2011/07/03 - 2011/07/03
35位(同エリア94件中)
ロク69さん
2011年7月3日(日)、ジナールから今夏初のスイス・ハイキングが始まった。この日の目的地はトランのコル
(Col de Torrent、2916m)、グリメンツを経由してモアリ湖堰堤までバスで行ける。ジナールからグリメンツ(およびモアリ湖)は夏シーズンのみ直通があって便利だ。本来ならヴィソワまで戻ってグリメンツへ行くのだが、この直通バスのお陰で時間も料金も約半分で済む。アニヴィエの谷とエランの谷を分けるこのコルは多くの山々が眺められるので人気のコースだ。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 高速・路線バス
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ジナール最初の朝は快晴、バス停からベッソ(Besso、3668m)がはっきりと見えている。バスは8:30発、モアリダムには9:10に到着する。
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モアリダムが見え始めたころ、多数の黒牛たちがバス道路を占領している。バスは数分間徐行しつつ牛たちを道路から追い出し、やっと走り出した。
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バスを降りて歩き始めると湖の奥には、ダン・ブランシュ(Dent Blanche、4357m)を始めとする名峰が現われてくる。湖の水量が少ないのが残念だが、素晴らしい景観に足取りも軽い。左から、グラン・コルニエ(Grand Cornier、3961m)、ダン・ブランシュ(氷河中央)、右の三角ピークのダン・デ・ロス(Dent des Rosses、3613m)、肩に懸垂氷河を持つポアント・ド・ムルティ(Pointe de Mourti、3564m)、右手前のポアント・ド・モアリ(Pointe de Moiry、3303m)と続く。
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さらに登った地点からの同じ方向を眺める、登った分だけ湖が低くなり山山が近付いたようだ。空は快晴、雲ひとつない天気に感謝する。
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1時間30分でオータンヌ湖(Lac des Autannes、2686m)に到着、ここで10分の休憩を取ることにする。右端のダン・ブランシュと対峙するように左側にチナールロートホルン(Zinalrothorn、4221m)が見え出してきた。湖の水面は風で波立っている。
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オータンヌ湖をあとにコルを目指してどんどん高度を稼ぐ。左手にワイスホルン(Weisshorn、4506m)も見え出してきて、ゴールが近いと思われる。
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11:30にトランのコルに到着、モアリダムから2時間と5分の登りであった。今まで見えていなかったアローラ方向の山々が一気に現われて、大きな驚きとともに深い感動を感じた。左端のフェルペークル氷河と続くモン・ミネ氷河、三角の高いピークはブクタン(Bouqetins、3838m)か、その右前はダン・ド・ベルトール(Dent de Bertol、3547m)だろうか。黒い大きなピークは、ポワント・デ・ジュヌヴォワ(Pointe des Genevois、3674m)とダン・ド・ペロック(Dent de Perroc、3675m)だ。さらに右側には、ピーニュ・ダローラ(Pigne d’Arolla、3790m)、白いぴーくのラ・セルパンティーヌ(La Serpentine、3713m)、モンブラン・ド・シェイロン(M.Blanc de Cheilon、3780m)と名峰が続く。
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モン・ブラン・ド・シェイロンの右肩にかすかに覘いている鋭いピークが、ラ・リュイネット(La Ruinette、3875m)、さらに右にはギザギザの尖峰エギュイーユ・ルージュ・ダローラ連峰(Aiguilles Rouges d’Arolla、3644m)、その左後方にはグラン・コンバン(Grand Combin、4314m)がある。右の白い氷河をもつのがポアント・ド・ヴアソン(Pointe de Vouasson、3490m)だ。左手前は、レ・ゾデール(Les Hauderes)の村が見えている。
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さらに右の西方向は、エランの谷を隔ててはるか後方奥にモン・ブラン(Mont Blanc、4810m)が顔を見せているのがわかる(ポアント・ド・ヴアソンのすぐ右奥)。右斜面のたくさんのコースがある上のピークは昨年登ったピック・ダルジノール(Pic d’Artsinol、2998m)だ。
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コルを少し南側へ上がった地点からサスネール方面を見る。ザラザラした尾根の上にピークのようなものが見えるが、実際の頂上はさらに上方にあるのだろう。稜線上に休んでいる人が見える。
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コルでしばらく素晴らしい景観を楽しんだ後、南方向を眺めると尾根伝いに踏み跡があり、手前の大きな岩の左に小さなピークとケルンが見えていることが分かった。地図で確認すると2986mのピークで高低差はコルから70m、距離は800mくらいと判断できる。時間もあるのでそこまで足を伸ばすことにする。
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ルートは数箇所だけ崩れやすい斜面があって、やや緊張するが慎重に進んで約30分でたどり着いた。眺めは手前の稜線が少ないためより大きなパノラマを楽しめる。北側はるか遠方にビーチホルン、アレッチホルンなどを望むことが出来る。手前のオータンヌ湖のすぐ前の山は、ディアブロン(Diabron、3053m)だろう。
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300m直下に見下ろすオータンヌ湖、ここまで脚を伸ばした甲斐があったと思う。
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この無名ピークのケルンは意外と大きい。ケルン越しにビーチホルン方向を眺める。
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ビーチホルン方向の拡大、右の高峰はアレッチホルン(Aletsch、4193m)、左の山々は左からチンゲルホルン(Tschingelhorn、3562m)、ブライトホルン(Breithorn、3780m)、グロスホルン(Grosshorn、3754m)などユングフラウから続いている山並みと思われる。
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同じくケルン越しに南方向は、ワイスホルン〜ダン・ブランシュまでの高峰群が連なって見える。
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左下にはコルが小さく見えている、人が豆粒のように小さくなっている。こちらに向って若い2人の登山者が登ってくるようだ。
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モアリ湖側の眺め、左からビスホルン(Bishorn、4133m)、ワイスホルン、シャリホルン(Schalihorn、3974m)、チナールロートホルン、ベッソと続いている。
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さらにその右側は、ロートホルンに続いてヴェーレンクッペ(Wellenkuppe、3903m)、オーバーガーベルホルン(OberGarbelhorn、4063m)、グラン・コルニエ、ダン・ブランシュと高峰が連なっている。
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稜線の右には、ダン・ブランシュの右横にフェルペークル氷河、その真上にダン・デラン(Dent d’Herrens、4171m)、右側の氷河はモン・ミネ氷河、2つの氷河の境目にあるなだらかなピークはテット・ブランシュ(Tete Blanche、3710m)、その右奥の丸いピークがテット・ド・ヴァルペリーヌ(Tete de Valpellin、3798m)、右の三角ピークはブクタンとその右手前にダン・ド・ベルトールだろう。
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さらに右はエランの谷、アローラ村に向かうバス道路とその方面の秀峰が望まれる。
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そのまた右の西方向、ルージュ・ダローラ、ヴアソンなどの山並みのはるか後方にモン・ブランが見えている。それにしても雲一つない快晴だ。
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2998mのピークを往復したあとのパートナーの感想は「斜面がざらついてとても怖かった」。確かに初日のハイキングとしてはちょっとスリルがあったようだ。持参のおにぎりで昼食を食べて12:20にコルをあとにする。コルからのサスネール(Sasseneir、3254m)は手前のピーク(3139m)が邪魔をして見えないようだ。オータンヌ湖に戻ってきた、天気はますます快晴で降る足取りも心地よい。
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さらに降って小屋のある地点まで帰ってきた。コルから約1時間、ダム堰堤まではもう少しのようだ。
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その後30分掛かってダムに到着、ここから見る南方向は、バス道や河、登山道などがうねうねと交わり面白い絵になっている。
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唯一あるカフェにてビールで乾杯、ジナール行きのバスを待つことにした。本日の行動時間は4:35(うち休憩0:15)、高低差740mの内容だった。初日としては絶好の天候に恵まれ、アルプスの醍醐味を充分に味わうことができた1日だったと思う。
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