷蔵庫、コーヒーメーカー、ありませんでした。
クローゼットはドア脇のオープンスペース。
棚はありますが、引き出しはない。

WiFiは公共エリアのみ無料と案内には書かれていましたが、客室内でも無料で使えました。
レセプションでアクセス説明書きを貰います。

バスルームは少々狭く、アメニティもヘア＆ボディ兼用の液体石鹸があるのみです。
バスタオルとフェイスタオルはあるけれど、バスマットがない！

トイレの水洗も1回で流せる量が出るのは、ごくたまに…。

洗面所、コックは湯と水2ヶ所ありましたが、湯は出ない。
もしやシャワーも？ と一瞬不安になりましたが、シャワーは問題なくお湯が出ました。
しかもシングルレバーだし、可動式のシャワーヘッド。
これは使い勝手がよかったです。
排水もスムース。


なにかと不便さは感じましたが、衛生面も広さも問題ない。
4泊、それなりに快適に過ごせたと思います。

朝食は1階のエントランス脇でいただきます。
テーブル数はそれなりにたくさんありました。

コールドビュッフェではありますが、ゆで卵だけは温かかった。

一日のエネルギーの源はしっかりいただきますっ(^。^)