2011/07/03 - 2011/07/03
104位(同エリア211件中)
まみさん
コーカサスでは、基本的に駅や地下鉄での撮影は不可だったので残念でした。
民族間の紛争が必ずしも収束したわけではないので、それらは軍事的意義のある施設ということで撮影不可なのです。
でも、駅の外観や寝台車の個室の写真くらいは撮れました。
また、今回は実況レポートでもするような気持ちで移動の写真を撮れなかった代わりに、市内を走るバスやマルシュルートカ(乗り合いミニバス)など、自分が利用していないものの写真も撮りました。
こんなのが走っていたよ〜的なノリで。
この旅行記には、寝台車やバスの車窓の外の写真も含めました。
今回のコーカサス3カ国旅行では、アゼルバイジャンのバクーからグルジアのトビリシ、そしてトビリシからアルメニアのエレヴァンと、寝台車で国境越えをしました。
それからグルジアではトビリシからクタイシへの2泊の小旅行を、往路は寝台車にしました。復路はマルシュルートカにしました。
旅行中の時間を稼ぐため、列車はすべて旅行代理店を通じて予約していきました。
首都の中央駅は、少なくともトビリシは、肝心なところに英語表示がまったくありませんでした。
地下鉄より利用しづらいと思ったものです。
寝台車に乗るとき、バクーでは、ホテルのレセプションの人がつかまえてくれたタクシーの運ちゃんが周りの人にきいて、車両の入口まで見送ってくれました。
一人で目当てのホームや車両を見つけるとなると、どんなに時間がかかったか、と思うと、とてもありがたかったです。
トビリシでは、軽装の小旅行のクタイシ行きで予行練習ができたようなものです。
結局は人に聞くしかなかったですけどネ。
エレヴァン行きの国際列車はまだしも、クタイシ行の国内寝台車は長い列車の中のたったの1車両だけで、それがクタイシに到着したら切り離されました。
だから目当ての列車でも違う車両に乗っていたらアウトでした。
もっとも、寝台車には車両ごとに車掌がいて、乗る前に乗客の行先をきちんと確認するので、間違った車両に乗る心配はありません。
市内では、アゼルバイジャンのバクーでは観光を徒歩ですませたので、公共交通機関を一切利用しませんでしたが、この旅行記には、利用しなかった地下鉄の駅の外観やタクシーやバスなど、観光中に見かけた公共交通機関の写真も入れました。
コーカサス3カ国ハイライト旅行記の交通編の前編は、クタイシへ向かう寝台車の写真までです。
<旅行前に調べた各国通貨の換算レート(2011年6月27日現在)>
1AZN(アゼルバイジャン・マナト)=102.7円
1GEL(グルジア・ラリ)=48.88円
1AMD(アルメニア・ドラム)=0.216円
<参照の換算レート(2011年6月24日現在)>
1ユーロ(EUR)=116.38円(TTS)/118.88円(Cash selling:外貨購入時)/110.88円(Cash buying)
1 US dollar = 83.38円(Cash selling)
※2011年コーカサス3カ国旅行の旅程一覧とルートマップはこちら。
簡易版「2011年コーカサス3カ国旅行プロローグ(旅程一覧)地図付」
http://4travel.jp/traveler/traveler-mami/album/10584724
詳細版「2011年コーカサス3カ国旅行の詳細旅程(写真付き)」
http://mami1.cocolog-nifty.com/travel_diary1/2011/07/2011-1ab0.html
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バクーの旧市街を走っていたミニバス!?
妙に可愛かったので、写真に撮っておきました。 -
バクーの地下鉄駅
旧市街の城壁のすぐそばだったので、バクー・ソヴィエティ駅だと思います。
建物の中の切符売り場のあたりまでちょっと様子を見ようかと思ったけれど、警備員さんがいて、おっかない顔をして見張っているので、用もないのにふらふら入ってみるのはやめました。 -
イスティグラーリエット通りを走る路線バス
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紫のタクシーがずらり!
いや、こんなの、市内で走っているのを見かけた覚えは……。 -
トビリシ行きの国際寝台車の切符と、アゼルバイジャン入国時に所持金を税関で申告してスタンプをもらっておいた書類
鉄道切符は本人の名前入りです。
一等寝台車21時発、座席番号は5番。トビリシ到着予定は12時15分。
ちなみに、サマータイム時、バクーは日本時間よりマイナス4時間、トビリシはマイナス5時間、と一時間の時差があります。
アゼルバイジャンでは、入国時に1,000米ドル以上の現金を所持している場合は申告しなくてはなりません。
なので、空港の税関係員はこのくらいなら要らないと言ったのですが、翌日出国するから、と粘ってスタンプをもらっておきました。
でも、実は、寝台車の車掌さんが書類をくれたので、空港で申告しなくても列車の中でやれたようです。 -
7月4日のトビリシ行きの一等寝台車の個室
これはシーツを敷く前です。
2009年に旅行したウクライナの一等寝台車の個室はもっと豪華でしたので、一瞬、二等車に間違えられたかとギョッとしてしまいました。
でも二人用なので、確かに一等車です。
窓は開けられなくて、走り出すまで空調がきかなかったので、中はサウナ状態で、じっとしているだけでも汗がだらだらと吹き出し、息苦しくて目が回りそうでした。 -
トビリシ行きの寝台車の廊下
廊下の窓なら1つおきに開閉がきく窓があったので、個室の中で息苦しくてたまらなくなったら廊下に出ました。
走り出してしばらくしたら、個室の空調がきいて過ごしやすくなったんですけどね。 -
シーツ2枚と枕カバーとタオル
ビニールのイラストは、日本の昔の新幹線みたいです@
コーカサスの寝台車も男女の区別をしないようで、同室は男性でした。
でも、一等寝台車両の中に他に空いているところがあったので(正直言って、一等車両はガラ空きでした@)、彼は車掌さんに交渉して別の部屋に行きました。
というわけで、個室を一人で占領できました。 -
トビリシ行きの寝台車の車窓から
夜が明けたので日付は7月5日です。
目が覚めたら外には牧歌的な風景が広がっていました。
いかにも私のグルジアのステレオタイプにぴったり!
と思ったのですが、アゼルバイジャンの国境を越えるのは昼近くなので、ここはまだアゼルバイジャンでした。
噂通り、列車はとてものろのろ運転だったので、車窓からの景色の撮影は比較的しやすかったです。 -
AGSTAFAという駅
随分長い間停まっていたので一枚パチリ。
他の駅でもやりたかったのですが、警備員らしき人がうろうろいる駅ではやめておきました(苦笑)。
なのでチャンスはさほどありませんでした。 -
牧草地が続く
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低い山やななめの電信柱
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羊と羊飼いを見つけた@
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羊の群れがお行儀よくぞろぞろ
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モコモコ羊がこちらでも行儀良くぞろぞろ
牧羊犬がいるかな。 -
だだっ広い平原にぽつりと現れた墓地
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集団墓地のそばには、ぽつりと単体の墓地もあり
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彼方に小山が連なる景色
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緑豊かな大地に、手前には白い花がいっぱい
夏のヨーロッパは花にあふれていますが、コーカサスでもそうでした。
覚えている限り、今まで同じ時期に旅行した他の東欧諸国よりももっと花の種類が豊富でした。 -
列車が踏切を渡っている最中
アゼルバイジャン時間の9時15分頃に国境を越えました。
国境越えは、空港並みのものものしさで、ドキドキしました。
どこでもそうだと思いますが、出国手続きは比較的簡単でした。
アゼルバイジャン側の国境審査官にパスポートを預けて、ビザのあるページに出国スタンプを押してもらうだけです。
その際に、税関申告書を渡しました。
税関の係員の前ではスーツケースを開けて中味を見せました。
入国の方がやはりものものしかったです。
グルジア側の国境審査官が、シルバーの小型トランクみたいなところに仕込まれたパソコンを持参して乗り込んで来て、空いている部屋で、空港のパスポート・コントロール並みの入国手続きをしました。顔写真も撮ったみたいです。
そして税関係員は、スーツケースを開けただけでは満足せず、中に手を突っ込んで調べていました。
でも結果的には全く問題なくスムーズにすみました。
とはいえ、スムーズにすんだのは、一等車両は人数が少なかったせいもあるかもしれません。
鉄道は国境で3時間も停車していました。
その間、空調が停められてしまい、トイレも利用できません。
真夏だと暑くてたまらなくて厳しいようですが、この日はさほど暑くなかったので、待ち時間は思ったよりつらくはありませんでした。
ほとんど待たされることなく、すぐに自分の部屋に戻れましたしね。
Lonely Planetを読んでトビリシ観光の予習をしていました。
3時間も停車していると気付いたときには、いい加減に走らないかな……とさすがに少しうんざりしました。
ひょっとしたら入国審査官と税関係員は一組しかいなかったのでは? -
トビリシ駅の待合室と切符売り場フロア
予約していた切符を、現地代理店の係の人に発券してもらっているのを待っている最中に撮りました。
ほんとは撮ってはいけなかったので、よい子はまねしないでください@
(堂々とカメラを構えていたらやがて警備員さんがすっ飛んできて、メッとされました。) -
駅の切符売り場フロアの中央にカフェ
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レストランがありそうな上のフロアへのエスカレーターに注目
警備員さんは、あの上のフロアからこちらを見張っていたんですよね〜。 -
ロシア語やグルジア語が分からない外国人にはハードルが高そうだった切符売り場
なにしろ、何の窓口か、という表示すら、グルジア語でしかなかったんですもの。
このフロアにはインフォメーションはなかったようですし(イラスト標識を見る限りでは下のフロアにあるみたいに思えましたが、時間があるときにうろうろしたけれど見当たりませんでした)。 -
あっちにもある窓口はなにかしら
英語表示が全くと言っていいくらいなく、自分で買うとしたら、どの窓口で切符を購入するのか、非常に戸惑ったでしょう。
それに7月9日にクタイシに行くためにこの鉄道駅をいざ一人で利用したとき、回りに話しかけても英語が話せる人を探すのは困難でした。
いまから思えば片言のロシア語をもっと駆使すればよかったです。
「指さし会話帳ロシア語」を持参していたのはなんのためだったか……。 -
待合室の下のフロアはデパートにもなっていたトビリシ駅
この日、トビリシに到着したばかりで、タクシー代の相場も分かっていなかったので、本当は鉄道の切符の発券だけのために来ていた代理店の人にタクシー乗り場まで案内してもらい、運ちゃんとの交渉もお願いしてしまいました@
地元の人相手なら、タクシー代をぼろうとすることはなかろうと思って。
でも、実はコーカサスでは、勝手の分からない外国人相手にタクシー代をぼったくろうとする運ちゃんはほとんどいないようでした。 -
トビリシの町中で見かけた黄色いミニバス
新市街のルスタヴェリ大通りを散策しているときに撮りました。
路線番号と主な停留所がフロントガラスに掲げられています。
どの番号のバスがどこに行くか分かっていれば、行先が読めなくても利用できます。
実際、後日、ムタツミンダ山に行くとき、観光案内所でバスの番号を教えてもらって利用することができました。 -
地下鉄ダヴィスプレバ・モエダニ(自由広場)駅
メトロ駅はロシアなどと同じく赤いM字マークでした。分かりやすくて大助かりです。
ちなみに、これがアルメニアのエレヴァンになると、青いアルメニア文字なんです。
はじめは戸惑いました〜。
トビリシとエレヴァンの地下鉄を比べると、トビリシの方がハードルが低く、外国人でも利用しやすいと思いました。 -
バスの到着予定の英語の電光表示まであったバス停
ルスタヴェリ大通りにて。
すべてのバス停がこうだったわけではありません。 -
地下鉄ルスタヴェリ駅
旧市街からダヴィスプレバ・モエダニ(自由広場)を経由してルスタヴェリ大通りを散策してきたので、帰りは地下鉄でホテルの最寄りまで戻りました。 -
地下鉄ルスタヴェリ駅のステキな浮彫りに注目
神話か歴史をテーマにした浮彫でしょう。
地下鉄駅内の写真は撮ってはだめなので、地下鉄の写真は残念ながら外観だけ。
トビリシでは、地下鉄や市内バスは、メトロマネーというプラスチックのカードを買って、チャージしておかなければなりません。
実は、カードを買わなくてはならないことは知っていましたが、チャージしなければならないことは知らなかったので、切符売り場の窓口の人に何度も説明させてしまいました(苦笑)。
メトロカードは2.00ラリで、3.00ラリ分チャージしておきました。 -
ホテル最寄りの地下鉄アヴラバリ駅
ルスタヴェリ駅から2つ目です。
私が利用したほとんど地下鉄駅のホームにはよく見たら行き先の英語表示があったし(バスターミナルのあるディドベ駅では見当たらなかったけど)、車内でも英語放送があって、大助かりでした。 -
噴水があってロータリーになっていたアヴラバリ駅前広場
このあたりには、遅くまでやっている両替商や、ミニ・スーパーもあったし、安ホテルもありました。 -
アヴラバリ駅前広場の高層マンションと噴水
-
トビリシのバス・地下鉄用のメトロマネーや切符代わりのレシートなど
左:7月5日にメトロマネーを買ったときのレシート
このレシートを出してカードを返却すれば、カード分の2.00ラリは返金されます。
たった2.00ラリなのに返金手続きはものものしくて、身分証明書(パスポート)の提示と書類へのサインが必要でした。
でも、2.00ラリだけでなく、チャージの未使用分も返金されました。
(2011年6月27日現在、1GEL(グルジア・ラリ)=48.88円)
中央上:7月9日にクタイシからトビリシに戻ってくるときに利用したマルシュルートカの切符
中央下:トビリシのバス・メトロ共用のメトロマネー
要するにSUICAみたいなかんじでした。
右上:7月10日に市内バスでムタツミンダ山に行ったときの行きに利用した124番バスの切符
50というのは0.50ラリの意味でしょうか。
50の右隣の文字が「T」であることだけは分かっています。トビリシのTなのでこの文字だけは覚えました。
ラリの下の通貨単位はテトゥリなので、50テトゥリ、すなわち0.50ラリの可能性は高いです。
右下:7月10日に市内バスでムタツミンダ山に行ったときの帰りに利用した90番バスの切符
30というのは0.30ラリの意味でしょうか。
帰りは途中で下りたので料金が少ない、というのは、ありかもしれません。
てっきり料金は市内一律かと思っていましたが。 -
7月6日のムツヘタ日帰りに利用したマルシュルートカ
ホテルから地下鉄でディドベ駅まで行き、ディドベ駅前のバスターミナルでつかまえました。
バスターミナルにはたくさん車や旅行者がひしめいていたし、マルシュルートカは定員制で満席にならないと走らないのであちこちで呼び込みもしていたから、ムツヘタ行きのマルシュルートカを見つけるのはさほど難しくありませんでした。
トビリシとムツヘタ間の運賃は1.00ラリでした。
(2011年6月27日現在、1GEL(グルジア・ラリ)=48.88円)
所要時間は20分くらいだったとはいえ、本当に安いです。 -
7月6日のムツヘタ小旅行の帰りに利用したマルシュルートカ
往路と代わり映えのしない車両の写真であしからず。
トビリシに到着して車から下りたときに撮りました。
ただし、白いマルシュルートカは、近々、新しい黄色いマルシュルートカと入れ替わるようです。
ムツヘタからの帰りや翌日のグルジア軍道を走っていたとき、黄色い車両が20台くらい、搬入のためにぞろぞろとトビリシに向かって走っているのを見かけました。
なかなか壮観でした@
ムツヘタへ戻るマルシュルートカをつかまえるのはちょっとだけ苦労しました。
ムツヘタのバスターミナルは何キロもの郊外にあるので、とてもそこまで歩いて行く気にはなれませんでした。
本当はサムタヴロ教会のある広場でおとなしく待っていればよかったのですが、考古学博物館でもらったチケットが発掘現場も見学できるというので、そちらまで見学しに行っていました。
そして戻る途中で、マルシュルートカを見かけたら手を上げて停めて運転手さんに行き先を尋ねました。
はじめは通りかかったマルシュルートカをいちいち停めていましたが、そのうちガイドブックでトビリシの「T」のグルジア文字だけ覚えて、見当つけた車に絞って停めることを思いつきました。
そうしたおかげで、次は一発でトビリシ行きのマルシュルートカをつかまえることができました。 -
トビリシのディドベ・バスターミナル近くのバザール
さすがにバスターミナルの周辺だけあって、旅行者に必要なものもいろいろありそうでした。 -
地下鉄駅を見つけた!
うろうろ歩き回って、どうしても見つからなかったら人に聞こうと思ったのですが、このときは自力で見つけることができました。 -
7月7日のトビリシ21時発クタイシ行きのグルジア国内鉄道の切符
国内切符なのでロシア語表示すらありません。
この日のグルジア軍道のガイドさんに、何が書かれてあるのかざっと教わりました。
列車番号は644番で、車両番号は11番。
この11番車両は、クタイシに到着した後、切り離されて、クタイシの駅の車庫に入りました。 -
7月7日のクタイシ行きの二等寝台車
同室3人はグルジア人の男の子2人とおじさん1人でした。
でもクタイシまで乗っていたのは私1人でした。
またしても窓が開かない車両だったので、走り出してしばらくして空調が効くまで、我慢大会みたいなサウナ状態でした。
ちなみにこの写真はシーツを敷く前の状態です。
シーツは別料金らしく、私以外の3人は利用していませんでした。
私は代理店経由で切符を買ったので、シーツも入れてもらいました。
後編へとつづく。
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