子供達を訪ねて　（パート３）

2011/07/11 - 2011/07/11

月曜日、子供達は仕事に行ったようです。

親元、故郷を離れ、寂しさ・心細さもあるでしょうが、健康に過ごしてくれれば、他に望むものはありません。

最終日は夫婦で街歩きに出発です。

まず、私の希望で改装なった「寅さん記念館」に行くことにしました。

荷物はホテルに預けて、押上〜京成高砂〜柴又です。

昼からは荷物を新橋に預け、銀座、都庁、神保町と、奥様がまだ歩いたことのない街を歩きました。

子供達の元気な顔を見ることができて、本当に良かったです。

エリア 亀有・柴又(東京)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

いつの間に、京成高砂駅は高架になったのでしょう。

ホームの端から出発する2両編成の金町行きが好きだったんですが、同じ2両でも高架から出ると、寅さんが乗るのではなく、何か違う気がしてしまいます。

寅さん電車です。

因みに、帰りは両さん電車でした。

帰ってきました・・・・・。

2年ぶりでしょうか、ここに来る度いつも思うのですが、この寅さんは柴又に帰ってきた時ではないと思うのです。

例のごとく、色々あって、寂しさ、侘びしさを内に秘めて、どこか旅に出る時の寅さんのように思います。

そして、私達のように柴又に来る人に、
「ヨッ兄さん、どこから来たんだい。」
「そうかい、オレは今から旅に出るけど、ココには「さくら」っていうオレの妹が居るから、きっと親切にしてくれるよ」
とあの細い目で微笑んで、語りかけている気がします。

生まれ、育った街は、いつでも優しく温かく迎えてくれるものです。

子供達にも、そのことは言い続けていますが・・・。

まだまだ、本当の意味は解らないでしょうね。

私も偉そうなことを言っても、最近少しだけ解りかけてきた気がする程度ですから。

平日の10時過ぎ、人影もまばらです。

お店も開店準備中です。

目的地は「寅さん記念館」ですが、少し遠回りして江戸川土手に上がります。

寅さんが柴又に帰ってくる時は、土手を歩いて来るのが多いのです。
幾たびが寅さんが歩き、様々な煩悩を抱いて眺めていたのは、この景色ですね。

＊見苦しい背中ですが、哀愁を感じて貰えれば幸いです。

展示がリニューアルされた「寅さん記念館」到着です。

平成10年8月に開館間もない記念館を訪れて以来ですから、かれこれ12年は経過していることになります。
それでも、妙に何か懐かしく思えます。

平成21年12月のリニューアル後も寅さんは変わりません。

昔のままです。

寅さんが看板を付けています。

松竹の撮影所から移設された、「とらや」のセットがありました。

子供達がまだ小さい頃、昨日行った鎌倉観光と、大船の松竹撮影所内にあった「鎌倉シネマワールド」というテーマパークで遊んだのを思い出します。

ヲタク的な問題かと思いきや、奥様も上級問題で５問中４問正解です。

それだけ、寅さんが一般に知られていると言うことですよね。
（奥さん曰く、今まであれだけ色々講釈されたら、嫌でもある程度覚えるとのことですが・・・。）
繰り返し学習の成果です。

タコ社長の指定席で、寅さんと会話します。

「コラ、タコ。」「てめぇは〜」という声が聞こえてきそうです。

（私の髪の毛はタコ社長クラスですが、顔はお見せするほどでもないので、ちょっと加工させていただきました。）

柴又を満喫し、ホテルに寄り荷物を新橋のコインロッカーに預け、銀座に移動です。

ワァ〜、ココが銀座なんだ。
TVで見たことのある景色が、目の前にあります。

銀座といえば、「和光」ですね。

恥ずかしいですが、何を売っているのか初めて知りました。

街を歩きますが、特に目的がないため、とりあえず「銀座でランチ」することにしました。

奥様、昼はイタリアンと銀座に向かう前から言っております。
便利な世の中で、グ○ナビ等で検索しますが、色々ありすぎて迷うばかりです。

そんな時、ふと、道ばたの看板に目がとまり・・・。

ＩＮＦＩＮＩ（アンフィニ）さんに決定です。

なんか雰囲気のある店構えだなぁ、と地下に降りていきます。

飛び込みにしたら、結構ヒットでした。

店内は落ち着いた空間で、ソファでゆったりとランチを頂きます。

まずは、前菜盛り合わせです。

パスタも上々、夏野菜が美味しゅうございました。

サラダとドリンクのセットで700円、サラダ、前菜とドリンクセットは900円は結構お得です。

食後のドリンク。

ゆったりとした時間を過ごさせてもらいました。

夜はバーになるんでしょうね。

次は、都庁に向かいます。

ホテルで購入したお得なメトロ乗り放題チケット、大活躍です。

節電で地下道からのエスカレータが止まっていたり、結構階段がありましたが、展望台に向かうエレベータは、8割が外国人。
無料、お手軽な観光地なんでしょうね。

奥様、初都庁です。

45階　202mの展望台からの景色です。

スカイツリーも見えます。（恐らく東京中殆どの場所から見えるんでしょうね。）

こちらの方向は東京タワーが見えます。
地デジ移行と同じように、東京電波塔の地位はスカイツリーになってしまうのでしょうね。
ほぼ同世代の、昭和期の高度成長を生きてきた、アナログ世代の私は東京タワーは大好きです。

天気が良かったのに、富士山が見えなかったのが少し残念でした。

展望台のカフェで、お茶でもと思いましたが、展望室の中央で、景色も見えない場所で飲んでも・・・と思い、都庁の職員食堂のメニューが気になっていたので、食堂階に移動です。

もう4時前でレストランは閉店していましたが、隣に喫茶室を発見。
職員喫茶らしいですが、外側に面し座席があり、32階からの展望も結構良く、メニューも安いので、どんなものかと怖々注文。
外来者の利用もOKでした。
ケーキセット300円、コーヒーゼリー200円。

これがヒット！。
下手な専門店より美味しいです。

こんなに安く、ゆったりと眺望を楽しめるなんて、都庁最高！

奥様と窓から見える、窓拭き作業について語らいながら、ゆっくりと休憩です。

1時間近く眺めていた、窓拭き作業。（左のビルで、屋上に設置されている、クレーンからゴンドラをつり下げ、窓を拭いていました。）

コ・ワ・イ

高所恐怖症の奥様にとって、作業している方々は神様に見えるようです。
（私、嫌ですが職業柄、高所に行く必要があります。強がって、偉そうなこと言っていますが、本当は高い所は苦手です。）

夏の空は17時前でも、まだまだ明るいです。

ただ、空港でお土産を買う時間を見込んで、18時過ぎには空港に着きたいと思います。

そうすると、残された時間はあと少し。

奥様、噂に聞く古書街を見たいとのリクエストで、新宿から神保町に移動です。

BOOK O○Fのような、街の古本屋をイメージしていた奥様は、ビックリしておりましたが、元来の本好き。

色々物色中です。

夕日を浴びた古書街を集英社、小学館を横目に歩きます。
（途中には、私が良く出張にいく所もあり、奥さんに説明。）
竹橋からメトロ乗車です。

新橋でコインロッカーから荷物を取り、都営地下鉄〜京急で羽田空港に向かいます。

空港で買い物し、最終の鳥取便に乗り、無事帰還しました。
東京から飛行機だと、ほんの1時間です。近いですね。

子供達がもし何かの事でSOSを出したら、直ぐに行ける距離です。
そう思って、子供達よ頑張りましょう。

今回これまで！