2010/03/26 - 2010/03/26
4797位(同エリア8660件中)
のこさん
世界的に有名なアンコールワットやアンコールトムは、昔の都だった場所です。アンコールの都が置かれる以前は、どこに都があったのかというと、「ロリュオス」という所に都がありました。
ロリュオスはシェムリアップから、約13キロ離れた所にあります。
ロリュオスには、見学可能な遺跡があります。一般の観光客が訪れるのが可能なのは、ロレイ、プリアコー、バコンの3つの遺跡。他にも遺跡はありますが、遺跡に行くための道が整備されていなかったりするので、3つに訪れるのが一般的です。
私も、ロリュオス遺跡群の3つを見てきました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
今日もトゥクトゥクは、サリにお願いしました。
今日はロリュオス遺跡群だとお願いしたら、いつもより、数ドル高い値段を言われました。確か2〜3ドル位高かったはず。
ロリュオスは遠いから値段も少し上がるんだそうです。
アンコール遺跡よりも、数ドルアップで交渉成立。
国道6号線を走っていって、サリが急に停まるから、何かな?と思ったら、給油。それも道ばたの屋台みたいなガソリンスタンドで買ってる。シェムリアプには普通のガソリンスタンドもあるけど、こういう道ばたのスタンドもあります。 -
ロリュオスまでの道は、のどか〜。
牛とかが放牧されています。 -
ロレイに到着。
作った年代は、893年。
作った王様はヤショーヴァルマン1世という王様。
ヒンズー教のシヴァ派の寺院です。
893年というと、日本では平安時代。
大体、関白政治が始まった頃だと思います。
その時代から、こうやって維持して建っていると思うと、すごいなぁ〜と感動します。
この遺跡は当時は大きな貯水池の真ん中に建っていたんだそうです。今は普通の大地の上にあります。周りに池らしい物は見当たりませんでした。
この寺院は、アンコール遺跡のメボン遺跡のモデルというか、基礎になった寺院だそうです。 -
煉瓦で出来ていて、崩れている部分も多い。
今みれるのは、4個のお堂。 -
腰に手を当てているのは、アンコールワット等で見た、デバターではなくて、金剛力士像。
強そう。 -
こちらがデバター。
スカートのプリーツが綺麗。 -
この寺院の規模はあまり大きくないので、約30分もあれば、見れちゃいます。
-
地面をよく見てもらうと、十字に出っ張りがあるのがわかりますか?
これがこの寺院の特徴。水を送るための管だったそうです。
そして十字の中央にあるのが・・・小さな柱みたいに見えるけれど、リンガです。 -
リンガ。
このリンガに水を注ぐと、四方に流れ出す仕組みだったそうです。
当時水を確保して、コントロールするという事がいかに大変だったか、神聖な物だったかわかります。 -
お堂の中を覗いてみました。
なかには仏像らしき物がごろごろと置かれていました。 -
お堂に祀られているのは、インドラヴァルマン1世という王様だそうです。
この寺院を作った人のお父さん。 -
ガイドブックなどには特に記載はなかったが、リンガとヨニがもう1セットありました。
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これも特に説明がなくなんなのか、不明だけど、彫刻が施されていて美しい。見たことない形の物だった。
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ロレイには、新しいお寺もすぐ横に出来ていました。
お坊さんが暮らしているのかな?オレンジ色の袈裟が洗濯して干されている。 -
新しい寺院、ワットロレイ。
中はずんごい派手!
大きな仏像があって、寺の壁は全て絵が描いてあった。
それも極彩色で。
絵のテーマは仏陀の一生。
カンボジアの識字率はあまり良くない。
特に45歳以上の人は、識字率は21%だそうです。若い世代は良いのですが、大人の世代が良くない。きっと内戦の影響だと思います。
文字が読めなくても、仏陀の一生がわかるようストーリーになってました。 -
この建物を見せてもらっていたら、少年僧がいました。
まだ5〜8歳くらいのあどけないお坊さんでした。
出家して修行しているのかな。
修行中だろうから、言葉は交わさなかったけれど、ニコニコしていて、かわいらしい子でした。 -
天井を見上げると、わぁ〜。ここにも仏陀。
ロレイを訪れたら、新しいワットロレイにもよってみてください。
インパクトのあるお寺です。 -
次ぎにやってきたのは、バコン。
カンボジア人には、バコーンと発音しないと、通じません。
インドラヴァルマン1世が建てた寺院で、ヒンズー教のシヴァ派だそうです。
881年に創られました。
日本は平安時代。
この寺院は、ヒンズー教のいろいろ名神様を祀るために作った寺院です。
ピラミッド型をしていて、何段にもなっています。
段によって祀ってある物が違うらしく、一番下がナーガ、二段目がガルーダ、三段目が夜叉、四段目がオニ、5段目が神様達という風にテーマがあるそうです。
ロリュオス遺跡群の中では一番大きな遺跡で、見学する所要時間は1時間ほどかかると思います。
小さな祠が何個も円上に建ち、中央に、高くそびえる中央祠堂がある設計です。 -
寺院の入り口の参道にはナーガ。
大きなナーガです。
色んな寺院で、(アンコールワット、ゾウのテラスの上やプリアパリライ)ナーガを欄干にしているのを見ましたが、これが一番最初だそうです。 -
壊れてしまっていて、なんだか良くわかりにくけれど、ナンディン。シヴァがのる牛さんです。
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バコンの特徴が、この絵画のようにみえる窓。
門の上の枠から、ちょうどぴったりに中央祠堂が見える。
きっと計算された物なんだと思います。 -
バコンからの眺め。
まっすぐと参道が続いていて、格好いい眺めだ〜。 -
バコンには保存状態が良いシンハがいっぱい残っていました。
シンハのお顔。
おもしろい。
ここの寺院のシンハは、顔が大きくて、体は太めでおもしろい顔でした。 -
ロリュオス遺跡群の最後は、プリア・コー。
インドラヴァルマン1世が建てた寺院です。
創った年は879年。
日本では国風文化とかいってた頃だそう。
ヒンズー教の寺院。
この寺院はアンコール遺跡の中で最古の寺院。
プリアコーというのは、聖なる牛という意味だそうです。
インドラヴァルマン1世が先代や、自分の祖先のために創ったとされているそうです。
前から見ると、祠堂は3個に見えますが、実際には6基建っています。
祠堂は綺麗になっていますが、それ以外の建物は、(門など)崩れてしまっています。 -
祠堂の前になんか動物の像が置かれていますね。
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ナンディンです。
ナンディンというのは、シヴァがのる牛さんです。
この寺院には3体ナンディンが残っていました。 -
祠の横のレリーフは金剛力士像。
大切な物を守っているぞ!っていう気合いの入ったお顔でした。 -
プリア・コーの敷地のなかには、こんな建物もありました。
青空教室?
黒板に椅子に机があります。 -
アンコール遺跡の一番歴史の古い寺院を見られて、大満足でした。
ロリュオス遺跡群は、これでおしまい。
3つの寺院をまとめて、半日で見て回ることが来ました。
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