６０年代の想い出：　Washington, D.C. 首都ワシントン

1967/04/22 - 1968/09/24

１９６７年の春から１９６８年の秋まで約１年半ワシントンで生活。

ワシントンにはこの軍人時代の１年半と７０年代に国家公務員として３年半、計５年位住んでいました。

６０年代のワシントン滞在中に多くの旅をしました。　　その理由は：
１）仕事。　　私の仕事は偉い人（将官など）の会議場が盗聴されないように防衛することでした。　　偉い人は公費で観光をする(junket)のが好き。　　お陰で我々も楽しみました。

２）軍人には　スペースA (Space Available)　と云うのがあって、チャーター機などに　スペース（空席）があれば飛行機に乗せてもらえます。

３）２１日間のユーレール　パスで　ヨーロッパ旅行。　　

ワシントン勤務は短期間。　私は次の任務地として　ドイツ　か　日本　を希望することが出来ました。　　

日本行きを望むとドイツ　に、ドイツ行きだと日本に送られると云う噂。　　　私は日本行きを希望。　　ドイツ（ヨーロッパ）に４年勤務し、ヨーロッパを観光したいと思ったのです。　　ところが、望み通り（？）日本行きの通達がきました。

ヨーロッパ行きが駄目になったので、２１日間のヨーロッパ旅行を日本に行く前にしたのです。


話をもとに戻して、６０年代、私は空軍少尉のルーム　メート２人と３人で　メリーランド州、スッートランド(Suitland)のアパート住まい。

アパート集合地帯(Complex)の１つで、全部で２０位建物が並んでいたのですが、その多くに　FBI（連邦検察局）に勤める若い女性が（３人１アパート）で同じく住んでいました。

我々のアパートの隣、２階、次の建物にも、又その隣も彼女たちが住んでいて、その数約６０人。

彼女たちは高校卒業後、地方の　FBI事務所　で採用され、訓練のためにワシントンに来ていたようです。

キースラー基地は殆ど男性の世界でしたから、この改善された環境に私は満足。

エリア ワシントンＤ.Ｃ.(アメリカ)

• 旅行の満足度: 4.0

ワシントンでの最初の１７週間は　調査官(Special Agent) になる訓練。

この写真は国会議事堂(Capitol Building)から撮影。　　中央は The Mall と呼ばれる　スミソニアンの広場。　　その先は　ワシントン　モニュメントです。

左側、現在の航空、宇宙博物館(Air and Space Museum)がある場所に我々の学校がありました。　　木造２階建て、臨時建物(Temporary Building E)と名が付いていたのでスミソニアンになるのもそう遠くなかったのだと思います。

国会議事堂の夜景。

夏になるとワシントンではいたる所で　無料コンサート　が行われます。

写真は議事堂前で行われた陸軍バンドの演奏会。

ワシントン大統領の記念碑(Washington Monument)。　　手前は反射プール（Reflecting Pool）

アカデミー受賞映画　フォーレスト　ガンプ　で　フォーレストとガール　フレンドが抱き合ったプールですから、深くはありません。

春には日本がアメリカに贈った桜の木が花を咲かせ、タイダル　ベースン(Tidal Basin)と パトマック河(Patomac River)沿岸を飾ります。

ワシントンは州ではありません。　　この特別区域の中の公園は　全て国立公園になります。

多分６７年の夏だと思いますが、ザ・モールで　フォーク　シンガー、ジョン　バエズ(Joan Baez)の無料コンサートが催され、若い人たちで埋め尽くされました。

勿論、我々も若かった。

ザ・モール周辺に連邦政府機関のビルが建ち並んでいます。　　但し、連邦政府機関で働く国家公務員はメリーランド州とバージニア州から通勤してきます。

ワシントンのザ・モールの北側の住民は黒人。　　１９６８年にワシントンで黒人の大暴動がありました。

タイダル　ベースン（Tidal Basin）の先は　ジェファソン記念碑(Jefferson Memorial)

国立美術館。

航空・宇宙博物館(Air and Space Museum)の　ザ・モールを隔てた反対側。　　多くの名画を（過去も現在も）只で見ることが出来ます。　　

反射プールの西側は　リンカーン大統領の記念建物(Lincoln Memorial)

リンカーン　メモリアルから　アーリントン　記念橋を渡ると　アーリントン墓地(Arlington Cemetary)

名前の分からない戦没兵士の墓（Tomb of the Unknown Soldiers）を守るのは　陸軍の最も古い歩兵部隊の選ばれた兵士（the Old Guard)。　

ケネディ大統領の墓。　　炎は永遠の灯火(Eternal Light)